「エントロピー」という受験単語

時節クエスト「バレンタイン・スノー」の記録会は
2008年から年々記録が伸び続けることになり
2011年には最大のピークを迎え
4766個という納品数を迎えることになりました。

コンチェルトゲート最大の参加イベント「バレンタイン・スノー」を振り返る

そんな記録が上り坂に向かっている
2010年の記録会で「2758個」という
納品数を迎えたときの当時の私からの感想が
>最短というより、既にエントロピーの問題に
>達していると思えるほど規模が大きくなりました。
という文章を当時送ることになっています。
2010年2月26日~28日の経験値2倍確定

まず「エントロピー」という言葉について解説をすると
元は熱力学・統計力学で用いられる用語で
「乱雑さ・無秩序さを見積もるための尺度」。
そこから様々な文脈で用いられ
その1つに情報理論で用いられることがあり、
「バレンタイン・スノー」では
採取・回収・配布・運搬を通して
情報伝達量を競う状態になっていたことから
既に正規の手順を踏む段階から
熱学的な情報伝達の領域に差し掛かっている
という意味で用いることになりました。
エントロピー – Wikipedia

正直私もすべてを把握しているわけでもない
見るからに難しい概念なわけなのですが
この「エントロピー」は難解さから
受験単語とし出題されることもあり
当時受験生だった、とあるコンチェルトゲートプレイヤーさんが
「エントロピーって単語が出てきたw」
ということで、さきほど紹介した記事の方で
見た単語だということで反応した人がいたという。

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「シカパラダイス(特殊採取場)」と「海賊の狩場」の比較

コンチェルトゲートのサブクエストにて
「シカパラダイス」という生産系向けの
特殊なクエストが存在したのですが、
今回はそちらの周辺状況の解説でもしてみようかと。

クエスト/シカパラダイス – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*
鹿について

基本的な流れとしては、入場時間に制限があり
特定の時間で「特殊採取場」で
フレイア大陸東部だとR1~R3
西南部だとR2~R4
南部だとR3~R5の採取が可能で
2時間間隔の再構成が入るまで採取が可能なエリアとなります。

クエストの方の流れとしては、
「管理者の印」を1~10枚手に入れ
新人職員に話すとシカ達とボス戦となり
報酬として「シカの置物」「カムフラージュきのこ」
「カーバンクルのマゲ」が手に入りました。
クエスト「シカパラダイス」に挑戦してみた
シカパラダイス基礎資料

前身となる「海賊の狩場」

この「特殊採取場」、歴史的にどのような流れなのかというと
クロスゲートだと「海賊の狩場」の後継にあたるエリアになります。
CG Island クエスト 海賊の財宝
「海賊の狩場」というエリアは
R3までの採取物が100%の確率で採取できるエリアで
他に「宝箱?」「マイティナイト」も採取できました。

「宝箱?」の中身としては

・各種クリスタルのかけら  
・フニフニの種(使い魔の忠誠度の増加アイテム)
・チャーミーオレンジ(魅力を-1~+3変化させる)
・雑用係コヨーテの航海日誌  
・キャプテンウルフの航海日誌 1000Gで売れる
・マイティナイト 武具作成の材料

ということで、総じて価値としてはあまり高くなく
鑑定のレベル上げ目的で「宝箱?」が
無人販売されているシーンも珍しくありませんでした。
CGT付録 掘る者・狩る者・切る者

入場条件としては
採掘で「海賊の剣?」狩猟で「アリュート獅子の皮?」伐採で「セルシラの枝木?」
それぞれの本物を手にした後、ゲーム内の朝の時間帯に
アリュート西洞窟の祭壇を調べると「海賊の洞窟」に進行でき
奥のキャプテンウルフを倒すと
「掘る者」で坑夫の腕輪
「狩る者」で狩人の腕輪
「切る者」で樵の腕輪が手に入り
それぞれ海賊の狩場での入場アイテムとして3回まで使用可能になっていました。

前作の狩人について

そんな状態なので、基本的には「海賊の狩場」で粘れるだけ粘り
採取目的のみならば「宝箱?」が邪魔になってくるものの
そちらのマップに置いていると、他に利用している人の
邪魔になりかねないため、モンスターメールで
「宝箱?」を送るというケースが多かったようです。

