前作の蛇について

前作の蛇について。
へび2へび1
クロスゲートだとこのタイプの使い魔の呼び名については定着しておらず、
私が勝手に「蛇」と呼んでいるタイプの使い魔です。
なかなか上手く捉えているか自信はないのですが、要するに前作の

  • レヴィアタン、ウロボロス、ラミア
  • マカラ、ミズガルズ、ティアマト

のタイプのことについてのまとめ記事となります。

コンチェルトゲートだと似たような使い魔は出ていて、
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前作の面影はないのですが、ミニイグやケツアルコアトルの前身となる存在の様子。

レヴィアタン
クエスト「遠い空へ」でヴェーンの姿がレヴィアタンになっていて、
レヴィアタン
クロスゲートでも「レヴィアタン」という使い魔が登場しています。

そのため、実際にコンチェルトゲートでコアトル系統が出てきていても、
クロスゲートの蛇を指して、これが後々出てくるのではないかと言われることもありました。

旧き支配者

このグラフィックの使い魔が登場したのは、
PUK3メインストーリー「トルテュの記憶」の最後の方で、
半神と化して既に滅びの兆しをみせているユルグと、
この蛇姿の「旧き支配者」が争うことになりました。

この「旧き支配者」の設定としては、非常に高い戦力を誇っています。
例えば時の卵で作られた別世界のファーレンの世界だと、
最初はリヴェリウスと争っていたのですが、
突如東方の国から「旧き支配者」が現れ、
リヴェリウスがこの世界から追い出されことになります。

その後「旧き支配者」は精霊神(旧神)を襲うために、
世界を破壊し始め、それを止める為にユルグが半神化することになるのですが、
旧き支配者とユルグは共に倒れると同時に、ファーレンという国が消し飛ぶことになりました。

その名残が、天球儀から入った先の「滅びたファーレンの王国」で
>大地は瘴気で満ち溢れ、水は浄化されることはなく
>腐ったままになってしまった。
というような荒れ果てた大地になってしまいました。

歌姫シェレジェンのお供

次に出てきたのが、PUK3メインストーリーの「歌姫」のクエストで、
「シェレジェンの結晶体」を集めている人がいるので、
「シェレジェン」(の欠片)から、結晶体を砕くように頼まれます。
しかし、真実を知るためにシェレジェンを完成体にさせて、
そのシェレジェンを打ち倒すことにより、旧支配者から得た力を取り除くことに成功しました。

シェレジェン戦だと、2連戦構成で、
最初が子ヤギ姿のギルドモンスタータイプの敵である「幼生」が4体出現し、
勝利すると回復無しの連戦が発生し、
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シェレジェン、バロール、アルケタイプが登場しました。
「アルケタイプ」が蛇型の使い魔だったのですが、
Archetype(アーキタイプ、原型)の意味を持っているので、
半神ユルグと戦った旧き支配者原型の存在という意味になりそう?

シェラウェッソの塔96階~100階

ランクアップ4以上のシェラウェッソの塔96階が開放されると、
道中にて、蛇タイプの使い魔が登場することになりました。
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「祈りの唄」さんにて蛇タイプの使い魔の行動について記されているのですが、
主に物理スキルが驚異的で、戦闘すると飛ばされて当然というような扱いのダメージとなります。
祈りの唄-XG個人HP- 個人メモ 96F~

  • 「ゼスのお守り」というワープアイテムの功罪

そんなところなので、進行としては非常に難しいところになるため、
95階、96階、97階、98階、99階へのワープアイテムが手に入り、
1つ階層を上がると、その前のワープアイテムが回収され、
ワープアイテムは1階につき10回までワープすることができました。

更に、シェラウェッソの塔95階はクロスゲートの最先端の稼ぎ場だったこともあり、
95階へすぐさまワープできるということで、ランクアップ4を済ませると、
稼ぎ場へ瞬時に移動できるアイテムが手に入ったということから、
バーストの開始から稼ぎ場への移動へのロスがほぼ無くなることになりました。

ただ、便利すぎるというのは考え物なのも事実で、
食料を使わずに稼ぎ場への往復が可能になってしまい、
当時だとプレイヤー販売の食料の売上に影響が出る危険性がありました。

しかし、当時だとクロスゲートのサービス終了発表が近かったこともあり、
後に、発表の影響によるプレイヤーの減少によって、
食料が手に入りづらい環境になってしまったことから、
それはそれで1つの受け皿になったといった皮肉めいた展開にもなっています。

