地獄のミサワ風ウィリスのイラスト紹介

コンチェルトゲートでも勇者(5勇者)を主軸としたストーリーが続いていて、
内容としてはクロスゲートの勇者達とは全く異なります。
・赤勇者ヴィクター
・青勇者ヴェーン
・黄勇者ウィリス
・緑勇者サミュエル
・桃勇者シャマラン
コハルビヨリ コハルビヨリ 五勇者伝 抄訳版まとめ

クロスゲートの神話時代の勇者がコチラ。
・勇者リーユン
・戦士バルケス
・魔術師アシャフ
・巫術師サザンカ
・開くもの(主人公)

関連性は薄め

クロスゲートの神話時代の勇者と、コンチェルトゲートの五勇者については、
符号するところが薄く、クロスゲートの戦士バルケスが斧使いで、
コンチェルトゲートの黄勇者ウィリスも斧使いといった関連性はあるのですが、
割とコンチェルトゲートの黄勇者ウィリスが
緑勇者サミュエル次第な性格だということもあって、
どうしても前作の戦士バルケスのような印象は薄くなっています。
挨拶回り
また、クエスト「変容する世界」でウィリスを仲間にすると
「ウィリス:多いな。あいさつ回りするか。」
といったセリフを使って、連撃(アックスダンス)で
返り討ちにあうシーンのイラストなんかも存在しているので、
存在として、ややネタキャラ風味の要素が強くなっています。

(※イラストは、イラストコンテストの「†*綾*†」さんが描いたものを許可を頂いて紹介させて頂きましたっ)

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PUK1上での主人公(プレイヤーキャラ)の設定について

主人公(プレイキャーキャラ)の設定については、
PUK1にてある程度設定づけられることになりました。

「開くもの」の設定

  • 召還時の経緯

まず無印段階での主人公の設定だと、

>「異世界より来る者の中にこそ『開くもの』在り」
>『開くもの』こそが、これから始まる大災厄をなぎ払う力を持っているはずだと。
>国王は『開くもの』を呼び寄せるため、封印されていた古の術を以って召喚を繰り返す。
>『開くもの』がこの国を救うと信じて……。

ということで「封印されていた古の術」を用いて主人公を呼び出し、
数としては「何百、何千という人々を召還しておる」との話が出ています。

老賢者
「陛下はそなたのように、異世界から何百、何千という人々を
召喚しておる。それら異世界の人々の中にかならずや
この世界の危機を救う『開くもの』がおるはずだからじゃ。
そしてわしもそう信じておる。
もっとも、このような無礼な方法で呼び寄せるのは不本意なのじゃが……」

  • 「開くもの」の条件

死者の指輪を持って国王にみせることによって
「開くもの」かどうかの判別が行われるのですが、
「開くもの」ではなかったということで、召還側の目論みは失敗に終わります。
尚、呼び出されたものの「送り返す術がない」ということで
ファンブルグで生活を送る簡単な手はずを整えてくれました。
(※PUK3だと死者の目のルートも追加され、国王や王妃の会話としては死者の指輪とほぼ同一の内容)
ちなみに死者の指輪をとると
「勇者は召喚され 死者の指輪を持ち 亡国と魂を救い また還る」
という謎めいたメッセージを聞くことができます。

召還されたときは、開くものではないと判別されたものの、
その後、「開くものの試練」(戦闘系だと赤犬、生産系だと熟練クエスト)を済ませ、
アステリア神殿にて禊(燭台の交換とイスカリオテの撃破)をこなすことによって、
総大司教のブルメイルから「開くもの」だと認められることになります。
このとき、永久称号の「開くもの」が手に入るわけなのですが、
開くものの条件の1つとして「異界の住人」でなければならない話が出ています。

アステリア神官
「神の住む神域と、人間の住む浅域、
この二つをつなぐ扉は異界の住人にしか開くことができないといいます」

時を移動する主人公

主人公に関しては、現代と4000年前の2つの時代で登場します。
これがどのような状況なのかというと、どちらも同一人物だとのことです。

リヴェリウス撃破後のカレンのセリフだと、このような説明。
女神カレン
「あなたはこの先神話の時代とこの時代を振幅しながら
歴史を作り上げていくことでしょう…
…あなたが誰によって…
何のために生み出された存在なのかそれは私にもわかりません…
…あなたは神域にも浅域にも属さぬ特別な存在なのです… 」

リヴェリウスとの戦闘に入ると、リヴェリウスはこのようなセリフを言います。
「久方ぶりだな、開くものよ。再会を光栄に思う」

PUK1メインストーリーの「解き放つもの」のドゥヴァのセリフだと、このような説明。
ドゥヴァ
「希望の子よ。
異世界へ逃れたことで、お前は時間に囚われてはいない。
召喚士ゲイツは、お前を異世界から呼び戻したが、
お前は、今とは異なる時間に現れている。
リーユンとともにアルカディア帝国と戦っていたのも、
間違いなくお前であるのだ。」

同じ顔、同じ姿?

