クロスゲートで人気の高かったMetalの剣モンスター。
今作でも登場してほしいという意見をよく聞くので、前作の剣モンスターが実際どのような具合だったかの解説。
- ブランディッシュ
- ドラゴンエッジ
- フレイムブランチ
- グレナディン
ぱんぱら-PANDA PARADISE- 種別 剣系
剣モンスターは、どれも捕獲場所が一癖あって、
古くから封印術士さんと知り合いだったということもあり、
剣モンスターの捕獲手伝いをよくしていたこともあって記憶に残っています。
BP上の特徴
剣モンスターの戦力的な特徴を裏付ける要素としては次の通り。
- STR、TGHが高い
- MGCが中程度でVTLが低い
- 種族はMetal
剣モンスターということもあってSTRはどの剣モンスターも高く、
スキルスロットは6個までしかないのですが、成長率としてはクラス120~125なので前作としては高め。
クラス125だと代表的な壁ペットとして有名だったバジリスクと同程度の総クラス。
通常の稼ぎ程度なら高い攻撃力と防御力が幸いして,そのままSTR振りをしてもかなりの扱いやすいペットになり、
前作の代表モンスターである、蜂・カマキリ・バジリスクの評価基準では、カマキリ型に近くなります。
TGHが高くAGLも低いために壁として使えなくはないものの、
VTLが低めであるため、どうしてもボス戦向けの壁としての信頼性としては低くなることから、
主な使い道としては、物理モンスターとしての活躍が想定されるステータスです。
ただしQUIが低いため命中率が低くなることから連携用のモンスター、連激で攻撃するのが前提となるペットで、
人によっては多少のQUI振り(連携牛狙いならAGL200を目標)を施して扱いやすくするといったことも考えられるようなペットでした。
剣モンスターの場合だとVTLが低めであるという点が魔法性能を高める要素となっており、
VTLが伸びないことによってMND低下要因が抑えられ、
TGHがMNDを小程度伸ばすことができる要因であることから、
中程度のMGCでも、魔ペットとして必要なMNDを確保できる見込みがつくことになり、
そのため、MCG振りを施して魔ペット化しても実用の範囲内で活動してくれることになります。
種族がMetalでHuman(プレイヤー)相手に種族勝ちしているという都合もあって、
物理・魔法の両方に対応している場合は、相手が使う物理バリア・魔法バリアを想定して両方に対応しながら相手の裏をつけるデュエル向きのペットという側面も備えています。
無印の頃から存在したブランディッシュとフレイムブランチLv1
- ブランディッシュ(V9 S39 T34 Q14 M24 Class120)

俗に「葱剣(ねぎけん)」と呼ばれる一般的な剣モンスター。
葱剣と呼ばれる由来としては、剣の柄が緑色で、スラっとした刀身が白だったことから、
見た目がまるで葱のようだということで、外観上の印象から起因しています。

最初の登場としては、巫術師就職クエストで登場。
古い人だとそちらの野生を捕獲して使っている人もいると思うのですが、Lv1登場場所はガーズラウンドの地下18階。
ガーズラウンドの場合だと地下10階毎にボスモンスターが配置されているので、
通常だと、辿り着くためにはナバ戦をこなさなければならないのですが、
10階ボスの「ナバ」だと、精霊の盟約がR8以上のプレイヤーがいると戦闘無しで素通りさせてくれることから、
育った封印術士さんの場合だとソロでも18階に到達できるといったシステム的な工夫も施されていました。
- フレイムブランチ(V10 S39 T28 Q12 M31 Class120)

MGCが一番伸びる剣モンスターであることから、
魔ペットとして用いるのならフレイムブランチが一番ダメージが出ると評価されていたペットで、
MGC振りでも元のSTRの高さから、自動的に物魔の両方の活躍が見込めるペットでした。
登場は野生・Lv1出現ポイントと同時期だったのですが、出現ポイントが「開くもの」クエストのかなり奥になります。
「開くもの」クエストは、道順がかなり込み入っている場所なので、
マップを見ながら進む技術がないと進行が危ういと思われるエリアの1つで、
当時だと「きまぐれキャンパス」さんのマップを見ながら進行するのが通例だったように思います。
また男女に分かれて進行するエリアでもあって、男性の封印術士でないと捕獲が出来ず、
フレイムブランチLv1ポイントまで進むためには、進行用の女性キャラのつきあいも必要になりました。
(※男性側だと他に「アームドボーン」Lvが、女性側だと「ファントム」「アイスゴーレム」Lv1が捕獲可能)
進入が非常に限られている割には剣モンスターの人気は非常に高く、市場に出せばかなりの高額で売れていくようなペットです。
私の場合だとマップを見ながら進行できるタイプだったので、知り合いの男性封印術士さんのお供に奥までつきあっていました。
そのことから私からすると「剣モンスターは商品だ」という認識が強くて、
剣士キャラを持っていてもあまり剣モンスターには興味がないといったクロスゲートライフを送ることになります。
元より人気があるペットだったので使い手も多く、変わったペットを使いたいと思っていたのでその点からも対象から外れるペットでした。
野生しか見つからなかったドラゴンエッジとグレナディン
- ドラゴンエッジ(V17 S37 T41 Q11 M19 Class125)
- グレナディン(V12 S44 T29 Q13 M27 Class125)