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ドラゴンクエスト10のバルケスについて

今日はドラゴンクエスト10の話題で、
今日になってバージョン1.4が公開されたのですが、
今回はバージョン1.3のバトルマスターの職業クエストの話。

各職業クエストはLv30,35,40,45,50毎にクエストが進行していくのですが、
その中で「バルケス」という名前のNPCが登場し、
Lv45のバトルマスターのクエストだと、準々決勝で主人公と実際に戦うシーンがあります。
そこで「みやぶる」のとくぎを使っての説明がコチラ。

まめちしき
「バトリンピックの決勝進出者。
 借金取り一味の荒事担当で
 とにかくケンカっぱやい。
 血気盛んなキレやすい若者。」
「昔 ヤンチャしていた頃に
 ゴードンに拾われた。
 それ以来 恩返しするため
 精一杯いきがっている。」

単純にクロスゲートのバルケスと関連性があるとは言い切れず、
他のアシャフ、リーユン、サザンカあたりが出てこないと単なる名前被りなだけの扱いになりそう。
バトルマスターの武器装備のうち、片手剣、両手剣、ハンマー(素手)のうち、
ドラクエのバルケスはハンマー使いという役柄で登場していました。

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ランの皇子様

PUK1で登場することになるクロスゲートのランの皇子は4人います。

  • 第一皇子のトキヨリ
  • 第二皇子のカツハル
  • 第三皇子のサネモト
  • 第四皇子のナカトキ

PUK1のメインストーリーは、竜の砂時計に纏わる「解き放つもの」のクエストなのですが、
エルヴァ・ランの勲等クエストも世界観に大きく絡んできており、
序章の段階でも「旧トルファジア国の遺産」である「天帝の証」を巡る話が繰り広げられました。

今回、それぞれランの皇子の情報についてまとめてみたのですが、
他にランの皇子の相関図についてまとめているサイトもあるので、
そちらも参考にしてみると理解が深まると思います。
今日からはじめるラン国人物相関図。

  • ランの国について

アルカディア帝国が滅びることになり、
クルクス島にて、皇女セクメトがトルファジア王国を樹立。
しかし、エルヴァニアとの決戦に破れ、異世界に逃れようとしたところを、
「空間と空間を繋ぐ魔方陣」が暴走し「天槌の日」を迎えることになります。
トルファジア王国が滅亡するときに、皇女セクメトの弟(ランの始祖)に「天帝の証」を渡し、
船で渡ってランの国を樹立することになりました。

ウクラムの村もランの隠れ里の1つで、ランは忍者で有名な国でもあります。

第一皇子のトキヨリ

トキヨリ派は、武力による支配と他国侵略を企む派閥。

  • 勲7等

エルヴァの皇女の1人であるシリーンとの縁談話が出ていました。
(※後にシリーンはエルヴァニアの皇女ではなくなり、第四皇子のナカトキと結婚)

  • 勲6等

ラン国内にて天帝(ランの国王)が暗殺されることになり、
第二皇子のカツハルと戦の準備を始めることになりました。
天帝を殺害した暗殺者についての扱いについて対立し
スゥの国逃げ込んだ暗殺者の処遇について、
「天帝を殺した暗殺者を処刑しろ」という要請を出しています。

  • 勲5等

スゥ国の「聖なる大樹」の地下にて、魔族を生み出す「漆黒の穴」が存在しており、
トキヨリ派のミトラ将軍が、自らの命を媒介にして、
天帝の証を探り出すために、世界中に魔物を放つといったことをしていました。
ラン勲5等側だと、ルビが出てきて「ランの軍師」をしているという話を聞けます。

  • 勲4等

夜会で遭遇したヤコブ督府執政官が、
「ランのトキヨリ様は素晴らしい御方なんだ」と言い始める。

  • 勲2等

天帝の証を隠すため、ランの始祖が埋葬されている「死没の海」の小島へ向かう途中、
乗っていた船が海賊船で、海賊と戦っているうちに「浅瀬の洞窟」へ辿り着きます。
そこの洞窟で地底湖に進むと、主人公の事情を知らないトキヨリがいて
水の入ったジョッキを渡すことで、現在ランで起こっている内情の話を聞けました。