ヴェンジェンス教団にて、盲目のアディーンに会うためには、
盲目のアディーンに危害がない存在かどうか占ってもらう必要があるとのことで、
「戒めの石」「災禍の水」「真理の枝」を渡して、聖女マハに占ってもらおうとすると、
主人公は、聖女マハの予知能力を無くしてしまう存在だとして、
「冥府への道」に落とされ抹殺されそうになりました。

聖女マハ
「…わらわの予見は絶対に外れはせぬ。
この世界の未来…それは既に過去に過ぎん。
決められた未来を繰り返す、それがこの世界に生まれた者の運命である。
わらわが垣間見ることのできるのは、すでに起こった出来事なのじゃ。」
「…しかし何故か、だ。
ある時を境に、未来が揺らぎ始めたのじゃ。
その原因は、『開くもの』と呼ばれる異世界から来た連中にある。」
「おまえがその『開くもの』であることはすでにわかっておる。
異世界へ帰る方法を求めてここにやってくることも、わかっておった。
おまえは何度もここへ来て、異世界へ帰れず、絶望して死んでいく。
だからわらわもお情けでアディーンに会わせてやっておった。」
「だが…おまえはいったい何者じゃ?
(キャラクター名)と同じ顔、同じ姿をしておるのに、
先が見えぬようになっておるではないか、恐ろしいっっ!」
「おまえがいると未来が見えぬ!わらわの力が失われてしまうのじゃ!
『開くもの』よ、おまえが開くべき扉は、リヴェリウス神の封印だけじゃ、
余計なことはせんでよい。」

このことから、聖女マハによると、

  1. 異世界に帰れずに、絶望して死んでいく主人公
  2. 聖女マハにとって、先が見えなくなっている主人公

の2つの存在がいるとの指摘があります。

いわゆる「開くもの(主人公)」だと、ループしている世界の中で行動に幅があるようで、
ドゥヴァのセリフでも、そのことについて触れているようなセリフが存在しています。

ドゥヴァ
「お前はこの世界で何度も生まれ、異世界へ逃れ、
この世界に帰ってきている。そしてようやく会うことができた。
我らを…世界を時間の牢獄から開放してくれ。
我ら三頭の竜を倒し、砂時計を破壊して欲しいのだ。」

この「何度も」がどこにかかっている修飾語なのか考えてみると、
「何度も生まれ」となると、かなり特殊な話になるので、
「何度も『生まれ、異世界へ逃れ、この世界に帰ってきている』」
というループのもとで、ドゥヴァに辿り着いた今回のパターンについて触れているように思えます。

「産まれた世界」と「育ててくれた異世界」

主人公は、アルカディア帝国の子孫です。
エルヴァニア国とトルファジア国(旧アルカディア帝国民の国)の決戦で、
トルファジア国が敗れることになった時点で、
主人公の両親が登場するシーンが流れました。
場面としては、聖女マハから「冥府への道」へ落とされるときに回想?として流れます。


「逃げろーーーー!
俺のことは構わず、逃げるんだ!!!
その子を…頼む……黒の宮殿に行けば………
生きて…くれ…(キャラクター名)……生き……」

「あなた!!!…どうして?
私たちが何をしたって言うの!
なぜアルカディアの民の血を引いているだけで、
殺されなければならないの?
…泣いてる場合じゃない、逃げなくては。
でもどこへ行けばいいの?どこへ行ったって、帝国の子孫は殺される。
この世界のどこにも、私たちが生きていける場所なんて…ない…
どこへ行けば…」

ここで出てくる「男」と「女」がそれぞれ両親のことを指しています。
セリフからして、父親に関してはエルヴァニアによって殺害されたようです。
空間の裂け目が出来ている黒の宮殿にて、主人公を送り出すシーンもあります。


「この時空の穴を通れば、異世界へ行くことができるのね。
こんなひどい世界から、逃げることができる…
ごめんね、お母さんは一緒にいけないの。
あなたは強い子よ、一人でもきっと大丈夫ね?
ちゃんと育ててあげれなくてごめんね、一人にしてごめんね…
怖い思いばかりさせて…本当にごめんね…。
お母さんがおまじないをしておいたわ。
次に目がさめたら、あなたは何も覚えていないでしょう。
もう怖い人たちは来ない、泣くことを我慢しなくてもいいのよ、ね?
新しい世界で、優しい人と、たくさん会えるといいわね。
さようなら…わたしのかわいい子…お父さんとお母さんを、許してね。」

「お母さんがおまじないをしておいたわ」
「次に目がさめたら、あなたは何も覚えていないでしょう」
ということで、異世界で育つことになった主人公は、
元にいた世界の記憶に無くなっているといった設定になっています。

また、竜の砂時計を破壊し、空間を裂け目を塞いで、皇女セクメトの話を聞いたときだと、

皇女セクメト
「ありがとう…それから…お帰りなさい。
…大変な旅だったよね?
(キャラクター名)が……この…世界に帰ってきてくれて…
……とても嬉しかった。
………魔方陣を完全に制御できるようになれば、
あなたを育ててくれた異世界に…帰ることも……できる……わ。
…ありが…とう……お帰りなさ…い……
…あ……り……がと………う………」

ということで、主人公にとって現在いる世界は「産まれた世界」で、
空間の裂け目を通って辿り着いた「育ててくれた異世界」の存在の話をしてくれます。

リーユンの疑問

PUK1メインストーリー「解き放つもの」のリーユン撃破後、
リーユンのセリフについて解説をいれてみると、

勇者リーユン
「(キャラクター名)、私はずっと君をさがしていた。
君がアルカディア帝国の人間で、セクメト皇女を逃がす手伝いをしたと
わかったのは、ずっと後のことだ。その裏切りで、多くの仲間を失ってしまった。
なぜ祖国を裏切ってまで私たちに協力していた?
そしてなぜ、我々を裏切ったんだ?
君を信じようとした…だが信じることができなかった。」

