前作のプッチバット系統について

前作のプッチバット系統について。

CG Island モンスター 小コウモリ系
デビルバットとエンジェルバットは過去のSSを漁って取り付けたものの、
プッチバットとエンジェルバットが正面をむいている画像を撮影していませんでした。
もしプッチバットとエンジェルバットの前の方から見てみたいという方は、
ソロモンの小箱さんの使い魔 データ Flyの項目で正面画像が確認できます。

BP構成

  • プッチバット V11 S26 T16 Q31 M21(総クラス105)
  • ミザリィバット V13 S28 T12 Q29 M18(総クラス100)
  • ピグミーバット V11 S26 T20 Q27 M16(総クラス100)
  • フルーツバット V17 S25 T15 Q26 M17(総クラス100)
  • デビルバット V13 S34 T10 Q29 M24(総クラス110)
  • エンジェルバット V9 S22 T12 Q37 M30(総クラス110)
  • Rピグミーバット V14 S49 T4 Q49 M4(総クラス120)
  • Rミザリィバット V6 S44 T6 Q33 M36(総クラス125)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

STRとQUIが中程度に伸び、固体によってはMGCも伸びて魔ペットでも扱えるといったBP構成。
クエスト景品種や改造種を含めると8種類ということで他の使い魔より種類が多めになっています。

プッチバットの分類

プッチバット系統は「たれ目」と「つり目」で別れていて、
プッチバット、ピグミーバット、フルーツバット、エンジェルバットは「たれ目」
ミザリィバット、デビルバットは「つり目」の使い魔でした。
性能的な違いについて説明すると大きな特徴差はないのですが、
「つり目」種の方がSTRのクラスが高めになっているのがポイント。

戸部さんイラストのプッチバットでも、ちゃんと雰囲気を的確に掴んでいるところもファンには嬉しいところ。
プッチバット系統特有のぷっくりお腹のメタボ体系も再現されていて、
「まぬけ面」と評されることもあった「たれ目」型のコウモリなのですが、
それも1つの愛らしさを構成する要素になっているように思えます。

他にもプッチバット、ピグミーバット、フルーツバット、ミザリィバットは
いわゆる「あほ毛」と称される頭から垂れてる触覚状の器官があるのですが、
デビルバットやエンジェルバットだと2本出ているので、
触覚の本数で上位種アピールがされているといった特徴もある様子。
魔法アクション時だと「あほ毛」もしくは尻尾をくるくる回して放つといった光景も憶えています。

インプよりプッチバット

最初のクエストである「死者の指輪」入手しゲイツに渡した後、、
王様からインプかプッチバットかのどちらかランダムに入手することが出来るようになります。
CG Island クエスト 召還されし者
コンチェルトゲートの場合だと、プッチバットが魔法を使えず、インプが魔法を使えた都合で、
初期ペットではインプの方が人気が出るようになった経緯が存在するのですが、
クロスゲートの場合では、見た目とBP構成の都合でプッチバットの方が人気が出るようになりました。

  • プッチバット V11 S26 T16 Q31 M21(総クラス105) スキルスロット10
  • インプ V21 S20 T15 Q27 M27(総クラス110) スキルスロット9

プッチバットはBP構成上SQが伸びるペットで、
STR振りとして使えば蜂モンスターのように扱うことも出来ることから、
実用ペットとしてプッチバットを使い続ける人もちらほら見かけていて、
人によってはLv100以上までプッチバットを育て続けたといったケースも実在しました。

またインプとプッチバットの場合だと敵モンスターとして出てきませんでした。
そのためプロフィールカードを直接手に入れる機会がないことから、
宝箱からランダムに出てくるプロフィールカードによって、
プッチバットとインプのプロフィールカードが出てくるといった処置が施されることになりました。

出現場所

  • プッチバット


プッチバットは初期ペットということもあって特別な処置が施されることになり、
初心者でも活動しやすくなるように、初期BPが底上げされることになりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 プッチバット その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 プッチバット その2
そのため成長率としてはClass105とはいえ、
初期段階だと改造種に引けをとらないステータスになっており、
プッチバット系統ではクエスト景品種や改造種を除いて、
性能面で考えるとプッチバット1択といった結果にもなっています。

  • ミザリィバット


ミザリィバットはセレーネ東洞窟、フリアボロスに至る途中の洞窟で出現し、
遭遇機会としてはそれほど多くはないものの、
「目つきの悪いプッチバットがいる」ということで印象が残っている人も多かったようです。
性能としては、やはりプッチバットに負けているということもあって、
下手に高成長の使い魔と比べてしまうと育成が辛く感じてしまうのですが、
後にRミザリィバットが登場することになり、そちらで活躍するようになりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ミザリィバット

  • ピグミーバット


ファンブルグ周辺に登場モンスターで、ゴブリンと同じく非常に見慣れた存在となります。
捕獲もしやすいということもあって、大量に看板ペットがほしい場合で
特にLv不問でピグミーバットが乱獲されるといったこともありました。
スキルスロットが10個あっても戦闘として使う分には心許ない上にありふれた感が強く、
BP構成としては蜂と似ていることからどうしてもプッチバットや蜂モンスターの方に流れてしまいます。

  • フルーツバット


フルーツバットは途中まで野生しか確認されず、
霞の洞窟で出てくるLv3が最低Lvのペットとして登場することになります。
Lv1の出現はPUK3のホワイトノア第4層で、
同ポイントにてアウラウネLv1も登場するといった変則的な出現方法。
しかしフルーツバットはお世辞にも成長率が高いといった使い魔ではなく、
使い道としては看板ペットとして用いられるくらいしかありませんでした。
そのような不遇感もあってか、ラン・エルヴァ5等のエクストラボス(裏ボス)のルビ戦にて、

「ふる~ちぇ」と名づけられたフルーツバットも登場したことがあり、
プッチバット系統は全て何かしらのエピソード持ちになるような扱いになりました。

  • デビルバット
  • エンジェルバット

デビルバットとエンジェルバットはともにクエスト景品ペットで、
「黒の記憶(白の記憶)」→「黒の意志(白の意志)」を経て、
「黒龍城」を制覇するとデビルバットが、「白龍城」を制覇するとエンジェルバットが手に入ります。

前作の「記憶・意志・龍城」のクエストの流れ
性能うんぬんというよりは記念ペットといった意味合いも強いのですが、
デビルバットもエンジェルバットも共に個性的な見た目で人気を博することになった使い魔です。

デビルバットの場合だと、性能としてはベノムビーに似ていて、
特に最速で行動させようと考えなければ、蜂の代役を務められる優秀な物理ペットとなります。
・ベノムビー V14 S33 T11 Q35 M17(総クラス110) スキルスロット8
・デビルバット V13 S34 T10 Q29 M24(総クラス110) スキルスロット10
どちらもクラス110でQUIのクラスは中速以上。
構造上、M振りで物魔の両方に対応できそうなのですが、
プッチバット系統ではSTRのクラスが最も高いので、
素直に物理型での活躍が見込める内容になっていました。

エンジェルバットは、プッチバット系統で最も魔法適正が高いのですが、
性能の話をすると、エンジェルバット特有の問題を抱えることになります。
それはフェイクラットくじのB景品でキュービットと性能が似通っていて、
スキルスロットが1つ少ない分、キューピッドの方が性能を上回っていることです。
・エンジェルバット V9 S22 T12 Q37 M30(総クラス110) スキルスロット10
・キューピッド V12 S22 T7 Q37 M37(総クラス115) スキルスロット9
キューピッドの場合、ダンプリングとともにそれほど入手難易度が高い使い魔ではないので、
実用で考えるとエンジェルバットよりキューピッドになり勝ちなのですが、
エンジェルバットはエンジェルバットで苦労して手に入れた景品ペットということもあって
キューピッドとはまた別の愛着を持って接している人も多かったように思えます。