今回の戦乱により民が飢餓で苦しんでいる上に、
冬になると餓死する者が後を絶たない痩せた土地でもあって、
祖先はクルクス島に住んでいたことから、
土地を取り返し、民を飢えから助けてやりたいとのこと。

ランの始祖の墓所にいくと、トキヨリと天帝の証をかけた戦いになり、
主人公が勝利すると「ランを自分の力だけで治めて見せる」と言い出すのですが、
その直後に第四皇子のナカトキによって殺害されることになりました。

第ニ皇子のカツハル

カツハル派は、亡き天帝の遺志を継いだ親エルヴァニアの派閥。
カツハル派が率いる反乱軍に、第三皇子のサネモトと、第四皇子のナカトキも協力していました。

  • 勲6等

ラン国内にて天帝が暗殺されることになり、
第一皇子のトキヨリと戦の準備を始めることになりました。
天帝を殺害した暗殺者についての扱いについて対立することになり
スゥの国逃げ込んだ暗殺者の処遇について、
「天帝を殺した暗殺者を引き渡せ」という要請を出しています。
天帝を殺した暗殺者に対して、第一皇子のトキヨリによる企てだと吐かせたい
ということで、生きて捕まえるように言われているとのこと。

  • 勲4等

夜会のヤコブ督府執政官から、反乱軍(カツハル派)は壊滅状態だとの話が出ています。

  • 勲3等

ヴェンジェンス教団の病室で看護されていたシリーンに対して、
反乱軍が壊滅状態になった今、反乱軍の新たな首領候補となっている
シリーンを殺害するため、モリクニというラン北方将軍を差し向けられています。
このときカツハル(反乱)軍は壊滅状態だということで、
モリクニ
「もはやカツハル軍は壊滅した。
今頃カツハルの首が城門を飾っておるだろう。
この女を始末すれば、反乱軍たちも新たな首領を担ぎ出すことはできん」
ということで、はっきりとは明示されていないのですが、
勲3等の時点でカツハルが処刑されていることが示唆されていました。

第三皇子のサネモト

サネモトは、カツハル派の人間。

  • 勲4等

夜会のヤコブ督府執政官が、サネモトが
天帝の証をクルクスのどこかに隠しているという情報を掴んでいるようで、
そのことに関してイラついているシーンを見ることができます。

  • 勲3等

ナカトキの裏切りによってカツハル派率いる反乱軍は壊滅することになり、
カツハル派に協力していたサネモトは、天帝の証を隠した後に処刑されました。

後に、マイニー洞窟の最下層にて魔物化したサネモトがおり、
死してなお、生かされ続けている状態になっているところを、
「眠らせてやって欲しい(退治してほしい)」と
ゲッシンから頼まれることになり、サネモトと話すと戦闘になります。
サネモト
「私ハ天帝の証を守るタメ、甦エッタ…
イヤ、あのルビと言ウ小娘に行き返ラサレタ。
喋らン、天帝の証ノ場所は死んでも喋ラぬ!
アレは災いを振り撒く道具。トキヨリの手に渡レバ、ランは滅びル。
私のカラダの中……。永遠に誰ノ手にも渡らヌ所に隠サネバ…。
…………隠サ…ネバ……」
サネモトに勝利すると「天帝の証」を手に入れることができました。

尚、ラン5等側で、新たな「反魂の珠」の獲得をルビから依頼されるのですが、
話の展開上、サネモトの蘇生に用いられた可能性が強くなっています。

第四皇子のナカトキ

ナカトキは、最初の方はカツハル派の人間でした。

  • 勲7等

シリーンがカンナベラに留学中に暴漢に襲われているところを助けた人物で、
エルヴァの皇女の1人であるシリーンと恋仲になっています。

ラン勲7等だと、ゲッシン爺(将軍)から人柄について聞くことができます。
ゲッシン爺
「ワシは、ランの国である方に仕えておるんじゃ。
その方はとても身分が高く、ワシら下の者にも気さくで優しいお方なんじゃが…
困ったことに放浪癖をお持ちでの。よく館を抜け出してしまわれ、
なんと船にのって海まで越えてしまうのじゃ。」

勲7等でナカトキと会うことができ、そのときはカンナベラの住人に看護されていました。
海賊に襲われた船上にて、「海賊にさわわれた恋人」(シリーンのこと)を
助けようとしたものの、返り討ちにあって海に放り出されることになり、
海岸に打ち上げられていたところを、カンナベラの住人に看護されていたというもの。

