前作の犬モンスターについて

前作の犬モンスターについて。

CG Island モンスター 犬系

BP構成

  • ケルベロス V26 S36 T12 Q23 M18(総クラス115)
  • フェンリル V22 S37 T11 Q25 M20(総クラス115)
  • ヘルハウンド V24 S35 T19 Q22 M15(総クラス115)
  • ガルム V23 S40 T13 Q21 M18(総クラス115)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

犬モンスターはSTRを中心に伸び、TGHに関しては伸びづらいといった構成。
ガルム以外はややバランス型のような内容なのですが、
VTLがほどほどに伸びることから必要最低限のLPを確保しやすく、
速度もLvによって敵モンスターより早く動けるようになる「中速」タイプ。
蜂モンスターのような「QUI上昇による乾坤一擲のフル活用」は難しく感じられるものの、
「諸刃」「連激」のスキルや連携を主体にして戦う分には使いやすく感じられるBP構成の使い魔となりました。

ただし種族がBeastなので、敵として対峙すると、
PC相手には「Humanタイプによる種族優劣」と「低DEF」によってかなりダメージを与えることができます。
特にケルベロスはサービス開始序盤から登場しているといったことも重なり、
犬モンスターのイメージとしては、あまり強くないような印象を受けることになってしまい、
使いやすいペットではあるものの、「蜂・蟷螂・バジリスク」といった代表に含まれることはありませんでした。
ある種PUK3で登場することになったヒョウ系統のペットが非常に高性能なのは、
犬(Beast全般)ペットが「噛ませ犬」化していたといった背景も含まれているように思えます。

アクション

犬(正確には狼)モンスターとして、攻撃モーションは噛み付き攻撃になるのですが、
ケルベロスだと何度も噛み付くといった基本的なモーションから、
ヘルハウンドだと噛み付いた後3回ほどローリングをするといった凝ったものも存在します。
ガードアクションが「伏せ」状態になったりと犬モンスターらしい一面も存在し、
中でも魔法アクションの「遠吠え」モーションもその1つではあったのですが、

床置き時に、この魔法アクションで「遠吠え」のエフェクト音発生が問題となり、
床置き関係で「遠吠え」の音がしなくなる処置が施されることになっています。

勝手にエフェクト音が出てしまうとどしても迷惑に感じられるため必要な処置ではあったものの、
物理型のBP構成である犬モンスターにとって、
魔法エフェクトである「遠吠え」のモーションを目にする機会が滅多に無く、
明鏡止水のスキルで自己回復をするときに限って、やっと音付きの「遠吠え」を目撃をするといった状態になりました。

作中の犬モンスターとしてのイメージ

牛鬼のクエストでは

「鬼犬」としての番犬が登場したり、

街中では犬小屋が設置されていたりと、ところどころ犬を身近に感じさせる扱い方もされています。

また、忍者就職クエストの忍者屋敷で、

扉を調べると「忍犬」が襲いかかることもありました。
CG Island クエスト 忍者就職

戦闘系のランクアップⅡ(王宮)クエストのボスモンスターが、
見た目ヘルハウンドで、通称「赤犬」と言われるボスの印象が強いクエストとなりました。

CG Island クエスト 赤犬(戦闘系ランクアップⅡ)
戦闘系の王宮クエストは、基本的に2人で進行することが求められ、
もし3人以上で進もうとすると、道中のワイバーンが装備破壊を、ボムが自爆をしてきて、
最後の神獣スレイプニル(赤犬)は全体デスを使ってくるといったペナルティが含まれることになります。

基本的に王宮獲得のためにLv50未満2名で攻略をすることになるのですが、
Lv50未満2人で赤犬をクリアしようとすると、
赤犬の攻撃力の高さが脅威になり、展開次第では敗退してもおかしくはありません。
近接職業の場合だと、開くもののクエストのパプテスマでのカウンター対策のように、
弓や気功弾で攻撃することが求められることがあるようなボスとなりました。

名称が「神獣スレイプニル」というように、
北欧神話のオーディンが搭乗していた多足馬が元であることと、
PUK1で馬モンスターが搭乗したことを踏まえると、
本来ならば赤犬(ヘルハウンド)を馬モンスターに切り替えたかったのではないかと思われるのですが、
当時はクエストの代名詞として「赤犬クエスト」と呼ばれているくらいに暴れっぷりの印象が強かったので、
馬モンスターが登場後もそのまま赤犬のままで通すことになっています。

