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使い魔(モンスター、ペット)の扱いの変遷

本日、3月27日ということで、国内のコンチェルトゲートのサービス終了日となります。
今回はクロスゲート、コンチェルトゲート、ドラゴンクエスト10を通した、
使い魔(モンスター)の連れ歩きの変遷について紹介したいと思います。

クロスゲート

個々の使い魔それぞれに「忠誠値(HMG)」というパラメータが存在し、
通常状態だと忠誠値の上限が60しか伸びません。
しかし「テイム」というスキルを取得すると、100まで伸ばすことができました。
テイム-スキル-XG資料館-PochiLong

忠誠値という数値の増減については様々な要素があり、
テイムのRank、主人(プレイヤーキャラ)の魅力(CHM)、使い魔のLvなどによって決まり、
忠誠値が80以上で、戦闘中の命令を必ず聞くようになり、
忠誠値が100以上で、フィールド上に床置きすることでその場に留まらせることができました。
逆にあまりにも忠誠値が低下すると、戦闘中に永久離脱してしまうことがあり、
その場合、これ以上の忠誠値を低下をさけるにCHMが下がる戦闘を避けたり、
フニフニの種という忠誠値を上げるアイテムを用いるといった処置が施されました。

  • HMG80未満になることによる「命令違反」でのクエスト失敗

クロスゲートの戦闘に関しては、プレイヤーの行動と、使い魔の行動をそれぞれ入力する方式で、
30秒以内にそれぞれの入力を行い、全員の行動入力が終わったら行動が開始になるターン制のバトルです。
基本、使い魔の専門職であるテイマー以外は忠誠値が80未満になっていくので、
使い魔の行動がランダム要素を含んだものになってしまい、
大ダメージを負うとログインポイントまで戻されてしまう「離陸(飛ぶ)」状態を防ごうと、
使い魔に「護衛」のスキルでカバーをさせていたら、命令を無視されてしまって「離陸」してしまった
といったことがさほど珍しくないゲーム内容ではありました。

  • HMG100(床置き)と「おさんぽ」の必要性

クロスゲートだと、HMG100というのがゲームの表現上必要な内容で、
例えば、PT募集を行うにしてもユーザータイトル欄では文字数が少なく表現しきれないため、
モンスターを床置きすることによって、「看板」化させることによって対処していました。

しかし、プレイヤーのスキル欄に関しては1キャラクターにつき10個(11個)しか存在せず、
その中にテイムのスキルを盛り込むことができなかったり、
もしくは、使っているモンスターのLvが高く、HMGが100を割り込んだペットは
床置きができなくなってしまい、「看板」として使うことができなくなる弊害がありました。

  • フィールド置き

使い魔の床置きには1つ致命的とも言える欠点があり、
使い魔を6時間以内に回収しないと、床置きされた使い魔が消失するといった仕様があるため、
回収のし忘れや、ネオチなどによって6時間経過で消滅することがしばしばありました。
また、使い魔の床置き中にサーバーが不意に落ちてしまった場合でも、
床置きの使い魔がロストになってしまい、永久に戻ってこなくなります。

そういった悲劇・惨劇が繰り返される中で「フィールド置き」のシステムが追加され、
使い魔欄から手放さない形で床置きができるようになり、
手持ちの使い魔の消失のリスク無しで、看板モンスターを配置できるようになりました。

  • 「おさんぽ」のスキルの登場

プレイヤーキャラにテイムのスキルがない人でも、
使い魔の方に「おさんぽ」のスキルを導入させることによって、
使い魔を連れて歩けることができるようになりました。
(※このときドラクエ10にあるような使い魔を「なでる」といった触れ合いの機能は存在せず)
床置きやフィールド置きの場合だと最大5匹まで配置できるものの、
おさんぽの場合だと1匹までしか連れて歩けないといったデメリットもあったのですが、
移動しても後ろについてくる仕様だったことから、移動しながら告知もできたので、
それはそれで使い道のある便利な内容でした。

コンチェルトゲート

基本的には、前作のクロスゲートとシステムが共通するような作りではあるのですが、
クロスゲートを踏襲して、いろいろとシステムが異なる点があります。

  • 「床置き」はシステム上無くなり「フィールド置き」のみへ
  • HMG(FRD)低下による、永久離脱はしない仕様に

床置きはペット消失のリスクを伴う内容なので、続編のコンチェルトゲートでは不採用に。
ペットに関しても、見た目を変える目的の「課金ペット」が存在する都合上、
システムでペットの永久離脱するような仕様はそぐわないと判断されたのか無くなっています。

