前作の格闘士の苦難

前作の格闘士は、「弓格魔僧」の時代に代表されるように、強職に位置しました。
しかし、前作での代表職といえば弓術士に当り、格闘士は主流足りえません。
今回は、格闘士の職業説明とともに主流足りえなかった事情についても説明していこうと思います。

格闘士の特徴

防具は軽装備で、武器は「何も装備できない」つまり素手で攻撃するのが格闘士になります。
また、前作の仕様として、なんらかの武器を装備すると15%のダメージ上昇が付与されるシステムがありましたが、格闘士では素手でもその15%がつきます。
SBP -Symphony Bule in PochiLong 職業 格闘士
また、専門の物理スキルが多い特徴もあります。
「崩撃」「カウンター」「虚襲慄心」「護衛」「明鏡止水」「撹乱攻撃」。
抵抗も伸びましたが、近接職よりは伸びるといった程度。

格闘士の何が強かったのか

格闘士の何が強かったのか?

それは「気功弾が強かった」のその一言につきます。
気功弾-スキル-XG資料館-PochiLong
例えば、他の作品ならば格闘士(モンク)的職業のバランスとして、成長率が良かったり、連続攻撃ができたり、攻撃速度が早かったり、回復魔法を使えたりなどの補正処理が施されます。
格闘士は、専門スキルが多いことも補正処置の一部ですが、実質で見るならば気功弾がその補正処置を賄っていました。

気功弾は素手でのみ使える範囲スキル。
R1の段階で1発(125%)、R5の段階で3発、R10の段階で5~7発というような具合です。
範囲スキルであるため、範囲スキルが存在していなかった近接は武器を装備せずに気功弾を使う時代もありました。
素手のダメージ補正がつく格闘士にとって気功弾の威力を発揮する最大の職業で、場面によってはムラのある乱れ射ちよりも有用になっています。

就職難易度は最難関の部類

前作において、就職が最も難しい部類に入る職業が「盗賊」と「格闘士」。
盗賊就職 – CGT付録
格闘士就職 – CGT付録
どちらも参加するにはLv上げが必要なクエストです。

格闘士の場合なら4回のボス戦をこなさないといけません。
そして最後の4回目のボス戦はペットをしまわないと、地震を連打されPTが瞬時壊滅させられます。
つまり4回目はペット無しに挑まないといけませんでした。

称号のことを考えるならば、なるべく低Lvの段階での就職が望ましい状態。
そのことを考えると多少の無理があっても就職を考えるPTがいても不思議ではないでしょう。
しかし、そのまま攻略しようとするとボスの攻撃で飛ばされかねないのが現状です。

そのため何をしたかというと、就職したい低Lvの人を味方の攻撃で気絶させて、残った人でボスを撃破しました。
実際に低Lvでの格闘士就職法は、この方法が主流になっていたようです。
今作の場合でこの方法を企てようとすると、クレがマルチでオート戦闘になっていると、オートでリヴァイヴを使おうとするといった問題点があります。

撹乱攻撃上げという苦行

一部の職業では、専門スキルを上限まで上げていないとランクアップできない仕様でした。
格闘士ならば「撹乱攻撃」を上限まで上げなければなりません。
撹乱攻撃-スキル-XG資料館-PochiLong
この撹乱攻撃のスキルが、ハッキリいって使い物になるスキルとは言いがたい状態でした。
前々から、せめてRankにより発症する状態異常を明確にわけてほしいとの要望があったものの、聞き入れられないままサービスが終了。

せめてもの救いが専門スキル扱いだったので、1度に入る経験値が倍増だったことか。
また、気功弾をメインで戦う職業だったものの、気功弾は専門スキルではありませんでした。
弓術士の場合は乱れ射ちが専門スキルだったのでスキル上げが必要ないまま上限に達する一方、気功弾ではスキル上げが必要になっていました。

また、使い物にならないスキルとの評価から、撹乱攻撃を削除する人もいました。
しかし、格闘士実装後から数年経過後にRankUp4クエが登場。
RankUpするために再度R1からR10までスキル上げをしなければならない状態に陥るといった悲劇に見舞われた人もいました。

武器が装備できないということ

格闘士最大の弱点といっていいのが、武器を装備できないということ。
即ち、クリティカルを発生しやすかった「斧」が装備できなかったということです。
これがどういう場面で影響が出てくるかというと、連携が必要な場面で影響が出てきます。
連携牛という稼ぎならば連携のダメージがいまいち伸びず、連携が必要なボス戦でも同じ悩みに陥ります。

しかし弓術士の場合なら斧が装備できたため、連携に落ち目無く参加できるといった具合でした。
就職面、スキル上げの面、斧を持てないという3つの点を踏まえると、弓術士の方が優れていたのです。

PUK3では忍者にR1防具が装備できるようになったものの、格闘士は最後まで素手のまま。
ボスモンスターが使ってくる気功弾では、ボスがクリティカル率の高い気功弾を使用してくる場面がありました。
cg070505_001
クリスタルの残骸でも、格闘士専用アクセサリーが存在。
R11防具にCRI、ATKやHITの上昇する防具が存在していたことを踏まえると、攻撃性能を備えた防具やアクセサリーでのサポートを考えていたようです。
しゃりしゃりパラダイス☆ 武器防具データ

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