前作の影モンスターについて

前作の影モンスターについて。
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CG Island モンスター 影系

BP構成

  • シャドウ V20 S26 T25 Q17 M32(Class120)
  • トゥーンシェイド V24 S28 T22 Q19 M27(Class120)
  • シェイド V25 S23 T23 Q23 M26(Class120)
  • デコイ V28 S24 T22 Q22 M24(Class120)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

影モンスターは、通常だと使い魔として捕獲することができず、、
プレイヤーが使える影モンスターは、箱モンスからの改造が全てとなります。

データ上のBP構成としてはバランス寄りな性能をしているものの、
ボスモンスター、中ボスモンスターとして強化されて登場しているケースが多いので、
このBPのまま登場したケースについてはコレといって指摘しづらくなっています。

憧れの影モンスター

クロスゲートにおいて影モンスターは憧れの存在でした。
見た目としては「影」ということで中二病心をくすぐるものがあり、
使い魔としてコチラが用いる分には「ボスモンスターを使役している」といった感覚もありました。

クロスゲートの影モンスターは、広い肩幅でアクションに富んだボスモンスターです。
攻撃アクションだと、手の形状を変えて攻撃をし、
手が鎌(斧)状やハンマー状、鉄球状になって振り下ろすという
「不定形」のAmorphasらしい攻撃形態をしています。
コンチェルトゲートのイラストコンテストにて
「Amorphasで武器の形状に変わる使い魔」を提案されることがあったのですが、
あれに関しては、クロスゲートの影モンスターで一度実現されていた内容です。
確かガードアクションでも、片手が盾のように形状が変化したはず。

ゴースト系だと走るモーションで姿が消えるのですが、
影系だと地面に影だけが残り、まるで高速で黒い水しぶきを上げているようなエフェクトが出ました。

  • トゥーンシェイドの解釈

あと「トゥーンシェイド」については、
「toon」と解釈していた人と、「truth」と解釈していた人がいて、
後者の意味をとって「真影」と呼んでいた人もいたのですが、
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顔をみると「toon」の方が正しいように思えます。
しかし、私が活動している範囲内(主に野良PT)だと「真影」との呼び名が
流通しているように感じた印象があるので、当て字のようなものとして受け止めた方がいいのかも。

  • コンチェルトゲートの影

クロスゲートプレイヤーから口々に言う話として、
クロスゲートからコンチェルトゲートになって、
影モンスターがしょぼくなってしまった点を惜しむ話が頻出していました。
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戸部さんのイラストだとかわいらしくアレンジはされているものの、
前作の影モンスターのカッコイイ印象はほとんど失ってしまいました。

また、コンチェルトゲートだと影モンスターに色違いが多すぎる傾向があって、
シャドウ系、シェイド系、オンブル系、デコイ系の8種類で、合計32種類の影モンスが出ており、
特にAmorphasnに関しては、着ぐるみの☆ペットの選択肢の幅が狭く感じられてしまうほどです。

  • Amorphasの2つの概念

コンチェルトゲートだとAmorphasではあるのですが、
見た目としてはライトな「オバケ」に近くなっていて、
例えば肝試しの「オバケTシャツ」もシャドウ(Amorphas)の顔です。
オシャレ装備(クエスト)色一覧/期間限定品 – コンチェルトゲート Wiki*
魔物/シャドウ – コンチェルトゲート Wiki*
ヤンチャオバケでもAmorphasで回復ダメージが発生するということで批判が出ていたのですが、
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見た目やアクションの形状からすると、ほぼ「オバケ」(Undead)に近い存在で、コチラはコチラで味がある内容です。

実をいうと、影モンスターでUndeadの表現というのはクロスゲートの頃からあって、
ラウレンス
例えば、この姿で「縛霊ラウレンス」といったボスモンスターも出ています。
CG Island クエスト 逆襲の牛鬼

特にクロスゲートのAmorphasの概念の場合だと2分類に分けることができて、
形状それ自体が「不定形」であるAmorphasと
・ウーズ、ティールヘイズ(雲)、クリープ
霊的な資質で構成されたAmorphasが存在していたと言えました。
・精霊、ポルターガイスト
影モンスターだとちょうどその中間点にもいて、中にはMetal種族持ちの影モンスターなんかも存在しています。
コンチェルトゲートでのAmorphasへの回復ダメージへの批判については、つきつめると
結局「どの対象が回復ダメージを与えられるか分からなかった」といった論点に集約しそう。