  • ペットのオート戦闘性格の導入

クロスゲートの戦闘はターン制のバトルだったのですが、
コンチェルトゲートはリアルタイムのアクティブバトルになっています。
そのため、プレイヤーキャラの操作のほかに、ペットの操作が必要だったものが、
ペットの操作に関しては、オートで動けるように設定できるようになっていました。

一応手動でもペットを操作でき、現にペットを操作し続けていた人もいると思うのですが、
なにぶんリアルタイムのアクティブバトルなので、
操作が忙しかったり間に合わないケースも出てくることから
ペットのオート戦闘に関してはシステムとして必要なものになりました。

また、調教術士やテイマーの「テイム」のスキルがない限り、
命令違反をしてしまうといった仕様も継続しているのですが、
「何もするな(なにもしないで)」にすると、命令違反せずずっとガードしたままになります。
そのため、クロスゲートの頃よりは命令違反による「離陸(飛び、アルティメット)」は減少しました。
使い魔 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*

  • ペットの性格の導入

また、クロスゲートの頃にはなかったペットの性格についても追加されることなりました。
seikaku
「親分肌」「イケイケ」「凶暴」「仲間思い」
「ノーマル」「身勝手」「姉御肌」「受け身な性格」「閉じこもりがち」

内容としては、性格毎にAIの行動が異なると思うのですが、
細かい部分についてはwikiに表記されてる程度の情報しか共有されておらず、
自分の使っているペットが好みの性格ならいいなくらいの気持ちな人が大半だったと思われます。
キャンペーンのtopicに掲載されていた情報だと次の通り。
topic
一応、性格を変更するアイテムも存在しその場合に、
「攻撃性」「優しさ」「協調性」「独自性」の4つで区分され、それの増減によって性格の表記が異なりました。
(例1:攻撃性と協調性が高いと親分肌の性格)
(例2:優しさが高く独自性~協調性が中間値付近だと受け身な性格)

また性格の中に「姉御肌」という性格があることから、
姉御肌の性格なペットは、きっと女性(メス)に違いないということで、
性格によって性別を自分なりに決め込むといった用いられ方もしています。

  • ペットアイテム持ちとベンダー機能

クロスゲートの場合、基本トレード機能による対面型の1対1の販売が主流で、
他には、看板モンスターを置いての相手方を全面的に信頼することによる無人販売売りで成り立っていました。
コンチェルトゲートの場合だと、基本トレード機能による対面型の販売形式に変更はないものの、
ペットに「ペットアイテム持ち」スキルと「ベンダー」スキルを持たせることにより、
感覚としては自動販売機のようなシステムで販売することが可能になりました。

この辺は、傭兵システム(ドラクエ10でいうサポート仲間)の導入時でも異論がでていて、
「基本対面売りを尊重にしてほしい」という路線上、やや使いづらいシステム内容になっていて、
例えば、ペットアイテム持ちに関しては1個~3個くらいしかアイテムを持たせられず、
また、販売時には「手数料」がかかるのに対し、対面販売だとその手数料はかかりません。
結果的に、対面販売を中心として、ベンダー機能がサポートしていたものの、
対面販売やPT募集に関しては、どうしてもゴールデンタイムに活発になり、
深夜~早朝帯は成り立ちづらくなるといったMMO特有のデメリットに直面することになり、
傭兵システムもベンダーシステムも、必要な人にとってなくてはならないシステムとして受け入れられることになりました。

ドラゴンクエスト10

クロスゲートやコンチェルトゲートとは大幅にシステムが異なるものの、
培った経験については採用されていて、それぞれ仕様の名残を見ることができます。

  • 床置き・Field置きが存在しないことによる「看板モンスター」がない世界

まず、ドラゴンクエスト10に関しては、
1時間操作しないと自動的にログアウトするシステムが採用されています。
クロスゲートやコンチェルトゲートだとメンテがあるまで
ずっとログインしっぱなしという人もいたのですが、
なにぶん参加人数が多すぎるゲームなので、サーバーの負荷を下げる試みは必要です。

