前作のソルキア文明とモンスターメールについて

帝国アルカディア滅亡後、勇者リーユンによって築かれた「ソルキア文明」。
しかしソルキア文明は突然滅び去り、前作では「滅びた村」や「ハーベル」にて面影を残すのみとなっていました。

滅びた村とハーベル

滅びた村は、夜の砂漠に登場する「古の民」に話しかけると、「滅びた村」に入ることができました。

今作だと、クエスト「遺跡の蜃気楼」にて、「古の民」について軽く触れられています。

ハーベルに行くためには、まずは兵士が必要。
兵士のみがクエスト開始できるので、他の職業がハーベルに行くには兵士にくっついて行くしかありません。
4つの石版で辞書を使って読み解き、「我は地中より生まれし者」の合言葉でハーベルに到着。

兵士の場合、兵士専用のクエスト(国からの依頼)がいくつかありました。
そのようなクエストがあるのは、兵士が将来「高Rankの装備品を装備できない = 職業として弱い」ので、その是正措置と思ってくれれば想像しやすいでしょう。
個人的には、状態異常抵抗・キュア・リヴァイヴがそこそこ伸びるサポート職としては一級の職業だと思っているんですけどね。
反面、キュアが得意なはずの巫術師が状態異常抵抗が伸びないため、状態異常を使用してくる相手に巫術師が無力化されてしまう矛盾もありました。

モンスターメール(MM)

ハーベルで購入できたのは、ペットの物理Ⅳスキルや魔法Ⅴ~Ⅵのスキル。
あと目玉としてモンスターメールも販売されていました。
(*以後「モンスターメール = MM」の表記)

MMは「名刺を交換した相手に、ペットが荷物を運んでいってくれる」というもの。
届ける速度は4パターンあり、
・分身
・ジャンプ
・点滅
・歩く
分身が一番早く、歩くのが一番遅く届きました。
一般的にノッカー系やヒヨコ系が早く届くといわれたこともあります。
送信先のプレイヤーが近いと、MMが帰るときには、送信主の元にてこてこ歩いて戻る小粋な仕様もありました。

MMの使用例

昔、ガーズラウンドの聖詔3のエリアで篭っていたときに、篭った分だけルーンキューブが大量に手入ることから、MMを使ってせっせと送りだしていました。
必ず分身状態でMMを送り出せればいいのですが、歩くこともあるため時間がかかり、ルーンキューブ送りきる作業だけで1時間かかるということもしばしば。

また、MMを使って食料品や薬を出前することもありましたが、代金は直接会っての後払いになるため親しい間柄でないと出前は機能しません。
今作だと、ベンダー機能がついたペットを送り出せるようなシステムになれば、MMで出前もできるんですけどね。
そのため「MMを持っていても他の人に送り出す機会がない」という人も少なくなく、多アカウント専用のペットスキルといわれることもありました。

他のMM使用例だと、
・MMを空送信して本来持ち込ませることのできないエリアにアイテムを持ち込む
・1等クエになると食料・薬のほかに装備品の補充もMMで追加補充しなければならない場面がある
・忘れ物(主に連携用の斧やクリスタル)をしたときにMMで知り合いに届けてもらう

迷子センター

モンスターメール使用中に、なんらかの理由でペットが「迷子」になることもありました。
例えば、MMを送信中にそのまま送り主が回収せずにログアウトしてしまった場合だと、ペットが迷子になります。

そのときは迷子センターに送られ、一定期間内(確か一週間)にペットを回収しにいかないといけません。
当時は、Field置きというシステムが存在せず、通常のアイテムのようにペットが床置きをすることができました。
MMを送ると、床置きと同じく、ペットが自分のペット欄から抜けることになります。
今作だと、ペットの床置き(ペット欄から外れた状態で床に置く)というシステムが存在しないので、実装されるとしたら迷子になることもないでしょう。

物語の設定上のMM

物語の設定上のモンスターメールだと、
> その計画とは手なづけた魔族に爆弾を背負わせ敵陣地内まで送り込み、
> 自爆させて壊滅させてしまおうといったものじゃったんだよ。
> その計画を成功させる為には超強力な爆弾兵器が必要となり、開発に着手したのだ…。
> しかし開発中に大爆発を起こし、我々の文明は一瞬のうちに消え去ったんじゃ…。
> じゃが幸い地下の暮らしていた者達はかろうじて生き延びた。
(*詳細はリセリア城図書室別館さんの、XGのシナリオ集にある「ハーベル」にて)
このように爆弾をペットにより送り届けるシステムとして開発された経緯があります。
その爆弾が元でソルキア文明は滅亡へ。

この再現として「謎料理(使用するとHP減少)をプレイヤーに送りつける」ということは出来ませんでした。
さすがに嫌がらせ行為として規制が入っていたのでしょう。

カテゴリー: 元ネタ パーマリンク