デコイ・エステからジラ・エステへ

城地下のクエストは、クロスゲートの開始当初からある伝統的なクエストです。
CG Island クエスト 城地下
古くからLv9~16の敵モンスターが出てくることによって、
96Gのルーンキューブが手に入る稼ぎ場として用いられ、
短い朝・夕の入場時間を見計らって通っていた人もいると思います。
城地下ボス
初期からあるクエストということで、Lvが上がると一人で倒せるくらい楽になり、
クロスゲートだと、ボスモンスターにトドメを刺すと魅力が1回復する仕様があるので、
デコイを倒すことによって魅力を回復する「デコイ・エステ」と呼ばれる手法が存在したのですが、
デコイエステ
このデコイエステは一度「魅力値上昇に関する不具合を修正」ということで修正が施されたものの、
地下闘技場
後に、地下闘技場で追加され、最弱のジラで同じようなことができるということで
「ジラ・エステ」が主流となり、他にも「ジラいじめ」「ジラ称号上げ」「ジラにジラされる」
といった造語が産まれることにもなっています。

フォルケン

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こちらの影モンスターの固有名称としては「トゥーンシェイド」なのですが、
トゥーンシェイド姿の影モンスターは「フォルケン」の印象が強くなっています。
フォルケン
フォルケンのクエストは、時空を飛んで過去の「滅びた村」の地下を進行することになり、
リーユン撃破後、帝国アルカディアを牛耳ることになったラウレンスを撃破するため、
まずはラウレンスの弟子であるフォルケンを倒すといったストーリー。
CG Island クエスト フォルケン
報酬としてドレインのスキルや、魔法反射・物理反射のスキルも購入できるため、
たいていはスキル購入目的で訪れることになるのですが、
過去の勇者たちと共闘する重要なストーリーでもありました。

フォルケンの攻略では苦労話も多いクエストで、
クエストの開始に「審眼」が必要なものの、入場となる「古の民」が夜のみの出現なので、
「審眼」を手に入れている間に時間をくったり、
広大な砂漠のどこかにいる「古の民」が見つからなかったりして、
夜が明けてしまって滅びた村に入れなかったといった話や、
クエストの進行に、薬や食料を没収されることをうっかり忘れていて、
手元にモンスターメールがなくて
泣く泣く引き上げたり薬・食料を没収されつつ進行したり、
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ボス戦のフォルケンが意外と強く、護衛役のキャラがデスの一撃死や反射で倒れてしまったり、
フォルケン前の敵モンスターを倒してしまって召還されまくったりといった話も出ています。
当時は苦労した人も多いということでフォルケンの印象が強く、昔話として覚えている人が多いボスモンスターになりました。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集にある「滅びた村」にて)

ナイアルラトホテップ

未来のファンブルグの世界において、混乱の元凶となった存在が「ナイアルラトホテップ」です。

各パッケージ毎のメインストーリーのラスボスについて振り返ってみると、
無印本編のラスボスだと、アルゼ13神である軍神「リヴェリウス」(※他に樹海ボスの「人間?」)
PUK1のラスボスだと、神の力を得て姿を変えた勇者「リーユン」(※他に1等クエストの「アルカディア」)
PUK2のラスボスだと、異界から召還された「クトゥルフ」(名称は「異界の神」)
PUK3のラスボスだと、「ナイアルラトホテップ」(クエスト途中で旧神も撃破)で、
基本的にクロスゲートのストーリーは、PUK1以外は「神殺し」の話が主軸となっており、
PUK1のリーユン戦でも、基本は神の手先として登場することになります。

「ナイアルラトホテップ」は1等クエストをクリアすると、途中でひょっこり登場します。
撃破したルビ(アルカディア)のことを「壊れたオモチャ」と表現するのですが、
その「壊れたオモチャ」が後々にPUK3の歌姫シェレジェンとなったり、PUK2のアンジックとなります。

竜の砂時計を破壊した世界が、(未来の)閉じた世界から(未来の)開かれた世界へと変貌するときに
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ナイアルラトホテップが紛れ込み、時の卵を利用して、
私達が知っているファンブルグと似て異なる新世界(アナザーワールド)を作り上げることになりました。
しかし、ナイアルラトホテップ(旧支配者)とは敵対勢力の旧神も入り込み、
旧支配者と旧神(ユルグ)の争いによって、ファーレンという国が消し飛ぶことになってしまいました。