そんな事情なので、クロスゲートやコンチェルトゲートにあった、
モンスターの床置き・フィールド置きといったシステムは採用されておらず、
敵がでてくるフィールド上ならサポート仲間要員として登場するものの、
町中だと連れているモンスター(サポート仲間)が表示されないといったシステムになっています。

  • 「看板モンスター」の代替手段

これについてはクロスゲートやコンチェルトゲートにあった、
「看板モンスターが存在しない」ということなので、どうやって対処してるのかというと、
まず、プレイヤーキャラクターを調べると、フリーコメント欄が表示され、
それが全角66文字というように結構な文字数打ち込むことができるため、
そちらで詳細な説明が可能になっています。
次に「なかまをさがす」というサーチシステムがあり、
そちらで仲間を探し出したり、「いまどんな?」設定で仲間募集中で要項を表示したりもできます。

対面販売に関しては、バザー機能が充実しており、
そちらで売上の手数料が5%かかるものの、ほぼ主流なシステムとして受け入れられており、
一応「とりひき」(トレード機能)で相手との販売や、
自宅を利用した「モーモンバザー」システムもあるので、
イメージとしては、バザーが中心・対面販売をサブサポートといったような作りになっています。

あとは、ローテクな話なのですが、1鯖のグレン町でオープンチャット(白チャット)を行い、
声の届く範囲で募集を行うといったことが行われ、現在でも募集がチャットによって行われています。
これに関してはクロスゲートやコンチェルトゲートでも何度か話題にあがったことがある、
マナーとしては人の多いところでは騒がしいことは遠慮するべきといった空気が支配する中で、
まだマナー化されていない募集場所でチャットが飛び交う場面を「活気があった」といった懐かしむ
といった懐古的な感想がボヤかれるといった状況でいうと、
やはり募集所でチャットが飛び交うというのは1つの活気の演出として作用しているように思われます。

  • 住宅街でのペット

町中だと姿を現さないペットなのですが、住宅街だとペットと触れあることができる仕様です。
自宅の庭に自分のペットを配置したり、エリア内でおさんぽでぶらつかせることもでき、
また、サポート仲間として住宅地内でペットを出すと、ペットが表示・触れ合い可になっています。
中でも人気なのが、主人がしぐさを行うと、ペットがそれに応じてしぐさをマネる機能が好評で、
クロスゲートやコンチェルトゲートで好評だったシステムが、
ドラゴンクエスト10でも通用している顕著な一例でもあります。

  • ペットの性格が、いまいち把握しづらい点も継承

ドラゴンクエスト10もペットの性格が導入されていて、あいうえお順に紹介すると
「あまえんぼう」「いのちしらず」「いっぴきおおかみ」「おじょうさま」「おっちょこちょい」
「おちょうしもの」「おてんば」「がんこもの」「がんばりや」「きれもの」「くろうにん」
「さみしがりや」「しんせつ」「せけんしらず」「ねっけつかん」「のんきもの」
「まけずきらい」「むっつりスケベ」「らんぼうもの」「ロマンチスト」
というように20種類存在し、スーパーファミコン版のドラゴンクエスト3にある馴染みの性格が投影されています。

ペットの性格については、検索にかけると相手のHPによって、
性格によって行動を切り替わるといった内容の推測・実証が行われているものの
さすがにコンチェルトゲート式の性格システムを例に挙げる人はいないようです。
この辺のいまいち把握しづらい点については、コンチェルトゲートから顕著だったのですが、
ドラゴンクエスト10の世界は、同種のペットで性能差は存在せず、
例えばスライムに関しても、どんな個体でも性能の差はありません。
つまり、クロスゲートやコンチェルトゲートであった、
大半のペットは戦力としてゴミ扱いで、一握りの神ペット(Drop0)が持てはやされるということはありません。
そういう意味で、あまり同種族内で大きな変化を作ろうといった意識は薄く、
その辺も、性格に関しては主人の趣味の問題くらいなもの程度に留めるといった流れを感じています。

また、コンチェルトゲートにもあった「姉御肌」で女性(メス)判断といったものは、
ドラゴンクエスト10でも健在で「おじょうさま」「おてんば」あたりがくると女性(メス)判断が行われています。
男性(オス)判断として「ねっけつかん」あたりも影響していそう。

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