前作の狩人について

前作の採取職はお金稼ぎの職業として持てはやされます。
その採取職の中で、最もお金稼ぎに向いている職業といわれたのが「狩人」でした。
1つは採取物をそのままNPC稼ぎとして用いるという手段ですが、調理師で料理を作ると相乗的に効果が大きくなります。
事実上最もモンスターメールを多用する職業だったことも間違いのないところでしょう。

狩人の特徴

  • 装備品はR3(R4)まで
  • 狩猟がR10、採掘がR5(R6)、伐採がR4(R5)まで伸びる

SBP -Symphony Blue in PochiLong- 職業 狩人

食材を採るという意味だと、微妙にR2レモングラスのハーブが必要になることもありました。
R2程度ならば調理師伐採でも手に入る上に数も必要にならないため、その点に関してはあまり問題になりません。
このような具合に狩人と一緒に調理師も狩猟しているという光景はよく見かけられています。

有名な狩猟場

素材としては「魔法の本」さんのところが見易くなっています。
魔法の本~CROSS GATE~
狩人として、それぞれ有名な狩場が存在し、コーラル周辺は「狩人の聖地」として最大の狩猟場と化していました。
PUK2やPUK3登場後は、かなり重宝する素材採取場所がちらほら実装されていたものの、折しも「えるすて」さんの更新停止時期と重なっていたため広く知れ渡るということにはならなかったようです。
(※記者当人は狩人持ちではなかったため、他に有名なポイントに心当たりがある方はコメントで指摘お願いします。
 特にR10フカヒレやすっぽんの評価や、ヒンメルキント(空の路)での採取率情報を持ち合わせていません)
(※地図画像は「えるすて」さんの画像を使用)

  • R1トマト

トマト自体はケチャップの材料になり、ケチャップは料理の素材となります。
ファンブルグ周辺で摂れるのですが、それぞれの採取ポイントでトマトと混合で採取できます。
そのため特定の素材がほしい場合はトマトが手に入ることが問題になり、特定の採取ポイントからトマトを捨ててそのままにすることも日常茶飯事でした。
このような事情から、道に落ちているトマトを拾っては路銀の足しにする光景もしばしばみられており、初心者の金策の1つとしてトマト拾いをすることもありました。
このことを話題にして、XGBBSにて「トマト窃盗団」と名乗る行儀の良い人が道に落ちているトマトで助かっている旨のネタ話題を提供することもあったのです。
ハンゲーム時代、原画家の「戸部淑」さんがトマトは弓で射るものだという発言がありましたが、

前作だと弓のモーションで統一されていたので、トマトをとるにもタケノコをとるにも弓で射て採取していました。
また、採取放置中ランダムで怪我をすると「トマトに噛み付かれた」というネタも存在しており、トマトネタは結構豊富にあります。
トマトとわたくし.[Glossary 2]
早い話が、戸部淑さんは前作の狩人のことをプレイヤーの文化としても心得ていたということがよく分かる言い回しとなっているということです。

  • R1鹿の皮

鹿の皮はR1狩猟でも獲れるものの、場所によってはトマトと混合で混ざるためトマトが邪魔に感じることがあります。
そのため鹿の皮取りを効率的に狩猟するポイントが2つ存在します。
PUK2登場以前は、狩猟を使わず「お試し狩猟」を使うという方法で、スキルスロットを3つ潰すという欠点がありました。
クロスゲートコラム・駄文 ≫ お試しスキルとトマト狩り
この伝説の鹿の皮なのですが、元は狩人の就職クエストに用いられるもので、素材としての価値はありません。
CGIsland -XG(クロスゲート)コンテンツ- クエスト 伝説の皮を追って

PUK2登場以後は、ザンクトハルマ周辺で鹿皮オンリーのポイントが存在したため、そちらで通常の狩猟し続けることが一般化します。
ただしR1で採取できることからどの職業でも採取可能であるため、狩人以外の職業にいれていた人も相当数存在しました。

  • R3醤油畑

ファンブルグを東から出ると畑があります。

そこで狩猟をすると醤油が採れました。
前作だと、醤油が無印からで

大豆がPUK2の段階で登場という事情があって醤油が畑から直接採れるという仕様になっています。
一時期はR3素材である醤油単一で採取できたため「近場で狩猟できる最も効率的な稼ぎ場」として重用されたこともありました。
さすがに運営から問題視されたようで、トマトと混合で混ざることになったようです。

  • R3塩

狩人と調理師において、R3塩は貴重な存在になります。
見習い調理師の場合だと、R2狩猟までしか行えず自力で塩は採れません。
そのためこの時点で調理師は、どこかで塩を確保することが最初の命題となります。
(※調理師はランクアップするに従って狩猟可能Rankが2~4(5)まで伸びたので、多少改善していくことにはなってくる)

塩の採取ポイントは有名どころとしてはイール前のポイント(実は今作と塩の採取ポイントが似通っている)なのですが、採取率の良さや単一ポイントを求めてセラルカ方面の塩ポイントまで遠出することもあったようです。

