XGだとあまり活用されなかったアイテムは幾つも存在し、
例えば、ランダムダンジョンの先を示すはずの
「ペンデュラム」というアイテムは
使用してもうまく行先を示さないということで
バンドレロから手に入れても200Gで
NPC売りするアイテムということ認識でした。
他にも使えそうで使えなかったアイテムとしては
R8料理「魅惑のメロンパン」
R8薬「香水:青の9番」
こちらは調理師や薬剤師が
御用達クエストで提出用のアイテムで
レシピをもらい材料を集めて作成するのですが、
魅惑のメロンパンがエンカウント率アップ
香水:青の9番がエンカウント率ダウンの効果があります。


それぞれ有効活用すると非常に役立ちそうなものの
当時は、ファンブルグ~イール間のような
『フィールド上』のマップでしか効果が無いとの噂で、
(効果の説明文が、フィールドでの魔族遭遇率が下がる)
効果時間は変身・変装のように歩数管理で
効果時間(効果歩数)も短いということで
あまり見向きされることがないアイテムでした。
実際問題として、アイテムスロットが20個までの上限で
一部クエストアイテムで常時埋まっていたこともあり
「魅惑のメロンパン」や「香水:青の9番」を
常時携帯するようなアイテム枠がなかった、
というのが一番大きな理由にはなっていそう。
作成も、魅惑のメロンパンで
「小麦粉20 牛乳20 砂糖20 アルパネスメロン3 マジカルキャロット10」
香水:青の9番で
「タイム10 ナデシコ10 マジカルキャロット20
スワンプヴァイパー10 水のクリスタルの欠片5」
ということで作成コストが高いのも普及はおろか
試用目的での流通も難しく、サービス期間中に
目にする機会がなかった人も多そう。
エンカウント率を下げる需要
エンカウント率を下げる需要に関しては、
ドラゴンクエストでのせいすい、トヘロスの魔法に
自分より弱いモンスターのエンカウント率を無くす効果があります。
【せいすい】 – ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki_
【トヘロス】 – ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki_
これらは基本的にダンジョン内では効果がないそうで
実態はどうあれそちらのイメージが
魅惑のメロンパン、香水:青の9番でも継承することに。
もし、フィールド上以外のダンジョン内でも
使えたとするとゲーム内での実際の使いどころを振り返ると
・熟練クエストはガルーナからアリュート、
アリュートからジェノーバへの移動が必要
・樹海内だと逃げ進行
・PUK1のメインクエストだと逃げ進行
・シェラウェッソの塔の王冠取りだと逃げ進行
というように、基本的に逃げて進行するケースも多く
「ふくろうハット」という不意打ち率が大幅に
アップするアクセサリーが存在するのですが
そちらを利用して不意打ち逃げが活用されたり、
(不意打ち時だと100%逃走が成功する)
しまいには「虚死為上」という逃走成功率が
上がるパッシブスキルも登場したくらいです。
需要自体はXGの当時からあったものの
効果時間が短い(効果歩数が少ない)イメージの問題も。
悪用というほどでもないのですが、
例えば黄金洞窟を剣士の「聖なる盾」を利用しつつ
単騎で潜って制覇する、という使い方を私自身していて
・1行動目:Escape
・2行動目:R10聖なる魂
(聖なる盾はR10になると名称が変わり「聖なる魂」)
1行動目で逃げられないときは
ダメージを95%減少させる聖なる魂でほぼガード。
1行動目で逃走に成功すると、
2行動目でのFP消費は反映されません。
必ず成立するわけではない(不意打ち、状態異常、崩撃)ものの
更にエンカウント率を下げるということをすると
安全に制覇できてしまう状況が構築しやすくなり
エンカウント率低下はゲームデザインに
関わる問題で匙加減が難しくもなっていました。
エンカウント率を上げる需要
エンカウント率を上げたいという話になると
使い方は大きく2つに分けられ
・経験値稼ぎで戦闘回数をこなしたい
・特定のモンスターに遭遇したい(Lv1)
ということなものの、XGだとあまり
その手の機能的な拡充は施されませんでした。
続編のコンチェルトゲートだとシステム的な拡充を経て
まず流行ることになったのが「Help狩り」です。
当時は経験値稼ぎにも利用できたのですが
獲得経験値が半分に減少したことにより廃れていきます。
ヘルプ狩り – コンチェルトゲート フォルテ Wiki_
そちらとは別に、強制的にエンカウントが発生するアイテムが登場。
「素焼きの魔笛」(1回使用で消失)
「木彫りの魔笛」(11回以上使用で消失)
その他アイテム – コンチェルトゲート フォルテ Wiki_
「高級チョコレート」(25回以上使用で消失)
「パンプキンチョコ」(25回以上使用で消失)
課金アイテム – コンチェルトゲート フォルテ Wiki_
「素焼きの魔笛」はランダムダンジョン内で開ける
通常の宝箱から入手可能なものの、課金要素の1つとして
強制エンカウントアイテムが追加されることになりました。
この場合だと、ドラゴンクエスト3でたとえると
「おうごんのツメ」「においぶくろ」での
エンカウント率アップというよりは
「くちぶえ」「ガライのたてごと」での
直接的なエンカウント発生で、需要に応えようとすると、
エンカウント率アップよりも、即座に戦闘を
発生させる仕組みが構築されるようです。
この辺は固定配置のボス戦の連戦が態様として近くなっていて
そちらをモデルにして戦闘サイクルを早めようというのが基点になるようで
実際に、ドクミスト洞窟での死体?を調べると
戦闘が発生する仕様が存在し、
5分後にはエンカウント判定が復活するため
そちらを利用して戦闘回数を増やす方法の記載が存在していました。
ダンジョンドクミスト洞窟 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki