スクエニ(エニックス)に務めた頃の「渡辺範明」さんについて

MMORPGクロスゲートとコンチェルトゲート
(ハンゲーム運営時代)のゲームプロデューサーだった
(と思われる)「渡辺範明」さんは、
プロデューサー退任後は
スクウェア・エニックスを離れ、
輸入ボードゲームショップの
「ドロッセルマイヤーズ」を開業することに。
ドロッセルマイヤーズ Drosselmeyer’s
自己紹介 | ドロッセルマイヤーズ | note

私もコンチェルトゲートのサービス終了後に
ドロッセルマイヤーズさん実店舗(中のブロードウェイ)に
遊びにいったことがあって、
実は今でもドロッセルマイヤーズのシールが
ノートパソコン向けに使っている
外部の冷却ファンのブルーライト避けに使っており
パソコンに座るとパソコンの右下の方に
ドロッセルマイヤーズ(羊とチェス)のシールがあるという。

その後、実店舗が無くなったという話を聞いてから
どんな活動をしているのか把握はしていなかったものの
最近だとTBSラジオの「アフター6ジャンクション」の方にて
「渡辺範明」さんによるゲーム・アニメ解説を聞くことが増えました。
アフター6ジャンクション

TBSラジオでの活躍状況

まずTBSラジオについて話すと、
TBSラジオは古くからディープな
サブカルチャー情報を得られる放送があり
どの番組が扱うかは時代や放送番組にもよるわけなのですが
現在だとその役割は「アフター6ジャンクション」が担っていて
ヒップホップグループ「RHYMESTER」の宇多丸さんが
パーソナリティとして務めています。

同TBSラジオ内の別の放送枠にて、
「ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ」
という番組でもゲームの話題を取り扱われるくらい
宇多丸さんが扱うゲーム情報は人気があるわけなのですが
ただ1つ問題があって宇多丸さんがラッパーということもあり
「Rockstar Games」等のゲームを好んで遊んでいたものの、
ゲストを交えて国内のゲーム話をしようとしても
宇多丸さん自身はRPGをあまり触っておらず、
この辺は宇多丸さんのトーク力で
相手に思い出話を引き出すことによって
何とか成り立っている(トーク力がすごい)ものの、
一方で、ドラクエやらFFの話を振られると
「他の共演者はこう答えていた」
といった答え方しかできない節があったり
ゲストが記憶のままあやふやに話していると、
お互い何も正すことができないこともしばしば出てきました。

宇多丸さんは映画批評でも有名でもあり、
実際に勉強家で真摯的な批評が好感を得ているわけですが
ことRPGに関しては苦手意識が強くて乗り気にはならず
最近だとRPG要素が強い「龍が如く7」で
楽しんだといった状態だったところに、
宇多丸さんに、ドラクエ・FFといった
メジャーなタイトルの歴史を放送で紹介しよう
とレクチャーしているのが「渡辺範明」さんとなりました。

肩書としては元スクウェア・エニックスに勤めていた人間で
エニックス側に勤めていた頃の内部事情話として、
4月1日スクウェアとの合併話が社内放送されると
『社内でゲラ(笑い)が出た』といったそんな話も飛び交いつつも
Twitterで「渡辺範明」で検索するとわかるとおり
かなりの好評な解説内容となっていて反響を呼んでいます。

例えば、ドラクエとFFの力関係の1つの転換点となった
ファイナルファンタジー7とドラゴンクエスト7の話にて
ファイナルファンタジー7は、当時としては
最新鋭のポリゴンを使った『質的な転換』を果たした一方で、
ドラゴンクエスト7はファンの期待に応えた
『量的な転換(ボリューム増)』を果たしたといった、
分かりやすい対比構造の話し方をしており
リスナーからは『ドラクエFF以外の話をしてほしい』
といった要望も出るくらい好評となっていて
実際に最近だと「SDガンダム」や「新エヴァンゲリオン」の
解説が出るくらいの人気となってました。