ファンブルグ側で狩猟しようとした場合
どうしてもR1トマトも混じり勝ちになるところを
「海賊の狩場」の狩猟だと単一採取物のみだったため
素材調達の場として重宝された時期もあったのですが
後にPUK1のコーラル地方が狩猟地の聖地として利用されるとともに、
わざわざ「海賊の狩場」で採取する必要性も薄れてくることに。

「シカパラダイス」と「海賊の狩場」との比較

クロスゲートの「海賊の狩場」は
単一ポイントとして利用できたものの、
後により良い採取ポイントが登場することに。
コンチェルトゲートの「シカパラダイス」は
採取場としての利用というよりは
採取系専用のクエストとして設けられた要素が強め。

  • 採取場所が攻略サイト頼みという状況

クロスゲートだと「海賊の狩場」
コンチェルトゲートだと「特殊採取場」という
それぞれフィールドとは異なる特殊な採取場所が登場したわけですが
背景としては『どこにどの採取物があるか分かりづらい』という前提があり
情報サイトを調べる以外は、自分で調べるか
コンチェルトゲートだと採取物を調べられる「振り子」もあったものの
そちらからしても、やはりどんな採取物が
採取できるのか判別しづらい背景が出ています。

地域のグラフィックを特殊化することで
何かの採取物がとれるように暗示するケースもあって、
クロスゲートだと、例えば畑で醤油が採れたり
花のグラフィックがあればハーブが採れたり、
何か奥まったエリアがあれば怪しいと感じられた一方で
コンチェルトゲートだと「テラジェネレーション」システムで
採取量や開拓によって、土地の隆起差、緑地の濃淡が示される反面
どんな採取物があるのかかえって把握しづらくなった嫌いは出ていて
もし次回作が登場するような話になれば、
採取物がマップ背景でヒントをつかみ取れるような造りが必要になることに。

  • テラジェネレーションシステムの回避場としての利用

あとはコンチェルトゲートだと、
採掘・採取ばかりしていると資源量が減るという観点で
資源量が枯渇しない八百屋地下でひたすら採掘し続けることが推奨され
「特殊採取場」も資源量が枯渇しないエリアでの採取だったことから
八百屋地下感覚で採取することもできたものの、
やはりアクセスの悪さも祟って採取で利用されるというよりは
採取職向けのクエストクリアの過程で利用されるにいたることに。

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ただの豚さんだー

「強風オールバック」のゆこぴさんの動画が好きで
今でもちょくちょく動画をみているわけなのですが
その流れで「豚サンダー」をみていると

「天使の豚」と「悪魔の豚」が出てきて
ふと何かのデジャブ感を感じたので記憶を辿ってみたところ、

こちらのデザインコンテストの戸部淑さんのイラストの

コチラですね

優秀デザイン賞「ただのブタ…」(作者名:virtueさん)
「コンチェルトゲート フォルテ」,コンテスト入賞作「ただのブタ」がくじに登場 – 4gamer.net
「コンチェルトゲート フォルテ」,新衣装「ネコメイドアーマーセット」が登場 – 4gamer.net
第2回デザインコンテストの結果発表

豚という存在は食欲を喚起し
食欲の自制と欲求で天使と悪魔の表現
ということでこの手のデザインができやすいということで。

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無職の行く末

クロスゲート、コンチェルトゲート、
コンチェルトゲート フォルテともに
色んな職業が展開されることになったのですが
まずキャラクター作成直後に初期職業として
用意されていたのが「無職」という職業です。
無職 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*

基本的には特別な理由でもない限り無職は
次の職業につくまでの過程の職業で
無職のままでの活動はあまり想定されていないのですが
コンチェルトゲートだと専用の職業ランクが用意されており