ドラゴンエッジとグレナディンは、人気のあるペットだったものの、
どちらも長らくLv1ペットは登場しないままとなりました。
最初の野生ペットの出現場所としては、

六曜の塔(連携牛の先、バロス・リヴェリウスまで至る道)です。
六曜の塔は広く、ドラゴンエッジとグレナディンが通常モンスターとして登場し、
中には中ボス級のトゥーンシェイド・シャドウ・シェイド・デコイの影モンスターも出てきます。
さらにはランダムで、ガーゴイル型と影モンスター4種も登場し、
ボス戦がエンカウントで開始になる場合もあって、六曜の塔内はかなり厳しい場所です。
「きっと広い六曜の塔内に、ドラゴンエッジとグレナディンのLv1が存在するに違いない」
ということで、何度もLv1捜索隊が組まれることになったのですが、結局は全て空振り。
Lv100を超えても捜索が厳しい場所であることには変わりなく、散発的に捜索隊が組まれてはLv1は見つからなかったという報告が相次ぐことになりました。
Lv1ペットは見つからなかったものの剣モンスター自体が人気なので、
Lv62~Lv64野生のまま使い込むという人も珍しくありませんでした。
実際に私も野生のまま使ったことがあるので感想としては、
ドラゴンエッジ・グレナディンともに元の高い成長率(Class125)の影響や、
STRが高めなので使いやすいBP構造になっていたことから、
野生のままで使っても、即実用として役に立つといった評価が施されていました。
懸念されている高DEFによる被クリティカル時の脆さに対しても、
「クリティカルダメージ=DEF×攻撃側レベル/(防御側レベル×2)」
というようにクリティカルダメージがLv差で軽減できるので、Lvを上げることでカバーすることが可能。
ただし、剣モンスターに関しては「なつきにくいペット」としても有名で、
プッチバットやインプは「なつきやすいペット」として有名だったものの、
野生ドラゴンエッジやグレナディンは代表的とも言われる「なつきにくいペット」で、
ドラゴンエッジやグレナディンを元に「なつきやすさ」の理論が組まれることもありました。
PUK3クエスト内にて登場することになったドラゴンエッジとグレナディンLv1
ドラゴンエッジのLv1は、PUK3内のクエストであるランクアップ4クエスト内で登場することになります。
クロスゲートのLv1出現法則は癖がある中で、その中で法則性も見出されていたのですが、
同一のポイントにてLv1が2種類登場するといった出現方法が話題になりました。
- ホワイトノア第一層目(117,135) リビングトラップ ブランクスモッグ
- ホワイトノア第二層目(109,171) パワフルガム コーラルスケイル
- ホワイトノア第三層目(63,150) レッドアイ ドラゴンエッジ
- ホワイトノア第四層目(43,106) フルーツバット アルラウネ
ホワイトノアの場合、戦闘職・準戦闘職・生産職・準生産職の4ルートを同時進行するクエストなので、

封印術士(準戦闘職)は他職と協力して第三層目のレッドアイ・ドラゴンエッジポイントまで進行しなければなりません。
基本的に、クロスゲートのLv1出現は1つのポイント以外では出てこない、
つまり、1つのポイントで発見されれば、他のポイントでは出現しないという法則性があったので、
六曜の塔内にはドラゴンエッジLv1が存在しなかったという決定的な証拠にもなりました。
また、ドラゴンエッジLv1は「ペットの引き換え」に用いることもできました。
「ペットの引き換え」が行われるようになった元としては2つ原因があって、
大量のモンスターコインで手に入る「魔術機 戌」「スイリューエル」「キャットメア」が労力の割には通常のペットだということと、
3125分の1の制約のステータス判定が行われるため、結局吟味している通常ペットの方が性能が高くなってしまうという問題の1つの改善策として。
- 魔術機 戌(10万枚) → ハンシン
- スイリューエル(20万枚) → ダースもどき
- キャットメア(30万枚) → グレートもどき
性能上の問題の解決策を具体的に説明すると、モンスターコインの交換時に能力を1/3125で吟味できて、
気に入らなければペット交換で新しくステータス能力を期待(前回分も含めて2/3125)するといったもの。
主要な点としては主に見た目の問題が大きかったように思えるのですが、この2つの作用はプレイヤー内で好評な出来事になりました。
それに準じて、通常のペットでも「ペットの引き換え」が出来るようになり、
- ポップマインLv1 → ビッグメタルLv1
- 黄銅Lv1 → フォルスキマイラLv1
- ドラゴンエッジLv1 → リビングメイルLv1
- ルーパスLv1 → プロキオンLv1
以上の特定のペットで、特殊なペットと引き換えが可能になりました。
(※コンチェルトゲートの梅雨クエストで、シリウスとプロキオンが出てきますが、
シリウスにしてもプロキオンにしていても、
元は高い総クラスを誇っていたヒョウペットの中でも最強クラスの双肩だったという意味合い)

ドラゴンエッジ自体にも人気があったものの、リビングメイルはボスモンスターの見た目。
そのため、ドラゴンエッジLv1が手に入った場合はリビングメイルLv1に引き換えられるようになります。
一方で、グレナディンLv1もPUK3のクエストにて登場することになります。
場所は「星詠みの宮殿」内で、男性ルートで手に入る「青の証」、女性ルートで手に入る「赤の証」を所持することで進行することができるクエストで、
グレナディンLv1までの道のりについては、ぱんぱらさんにてマップが掲載されています。
ぱんぱら-PANDA PARADISE- 種別 剣系 星詠みの宮殿地下1F(PUK3)
グレナディンの場合、剣モンスターの中でもトップクラスのSTRの伸びがあるので、物理型として用いる場合だと最もダメージが出て扱いやすいといった性能。
このようにして、PUK3のクエストを通して人気の剣モンスターのLv1は出揃うことになりました。