スクエニ(エニックス)のプロデューサー時代の話は、ほとんど表に出ていません

そんな目覚ましい活躍状況なのですが、
さすがに放送内ではクロスゲートや
コンチェルトゲートの話題はほとんど出ておらず
ラジオ内での放送時間が限られてることや
そちらの話をしようにもプロデューサーとしての
守秘義務もありそうなことから、クロスゲートや
コンチェルトゲートの話は、今後もあまり
表立って出ないだろうなあというのが残念なところ。

ちなみに、渡辺範明さんがスクウェア・エニックス(エニックス)で
どんなゲームをプロデュースしていたのだろう?と
興味本位でアクセスしてきた人向けに1プレイヤーとして解説すると
将来的にドラゴンクエストのMMORPGに備えるにあたって
いきなりドラゴンクエストオンラインを作る前に
前段階のMMORPGを作る必要性があると判断され
作られた(集められた)のが「CrossGate(クロスゲート)」で
特にアジア圏で大人気となった影響で作られたのが
続編の「Concerto Gate」で、その後ゲームポットに運営が移管され
「Concerto Gate Forte」にリニューアルされることになりました。

渡辺範明さんは「CrossGate(クロスゲート)」の
PUK2あたりだと思ったのですがプロデューサーとなり、
「Concerto Gate(コンチェルトゲート)」の
運営移管前のプロデューサーにもなります。
この辺確認がちょっと難しいところもあるものの、
ドロッセルマイヤーズのプロフィールで
10年間ゲームプロデューサーを務めた話が出ているので
ちょうどクロスゲートと、ハンゲーム運営時代の
コンチェルトゲートの期間と符号するところになります。

プロデューサー評価の程としては、
その時代(2000~2010年頃)だとあまりディレクターや
プロデューサーが表に出てくるといったことは乏しい時代で
実のところ何をやっているのか
プレイヤー側としてはほとんど把握できておらず
限られた話をすると、ハンゲーム運営時代の
コンチェルトゲートのひよこP(プロデューサー)として
『開発に忙しく家に帰れない日々が続いている』
といった主旨の話を目にすることに留まっています。
(その時だと「わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ」的な
 ジョークが交えた二次職情報登場予定の
 軽いレター形式の内容だったかなと)

クロスゲートの方は2001年国内サービス開始で
国内ではサービスは終了しているものの
海外ではまだまだサービスが続いている一方で
コンチェルトゲートの方は「ヒヨコオンライン」と呼ばれる
ゲーム内にログインできない期間が長引いてしまったり、
MMORPGというジャンルを衰退させた「Windows Vista」のリリース、
強い仲間のモンスターや武器を直接販売はせず、
成長促進剤(龍の砂)とオシャレ装備に頼った収益構造も祟り、
「ファンタジーアース」の立て直しで評価されることになった
ゲームポットに運営移管を任されることになりました。

コンチェルトゲートに関しては斜陽めいた運営にはなったものの
総じてひよこP(渡辺範明さん)のせいだとも思えず、
彼自身の評価の程としては、ラジオの解説を通してわかる通り
優秀な人だというのは客観的な評価として出ているので
『とても頑張ってはみたが、どうしても無理だったのだろう』
ということを推し量ることくらいはできます。

そのようなわけで、クロスゲートやコンチェルトゲートの話題を
今でも細々と守り続けいる1プレイヤーにとっては
元プロデューサーがゲームの話題で頑張っているというのが
嬉しく感じていて、長々と書いてはみたわけですが、
『渡辺範明さん応援してます!』ってことで、
スクエニ時代の渡辺範明さんはどんな人だったのだろうと
このページを訪れた人に向けに話すと、どうやら

「とても優秀で、とても苦労をしたらしい」

ということをお土産に戻ってくれればなとは。

:追記

渡辺さんから反応を頂きました。
1ファンとしてまだまだ騒がせていただきます!

戸部淑さんから7月18日祝いの
イラストが投稿がありました。ありがたやー

イトケンさんこと伊藤賢治さんから
コンチェルトゲート15周年へのツイートが出ていましたっ

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