前作の仙人に見られた生産系の壁

仙人という職業は、PUK1までは生産系から、PUK2以降は戦闘系への方針転換が施されます。

仙人の特徴

・変身のスキルがR10まで伸びる
・装備品はR3(R4)まで可
SBP -Symphony Blue in PochiLong- 職業 仙人

変身以外はなにもできないイメージがありますが、運用しようとするとそこそこ運用可能。
生産系では、調理、調合、鑑定、治療がR4(R5)まで。
Rebirth機能を利用すればR5(R6)まで行使できました。

戦闘系では迅速果断・因果応報・一撃必中・毒撃がR6(R7)まで伸びます。
おそらく騎士ノ誉もR6(R7)まで伸びるのですが、手元で手に入るデータでは確認できず。
あまりMNDを伸ばせる手段がないものの、サイブラストもR6まで伸びました。
生産系なので「虚死為上」はR10まで伸びることも武闘派としては嬉しいところ。

変身に飽きれば終わり

仙人という職業は、モンスターに変身して遊ぶ職業です。
クロスゲートは実に多種多様に及ぶモンスターが存在し、それらに変身して活動することが目的になります。
また変身失敗で石や木に変化することもあり、わざと変身失敗を狙うこともありました。
変身失敗だと、プロフィールカードを登録しているモンスターからランダムで変身することがあり、手持ちにペットがなくても変身することができました。
100歩歩いたりログアウトすると変身が解けます。

しかし、多種多様に及ぶモンスターに変身できても、それに飽きてしまえば終わりになってしまいます。
仙人の上限まで、おおよそ3ヶ月あれば到達可能。
上限到達後は目的を見失ってしまい、仙人を辞めてしまう人が大多数となります。

調理、調合、鑑定、治療がR4(R5)まで伸びるものの、それを仙人の魅力として持ち出すならばその専門職に就いた方がよくなってしまいます。
変身でお金を手に入れられる職業ならよかったのですが、仙人という職業は変身でお金を儲けることが出来ません。

変身できる職業として、忍者も変身することができました。
R1でHuman、R2でBeast、R3でUndead、R4でFly、R5でInsect、R6でPlant。
忍者のRankUp4である陰でR5のInsect(Re変身でR6のPlant)まで変身でき、人気のBeastやFlyが変身できることが大きくなります。
悪徳風紀委員Memo -別館-
それならば戦闘もでき、変身もできる忍者の方が活躍場面が広いと判断する人も多く、途中で仙人から忍者へ転向する人もいました。
他に人気のある種族のDragonやEvil系のモンスターは、専門である仙人しか変身できないので、そこら辺は仙人の専売特許になってくるところでしょうか。
Evil属性に変身できるため、ひたすらボスに変身することを目指す人も現れます。

生産系から戦闘系への路線変更

PUK2以降、新スキル戦闘が登場すると、仙人でもそこそこ伸びることが判明します。
低Rでも効果が発揮する戒驕戒躁、リヴァイヴ、バリア系を入れれば戦力として加わることが可能。
キュアもR3なら十分使い物になるし、状態異常のボス戦対策に低Rでも抵抗が入っていると信頼性が格段にアップします。
生産系として伸びる治療や虚死為上も加えれば、戦闘系にはない能力を有することができ、ライダースキルで応用範囲を広げることもできました。

何よりも、稼ぎで主力となる迅速果断や因果応報がR6(R7)まで伸びることは大きくなっていました。
純粋な戦闘系よりダメージが出ない武闘派の生産職にとって、物理向きのBP構成と戦力をレベルでカバーすることは必要最低限の条件になります。

魔界風水盤クエストの存在

魔界風水盤クエストは、全体デスを使用するボスを撃破後に存在するNPCに変身することによって、褒美が手に入るクエストです。
風水盤クエ – CGT付録
褒美を貰うためにはUndeadに変身できる仙人か忍者が参加するしかありません。
魔界風水盤ボスがそこそこ強く、全体デスを使用してくるため、高Lvの人でも怪我をするようなクエストです。
一度の気絶で赤怪我になることも少ないので、白・黄・ピンクまでなら仙人の治療で治すことができました。

武闘派の仙人で最大限に活躍するクエストが、この魔界風水盤クエストでした。

羊頭狗肉に見られる生産系の限界

国内において、羊頭狗肉をR10(羊頭狗肉皆伝)まで上げて使用可能な仙人は、私だけしか存在しなかった可能性があります。

Lv90以上の歌仙(RankUp4)の仙人は貴重な存在で、なおかつ羊頭狗肉のスキル上げは全スキルで最も難しい部類に入ります。
消費が激しいことと、変身期間中はスキルを使えないこと、なによりも1キャラではスキル上げができないことがスキル上げ最難関のスキルに押し上げていました。
うさぎ紳士の絵日記・新 羊頭狗肉のカテゴリー

羊頭狗肉というスキルは、戦闘中にプレイヤー相手に使用でき、変身した相手の(LPとFP以外の)BPをコピーするというもの。
つまりLv20仙人が、同行中のLv120剣士のBPをコピーすることができたわけです。
魔術師にコピーすればMNDも反映することが出来たとの報告もありました。

しかし、例えば剣士の強さだと、

  • 物理向きのBP構成
  • 物理スキル
  • 装備(ATK装備、避け装備)

この3つの要素が重ならないと、到底剣士の性能においつくことは不可能です。
魔術師ならばスキルとダメージが直結している上に、相応の杖を装備しないとダメージがでません。

羊頭狗肉の根本的な欠陥が4つ存在します。

  • コピー元の存在が同行していなければならないこと。
  • 変身に1ターンかかること。
  • 消費が激しすぎること。
  • なによりも、羊頭狗肉で運用を考えるより、仙人自体のLvを上げたほうが効果的に運用できること。

つまり、スキルがコピーできない以上、仙人自体が強ければ強いほど、必要ないスキルだったというわけです。
(→ スキルがコピーできないことから連携での運用を考えるとしても、ダメージ源となる装備品性能もコピーできないので、高Lvであればあるほど羊頭狗肉でコピーする必要がないというジレンマに)

武闘派の仙人としては羊頭狗肉に大きな期待感があったものの、どこまでも生産系であるという壁が立ちふさがっていたのです。

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前作の仙人に見られた生産系の壁 への2件のフィードバック

  1. うさぎ紳士 のコメント:

    戦力面に関して、もろに探偵の部分とかぶりますねw
    本当は4月23日の段階で記事ができあがっていて、探偵と一緒に紹介しようかとも考えていたのですが、どうやら2次職に仙人が含まれていたので、急遽仙人の記事をアップしてみたというわけです。
    そのうち暇な時に探偵の職業紹介もしてみるつもりなのですが、きっとおそらさん以上には語れないと思います(=▽=

  2. おそら高級長靴店 のコメント:

    そのまま探偵の紹介文に使えますね。(笑)

    ノッカーに変身していると、ノッカーランドの入場料が安くなったんですよね。
    元々そんなに高い料金では無かったですけど。

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