この「祖国を裏切ってまで私たちに協力していた?」という疑問に関しては、
主人公はアルカディア帝国の子孫にも関わらず、
勇者リーユンたちと一緒にリヴェリウスを倒し、
アルカディア帝国に張っていた結界を解く協力をしていたので、
そのことに関して問い質しているといったセリフです。

「そしてなぜ、我々を裏切ったんだ?」という疑問に関しては、
クルクス島へと逃れた皇女セクメトを一度は捕られたものの、
魔術師アシャフは皇女セクメトを逃し、その罪を巫術師サザンカも被ることになって、
戦士バルケスは、天帝の証で「生きたまま腐って死ぬ」ことになった
といった顛末について問い質しているセリフです。
また「君がアルカディア帝国の人間で、セクメト皇女を逃がす手伝いをした」
というシーンは、過去のコーラルで挟まれなかった話なのですが、
勇者リーユンの話よると、主人公は実質的にアシャフを謀殺したことになっています。

その後、リーユンは次のようなセリフが続きます。

勇者リーユン
「だが私は、君を信じていてよかったのだな。
君が姿を消した理由も、今…わかった。
ようやく世界は時間を取り戻す、と言うことか。」

矛盾した行動も、つまりは、
未来を取り戻すための行動だったということで、
勇者リーユンは理解することになったようです。

アルカディア帝国の唯一神

「空間と空間を繋ぐ魔方陣」はアルカディア帝国の遺産で、
アルカディア帝国の遺産は、アルカディア帝国の子孫しか使えません。
そのため、魔方陣を制御するのに適任だったのは主人公だったわけなのですが、
主人公だけだと結局制御できないまま、そのまま世界が飲み込まれてしまいそうな状況に陥りました。
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そこで手を貸してくれたのがリヴェリウスです。

「開く者………
…そして我が血に連なる者よ。」
「私を打ち倒すほどの力を持っていながら、
この魔導装置を制御することは叶わぬか。
お前に秘められた力がどれほどのものであっても、
浅域にある身では全てを発揮することはできぬ。」
「不安定でしかない力………だがしかし、
それゆえにこの世界の理を変えることができたのだ。」
「今は少しの助けが必要のようだな…
残っている私の力の全てを、お前にやろう。
私が助けてやれるのは、一度きりだ。
いつかはお前がお前自身の力で、魔導装置を使うことが
できるようになる必要があるだろう。」
「 ……我はリヴェリウス……
……すべての存在に仇なす神、リヴェリウス……」
「………しかしながら………
………ときに不可思議な存在が現れるものよ………」
「………貴様のように………
………アルカディアのように………」

ヴェンジェンス教団で次のような話が聞けます。

信者ユセフ
「アルカディア帝国の魔法科学は、
リヴェリウス神から与えられた神の知識と技で、飛躍的に発展した。
当時の責任者であったラウレンス博士は、忌むべき存在であった
呪われしものたちの知識と力を利用して、魔法をさらに発展させていった。
いまでは全て失われてしまったが、時を操ったり、空間を越えたり、
死者の肉体を保存して甦らせることもできたらしい。
神を越えた帝国の民たちが、アルゼ神を信仰するはずがない。
自分たちを導いてくれるリヴェリウス神だけが絶対唯一の神なのだ。」

アルカディア帝国の子孫である主人公は、
アルカディア帝国の神であるリヴェリウスによって救われることになったといった結末に。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「序章」「死者の眼と指輪」「リヴェリウス」「光と闇と(ゴーストバスター)」「盲目の竜(ノースバウンド)」「時の開放(解き放つもの)」にて確認できます)

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クロスゲートの「勇者リーユン」について

クロスゲートの「勇者リーユン」について。
リーユン
コーラルの牢屋で、サザンカの亡霊と間違えられた
アルカディア帝国の臣民を名乗る「彷徨う亡霊」の説明がコチラ。
>2、勇者たちとは
「リヴェリウス神は、絶対唯一の神として世界に君臨するために、
他の神を滅ぼそうと決意なさったわ。そして神々の住む神域への扉を開き、
攻め込もうといた。それを阻止したのが、神剣ラグナロクを持つ勇者リーユン…。
仲間であるバルケス・サザンカ・アシャフとともに、リヴェリウス神を封じた。」

ちなみに神剣ラグナロクは、ガーズラウンドで過去に飛んだ時
お守りとして「ラグナロクの刃」を渡されるシーンがあるので、
リヴェリウスを倒すときに砕けたようです。

引き合いに出される勇者リーユン

リーユンの活躍はあちこちで引き合いに出されています。

1/フリアボロスの依代戦の場合だと「唯一尊ぶ人間」として名を挙げられています。
依代
「……愚かなり人間よ…………ここが聖域と知って争うというのか……
……偉大なる人間リーユンよ………そなたの理想は脆くも崩れ去った…
……静寂の歴史を打ち破り………再び狂気の戦乱を巻き起こそうとするは…
…やはり人間であった…
……我が唯一尊ぶ人間リーユンよ………そなたへの畏敬を示すべく、我も戦おう… 」
*ターン開始時どれか一体のLPが50%以下
「……そうか……お前は「開くもの」か……」
*全体魔使用時
「混沌は混沌へ還るがよい……そなたの存在は静まる善と悪を呼び起こす」
*物理攻撃時
「混沌をもたらす時の旅人よ……今度はこの世界を乱そうというのか……」
*撃破時
「…我が友リーユンよ…我もそこへ行こう…」