RミザリィバットよりRピグミーバット

  • Rピグミーバット(第3期設計図)

期間限定で供給されることになった第3期の設計図。
その中でピグミーバットを改造することになった設計図が登場することになりました。

Rピグミーバット V14 S49 T4 Q49 M4(総クラス120) スキルスロット10

扱いとしては第3期の中ではRリザードマンと並び目玉となるような内容で、
同じSQ型の代表としてホーネットと比べてみると

ホーネット V10 S38 T13 Q43 M6(総クラス110) スキルスロット8

特徴となるSTRとQUIともにRピグミーバットが上回り、
いわば「蜂以上に蜂らしい」ステータスをした存在となりました。
蜂モンスターの使いやすさは有名で、SQ型となると蜂モンスターの代替の要素が強くなるのですが、
Rピグミーバットは明らかに蜂の完全上位にあたるような存在となり、
通常ダメージで他の使い魔を上回る他、更に高R乾坤一擲を当てて大ダメージを堪能できる爽快感がありました。
何よりも、前作において馴染みのあるペットが鬼強化されるというコンセプトも受け入れられたことも大きいように思われます。
反面、仕様に恵まれ過ぎている感もあることから、
Class125が多い改造種の中で、RピグミーバットはClass120になっていたり、
TGHに関しては固体によってはClass0~4の0成長もありえるものの、
それらの短所が気にならないような人気のあるレアペットの扱いとなっています。
作成には期間限定だったり設計図が5枚必要だったりとハードルが高くなっていたものの、
苦労して手に入れることに見合うだけの使い勝手の良さとロマンに溢れる使い魔となりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rピグミーバット

  • Rミザリィバット(第4期設計図)

こちらで常時供給されることになった第4期設計図で、
プッチバット系統でもう1匹の改造種が登場することになりました。

Rミザリィバット V6 S44 T6 Q33 M36(総クラス125)

以前所持していたRミザリィバットのステータスがコチラ。

プッチバット系統で「つり目」型のタイプとしてキャラクターが立っていたミザリィバットが改造対象になり、
STRの最高クラスが44というように、蜂で最高のSTRクラスを持つワスプが最高40までなのでそれを上回ります。
速度もQUIの最高クラスが33で、少なくとも冒険で困るということはなく、FPドライブで最速で動けるようになりました。
魔法・攻撃性能に関しては、そのままMND振りをしても「殴りRノッカー」以上といったデタラメな能力を誇っています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rミザリィバット
攻撃面では1つの理想的なBP構成ではあるのですが、
極端なBP構成が災いして痛い欠点を抱えることになってしまい、
Lvが上がっていく毎にRCVが下がっていってしまうといった状況になります。
そのため高Lvになればなるほど吸血攻撃や明鏡止水が重要になるのですが、
スキルスロットが10個と非常に豊富に存在するので、
魔法型の構成でも難なく盛り込むことができるのもRミザリィバットの強みになりました。

RピグミーバットとRミザリィバットの両方を比べると、
最高の総クラスは120と125の差があるため、一見Rミザリィバットの方が人気が出そうなのですが、
当時のゲーム内での人気はRピグミーバットの方が上回ることになりました。
この辺の人気差の感覚を伝えることは困難な作業なのですが、
主な要因を考えてみると、
「STRとQUIのクラス49で、乾坤一擲による非常に高い攻撃性能を備えられる」
「STRとQUIが極端に伸びるといった極振り状態なので、分かりやすく潔い」
「設計図の供給が限られていて、レア度としてはRピグミーバットの方が高い」
「ミザリィバットよりピグミーバットの方が馴染みがあって、ギャップによる強化のしがいがある」
といった複合的な要素の中で成り立っていたものと思われます。
他にもRミザリィバットが「特殊なBP構成のペット」といった感覚もあるとの指摘があって、
Rピグミーバットが上位蜂としての物理ペットで、Rミザリィバットが物魔型といった感覚もある様子。

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