前作のグレートバット系統について。





CG Island モンスター 大コウモリ
BP構成
- グレートバット V23 S28 T23 Q28 M13(総クラス115)
- ヘビーバット V27 S30 T22 Q24 M12(総クラス115)
- シーバット V18 S29 T27 Q30 M11(総クラス115)
- スフィアバット V25 S24 T20 Q26 M20(総クラス115)
- ラビットバット V21 S26 T18 Q31 M14(総クラス110)
グレートバット系統は序盤で出現し、かなりの馴染みのある使い魔となりました。
そのため、ありふれていてあまり使い手がいなさそうなのですが、
実際に使ってみると「グレートバットは使いやすい」という評価になっていて、
序盤で試しにグレートバットを使っていると、そのまま使い続けることになったというケースが相次ぐことになりました。
この状況を、BP構成としてどのように説明できるのかというというと、
グレートバット系統が、ワイバーン種と似たようなBP構成をしていて、
ワイバーン系統だと、良くて中速くらいのQUIだったものが
グレートバット系統だと、中速~高速の域に差し掛かっていて、
ワイバーン種よりも攻撃が当てやすいといったBP構成になっています。
VSTが均等に伸びるワイバーン系統で実際に性能面で比較してみると、
・ワイバーン V28 S28 T32 Q20 M12(総クラス120) スキルスロット6
・グレートバット V23 S28 T23 Q28 M13(総クラス115) スキルスロット7
グレートバット系統の場合、ワイバーン系統よりも防御性能は落ちるのですが、
攻撃性能だとグレードバットの方が優れていて、
クロスゲートにおいて、スキルスロット6と7の差は使用感として大きな体感差となって出てきます。
あとは何といっても入手のしやすさが全く異なっており、
ワイバーン系統だとどれも捕獲・入手が難しいのに対して、
グレートバットだと捕獲が圧倒的に楽で性能吟味がしやすいということも考慮すると、
環境面としてグレートバット系統の方が優れているのではないか評価することも出来ました。
リアルコウモリ
プッチバットとは異なって、リアル志向のコウモリとして表現されていて、
クラスで判断すると、プッチバット系統が最高クラス100~110(SS10)くらいだったのが、
グレートバット系統だと最高クラス115(SS7)くらいなので、
身体が大きさからして成長率が高く、その代わりにスキルスロットは少な目。
成長率で見ると、プッチバット系統の上位種のようにも見えるのですが、
見た目の人気からすると、デフォルメされたプッチバット系統の方がどうしても人気があります。
逆に、グレートバット系統はリアル過ぎて、

特に鼻の部分が「豚鼻」に見えることから「豚コウモリ」というあだ名で呼ばれこともありました。
これはリアルのコウモリが実際の容姿として豚鼻を備えているので、リアルに忠実な出来栄ではあるのですが、
ゲーム内のグレートバット系統のアクションの動きとしてはかなりコミカルな動き方をしていて、
例えば魔法アクションの場合だと、まるで空調設備からのようにその場で横に一回転をします。
攻撃アクションも、固体によっては羽で払って攻撃したり、
ガードアクションの場合だと、羽をまるでマントで体を囲むかのように腕を交差させたり、
ダメージモーションの場合だと、胸の毛皮の部分がよく見えるように仰け反ったりします。
動き方としては少し派手な部分を思わせ、コウモリながらにして「バンパイア」を意識している部分を垣間見れました。
使い魔専用スキルに「吸血攻撃」という重要なスキルがあり、
グレートバット系統に使わせると一番それらしいと感じる面があるものの、
吸血攻撃自体の話はかなり長い話となるので、そちらはまた別の記事で紹介という扱いに。
「混乱洞窟」
グレートバット系統は、序盤で大方出てくるので、
馴染み深いとともに印象がどうしても薄くなり勝ちです。
その中で、グレートバット系統で最も印象が強くなる場所が存在していて、
それがスフィアバットが登場する通称「混乱洞窟」でした。
「混乱洞窟」は通称名称で、正式名称は「セレーネ西洞窟」のことを指します。
ファンブルグから西に進み、橋を渡った先で山間のところ北の方に進むと門番がいて、
ジェリーやモルボルが出現する「セレーネ海底洞窟」を抜けるとセレーネ大陸に到達。
セレーネ大陸から西側に進み、北東側に進むと到達するのが「セレーネ西洞窟」です。
セレーネ西洞窟は、アルパネスや魔術大学に進むのに通る必要があるのですが、
セレーネ西洞窟内は、ネコマタとスフィアバットが登場。
そのうちのスフィアバットが、混乱攻撃とコンフィス(範囲混乱)を使ってくるということで通過の脅威となりました。
CG Island マップ セレーネ西洞窟
クロスゲートの状態異常としては、脅威となるのが「混乱」と「石化」です。
特に混乱の場合は味方に攻撃してしまう可能性があり、
高Lvキャラクターが護衛の低Lvキャラクターを飛ばしてしまったり、
たまに味方同士でカウンター合戦になってしまうといったことも実際に起こっています。
混乱具合によっては無事に通れないこともあったので、