2/リヴェリウス戦にて、リーユンの名を挙げられることもありました。
リヴェリウス
*ドレイン時
「どうした…リーユンがいなければ所詮その程度か」

3/リヴェリウス撃破後、アステリア総大司教ブルメイルからもリーユンの名が挙げられています。
ブルメイル
「…勇者リーユンですらラグナロクを必要とした破壊神を打ち倒すとは…」

4/レムールの森にて、バルケスを倒すとリーユンの名を挙げます。
バルケス
「闇が…途方もない闇が…世界を喰らおうとしている……。
…リーユンよ…俺たちが友と呼んだ者は…真の裏切り者だった…。
闇の手先…いや、闇そのもの…。
俺たちは裏切られ利用され続けていたのだ…。
…聞こえるか、リーユンよ。…我等の友は………」

クルクス島でのコーラル

コーラルでアシャフを包囲した後、リーユンの行方についてはあまりよくわかっていません。
ヴェンジェンス教団の信者リーガルの話によると、このような話が出ています。

信者リーガル
「アルカディア帝国を滅ぼした勇者たちのその後は、
悲惨なものだったと聞いている。
皇女セクメトを助けたアシャフは仲間に処刑され、
サザンカはコーラルの牢に死ぬまで幽閉された。
バルケスはイムールの森で病にかかって死んだ。」
「ソルキアに新たな国を築いて王となったリーユンには好きな女がいたらしい。
だが、その女がアルカディア帝国の民であったため、王位を捨て、
自らの手で女を殺しに行ったとか。
今のファーレンの王家は親族の血を引いているというだけで、
リーユン本人は生涯独身を通したようだ。」

PUK1メインストーリーの「解き放つもの」までリーユンの存在については触れられておらず、
極論をいうと、サザンカと同じく4000年以上生き延びている可能性があります。

勇者リーユンの登場

ノスフェラトスには、2つのアルカディア帝国の遺産があり、
1つが「空間と空間を繋ぐ魔方陣」、もう1つが「時を操る砂時計」です。

筋道を追って話をまとめてみると、
転生したアルカディアは、トルファジア国(元アルカディア帝国の民の国)を使って、
エルヴァニア国に戦争を仕掛けたものの決戦で敗退し、虐殺から逃れるため
「空間と空間を繋ぐ魔方陣」を使ってトルファジアの民を異世界へ逃そうとしました。
しかし、操作したアルカディアの魔力が足らず魔方陣が暴走し、
「裂けた空間」からすさまじいエネルギーが溢れ、世界を飲み込みそうになったので、
「時を操る砂時計」を用いて、魔方陣の周囲の時間を止め、
世界は延々と4000年周期にループを繰り返すことになりました。

ドゥヴァ
「そこで我ら三頭の竜は時間を操る砂時計を使い、
魔方陣の周囲の時間をとめた。砂が一粒落ちるたび、
時計は砂の記憶を再現する。そして時計は、
繰り返す時間に絶望した人々の魂を砂に帰す。
砂の記憶は、延々と繰り返される。
私たちは、世界を時の牢獄に閉じ込めてしまった…。
この世界には、過去はあっても未来はなくなってしまったのだ。」

そこで、特別な存在である主人公に「時を操る砂時計」の破壊と、
それによって再び動き出す「空間と空間を繋ぐ魔方陣」の制御を頼まれることになります。

  • 勇者リーユンの登場

各地に3つある「時を操る砂時計」を2つ破壊し、
今度はドゥヴァが護る砂時計を破壊しようとしたところで、異変が起こります。

歌姫セレン
「…あなたのいない間にドゥヴァの身に何かが起こったようです。
残念ながら今はドゥヴァのところへあなたを送り届けることができません。
急いでドゥヴァのところへ向かってください。」

黒の宮殿内を歩いて進み、2つの装置がある玉座の元へ向かうと、
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勇者リーユンが待ち受けていました。

勇者リーユン
「…私は神の代理人として来た。
人の身でありながら世界のことわりを変えようとする大罪を裁いて来るように、
アルゼ神より命ぜられたのだ。
まさか、かつて共に戦った君が大罪を犯そうとしているとは
思いもよらなかったが、今から神の裁定が覆ることはない。
君を倒して世界を守ること、それが勇者である私の使命なのだ。」

アルゼ神がアルカディア帝国の遺産を危険視していたので、
それを扱おうとする主人公に対して、アルゼ神が勇者リーユンを遣わして止めにきたとのこと。

この勇者リーユンはどこから来て、どのような存在なのかは不明です。
そのため色々と推測する事が出来て、
・4000年間ひっそり生きていて、アルゼ神の神託を受けて急遽ここまで来た
・リーユンは人間としては亡くなったものの、英霊としてアルゼ神の神託を受けて来た
・「空間と空間を繋ぐ魔方陣」の周囲は時間が止められていて、
近くにしたリーユンがその時間停止に巻き込まれることになり、
3つあるうち2つの砂時計が破壊されたことによって活動可能になった
というように、4000年前の存在の勇者リーユンが
何故ここにいるのか疑問に感じた人も少なくないと思います。