出現場所

  • ケルベロス


ケルベロスLv1は一種の景品ペットの部類となるのですが、
怪しい洞窟内の固定モンスターのLv20以上のケルベロスを封印カードで捕獲し、
アリュートにいるNPCの「キモ」に話すと、
キモの持っている弱いケルベロスと交換しようということで、
野生ケルベロスLv20以上とケルベロスLv1を交換するような形で手に入れることができます。
CG Island クエスト ケルベロス
Lv20以上のケルベロスを捕獲するのも非常に楽な部類に入ることから、
ケルベロスLv1の性能吟味も非常に楽な話となり、

結果市場に低額で大量放出されることもあったペットとなりました。
その当時初心者だった私にとってケルベロスLv1(100G)を確保できたというのは大きく、
冒険でのパートナーで頼りになる存在として私はずっとケルベロスを使い続けることになりました。
実際に使い続けた感想としては、中速物理ペットの基本形のようなBP構成で使いやすく感じられ、
特に知り合いのいない中で活動する分には蜂より使いやすく感じられる存在でした。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ケルベロス
反面、主力ペットがBeastだということもあって、
つきあいでデュエルをすると、ペットで活躍をするといったことが難しくなることに。

  • フェンリル


フェンリルは長い状態Lv1が登場しなかった使い魔となり、
ぱんぱらさんの情報だと、PUK3のシェラウェッソの塔77階にて発見が確認されています。

ぱんぱら-PANDA PARADISE- フェンリルLv1
野生のフェンリルは「岬の洞窟」で出現するものの、
その辺りはファントムLv1やドレイクLv1が出てくる場所となるので、
当時、もし岬の洞窟で見つかっていてもファントムやドレイクでモンスター欄がいっぱいで
フェンリルを持ち帰ろうという展開にはなかなかならなかったものと思われます。

フェンリルは、犬系統の中でなぜかタテガミが存在せず、頭頂部がツルツルです。
現代ファンタジーの原点として「ナルニア国物語」のアスランというライオンが存在するのですが、
アスランの処刑時に権威を貶める目的でタテガミを切られることになったことを考えると、
タテガミが無いという事実は威厳が無いということになり、人気に大きく影響する内容となります。
フェンリルの普及率にとって、ガルムやヘルハウンドの見た目の評価が非常に高かったことも災いしていて、
犬使いを自称していた人が「フェンリルだけ使う人を見かけなかった」といった状態になっていたとのこと。
風穴に替わる稼ぎ場として、ちょうど同じLvの層では「ナイフチキン・フライアガリック・フェンリル」が登場し、
10匹数が出てきて倒しやすく感じられるモンスターであることから、
後半のフェンリルの場合「やられ役」のイメージを帯びることになっています。
またこのフェンリルの場合だと虚襲戦慄で割合FPダメージを使ってくることもあったので、
水の洞窟でのスパイブのように嫌がられるイメージも付与されています。

  • ヘルハウンド


ヘルハウンドは、最初は「神獣スレイプニル」として登場。
ボス戦でのイメージや見た目の良さも重なり、人気のある使い魔でした。
しかし、Lv1出現場所がガーズラウンド地下4階で攻撃が激しい場所となります。
ヘルハウンドが召還を、ワイバーンが毒攻撃をしてくる上に、
Lv1出現率も高くないとのことで捕獲が難しく感じられ、労力上どうしても高額での売出にならざるをえません。
そのためヘルハウンドは「高額な犬ペット」として、
買い手としてはどうしても手を出しづらく感じられる使い魔となりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ヘルハウンド
「ヘルハウンドが召還を使う」といったイメージは運営・開発側に残っていたようで、
コーラル周辺のLv12~14ヘルハウンドも召還を使ってくることがありました。

  • ガルム


ガルムLv1はベツレヘム周辺で出てきて、捕獲も楽に感じられる難易度だとのこと。
STRも犬系統では最も高く、白い犬という見た目も重なって人気のあるペットとなりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ガルム
ケルベロスの場合だとLv1の確保のしやすさから性能吟味が容易といったメリットがあるのですが、
ケルベロスのSTR最高クラスが36で、ガルムのSTR最高クラスが40ということを踏まえると、
ダメージを与える使い魔としてガルムの方が好まれやすいといった事情も出てきます。