・ランク1 … 特に何もしたくない
・ランク2 … 時の過ぎ行くままに
・ランク3 … 悟った
・ランク4 … 勘違いだった

というように、一度悟ってはみたものの
勘違いだったというオチが用意されているくらいで
特に無職のまま活動していてもこれといったメリットは存在しません。

クロスゲートの無職はランクアップも存在せず
そのまま戦闘職に転職するか採取職向けに
「お試し伐採」(孟宗竹)
「お試し狩猟」(伝説の鹿の皮)
「お試し採掘」(銅)を習得するといった、
やはり過程の職業にもなっています。

実質の「ゼロ次職」

この無職を構造的に見てみると、
次の職業の過程と捉えるならば
クロスゲートの剣士・魔術師・弓術士…といった前段階職業
コンチェルトゲートの兵士・騎士・風来…といった
一次職の前職業として認識すると
実質の「ゼロ次職」、というのが無職の扱いになっていて
クロスゲートには存在しなかった二次職という概念は
無職を通してみると、実は職業的な上下の差は
クロスゲートの時点で存在していたと
という位相関係にもなっているということに。

クロスゲートの場合は、各就職クエストをこなして
それぞれの就職が可能になってくるわけですが
ファンブルグ内で用意された各初期職業くらいならば
自力で就職できた一方で、忍者・巫術士・呪術師・格闘家や
PUK1で追加になった仙人・盗賊・踊り子だと
どうしても外部の力が必要になってくるために
一時的に他の職業について活動することも珍しくはありませんでした。

コンチェルトゲートの場合だと
グリーンカードのクエストを通して
各職業への就職が認められる一方で、
クエスト/グリーンカード – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*
学園になると「ソルジャー」「マジシャン」「クラフト」「フリーランサー」への
各一次職業への転職が進行の流れに組み入れられ
実質的な無職の期間がかなり短くもなっていました。

遊び人としての無職

あと「悟った」という文言を膨らませて話すと
ドラゴンクエストⅢでは育った「遊び人」から
「賢者」へ転職することが可能になっており
「遊び人」を経由しないと「悟りの書」が必要になったことから
ドラゴンクエストのオンラインゲーム化の準備作として
無職の状態を遊び人として認識している節も出ています。

ドラゴンクエストⅢの遊び人は
ファミコン版だと本当に無駄行動だとする一方で、
後のリメイクには遊びの効果が加わったり
ドラクエ10だとちゃんと戦えるようにリリースされていました。
【遊び人】- ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*

この辺は使い道がなかったコンチェルトゲートの
「土くれ」「廃材」に役割を与えることと同じで、
ドラクエシリーズの「うまのふん」「うしのふん」のように
本当に使い道がないムダ要素を
ムダはムダとしてそのままにはさせず
転換させて役立たせようとする構造が存在していることにも。

一方で、コンチェルトゲートの
無職状態で攻撃魔法の習得も可能だったのですが
後に攻撃魔法を使えなくする処置も施され
いわば無職の弱体化現象が発生したわけなのですが
戦力や行動幅からして他職と劣ってしまっているので
その段階でも早く別職業で活動してねというメッセージを帯びていそう。

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風来とトレジャーハンティング文化

ハンゲーム運営期、基本的には
クロスゲートに登場していた職業が
コンチェルトゲートにも反映される方針の下、
各職業が実装されていったものの、
逆に、クロスゲートには無くて
新たに追加された初期職業が「風来」です。

風来 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*

ゲーマーにとって「風来」と聞くと
真っ先に「風来のシレン」が思い浮かぶくらい
鉄板の枕詞と化している節もあるわけなのですが、
今回「風来」という職業を振り返ってみようかと。

風来はというと「色んなスキルを取得できる」という個性の他に
オリジナルになりそうな個性的な一面を挙げるとすると、

  • 伐採、採取、狩猟、採掘の振り子加工ができる
  • 当初はカギ作成ができる唯一の職業 → 後の二次職「盗賊」
  • ブーメランスキルの「エリセ ドス」を使用可能 → 後の二次職「盗賊」

というように、最初に担った役割としては

『振り子作成」役
『鍵作成』役

この2点が大きくなっています。

『振り子作成』に関しては、
対象のどの採取物を獲得できるのか
把握するための品物なのですが
正直なところオマケ要素なところもあって
「土くれ」「廃材」の活かし場として用意されることにも。