  • 勲5等

勲5等のミトラ将軍が、ナカトキは第一皇子のトキヨリの手に落ちたと話していました。
「まさか貴様、ナカトキの手先ではあるまいな。
…ナカトキはすでに我等が手に堕ちた。
貴様もすぐにトキヨリ様を主君として仰ぐことになる。
後は天帝の証さえ見つかれば…天下は…トキヨリ様の…手…に…」

  • 勲4等

夜会のヤコブ督府執政官から、ナカトキは
「反乱軍を見限ってトキヨリ様の味方になった」といった話を聞けます。

  • 勲3等

ゲッシンから、最初はカツハル派(反乱軍)に協力していたナカトキが、
ナカトキの裏切りによって反乱軍が壊滅状態に陥った話を聞けます。
また、この段階でシリーンが「ナカトキの奥方」になっていた事実も聞けます。

  • 勲2等

第一皇子のトキヨリと、天帝の証をかけた戦いで主人公が勝利すると、
天帝の証無しで統治してみるとトキヨリは宣言したのですが、
その直後にナカトキがトキヨリを殺害し、主人公たちに挑んできました。

ナカトキ
「ククク、最後まで愚かな兄上だった。天帝の証なしでランを継ぐだと?
兄上の力だけでランは強国になれると思ったのか、
思い上がりもいいところだ。
天帝の証なくては戦争もできぬ弱小国、それがランだ。」
「しかし私が天帝になれば、ランは変わる。
兄上の目指した強国にして見せようではないか!
手始めにスゥを滅ぼして、私の力を世界に知らしめてやる!
天帝の証さえあれば、世界を滅ぼすことなど容易いのだからな!」
「(キャラクター名)、お前のことはよく覚えているぞ。
活躍ぶりも聞いている。
お前のような者をまともに相手をするほど、私は愚かではない。
ヤコブやウアジュでさえ、お前に敗れておるそうだな。
新たな力を得た私と言えど、勝てる保証はない。」
「さあ、この女の命が惜しくば、武器を捨て天帝の証をよこせ。
褒美として、世界の王となる私の最初の処刑者にしてやろう!!!」

シリーンによると、ナカトキはずっと平和を望んでいた人だったということで、
心まで魔物になっていたということで愕然とするシーンがありました。

また、シリーンはナカトキの子どもを宿している身体で、
「いつかこの子があの島に行きたいと言ったら、あなたの力を貸してね」
と頼まれるシーンも挟まれています。

首謀者

  • 勲1等

全ては、死にたくても死ねない身体であるルビの暇つぶしのために、
ランとエルヴァニアを戦争させようと画策したもので、
トキヨリ派に協力していたのは、第一皇子のトキヨリそのものに協力していたものではなく、
単純に戦争をしかけようとしていたのがトキヨリだったから協力していただけの話。

4等にて、エルヴァニ側から戦争を仕掛けるための画策が、
アルバスを通して行われていた話も出ていました。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「8等~1等」にて確認できます)

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地獄のミサワ風ウィリスのイラスト紹介

コンチェルトゲートでも勇者(5勇者)を主軸としたストーリーが続いていて、
内容としてはクロスゲートの勇者達とは全く異なります。
・赤勇者ヴィクター
・青勇者ヴェーン
・黄勇者ウィリス
・緑勇者サミュエル
・桃勇者シャマラン
コハルビヨリ コハルビヨリ 五勇者伝 抄訳版まとめ

クロスゲートの神話時代の勇者がコチラ。
・勇者リーユン
・戦士バルケス
・魔術師アシャフ
・巫術師サザンカ
・開くもの(主人公)

関連性は薄め

クロスゲートの神話時代の勇者と、コンチェルトゲートの五勇者については、
符号するところが薄く、クロスゲートの戦士バルケスが斧使いで、
コンチェルトゲートの黄勇者ウィリスも斧使いといった関連性はあるのですが、
割とコンチェルトゲートの黄勇者ウィリスが
緑勇者サミュエル次第な性格だということもあって、
どうしても前作の戦士バルケスのような印象は薄くなっています。
挨拶回り
また、クエスト「変容する世界」でウィリスを仲間にすると
「ウィリス:多いな。あいさつ回りするか。」
といったセリフを使って、連撃(アックスダンス)で
返り討ちにあうシーンのイラストなんかも存在しているので、
存在として、ややネタキャラ風味の要素が強くなっています。