男性と女性で異なる対応

勇者リーユンは、主人公(プレイヤーキャラ)が男性か女性かでセリフが異なります。

  • 過去のコーラル

過去のコーラルだと、男性の場合では次の通り。

勇者リーユン
「来てくれたか(キャラクター名)。
すでにコーラルの封鎖は完了している。いくらアシャフと言えど、
皇女を連れて街から出ることは不可能なはずだ。
アルカディア帝国に味方するものは我等の敵だ、情をかけようとは思うな。
足元をすくわれる。気をつけていってくれ。」

過去のコーラルだと、女性の場合では次の通り。

勇者リーユン
「来てくれたか(キャラクター名)。
すでにコーラルの封鎖は完了している。いくらアシャフと言えど、
皇女を連れて街から出ることは不可能なはずだ。
アルカディア帝国に味方するものは我等の敵だ。
…(キャラクター名)とアシャフが親しかったことは知っていた。
彼女が裏切って一番辛い思いをしているのは、君だろう。
その君に、彼女を殺せと命ずる私を非情な人間だと思うだろうな。
許してくれ。
できれば君を危険な目にはあわせたくは…いや、聞き流してくれ。
ただの独り言だ。アシャフは強い。気をつけていってくれ。」

  • 勇者リーユン撃破後

勇者リーユン撃破後だと、男性の場合では次の通り。

勇者リーユン
「(キャラクター名)、私はずっと君をさがしていた。
君がアルカディア帝国の人間で、セクメト皇女を逃がす手伝いをしたと
わかったのは、ずっと後のことだ。その裏切りで、多くの仲間を失ってしまった。
なぜ祖国を裏切ってまで私たちに協力していた?
そしてなぜ、我々を裏切ったんだ?
君を信じようとした…だが信じることができなかった。
だが私は、君を信じていてよかったのだな。
君が姿を消した理由も、今…わかった。
ようやく世界は時間を取り戻す、と言うことか。
行くがいい、君はまだ未来でやるべきことがある。」

勇者リーユン撃破後だと、女性の場合では上記のほかに追加のメッセージが加わります。

勇者リーユン
「最後に…もう一度だけ、名前を呼ばせてくれ。」
1、はい
「(キャラクター名)……もし、未来だけでなく……過去も変わるのならば……
もう一度………。」
2、いいえ
「…そうだな。私のことをずっと憎んでいてくれ。
私は君の敵だ。覚えていてくれ…永遠に…。」

勇者リーユンのセリフからして、主人公が女性の場合だと、
勇者リーユンが主人公に恋心を抱いていたことが分かります。

ヴェンジェンス教団の信者リーガルの話では次の話があります。
「ソルキアに新たな国を築いて王となったリーユンには好きな女がいたらしい。
だが、その女がアルカディア帝国の民であったため、王位を捨て、
自らの手で女を殺しに行ったとか。」
主人公が女性の場合は、王位を捨てて殺しにきた存在で、
主人公が男性の場合は、(私達にとっては)素性の分からない女性を殺しにいった
といった違いが出てきます。

クロスゲートだと女性キャラが選ばれることが多いゲームだったので、
今回の追加メッセージがあることを踏まえると、
女性キャラがデフォルトなのではないかと話されることもありました。

勇者リーユン戦

PUK1のクエストはPUK2PUK3が登場した後でも、
難易度が高いクエストとして見られていて、
1つの象徴して、離陸する人が多発することになったバルケス戦があるのですが、
同じく勇者リーユン戦でも離陸する人が出てくることになりました。
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乾坤一擲での高火力が脅威となるのですが、
もう1つ脅威となったのが「キリン牧場(リーユン牧場)」で、
リーユンがキリンを召還し、数が増えることによりキリンの攻撃の手数が増えることによって、
手がつけられなくなるといった事態に陥ることがしばしば起こりました。

また厄介なのがクエストのフラグ上の進行で、
PUK1のメインストーリーだと、クエストのリセットがクエストのクリア以外に手段がありません。
そのため、もし、離陸した人が出てきた段階で、残った人でリーユンを撃破してしまうと、
クエストの進行が異なってしまう上に、離陸した人はリセットできないので、
離陸して取り残された人はクエストの進行が著しく困難になってしまうといった問題も出ています。

  • ビーム

PUK1のメインストーリー上に出現した勇者達はそれぞれ突っ込みどころがあって、
魔術師アシャフだと鳥人間、
戦士バルケスだと斧使いなのに剣を使う、
巫術師サザンカは死神姿だけどリジュネアを使う、
というように、勇者リーユンも1つ突っ込みどころが存在していて、
ビーム
攻撃モーションがクチからビームを出して攻撃するといったもの。
勇者らしいといえば勇者らしい?

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「ガーズラウンド」「フリアボロス」「リヴェリウス」「光と闇と(ゴーストバスター)」「盲目の竜(ノースバウンド)」「時の開放(解き放つもの)」にて確認できます)

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クロスゲートの「巫術師サザンカ」について

クロスゲートの「巫術師サザンカ」について。
サザンカ
無印本編の時点だと「フォルケン」のクエストにて、
ラウレンスの弟子であるフォルケンが張った結界を、
「解呪の法」というアイテムを使って解いた人物です。

サザンカの墓?

