職業の統廃合について

アップデートが行われるたびに、二次職が登場せずがっかりする日々を繰り返していますが、今更ながら「職業の統廃合」についての個人的な見解について。

まずは今作になって新登場した職業の「風来」について。
最初は風来という職業がどのような職業かよくわかっておらず、盗賊やら格闘の代替、またはエリセ ウノの専門職として見ている人もいました。
実際は、鍵を作れるのが風来しか存在していないため、「風来 = 鍵職人」という見方が強くなってきています。
風来の場合はなにかの代替職の可能性があったために、職業の統廃合について触れられずに済みました。

職人の装備品ごとの専門性の廃止や、修理職の廃止

一般的に職業の統廃合で引き合いに出されるのが
剣職人、斧職人、槍職人、弓職人、ナイフ職人、杖職人、ブーメラン職人(武器7職)
兜職人、帽子職人、服職人、鎧職人、ローブ職人、ブーツ職人、靴職人、盾職人(防具8職)
というように、武器や防具の種類毎に職業が別れていたので、職人だけで15職もあると例示されたことがありました。

今作では、スキルを武器職人なら武器全般を、防具職人なら防具全般というようにスキルスロットの範囲内で自由に覚えることが出来るようになりました。
職業数だけでみるなら、前作の15職と比べ、武器職人防具職人と2職に圧縮されスリム化を実現できました。

しかし「専門の職人なら専門の装備をLvに応じて装備」できなくなったため、戦力で考えると前作より劣ることになりました。
これに関してプレイヤーからの要望として

  • 作成スキルを取得できたら、(Lvに応じて)装備できるようにするべき
  • DM型の職人が多いために、職人専用魔法がほしい

という人もいましたが、職人が戦闘職以上に強くなる要素は大きく省かれています。

前作でも、杖職人やローブ職人は高Rの専門装備ができても魔法性能ばかりが上がって直接的な戦力アップに繋がり辛かった経緯があります。
サイブラスト登場時に職人でどこまで伸びるか期待していたのですが、通常の属性魔法とRの伸び方は変わらないことを確認しました。
つまりは、職人では魔法で活躍することもないという方針が貫かれたままだったということになります。

他の今作で出てきた新しい問題点として、自由にスキルを入れられすぎて、スキルを削除できずに新しいスキルをいれられなくなるという深刻な問題が発生しています。
その点についてはプレイヤーの自己責任と捉えられているようで、あまり問題視されていませんが、当人にとっては何も出来なく思いに駆られてしまいそのまま追加待ちで休止せざるをえなくなっている人も出てきています。
私としては職業の細分化より深刻な問題だとは思っているので、むしろ細分化のままの方が良かったとも思っているくらいです。

修理職人も統廃合の対象なってしまったらしく、現在の使いづらい修理の仕様へと変貌を遂げています。
「修理職人 → 武器職人や防具職人」といった具合でしょうか?
この点については、装備品のDurを下げてまで販売数を増やしたいという目論見があるようで、修理させやすくすると物が売れないという思想の元に統合されてしまったように思えます。

前作の主な職業の統廃合案

よく言われていたプレイヤーからの統廃合案が

  • 医者と看護婦(士)の統合
  • 仙人と探偵の統合
  • ブリーダーと調教の統合

この3つの統廃合案です。

医者と看護婦の統合案

医者と看護婦の統合、すなわち、「応急手当」スキルと「治療」スキルの専門職ということ。
今作ではあまり重要視されていない応急手当は重要視されていません。
将来的に「毒撃」スキルの専門がこちらになる可能性もあり。
薬剤師の範囲内で統合される可能性も考えられていたのですが、薬剤師のスキル構成をみてみると医者看護婦の代替とは感じません。
むしろ現段階では医者・看護婦の廃止の方が濃厚にみえるくらいです。
「エステ」やら「整形」で活躍させる道もあったのですが、課金システムで活躍の場が奪われているような状態。