PUK2登場以後は、ザンクトハルマ周辺で塩がとれたのでそちらで採取している人も多くなった様子。
鹿の皮同様、採取しやすくすることによる市場への供給量の増加を考えられていたように思えます。

  • R4のり

のりはアリュート近辺の「のり100%ポイント」が有名です。

R4採取物であるにも関わらず採取率がほぼ100%で、高Rankのスキル上げや金策として重宝されることもありました。
アリュートからファンブルグへは徒歩で歩くのは大変なので、たいていは250Gのゲート代金を支払わないといけません。
言ってしまうと、ゲート代金の250G相当減額があるからこそ成り立っていたような採取場所でもありました。
一方でブラキウム高地でものりの採取場所は存在した模様。

  • R5牛肉

牛肉はファンブルグ周辺で採取可能です。
そのためそちらで採取しようとするとトマトと混合で牛肉が混じることになります。
R1とR5での混合なので、ここで採取しようとするとやや効率が悪く感じられました。
そこで別ポイントで採取しようという話になるのですが、一番の有名どころとしてはコーラル近辺です。
採取率も良くスキル上げにも使え、狩猟の売れ筋料理の材料(ハンバーグやすき焼き)として使えることも大きい素材でした。
他にもブラキウム高地で牛肉が採れることが話題になったこともあります。
すたこう ブラキウム高地(採取編)MAP

  • R5胡椒

こちらはPUK3登場後有名になった採取場所です。
ヒンメルキントから出た直後のポイントで、R5胡椒が手に入り採取率も良かった様子。
当然徒歩や象バス・クジラ船を使うと時間がかかってしまうので、シェラウェッソの塔で王冠ワープを使うことが前提条件になります。

  • R8アルバネスメロン

魔術大学内で採取できる採取物で、アルバネスメロンが存在します。
通常だと20個(40個)で1Sなのですが、アルバネスメロンだと3個で1Sになっています。
採取率は悪かったのですが、3個で1SであることととNPC売却価格も実装当時はそこそこ高額だった様子。
アルバネスメロン稼ぎが問題になり、後に修正されることになります。

  • R8カニ

カニというと「蟹壺祭り」で有名。
前作のPUK2実装直後に発生した「蟹壺祭り」について
料理の売れ筋として「R4ハンバーグ・R6すき焼き(R7石焼ビビンバ)・R9重箱」が有名です。
この3つが売れ筋というのは、3つとも程よい回復量だったということもあるのですが、作りやすいさの観点からしても断トツでした。
逆に重箱以外の高Rank食料になると「カニ」の扱いで苦戦することが多くなります。
>R8イスカルなべ ねぎ20 しょうゆ20 じゃがいも20 唐辛子20 かに10
>R9ちらし寿司 海苔20 あなご20 お米20 かに20 イセエビ10
>R10スッポン料理 唐辛子20 かに20 イセエビ10 うに10 スッポン20
>R11海鮮チゲ アジ20 かに20 イセエビ40 スッポン20 キムチ3

カニで採取率が良い場所として有名なところとしては、カンナベラ方面、つまりアケルファ側です。

コーラル側にはカニが採れるところが発見されていなかった(※レクタールの最奥地にはある)ことから、そもそもカニを使う料理を諦めるという意味で構成されていた面もあります。
後にPUK3の地域でカニが採れる場所が発見されていることから、そちらも候補になっていた?

  • R9ウニ、R9イセエビ

ファンブルグ側だと採取率が悪い高R採取物ですが、コーラル(アケルファ)だと採取率がよくなります。

コーラル周辺にR9料理の重箱の素材となるとウニとイセエビが採取可能でした。
R9素材までになるとNPC売却価格も高いため、人によってはそのままNPC売りをして金策にしていた人も少なくありません。

海賊島

海賊島は、アリュートにあるクエスト素材を集めてクリアするクエストです。

掘る者・狩る者・切る者 – CGT付録
CGIsland -XG(クロスゲート)コンテンツ- クエスト 海賊の財宝
それぞれクエストに入場するアイテムを集める必要があります。
「海賊の剣?」を採掘R3以上、「アリュート獅子の皮?」を狩猟R3以上、「セルシラの木?」を伐採R3以上で採取可能。
トレードが可能なアイテムなのでクエストアイテムを買い取ることも可能です。
その後クエストクリアをすると「坑夫の腕輪」「狩人の腕輪 」「樵の腕輪 」の何れかを任意で手に入れることができます。

R3以下ということもあり、坑夫やきこりだとあまり利用価値はないのですが、狩人の場合だとトマトが混じらないという点が高く評価できます。
短期的にR3以下の採取物を量産したいときにも重宝されたのですが、この中で牛乳は手に入りません。
もしここで牛乳も手に入ると海賊島内でバケット(小麦粉、牛乳、塩)を量産されてしまって、メンテナンスがあるまで住み込みスキル上げが可能になることへの配慮のようです。
もっとも、入場回数に1つの腕輪につき3回までの制限があったので、たいていはそこそこ長居するつもりで訪れることにはなりました。

何故、狩人が優遇されていたのか?