サザンカについてはストーリー上複雑な経緯を辿っていて、
まず無印本編だと「サザンカとアシャフの墓」を護る牛姫モミジの話があります。

牛姫
「この獣人の姿になることは私が自ら選んだ道です。ただ、私は
ラウレンスが憎くてしかたありませんでした。
その後のラウレンスのことは私も知りませんが、レジスタンスによって
帝国が崩壊したのだと知り、それに貢献したサザンカとアシャフのお墓を
護り続けてきました。私の悔しさを晴らしてくれたせめてものお礼にと…。
(中略)
………こうしてここで墓守をしているこの私の心の中にも…
二人幸せに余生を過ごし、同じお墓に眠ることのできている
サザンカとアシャフに妬ましさを覚えることがあるのです。」

事実かどうかはさておいて、牛姫の話だと
「二人幸せに余生を過ごし、同じお墓に眠ることができている」との証言があります。

サザンカはコーラルの牢に死ぬまで幽閉された?

クルクス島のレクタールの町の「ヴェンジェンス」教団内にて、
サザンカの最後について次のように語られていました。

信者リーガル
「アルカディア帝国を滅ぼした勇者たちのその後は、
悲惨なものだったと聞いている。
皇女セクメトを助けたアシャフは仲間に処刑され、
サザンカはコーラルの牢に死ぬまで幽閉された。
バルケスはイムールの森で病にかかって死んだ。」

この話によると、幸せに余生を過ごしたとは全く異なる話で、
遺体だけは、ソルキア大陸のガルーナの北にある墓に埋められたといった可能性が出てきました。

サザンカを名乗る者

レクタールの地下に「冥府への道」という場所が存在し、そこに死神姿のサザンカがいました。
sazankaA
サザンカ
「ククク…今日も新たな獲物がやってきた。
コーラルの地下牢からここに移されて4000年、
後悔しなかった日など一日もない…。
私がここにいる限り、ノスフェラトスには行けぬ。
もっとも、今はあちらと繋がってはおらぬがな。」
「アシャフは処刑され、私は生きたままここに閉じ込められた。
だが慈悲深いアルゼ神は、私を見捨てはしなかったのだ!
アルカディア帝国の子孫を全て殺せば、私を赦してくださるのだ!」
「生きながらにして亡者となり果てた私を、救ってくださるとおっしゃるのだ…
あぁ、有難い。私は慈悲深く偉大な御神のため、帝国の子孫を
一人残らず始末して見せようぞ。神よ、私の忠義をしかと見届けて
くださいますよう…」

サザンカは「コーラルの地下老からここに移され」たといった話や、
「生きながらにして亡者となり果てた」といった話が出ています。
この話を本情報とすると、牛姫のいう「お墓に眠ることのできている」という話と
信者リーガルのいう「コーラルの牢に死ぬまで幽閉された」といった話と矛盾します。

  • 主人公たちが「冥府への道」へ到達した経緯

主人公達は、異界へ戻る方法を探していて、
ノスフェラトスに異界に渡る方法があるということで、
ノスフェラトスに到達する方法を模索することになります。

ノスフェラトスに到達するためには、盲目のアディーンの許可が必要で、
盲目のアディーンに会うためには、アディーンに危害を加えないことを予言する必要があるとして、
ヴェンジェンス教団から、3つの占いの触媒を集めてくるようにいわれることになります。
「戒めの石」「災禍の水」「真理の枝」を各洞窟の呪われし者を倒して入手し、
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聖女マハに会うと、未来を見通せない存在だと恐れられて「冥府の道」へ落とされることになります。

  • 「冥府のへの道」の性質

冥府の道という場所は「ヴェンジェンス」教団にとっての処刑場になっており、
主人公達は聖女にとって都合が悪いということで抹殺されそうになっているといった状況です。

高級信者アガタモ
「聖女は、あんたのように『ヴェンジェンス』にとって都合が
悪くなった人間を、冥府の道に落としている。
この冥府の道には亡者の王と『名なし』と呼ばれるものがいて、
死体を始末してくれるときいていたんだが…。」

冥府の道には、「Unknown」と呼ばれる、
姿が変わり果てたアルカディア帝国の子孫がいて共食いをしているとの話をしています。

高級信者ラリエル
「ここにいる『名なし』って、私たちと同じ帝国の子孫なのよ。
信じられる?
ここに捨てられた人たちが共食いをして生き残った姿なの。
何十年も生きている『名なし』もいるんだって。
…私も食べられちゃうのかしら。」
unknownA
こちらが名称が「Unknown」になって冥府の道にて出てくる人物。

  • 「ヴェンジェンス」教団設立以前からサザンカはいた話

盲目のアディーンがいる岬の神殿を管理している一行から、
次のような話を聞くことが出来ます。

狩人カイゼル
「冥府の道にいた亡者は、伝説の巫術師サザンカだ。
皇女セクメトを逃がした罰を受けようと、サザンカは自らアルゼ神の
審判を求め、生きながらにして永遠に浅域を彷徨う亡者になってしまったという。
『ヴェンジェンス』の神殿が建つよりもずっと前から冥府の道を
徘徊しているというのだから、あそこには何かがあるのかもしれないね。」

このことから、サザンカの本分としては、アルカディア帝国の子孫の抹殺ではなく、
アルカディア帝国の子孫をノスフェラトスへ通さないといった門番の要素の方が強い可能性も出ています。

アルゼ神は、アルカディア帝国の遺産について警戒していた話があるので、
サザンカの言うとおり、アルカディア帝国の子孫を全て殺すように命令されている線も否定できないのですが、
アルゼ神のお告げに関しては、サザンカとアルゼ神の間の出来事の話なので、
どの程度信憑性のある話なのか実感が乏しく感じられます。