仙人と探偵(変身・変装職)の統合案

仙人と探偵の統合に関しては、忍者ともセットで考えてみると、

  • 仙人 → モンスターに変身(失敗で花・木・岩になることも)
  • 探偵 → プレイヤーキャラクターに変装(失敗でNPCキャラになることも)
  • 忍者 → 変身も変装もある程度可能

仙人に関しては、豊富な種類のモンスターの存在のおかげで楽しむことができましたが、探偵に関しては悲劇としかいいようがない(PUK3時点でも本編までのNPCにしか失敗変装できない、変装時ではクラウンが表示されない、ライドで変装が適用されない)ような状態でした。

仙人・探偵は、生産系の括りとされてしまったものの、お金稼ぎをすることもできず、強い装備品を装備することができないといった中から、PUK2以降のスキルで徐々に補強されていきました。
私の所属しているギルドだと、「変身しかできない仙人よりも、戦闘もできる忍者の方がいい」というのが圧倒的で、仙人よりも忍者の方が人気がありました。

プレイヤー提案としては、仙人と探偵の統合なのですが、可能性としては忍者に対して仙人+探偵の要素が追加される可能性も否定できません。
そうなると忍者の「状態異常抵抗」が、医者+看護婦の方に移る可能性も出てきます。
「探偵 = ものまね師」案やら、「探偵 = エンカウント操作職」のような意見もあることにはあったんですけどねぇ。

調教術師とブリーダーの統合案

一番問題になると思われるのが、ブリーダーと調教術師の統合。

  • ブリーダー = モンスターの取得経験値を上げる職業
  • 調教 = モンスターを上手に扱える職業(命令を100%聞かせることと、モンスターの消費MPを下げる)

2つ分ける意味がないということでブリーダーと調教術師が統合されるとの見方が大勢のようなのですが、ブリードにしろテイムにしろどちらも実用性に富む強力なスキルでした。
XGで2職に分類されたのは、どちらも主力になりうるだけの効果があるからと考えていいでしょう。
特に、テイムの消費MP減少に関してあまりマークされていないようですが、CGだと全魔が使えるのでやや強すぎる感があります。

統合に関して反対はしませんが、もしXGのままの性能で統合されるなら、確実にトップクラスの人気職業になります。
その上、おそらく将来登場するであろうライダーも専門になる可能性も濃厚なので、「ブリード + テイム + ライダー」という3つの主力になりかねません。
バランス的には、統合+両方の弱化修正【(1+1)÷2】あたりが適当かなと思っています。

職業の幅が狭められる中で

海外で登場している爆弾士やら布職人に関してはスルーするとして(私があまりよく知らないため)、CG内で具体的に追加希望されている職業がコレ。
<公式掲示板 提案)新・職業!「開拓師」>
個人的には「開拓師」みたいな開拓だけな職業より「風水士」のように多目的な感じの方がいいように思えます。

他に、新採取職として、まだ魚貝系の素材がでてきていないため「釣り師」が出てくるかと思ったのですが、おしゃれ課金装備で「釣竿」が出てきているのを見ると、将来釣り師が出てくる可能性は薄くなっています。

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職業の統廃合について への2件のフィードバック

  1. うさぎ紳士 のコメント:

    1赤で、剣士・仙人のペアだったことを伝えると「チャレンジャー」と言われたことを思い出しますよ(=▽=;
    うちのギルドだと「変身しかできない仙人」→「戦闘もできる変身忍者」に流れてしまい、仙人仲間が忍者へ鞍替えしていってしまう光景に物悲しいものを感じました。
    XGの仙人の場合、変身スキルに飽きてしまうと、仙人で何もできなくなってしまう、というケースが多かったのです。
    私も仙人キャラで存分に楽しんだクチでしたが、周りの人はそうだったかといわれると結果として厳しいものがありました。

  2. おそら高級長靴店 のコメント:

    戦闘で勝利しない事を許される仕様だったので、戦闘とクエストに興味の無い私は、探偵を思う存分楽しんでいました。今も相変わらず台湾で探偵を謳歌しています。

    CGの探偵は、いつ出るのかな?と、密かに期待していたりします。

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