前作のライダースキルの多用な効果について

運営レポートにて「ライド(ペットに乗れる)を実装してほしい」が対応中とありました。
よくよく考えてみると前作の「ライダー」スキルについて説明しているところは現在無い(消失した「ふくむく」さんが詳しかった)ような状態なので、どのようなスキルだったかを解説してみようかと思います。
ちなみに正式なスキル名称は「ライダー」なのですが、「ライド(のスキル)」というような使われ方が一般的でした。

ライドの取得方法

ライドを行使する方法としては、

  • プレイヤーがライダースキルを取得
  • 「モンスタークリスタル」を装備
  • ペットをBattleにチェックをいれる
  • ペットに「ジャバー」が入っている
  • ペットに「ジャバー」が入る(*入らないペットも存在した)

ライドはPUK3スキルになっており、PUK3地域のヒンメルキントへ15日間「教習」を受けるために通うことになります。
(*詳細はスキル「ライダー」取り – CGT付録にて)
イメージとしては、リアルの自動車教習のように免許を得る手順のようなものでしょうか。
指定された簡単なアイテムを見せたり、ハリヤマ教官と戦ったり、途中から渡されるペットを育成すれば、ライダーのスキルが手に入りました。

前作だと装備品にクリスタルを練りこむといった仕様ではなく、通常のクリスタル、ReBirthクリスタル、モンスタークリスタルの3つが存在。
モンスタークリスタルの特徴として、通常のクリスタルよりも耐久度が低く、純属性のクリスタルしか装備できないこと。
またRank1だけではなかったので、装備するのにLvが必要になることもありました。

プレイヤーにライダーのスキルが必要なのですが、ペット側にもジャバーのスキルが必要でした。
ジャバーのスキルは、種族ごとに販売場所が異なっており、前作では順次公開されていくことに。
(*詳細はジャバー取り – CGT付録
一部のペットには、ジャバースキルが入らないペットも存在していました。
グラフィック上無理というのなら分かるのですが、人気ペット(例:ライオン系、骨龍系)に入らなかったり同じ種族でも入ったり入らなかったり(例:巨人)したので、基準としては謎めいた部分が残っています。

フィールドにおけるライド

ライドはフィールド上でも展開でき、条件を満たせば乗ることができました。
有名な例だと、ネズミ系に乗ると移動速度が極端に遅くなり(通常速度より遅いちょこちょこ歩きに)、ヒョウ系に乗ると移動速度が早くなりました。
私は1等クエの賞品で手に入るペガサスを買い取っていたのでライドで乗ったこともあるのですが、通常の歩きよりは早く、ヒョウより遅いような状態。
馬はライドに最適なペットだと思うので、馬がライドで優遇されていなかったことに関しては馬の所有者として不満がありました(==;

原則では、ライドのRankにより移動速度が変化します。
フィールド上でのライドは一定の歩数で解除されるので、高Rankになれば有効歩数が増えました。
スキルも歩いていればスキル経験値が入るので、ファンブルグ内をうろうろしたり、コーラルの長めの通路を利用して往復する人もいました。

移動速度の例外として、シリウスに関してはライドのRankに関わらず、移動速度が最高速度でした。
すべてのペットを比較したわけではないので他にも早いペットがいる可能性も否定はできないのですが、シリウスに関しては突出して移動速度が速く、比較上最速のペットでした。

あかみこプレイ日記 ~ Lv24 ~では「移動速度が速くなる指輪」について提案しているのですが、この移動速度の変化についてはライド移動が当てはまる見込みです。

ライド戦闘

ライドでの戦闘は、プレイヤーとペットの数値が合算されます。
そのためLPとFPが激増し、ちょっとやそっとの攻撃では倒れづらくなるのが特徴。
魔術師ならばボス戦で魔法封印を使用されても、物理ペットにのって物理攻撃にきりかえるといったことが可能に。

ライド状態のスキルはペットに依存し、ペットに関してはスキル上げが必要なく、やや取得が困難で高額なスキル代金を支払えば高Rankスキルがすぐに使えました。
プレイヤー単機だと1ターンにつき1回しかスキルは使えないものの、ライドに関しては1ターンにつき2度使える仕様でした。
そのため、使途が限られた必須のスキルの「虚襲慄心(FPダメージ)」に関しては、プレイヤーがスキル上げをするよりペットに覚えさせてライドで使ったほうがいいとされるようになります。
実は今作でペットのスキル上げが必要になったのは、このような経緯があったからのようにも思えるのです。