癒し系死神

サザンカ戦としては、進行上だとクエスト「解き放つもの」では必須なのですが、
クエスト「ノースバウンド」(初めての冥府への道)でも、
ランダムエンカウントでサザンカと遭遇することもあります。
CG070331_025
ボスモンスターなので、通常のエンカウントモンスターより強いのですが、
PUK1のボスとしてはそれほど強くは感じないので、戦うと中ボス感覚で挑むことになります。
サザンカの能力
サザンカは死神の姿なのですが、元は巫術師なのでリジェネアの回復魔法を使用します。
シャーマンの能力
呪術や死の魔法については、周囲のシャーマンが使ってきて
魔術師・クレリック・巫術師・呪術師の杖職の関係において、
巫術師とは正反対の職が呪術師(シャーマン)といった構造下にあります。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「逆襲の牛鬼」「盲目の竜(ノースバウンド)」にて確認できます)

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クロスゲートの「戦士バルケス」について

クロスゲートの戦士バスケスについて。
バルケス
バルケスとの戦いについては、複数回戦う機会があって、
PUK1メインストーリーの「ゴーストバスター」のクエストのボス戦と、
勲3等のエクストラボス戦でバルケスと戦うことがありました。

特に「ゴーストバスター」獲得については、
当時最先端の稼ぎ場だったヴェネツィアス火山稼ぎでの到達条件なので、
火山稼ぎが出来るということは、アシャフとバルケスを倒していることになります。

生きながら腐って死亡

コーラルからアルカディア帝国の皇女セクメトが脱出し、
戦士バルケス達がそれを追いかけることになるのですが、
このとき皇女セクメトが帝国の秘法である「天帝の証」を使用し、
戦士バルケス達は「生きながら腐って死ぬ」ことになりました。
CG Island クエスト バルケス

プレイヤー達が追体験する過去編のシーンだと、
アシャフ撃破後、皇女セクメトを追ってキャンプに移動することになり、
バルケス達がキャンプ内で「疫病」に臥せっているシーンに遭遇します。
CG051118_006
このキャンプで訪れたとき、バルケスは病で死ぬことを覚悟している段階で、
「皇女を必ず始末してくれ」
「アルカディアに連なる者を始末してくれ」
と頼まれることになります。

「おまえには嫌なことばかり頼むが、皇女を必ず始末してくれ。
皇女は帝国の秘法を持って逃げているんだ。
秘法の威力はおまえも見ただろう?
あんな危険なものを二度と使わせちゃならねえってのに、
なぜアシャフとサザンカは皇女を逃がすようなまねをしたんだ。
生かしておけば、必ず災いとなる…。必ず、必ずだ。
アルカディアに連なる者を始末してくれ。頼んだぞ…。」

この「生きながら腐って死なせる」天帝の証を使用したシーンがゲーム中に登場していて、
勲3等クエストにて、天帝の証を使用し後悔している皇女セクメトの姿があるのですが、
天帝の証が「何度もエルヴァニアの大軍からランを守ったそうよ」との証言があるので、
歴史上、バルケス達の他に生きながらに腐って死んだ人たちが存在していたことになります。

ルミナスの町での亡霊騒動(ゴーストバスター)

現代に戻り、ルミナスに向かうと亡霊騒ぎが勃発していて、
その亡霊が「アルカディア帝国の子孫を殺して差し出せ」と要求しているとのこと。

「ここいらの森では大昔、ファーレンからやってきた戦士たちがいたこと、
ワシの爺の爺の爺の爺の爺の爺の爺の爺の爺から伝わっております。
まさか本当のことだったとは…。
戦士の亡霊は村にやってきて、アルカディア帝国の子孫を殺して差し出せと言いました。
当たり前ですが誰一人名乗り出ません。自分がもうずっと昔に滅んだ
帝国の子孫かどうかなんて、わかるはずがないですわい。」

その問題の解決を頼まれることになり、イムールの森の奥に入ると、
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影モンスターとリジットフレーム2体が存在していて、
影モンスターは「バルケスの亡霊」、
リジットフレームは過去編にも登場していた「兵士ココベの亡霊」と「兵士ドルクの亡霊」です。

バルケスに話すと戦闘になるのですが、このとき、
「帝国の子孫は滅ぼさなければならぬ!
己の体に流れる血をうらむがいい!」
と、主人公に向けて「アルカディア帝国の子孫」だとの指摘していて、
バルケス撃破時には
「…リーユンよ…俺たちが友と呼んだ者は…真の裏切り者だった…。」
といった意味深な台詞を残すことになります。

バルケス戦

  • PUK1メインストーリーの「ゴーストバスター」でのバルケス戦

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バルケス戦は1戦目と2戦目の連戦構成。
1戦目はそれほど脅威ではないのですが、問題は2戦目で
当時大問題になるくらいの強度を誇るボスモンスターとなりました。

まず2戦目のバルケス戦の脅威について説明すると、
脅威となる行動が「アースクエイク」「召還」「乾坤一擲」です。
バルケスは「アースクエイク」を使ってくることがあり、
1撃で全体に350~400くらいのダメージを与えてきます。
しかしこのアースクエイクの場合だと、バルケス自体は2回行動で、
アースクエイクを連打してくるといったことが度々ありました。
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しかも1戦目で「魔法封印」を使っている場合だと、効果ターン内はヒーリアが効かず、
バルケスだけで1ターンにつき800ほどのダメージを与えてくる、といった展開に遭遇したことがあります。
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召還は、「レジスタンスの亡霊」が出てくるといったもので、
このレジスタンスの亡霊がデス(一撃死)を使用してくることから、
そのまま野放しするといったことは避けなければなりません。
しかし、バルケスの行動次第では猛攻状態になっていると回復一辺倒になり、
その間にレジスタンスの亡霊がデスを使ってくるといった展開もありえるので、
為す術なく防戦一方で敗退することになるといったこともありました。