採取3職のうち、ゲームマネー稼ぎでいうならば狩人以上の職業は存在しません。
では何故狩人を優遇するような処置になっていたのかというと、一重に前作のゲームは食料を多用するゲームだったことに起因しています。
冒険に行くことになると、装備品を身につけ薬や食料を携帯して挑むのが通例ですが、この中で食料が一番消費されることになります。
つまり、食料の需要が高いゲームなので、食材が供給されやすいようなゲーム設計が施されていたということです。

前作で初期の頃実装予定だった職業がいくつかあり、フリーター(生産職の兵士的なポジション)や「漁師」の名前もあったようです。
実際に料理として使われなかった海産物の名残がちらほら見られ「イシダイ」や「アジ」が代表的な素材となります。
(※「アジ」に関しては、後にR11料理の材料として用いられることに)
もし漁師が登場することになると、自然と狩人でしか獲れない食材、漁師でしか獲れない食材と別れてしまうことが予想されます。
食料を作るのに手間が増えてしまうと、食料の供給が滞ってしまうことになりかねないので漁師の実装が見送りになったものと思われます。

コーラル定住化に向けての課題

コーラル(アケルファ)は、トマトが混じらず高Rank素材でも採取率が高いため、定住すると大きな利益を上げることができるようになります。
しかし活動の拠点となるのはたいていはファンブルグ側になり、コーラルの定住化にはいくつか障害が出てきました。
主に思い浮かぶ弊害を挙げてみると、

  • コーラルで作成しても販路はファンブルグ側になる
  • 重症時、怪我の治療を頼むところがファンブルグの1鯖東門病院になる

これらの対処方法としては、瞬時にファンブルグに戻れるワープ方法として「黒の記憶」ワープが有名です。

黒の記憶(白の記憶)を使うと、このままグランシャードへ進むか、それともファンブルグへ引き帰すか2つの選択ができます。
ファンブルグへ戻ると黒の記憶(白の記憶)が再び貰え、ファンブルグへ即座に帰還できます。
このシステムを利用して、コーラルにログインポイントを設置して、ファンブルグに記憶を使って即座に戻るという方法がありました。
しかしこの方法にたどり着くには、開くものの称号を得てフリアボロスとアッカスを撃破というように難易度の高いクエストをこなさねければなりません。
戦闘系ならともかく、生産系でその条件を満たそうとするとサポートが必要不可欠となり、全員が全員可能というわけにはいかなくなります。

そこで代替として用いられたのが「モンスターメールによる素材の送達」です。
コーラルで採取し、調理師に食材を送って、ファンブルグ側で作成を開始することになります。
この場合だとファンブルグ側の販路は確保できるものの、重症時の対処法が解決できません。
そのため赤怪我を負ったときは素直にファンブルグ側に船で帰国することもしばしばありました。
そのことを見越してコーラルにて巡回医をするプレイヤーもいたり、販路に関してはコーラルのログインポイントで販売してみたりとそれぞれ工夫のあとが見られます。

青空素材市場の存在

前作の販売会の1つとして3鯖にて「青空素材市場」が存在しました。
毎週食材の床置き販売を開催するというものなのですが、当然食材を持ち去られるリスクを拭えるような形式ではありません。
しかし、前作には床置き販売会が成り立つという他のMMOには類を見られない稀有な治安の良さを誇りました。
おそらくこの前にも先にも、床置き販売会が毎週成り立ったMMOというのはクロスゲートをおいて見られることはない現象であることを疑うに足りません。
追記:
当時活動していた「山百合会」のカトー・ショコラさんのホームページがコチラ。
ガトーショコラのHP

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前作の狩人について への5件のフィードバック

  1. うさぎ紳士 のコメント:

    ブラキウム高地だと、数が多かったりストーンされたりなので一人旅がけっこう危険ですよね(==;
    イメージとしてはコーラルポイントのネギポイントの方が有名なイメージがあるのですが、
    ネギだとR2だから調理師や狩人以外の生産系の職業が採っている光景もよく見る食材でしたね。

  2. クロード のコメント:

    3鯖山百合さんの食材販売会懐かしいなぁ。
    ザンク実装後になりますが、通称ブラキウム高地低層のR2ネギも単一だったので、すき焼きの材料ということもあってスキル上げ兼ねていいポイントでした。
    低レベルだと現地着くまで敵と出会わないかドキドキものでしたが。

  3. うさぎ紳士 のコメント:

    2人ともコメントありがとうございます。
    前作の鑑定士向けの記事の資料用に引用させていただこうかと(=▽=

  4. おそら高級長靴店 のコメント:

    海賊島は、たまに宝箱が混じるんですよね。

    チャーミオレンジとかフニフニの実とか、そこそこ役に立つのですが、
    めいっぱい採取しようと放置して席を立ち、戻ってきた時にはアイテム欄が宝箱で埋まっていたりすると、ガッカリしてしまいます。

  5. m-bee のコメント:

    しかし良く覚えてますねー。

    床置き販売懐かしいですね。
    持って行かれることも多かったけど、ちゃんとお金入れてくれる人もいて。
    ほんと、あったかい世界だったと思います。
    問題起こす人は一部だけでしたね。

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