1ターンにつきペット連撃を2度使えるので1~4撃の×2が行使できたり、範囲魔法×2ができたるといった強力そうな面もあったものの、ライド戦闘はお世辞にも実用性に富むとは評価できません。
理由としては2つあり、プレイヤーとペットではプレイヤーの方が攻撃力が高いことと、2行動だと2行動目が戦闘中最も遅くなるため殲滅能力が劣ること。
中にはライド専用の範囲スキルも存在していましたが、ダメージ量としては大したことはなく、ライドの離脱をかねて使うといった程度でした。
解説をいれると「ブレイクATK」が横一列を対象にペットが突っ込む物理スキル、「ブレイクMND」が縦一列を対象にペットが突っ込むMND依存の物理スキル。
ライドに関しては誰にでも使えるスキルだったので、あまり強くできない事情があったものと推測します。

スキル上げに関しては、歩いて上げるよりも戦闘で上げた方が早いという人もいました。
方法としては、FPを削ればなにもしてこない敵相手にライドのスキル上げをするというものです。

ライド生産

効果は2通りあり、種族特性をつけるタイプと、成功率を上げるタイプです。

職人ならば作成スキルで装備品に種族特性をつけることができました。
本編の段階でも、アクセサリーに種族を変更させる装備品が存在しましたが、防御面で判明されるだけでした。
例えば、ケイオスリング(装備するとUndeadになる)を装備すると、攻撃面では変化しないものの、防御面ではプレイヤー(Human)に対して種族優劣が発生します。

武器にライド生産で種族特性をつければ攻撃面で反映。
防具にライド生産で種族特性をつければ防御面で反映。
特に武器にライド生産をつけることが重要で、稼ぎ場や使いどころをわきまえればダメージ量が効率的に増加します。
R11装備だとReBirth作成することが必須だった(モンスタークリスタルを装備できない)ので、R10の種族属性をつけた装備品の方がダメージが出ることも十分ありえました。
この点については、低Rank装備ほど種族属性の恩恵を受けやすいという上手い特徴付けができることになりました。

生産率を上げるタイプに関しては、治療の成功率の上昇が目立ちました。
「赤怪我を治すなら医者でないと無理がある(失敗しまくる)」というところから「医者以外のライド治療でもなんとか赤怪我を治せなくもないと」いう付近まで治療率が上昇。
成功すれば回復効果が高い応急手当の成功率も増大したので、PUK3では看護婦の飛躍に目覚しいものがありました。
薬や料理の作成に関しても1つ作ると2つできる可能性が増大したのですが、わざわざライド生産までして効率性があがるのか見極めが難しいラインだったようです。

ライド生産はライドの条件のほかに、ペットのレベルやモンスタークリスタルのRankも指定されます。

  • R1 Lv1~15
  • R2 Lv9~22
  • R3 Lv16~29
  • R4 Lv23~36
  • R5 Lv30~43
  • R6 Lv37~50
  • R7 Lv44~57
  • R8 Lv51~64
  • R9 Lv58~70
  • R10Lv65~

例えば、R6鑑定物を鑑定するならば、R6のモンスタークリスタルと、Lv37~50のジャバーつきペットが必要でした。
そのためライド目的の野生ペットの需要も創出できましたが、どこかで解説しているところを見ながらでないと理解できないという難解な領域に差し掛かってしまったのが玉に瑕。
モンスタークリスタルの属性とペットのクリスタル属性も沿っていないといけなかったので、5:5のクリスタル属性のペットが有利になっていました。

R9のLv70の上限なのですが、法則性で考えるとLv71が正しいはずでした(Lv7ずつ上限が伸びていっていた)。
しかし実際に調べるとLv17ではR9ライド生産が発生しないことが判明。
このように法則性を外す実例があったので、今作での初期段階では実例が整うまでDrop理論をあまり信用していませんでした。

ライドの専門職は?

PUK3が入っていれば全職業ライドをいれることができ、最終的に全員R10まで伸びました。
ライダースキルの専門の職業は存在しないのですが、ペットのスキルに依存するため、ペットの消費FPが減少する「テイム」スキルが専門の調教術師が専門だと評価できなくありません。
今作ではどのような扱いになるかは不明。

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