(※イラストは、イラストコンテストの「†*綾*†」さんが描いたものを許可を頂いて紹介させて頂きましたっ)

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PUK1上での主人公(プレイヤーキャラ)の設定について

主人公(プレイキャーキャラ)の設定については、
PUK1にてある程度設定づけられることになりました。

「開くもの」の設定

  • 召還時の経緯

まず無印段階での主人公の設定だと、

>「異世界より来る者の中にこそ『開くもの』在り」
>『開くもの』こそが、これから始まる大災厄をなぎ払う力を持っているはずだと。
>国王は『開くもの』を呼び寄せるため、封印されていた古の術を以って召喚を繰り返す。
>『開くもの』がこの国を救うと信じて……。

ということで「封印されていた古の術」を用いて主人公を呼び出し、
数としては「何百、何千という人々を召還しておる」との話が出ています。

老賢者
「陛下はそなたのように、異世界から何百、何千という人々を
召喚しておる。それら異世界の人々の中にかならずや
この世界の危機を救う『開くもの』がおるはずだからじゃ。
そしてわしもそう信じておる。
もっとも、このような無礼な方法で呼び寄せるのは不本意なのじゃが……」

  • 「開くもの」の条件

死者の指輪を持って国王にみせることによって
「開くもの」かどうかの判別が行われるのですが、
「開くもの」ではなかったということで、召還側の目論みは失敗に終わります。
尚、呼び出されたものの「送り返す術がない」ということで
ファンブルグで生活を送る簡単な手はずを整えてくれました。
(※PUK3だと死者の目のルートも追加され、国王や王妃の会話としては死者の指輪とほぼ同一の内容)
ちなみに死者の指輪をとると
「勇者は召喚され 死者の指輪を持ち 亡国と魂を救い また還る」
という謎めいたメッセージを聞くことができます。

召還されたときは、開くものではないと判別されたものの、
その後、「開くものの試練」(戦闘系だと赤犬、生産系だと熟練クエスト)を済ませ、
アステリア神殿にて禊(燭台の交換とイスカリオテの撃破)をこなすことによって、
総大司教のブルメイルから「開くもの」だと認められることになります。
このとき、永久称号の「開くもの」が手に入るわけなのですが、
開くものの条件の1つとして「異界の住人」でなければならない話が出ています。

アステリア神官
「神の住む神域と、人間の住む浅域、
この二つをつなぐ扉は異界の住人にしか開くことができないといいます」

時を移動する主人公

主人公に関しては、現代と4000年前の2つの時代で登場します。
これがどのような状況なのかというと、どちらも同一人物だとのことです。

リヴェリウス撃破後のカレンのセリフだと、このような説明。
女神カレン
「あなたはこの先神話の時代とこの時代を振幅しながら
歴史を作り上げていくことでしょう…
…あなたが誰によって…
何のために生み出された存在なのかそれは私にもわかりません…
…あなたは神域にも浅域にも属さぬ特別な存在なのです… 」

リヴェリウスとの戦闘に入ると、リヴェリウスはこのようなセリフを言います。
「久方ぶりだな、開くものよ。再会を光栄に思う」

PUK1メインストーリーの「解き放つもの」のドゥヴァのセリフだと、このような説明。
ドゥヴァ
「希望の子よ。
異世界へ逃れたことで、お前は時間に囚われてはいない。
召喚士ゲイツは、お前を異世界から呼び戻したが、
お前は、今とは異なる時間に現れている。
リーユンとともにアルカディア帝国と戦っていたのも、
間違いなくお前であるのだ。」

同じ顔、同じ姿?

ヴェンジェンス教団にて、盲目のアディーンに会うためには、
盲目のアディーンに危害がない存在かどうか占ってもらう必要があるとのことで、
「戒めの石」「災禍の水」「真理の枝」を渡して、聖女マハに占ってもらおうとすると、
主人公は、聖女マハの予知能力を無くしてしまう存在だとして、
「冥府への道」に落とされ抹殺されそうになりました。