(※後のドラクエ10では、ゲームシリーズでは
 無意味なアイテムだったうまのふん・うしのふんが
 畑の肥料や錬金素材として用いられることでも有名)

風来と鍵作成

ダンジョンなどで宝箱を開ける文化は
「トレジャーハンティング」(トレハン)と呼ばれ
炎の洞窟でトレハンをしつつ最奥を目指して
ボスを倒しR6~R8宝石を手に入れて解散の流れもあれば
水の洞窟だとボスがやや強すぎるため
一定時間こもった後途中解散、
ゴールデンウィーク期間中には「黄金洞窟」が解放され
Lv1宝場モンスターを狙うといったことも。
また特別に宝箱から設計図が手に入る期間もあって
そのときはプレイヤー同士の争奪戦に陥ることもありました。

ランダムダンジョン内での宝場の紹介先はコチラ。
クロスゲートの知恵袋 鑑定アイテム 宝箱
(トップページ:クロスゲートの知恵袋
ソロモンの小箱 宝箱と鍵の種類
(トップページ:ソロモンの小箱・クロスゲート応援サイト

たいていは未鑑定品なので鑑定士の文化
箱モンスター狙いならば盗賊や封印術士の文化へ。
鑑定士の原型
前作の箱モンスターについて

  • クロスゲートで手に入った鍵の解説

もう一方の『鍵作成」に関しては、
まずクロスゲートの鍵について解説をいれると、
銅の鍵・黒の鍵・白の鍵・記念鍵・ダゴンの鍵の5種類が存在していました。

銅の鍵は、最もメジャーな鍵でランダムダンジョンに
配置されている宝箱を開くために必要な品物で
ファンブルグにいるNPCから100Gで購入できます。
例の「おやびん最高」で購入可能になり
後の盗賊就職クエストでおやびんがお披露目になる流れも。

黒の鍵・白の鍵は、銅の箱から入手できたり
特定のクエスト報酬でランダムで手に入ることがあって
ランダムダンジョン内に低確率で黒箱・白箱が
配置されていることがありました。
黒箱だと宝箱モンスターが出現する確率が高く
白箱だとレア職人素材が手に入る確率が高くなっています。

記念鍵は、「記念宝石」から「記念鍵」に引き換え可能になっており
「記念宝石」の宝石効果がローブ以外だとイマイチの性能になりやすく
万人に需要がある黒箱・白箱両方を開けることができる記念鍵が登場の流れ。

ダゴンの鍵は、PUK2の「神殿 伽藍」で
一定時間間隔で入手可能な使い道を見出しづらかった鍵となっており
対象の「赤箱」はPUK2以降のエリアで赤箱が固定的に設置されていました。
実装時はあまり役に立つものが出ず重要視されなかったのですが
実際は「卵のカケラ」が手に入ることもあって
「卵のカケラ」からの設計図集めで重宝することも。

  • コンチェルトゲートから「鍵作成」の追加

このような形で、入手方法は基本NPCや獲得しにいく構造で
鍵作成という形式はコンチェルトゲートからになります。

カギを作成するには、各ランクのモンスターマテリアルを手に入れ
風来が習得可能な対応の鍵作成スキルで鍵を作るという流れ。
その他アイテム/モンスターマテリアル・鍵 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki 宝箱 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki

背景として、クロスゲートからコンチェルトゲートへの移行に際し
「武器修理職人」「防具修理職人」が存在しなくなった影響で
露店の出し物がその分削れているということもあったり
海外には存在している「布職人」のように
国内ではNPCが販売していた(※ドット家の布除く)ところを
布部分をプレイヤーが作れるようにして
素材部分をできるだけ市場原理に任せるようにする方針だった精神が
コンチェルトゲートの方で、風来という
カギ作成職人として形作られるようになったといった背景がありました。

職業のススメ/二次職のススメ – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*
後の二次職をみてみると、一次職「風来」→二次職「盗賊」
という受け皿から察するに盗賊に連なる職業展開だったわけですが
背景には、新しい露店の出し物を増やす役割として
風来・盗賊の鍵職人化といった側面が出ることにもなりました。

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