ガルムの場合だと、当時(無印~PUK1)の稼ぎ場だった雪山で登場するということで、
ラセドンとガルムのコンビでそちらの印象が強いといった人も多そう。
ラセドンと比べると種族勝ちをしているということもあって、比較的倒しやすくなっています。
CG Island 深雪の山道

作成することが出来ないRガルム

Rガルムは国内には登場しないモンスターで、海外で実物が確認された改造種となります。
まず国内事情について話をすると、改造モンスターは基本的に必要なものとして
「各種の設計図」「改造を施すNPC」「モンスターLv1」の3つの存在が必要になり、
Rガルムにおいて「各種の設計図」は、イベントボス戦のレア盗品からの登場となります。

レア盗品の獲得場所は、漁師オムホック戦で、
本来は漁師オムホックからルガーレの水鏡を手に入れるために、
「10000G」を渡すか、
「R9ちらし寿司(1S)」を渡すか、
「魔族のクリスタル」を渡すかでルガーレの水鏡が手に入ります。
本来はプレイヤー作成可能な「R9ちらし寿司」1Sを渡す方が安上がりなのですが、
なかなか渡りに船とはいかないので、10000Gを払ったり魔族のクリスタルを渡して手に入れることもありました。
CG Island クエスト リヴェリウス
この3つの獲得方法のほかに、漁師オムホックと戦って手に入れるというルートもあって、

そのとき登場する「鮗(このしろ)」「鯔(ぼら)」「鱸(すずき)」「鰊(にしん)」から盗むのスキルを使っていると、
稀にRガルムに必要な改造アイテムが手に入ることがありました。
漁師オムホック戦は、装備破壊を行ってきたり、
PTにランダムで1個ルガーレの水鏡を手に入るという内容から「ルガーレの水鏡」を狙った人に行き渡りづらく、
そもそも漁師オムホックと戦った経験がないといったXGプレイヤーさんも多そうな話となることから、
1つの隠し要素として、Rガルムの設計図が用意されることになりました。
尚、Seis-florさんの「Data」にある「boss」にて「鮗の眼」とい使い魔作成材料が確認できます。

漁師オムホックから使い魔作成材料が手に入るかどうかは知らないのですが、
実際に手に入れた人からは2~3ヶ月ほど通い詰めて全て揃えたといった噂話を聞いたことがあります。
しかしRガルムの設計図となるアイテムを揃えることが出来ても、
何故か国内ではRガルムに改造してもらうことが出来ず、
どうやら「改造を施すNPC」となるジュゼッペ爺さんが認識することが無かったようで、
最後までRガルムを作るといったことが出来ないままになっていたようです。

一方で、海外だとRガルムの作成に成功することになり、
そちらのデータがソロモンの小箱さんの育成データに掲載されています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rガルム
性能としてはSTRがズバ抜けて高く、STRのクラスが50を超えている可能性がある使い魔で、
同じ極限までSTRの高いペットとしてRピグミーバットが挙げられるのですが、
ソロモンの小箱さんに寄せられているデータでは、
Rピグミーバット(STRクラス45~49)よりATKが高いといった激しい内容です。
Rピグミーバットと比べるとコチラの方がSTRが高く、中速なので連携ダメージ上昇要員として活躍が見込めます。
また、クリスタル属性が「反属性」の使い魔としても有名で、
クリスタル属性において、特に有利・不利といった状態がないままで戦うことができました。

後にモンスターハンティングにて、Rガルムを思わせる「強化ガルム」が出現。
>10.白い弾丸
>強化されたガルムだな。
>鋭い角と、強靱な脚力により敵を討ち貫く様子
>から名付けられた。
モンスターハンティング大会-その2: のんびりたいくう
Rガルムが作れず無念に感じるプレイヤーが多かったので、
敵モンスターではあるのですが1つの代替として登場することになっている様子。

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前作の犬モンスターについて への2件のフィードバック

  1. うさぎ紳士 のコメント:

    ああ、なるほど、そういう繋がりがあったんですね。
    スレイプニルが浮いてるように思ったんですが徳銘鬼暴のコメントですっきりしましたっ

  2. 徳銘鬼暴 のコメント:

    犬モンスターには『神獣スレイプニル』『フェンリル』『ガルム』と有名所が揃っているので北欧神話好きとしては嬉しい限りですね
    逆を言うと犬モンスター以外に北欧神話モンスターが存在しないのですが。

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