聖女マハ
「…わらわの予見は絶対に外れはせぬ。
この世界の未来…それは既に過去に過ぎん。
決められた未来を繰り返す、それがこの世界に生まれた者の運命である。
わらわが垣間見ることのできるのは、すでに起こった出来事なのじゃ。」
「…しかし何故か、だ。
ある時を境に、未来が揺らぎ始めたのじゃ。
その原因は、『開くもの』と呼ばれる異世界から来た連中にある。」
「おまえがその『開くもの』であることはすでにわかっておる。
異世界へ帰る方法を求めてここにやってくることも、わかっておった。
おまえは何度もここへ来て、異世界へ帰れず、絶望して死んでいく。
だからわらわもお情けでアディーンに会わせてやっておった。」
「だが…おまえはいったい何者じゃ?
(キャラクター名)と同じ顔、同じ姿をしておるのに、
先が見えぬようになっておるではないか、恐ろしいっっ!」
「おまえがいると未来が見えぬ!わらわの力が失われてしまうのじゃ!
『開くもの』よ、おまえが開くべき扉は、リヴェリウス神の封印だけじゃ、
余計なことはせんでよい。」

このことから、聖女マハによると、

  1. 異世界に帰れずに、絶望して死んでいく主人公
  2. 聖女マハにとって、先が見えなくなっている主人公

の2つの存在がいるとの指摘があります。

いわゆる「開くもの(主人公)」だと、ループしている世界の中で行動に幅があるようで、
ドゥヴァのセリフでも、そのことについて触れているようなセリフが存在しています。

ドゥヴァ
「お前はこの世界で何度も生まれ、異世界へ逃れ、
この世界に帰ってきている。そしてようやく会うことができた。
我らを…世界を時間の牢獄から開放してくれ。
我ら三頭の竜を倒し、砂時計を破壊して欲しいのだ。」

この「何度も」がどこにかかっている修飾語なのか考えてみると、
「何度も生まれ」となると、かなり特殊な話になるので、
「何度も『生まれ、異世界へ逃れ、この世界に帰ってきている』」
というループのもとで、ドゥヴァに辿り着いた今回のパターンについて触れているように思えます。

「産まれた世界」と「育ててくれた異世界」

主人公は、アルカディア帝国の子孫です。
エルヴァニア国とトルファジア国(旧アルカディア帝国民の国)の決戦で、
トルファジア国が敗れることになった時点で、
主人公の両親が登場するシーンが流れました。
場面としては、聖女マハから「冥府への道」へ落とされるときに回想?として流れます。


「逃げろーーーー!
俺のことは構わず、逃げるんだ!!!
その子を…頼む……黒の宮殿に行けば………
生きて…くれ…(キャラクター名)……生き……」

「あなた!!!…どうして?
私たちが何をしたって言うの!
なぜアルカディアの民の血を引いているだけで、
殺されなければならないの?
…泣いてる場合じゃない、逃げなくては。
でもどこへ行けばいいの?どこへ行ったって、帝国の子孫は殺される。
この世界のどこにも、私たちが生きていける場所なんて…ない…
どこへ行けば…」

ここで出てくる「男」と「女」がそれぞれ両親のことを指しています。
セリフからして、父親に関してはエルヴァニアによって殺害されたようです。
空間の裂け目が出来ている黒の宮殿にて、主人公を送り出すシーンもあります。


「この時空の穴を通れば、異世界へ行くことができるのね。
こんなひどい世界から、逃げることができる…
ごめんね、お母さんは一緒にいけないの。
あなたは強い子よ、一人でもきっと大丈夫ね?
ちゃんと育ててあげれなくてごめんね、一人にしてごめんね…
怖い思いばかりさせて…本当にごめんね…。
お母さんがおまじないをしておいたわ。
次に目がさめたら、あなたは何も覚えていないでしょう。
もう怖い人たちは来ない、泣くことを我慢しなくてもいいのよ、ね?
新しい世界で、優しい人と、たくさん会えるといいわね。
さようなら…わたしのかわいい子…お父さんとお母さんを、許してね。」

「お母さんがおまじないをしておいたわ」
「次に目がさめたら、あなたは何も覚えていないでしょう」
ということで、異世界で育つことになった主人公は、
元にいた世界の記憶に無くなっているといった設定になっています。

また、竜の砂時計を破壊し、空間を裂け目を塞いで、皇女セクメトの話を聞いたときだと、

皇女セクメト
「ありがとう…それから…お帰りなさい。
…大変な旅だったよね?
(キャラクター名)が……この…世界に帰ってきてくれて…
……とても嬉しかった。
………魔方陣を完全に制御できるようになれば、
あなたを育ててくれた異世界に…帰ることも……できる……わ。
…ありが…とう……お帰りなさ…い……
…あ……り……がと………う………」