私の場合だと「混乱抵抗」持ちの兵士で護衛にまわるといったこともあって、
この辺はキュア持ちや抵抗スキルが伸びる強職認定外の職業の活躍の見せ場といったところもあります。
また、R8ミスリル銀、R9レグネシウム、R10オリハルコンの主要な産地もここで、
この高Lvでも厳しく感じられる混乱洞窟を進行して採掘ポイントにたどり着かねばならず、
移動中に怪我をしたり、命からがら逃げ帰ったというぐらいにキツめの採掘ポイントで、
人によっては護衛を雇って採掘ポイントまできていたという人も出てきています。
出現場所

グレートバットは序盤から遭遇する機会が多く、
就職クエストで訪れる「試練の洞窟・国営第24坑道」にて初めて目にするというのが一般的です。
状況としては、コウモリ系統だと最初にプッチバットが手に入ったり、
ファンブルグ周辺から出るとピグミーバットと遭遇したりする中で、
就職クエストを進め「試練の洞窟」に移動すると、グレートバットと遭遇します。
いわばプッチバットやピグミーバットより、見た目がバージョンアップした視覚効果があって、
初めて目にする使い魔たちに対して、段階的に強さを実感できる仕掛けが施されていました。
Lv1の出現率も高く、こちらも性能吟味の過程で、
Lv1グレートバットが無人販売されていた光景をちらほら見かけた人もいるはず。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 グレートバット その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 グレートバット その2
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 グレートバット その3
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 グレートバット その4
平均的なBPをしていて使いやすく、性能吟味がしやすい非常に優秀な使い魔でした。

ヘビーバットと遭遇する機会としては、
戦闘職ランクアップクエストⅠの、いわゆる「脱見習い」の長老クエストで、
長老に辿り着く前の「苔むした洞窟」が一番多くなります。
遭遇すると変わったコウモリが出てくるくらいの印象にしか過ぎないのですが、
グレートバット系統で最も物理っぽいステータスをしていて、最もワイバーン系統に近いBP構成をしています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ヘビーバット
これがまた何の因果か、ワイアームLv1とヘビーバットLv1が登場する場所がどちらも「青竜の洞窟」です。
・ヘビーバット V27 S30 T22 Q24 M12(総クラス115) スキルスロット7
・ワイアーム V30 S30 T31 Q17 M12(総クラス120) スキルスロット6
ワイアームと比べるとSTRやMGCのクラスは一緒で、
捕獲しやすさで比べても、ワイアームの場合4~6時間に1匹なのに比べ、
ヘビーバットの場合だと1~2.5時間に1匹といった割合なので、
総合的には、実情ヘビーバットLv1の方が優秀だと判断せざるを得ないのですが、
ワイアームの場合だと、なんといっても見た目の良さと、
Rワイアームの改造可能性があるということで販路が広いということもあって、
実性能としては優秀なヘビーバットが見向きされなかったといった状況になりました。

シーバットとの遭遇する機会としては2パターンあって、
先にLvが低い方を紹介すると「海賊の洞窟」で出てきて、序盤から遭遇する機会があります。
「海賊の洞窟」はどうしても生産(狩猟)向きのクエストなので、
戦闘職を持っている人の場合だとそもそも行く機会がなかったり
またPUK1・2が当てられていくうちに、トマト混じり無しの狩猟ポイントも増えてきて、
海賊島に狩猟しにいくといったことも少なくなっていきました。
他にもシーバットと遭遇する機会があるにはあったものの、
「地底湖」も生産や捕獲向けに訪れる場所で、「無人の洞窟」も踊り子就職クエストで訪れる場所となると、
シーバットと初めて遭遇する場所としては、コーラル方面のレクタールへ向かう道中で、
アイギスとシーバットのペアで、初めて見かけたといった事態がしばしば出てくることになりました。
綺麗な青をしているのでLv1を狙っていたという人もいそうなのですが、
シーバットのLv1の場合だと、ワイアーム(とヘビーバット)Lv1ポイントの後の方だったり、
同時に出てくるナイトメアの捕獲の方に目がいってしまうということもあって、
どうしても他の人気の使い魔たちの前では霞んでしまいかねない使い魔になっています。

スフィアバットは何といっても「混乱洞窟」で出てくる脅威の使い魔です。
見た目も赤色なので結構カッコイイのですが、
ステータスとしてはグレートバット系統だとMGCクラスが一番伸び、
捕獲に関しても混乱に曝されながらになるので、
性能面と捕獲しづらさであまり恵まれないコウモリとなりました。

ラピッドバットは、グレートバット系統の中で最も見た目に好まれた使い魔です。
グレートバット系統の場合、スキルスロット7のクラス115なのですが、
ラピットバットの場合だと、スキルスロット8でクラスも110。

見た目が真っ白なので高級感を感じさせる鑑賞に向いた使い魔で、
おさんぽで連れていたり、モンスターメールで利用されたりしていました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ラピッドバット
敵モンスターとして対峙すると、ラピッドバットはヒールを使ってくるので、
ラピットバットを捕獲してみては、ヒールのスキルがついていないかと確認するという行為は
クロスゲートプレイヤーのあるある話の1つとなっていて、
コンチェルトゲートでもキューピッドが初登場したときに
ヒールのスキルが取得できないかと話題になったことを記憶しています。
コンチェルトゲートでもラピットバットが出現し、課金モンスター(☆ペット)として登場したのですが、

前作と比べ、全体的に羽ばたきの回数が多くなっていて忙しない印象があり、
コウモリとしてのリアル色が更に強くなっているということもあってあまり人気が出ることは無かったようです。