その後、ナイアルラトホテップは、ルビの生まれ変わりであるシェレジェン(アンジック)を利用して
旧神を倒そうと目論むものの、完全体のシェレジェンをプレイヤーが撃破してしまい、
その後、旧神を倒すことになったので、ナイアルラトホテップの一人勝ちとなりそうなところを、

当然のなりゆきとして、星の領域にいるナイアルラトホテップも排除しようとするので、
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時の卵を利用し、歌姫シェレジェンと半神ユルグを召還してプレイヤー達に挑むといった展開です。

出現場所

  • シャドウ、トゥーンシェイド、シェイド、デコイ

シャドウトゥーンシェイド
シェイドデコイ

影モンスターはクロスゲートの世界のあちこちで登場していて、
デコイだと、城地下ボスとして出現し、
シャドウだと、ホテルの地下にランダムで出現、
CG Island クエスト ホテル
シェイドだと、アリュートの鉱山開放のボスとして出現、
CG Island クエスト 謎の迷宮
トゥーンシェイドだと、ガルーナ地方の砂塵の洞窟のボスとして出現しています。
CG Island クエスト 砂塵の洞窟
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また、フリアボロス・アッカスの凪無しの尖塔・バロス(リヴェリウス)の六曜の塔でも
ランダムエンカウントで紛れることがあり、影の数が多いとボス戦めいた戦力にもなりました。
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またPUK1の5等クエストでも、ミトラ将軍戦で多数の影モンスターと戦うことがあり、
この「這い出てきた影」だとまだ1ターン1行動なのですが、
同時に影モンスターと8体戦わなければならないプレッシャーがありました。
CG Island クエスト  エルヴァ5等

RガジェットとRギミック

影モンスターは、ピュアミミックやラピッドミミックを改造すると
それぞれRガジェットやRギミックといった影モンスターの見た目に変身します。
箱モンスターの性質上、Lv1獲得がかなり特殊になることから、
箱モンスターの改造に関しては、素体がLv1以外の野生でも可能になる処置が施されました。

  • Rガジェット

Rガジェットは、最強の魔ペットの誉れ高い使い魔です。
・Rガジェット V12 S27 T32 Q14 M40(Class125) スキルスロット9 Metal
鈍足型のステータスではあるのですが、
箱モンスターの種族を受け継ぎMetal属性でHuman相手に種族勝ちしていることが大きく
高いMNDとDEFを誇り、スキルスロットが9個もあります。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rガジェット その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rガジェット その2
MNDが伸びる使い魔としてアイギスと比較してみると、
・アイギス V16 S9 T50 Q8 M37(Class120) スキルスロット6 Metal
防御性能としてはアイギスの方が上ではあるのですが、
Rガジェットの方がSTRが伸び、スキルスロットで雲泥の差が出てくるので、
防御スキルの豊富さに盛り込むことを踏まえるのならば、
アイギスよりもRガジェットの方が戦闘能力は上で、魔ペットとして最強候補に挙がるような使い魔でした。

ただ、Rガジェットに関しては、設計図が期間限定な上に、
改造の材料となるピュアミミックも高額での取引だったことから、
設計図は揃っていてもピュアミミックに手が出なかったり、
逆にピュアミミックは持っていても設計図に手が出なかったりといったケースも出てきました。

  • Rギミック

一方で、Rギミックに関しては、戦闘能力上の評価はあまり高くありません。
・Rギミック V29 S25 T23 Q23 M25(Class125) スキルスロット6 Amorphas
通常の使い魔と比べると優秀な方ではあるものの、BP構成として平均的で、
例えば精霊の場合だと平均的なステータスでClass125のスキルスロット9なことから、
どちらが優秀かといった話になると、どうしても精霊の方が優秀に見えてしまいました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rギミック
それでも影モンスターの需要としては高く、看板モンスターでも人気のある使い魔です。
ラピッドミミックの設計図は常時供給されつつも供給が少ないことも重なって、高値を維持し続けることになりました。

ラピッドミミックに関しては、宝箱での出現頻度としては低めなものの、
設計図の供給よりかは多く出てきていたので、ラピッドミミックの入手(買取)で困るといったケースはありません。

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