バルケス戦で最大の脅威が「乾坤一擲」です。
>特に乾坤一擲には警戒が必要です。
>普通で900前後、クリティカルまで入るとDEF200あっても1500近いダメージを受けることもあります。
>飛ぶ(離陸する)危険性もあるので、恐ろしいスキルです。
実際にバルケス戦で離陸するといったケースが相次ぐことになり、
対策としては、物理職業だと回避装備を着込むといった選択や
杖職の場合だと常時壁モンスターで護衛をかけるといった処置が必要になります。
しかし杖職の場合だと、壁モンスターが命令違反をするケースがあって、
その場合、乾坤一擲の対策を満足にとれないまま、
乾坤一擲が直撃して離陸してしまったというのが、一番多い離陸例となってしまいました。

杖職の場合だとBP構成の都合でLPを稼げなかったり、杖装備で防御力を稼げない点も重なり、
この点からしても杖職でのボス戦対策の難しさと、バジリスクが必須といわれた事情を伺うことができます。
また、離陸した上で、残ったPTが勝利してしまうと、
進行していた同士でクエストフラグが異なってしまうといった問題が出てきて、
クエストクリア以外はクエストのリセットが出来ず、足並みを揃えるのが厄介になるケースも出ていました。

勲3等のエクストラボス

エルヴァ・ランの勲3等は、「天帝の証」による疫病を治すストーリー。
「変な病気」にかかった患者が、レクタールのヴェンジェンスに運ばれることになり、
その特効薬作りのために「マイニーたちが育てていたマイマイ草」が必要で、
それを手に入れるように医者から頼まれることになります。

放浪好きゆえに放棄されたマイニー族の村にて、
「変なガス」が充満している洞窟の中で、そのマイマイ草が生えている話を聞き、
マイマイ草を手に入れ、「変な病気」を治す特効薬の作成に成功することになります。

この「変な病気」についてはストーリー中だと明確に語られていないのですが、
おそらくは「天帝の証」の効果による「生きながら腐って死ぬ」病によるもののようで、
その特効薬についてアルカディア帝国のラウレンスの著書に書かれていたようです。

医師セラヴィ
「…まさかこの病気を自分で診ることになろうとはな…。
あれは確か聖女様の蔵書…ラウレンス博士の著書といわれるものを
拝見した時だ…特効薬の作り方が書いてあった。」

また、PUK1のメインストーリー(解き放つもの)を最後までクリアしていると、
通常の3等ルートとは異なる追加の話をみることができ、
過去の話にて、皇女セクメトが初めて「天帝の証」を使って後悔しているシーンを見ることができます。

皇女セクメト
「………ひどい……こんな…こんなことになるなんて……」

名前のない少女
「くすくす……秘宝を使ったね。
どうだい、セクメト。人間がもがき苦しんでいる様子は!
これはあんたがやったことなんだよ!
その病にはどんな薬だって効きやしない。
生きながらにして体が腐って死んじゃうんだよ、あははははは。
あんたは知らないだろうけど、ラウレンスはちゃんと病を治す薬も作ってた。
でもあんたには薬のことは教えなくて正解だったね。
レジスタンスの苦しむ様子を見て後悔して泣いてるようじゃ、
病を治す薬を奴らに与えてやりかねない。
さあ、目をあけてよく見てあげなさいな!
面白いと思わない?
その秘宝があれば、国一つを滅ぼす事だって簡単なんだよ!」

ちなみに「名前のない少女」はルビのことで、
この後、勲3等のエクストラボスである3等バルケスの亡霊に挑戦することができました。
3等バルケスは、それほど強いといった存在でもなかったようです。

バルケスの斧

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バルケスのグラフィックとして、生前だと斧持ちだったのに対し、
亡霊になると剣を帯刀していることから、その点で突込みが入ることもありました。
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コチラがバルケスやリーユンタイプのグラフィックのラフ絵。

  • バルケスの斧

その問題の斧に関しては、バルケス戦や海神戦で稀に手に入ることがありました。
R8「バルケスの斧」の性能に関しては、当時の最強斧といえるような内容です。
当時最強の斧だといわれた所以について箇条書きしてみると、

・通常の斧だとAGLやDEFにマイナス性能が付与されるものの、
「ATK+250 CRI+18」といったマイナスの付かない基本性能
・R7~R10斧は全て両手斧なのに対し、R8バルケスの斧は片手斧で盾装備が可能
・特殊効果で乾坤一擲の消費FP量が0になるということで、乾坤一擲が使いたい放題

といった破格の性能なのですが、
バルケスそのものが強ボスだったということもあって、
バルケスの斧が強かったというのも納得の仕様になっていました。
後にReBirth作成も可能となり、数値としては他の斧の方が上回ることにはなるものの、
内容としては反則的な性能のままなので、R11斧が登場した後でも最強の斧として数えていた人も出ています。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「光と闇と(ゴーストバスター)」「三等」にて確認できます)

カテゴリー: 前作のキャラクター紹介 | クロスゲートの「戦士バルケス」について はコメントを受け付けていません