ということで、主人公にとって現在いる世界は「産まれた世界」で、
空間の裂け目を通って辿り着いた「育ててくれた異世界」の存在の話をしてくれます。

リーユンの疑問

PUK1メインストーリー「解き放つもの」のリーユン撃破後、
リーユンのセリフについて解説をいれてみると、

勇者リーユン
「(キャラクター名)、私はずっと君をさがしていた。
君がアルカディア帝国の人間で、セクメト皇女を逃がす手伝いをしたと
わかったのは、ずっと後のことだ。その裏切りで、多くの仲間を失ってしまった。
なぜ祖国を裏切ってまで私たちに協力していた?
そしてなぜ、我々を裏切ったんだ?
君を信じようとした…だが信じることができなかった。」

この「祖国を裏切ってまで私たちに協力していた?」という疑問に関しては、
主人公はアルカディア帝国の子孫にも関わらず、
勇者リーユンたちと一緒にリヴェリウスを倒し、
アルカディア帝国に張っていた結界を解く協力をしていたので、
そのことに関して問い質しているといったセリフです。

「そしてなぜ、我々を裏切ったんだ?」という疑問に関しては、
クルクス島へと逃れた皇女セクメトを一度は捕られたものの、
魔術師アシャフは皇女セクメトを逃し、その罪を巫術師サザンカも被ることになって、
戦士バルケスは、天帝の証で「生きたまま腐って死ぬ」ことになった
といった顛末について問い質しているセリフです。
また「君がアルカディア帝国の人間で、セクメト皇女を逃がす手伝いをした」
というシーンは、過去のコーラルで挟まれなかった話なのですが、
勇者リーユンの話よると、主人公は実質的にアシャフを謀殺したことになっています。

その後、リーユンは次のようなセリフが続きます。

勇者リーユン
「だが私は、君を信じていてよかったのだな。
君が姿を消した理由も、今…わかった。
ようやく世界は時間を取り戻す、と言うことか。」

矛盾した行動も、つまりは、
未来を取り戻すための行動だったということで、
勇者リーユンは理解することになったようです。

アルカディア帝国の唯一神

「空間と空間を繋ぐ魔方陣」はアルカディア帝国の遺産で、
アルカディア帝国の遺産は、アルカディア帝国の子孫しか使えません。
そのため、魔方陣を制御するのに適任だったのは主人公だったわけなのですが、
主人公だけだと結局制御できないまま、そのまま世界が飲み込まれてしまいそうな状況に陥りました。
CG070225_070
そこで手を貸してくれたのがリヴェリウスです。

「開く者………
…そして我が血に連なる者よ。」
「私を打ち倒すほどの力を持っていながら、
この魔導装置を制御することは叶わぬか。
お前に秘められた力がどれほどのものであっても、
浅域にある身では全てを発揮することはできぬ。」
「不安定でしかない力………だがしかし、
それゆえにこの世界の理を変えることができたのだ。」
「今は少しの助けが必要のようだな…
残っている私の力の全てを、お前にやろう。
私が助けてやれるのは、一度きりだ。
いつかはお前がお前自身の力で、魔導装置を使うことが
できるようになる必要があるだろう。」
「 ……我はリヴェリウス……
……すべての存在に仇なす神、リヴェリウス……」
「………しかしながら………
………ときに不可思議な存在が現れるものよ………」
「………貴様のように………
………アルカディアのように………」

ヴェンジェンス教団で次のような話が聞けます。

信者ユセフ
「アルカディア帝国の魔法科学は、
リヴェリウス神から与えられた神の知識と技で、飛躍的に発展した。
当時の責任者であったラウレンス博士は、忌むべき存在であった
呪われしものたちの知識と力を利用して、魔法をさらに発展させていった。
いまでは全て失われてしまったが、時を操ったり、空間を越えたり、
死者の肉体を保存して甦らせることもできたらしい。
神を越えた帝国の民たちが、アルゼ神を信仰するはずがない。
自分たちを導いてくれるリヴェリウス神だけが絶対唯一の神なのだ。」

アルカディア帝国の子孫である主人公は、
アルカディア帝国の神であるリヴェリウスによって救われることになったといった結末に。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「序章」「死者の眼と指輪」「リヴェリウス」「光と闇と(ゴーストバスター)」「盲目の竜(ノースバウンド)」「時の開放(解き放つもの)」にて確認できます)

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