クロスゲートの「巫術師サザンカ」について。
無印本編の時点だと「フォルケン」のクエストにて、
ラウレンスの弟子であるフォルケンが張った結界を、
「解呪の法」というアイテムを使って解いた人物です。
サザンカの墓?
サザンカについてはストーリー上複雑な経緯を辿っていて、
まず無印本編だと「サザンカとアシャフの墓」を護る牛姫モミジの話があります。
牛姫
「この獣人の姿になることは私が自ら選んだ道です。ただ、私は
ラウレンスが憎くてしかたありませんでした。
その後のラウレンスのことは私も知りませんが、レジスタンスによって
帝国が崩壊したのだと知り、それに貢献したサザンカとアシャフのお墓を
護り続けてきました。私の悔しさを晴らしてくれたせめてものお礼にと…。
(中略)
………こうしてここで墓守をしているこの私の心の中にも…
二人幸せに余生を過ごし、同じお墓に眠ることのできている
サザンカとアシャフに妬ましさを覚えることがあるのです。」
事実かどうかはさておいて、牛姫の話だと
「二人幸せに余生を過ごし、同じお墓に眠ることができている」との証言があります。
サザンカはコーラルの牢に死ぬまで幽閉された?
クルクス島のレクタールの町の「ヴェンジェンス」教団内にて、
サザンカの最後について次のように語られていました。
信者リーガル
「アルカディア帝国を滅ぼした勇者たちのその後は、
悲惨なものだったと聞いている。
皇女セクメトを助けたアシャフは仲間に処刑され、
サザンカはコーラルの牢に死ぬまで幽閉された。
バルケスはイムールの森で病にかかって死んだ。」
この話によると、幸せに余生を過ごしたとは全く異なる話で、
遺体だけは、ソルキア大陸のガルーナの北にある墓に埋められたといった可能性が出てきました。
サザンカを名乗る者
レクタールの地下に「冥府への道」という場所が存在し、そこに死神姿のサザンカがいました。
サザンカ
「ククク…今日も新たな獲物がやってきた。
コーラルの地下牢からここに移されて4000年、
後悔しなかった日など一日もない…。
私がここにいる限り、ノスフェラトスには行けぬ。
もっとも、今はあちらと繋がってはおらぬがな。」
「アシャフは処刑され、私は生きたままここに閉じ込められた。
だが慈悲深いアルゼ神は、私を見捨てはしなかったのだ!
アルカディア帝国の子孫を全て殺せば、私を赦してくださるのだ!」
「生きながらにして亡者となり果てた私を、救ってくださるとおっしゃるのだ…
あぁ、有難い。私は慈悲深く偉大な御神のため、帝国の子孫を
一人残らず始末して見せようぞ。神よ、私の忠義をしかと見届けて
くださいますよう…」
サザンカは「コーラルの地下老からここに移され」たといった話や、
「生きながらにして亡者となり果てた」といった話が出ています。
この話を本情報とすると、牛姫のいう「お墓に眠ることのできている」という話と
信者リーガルのいう「コーラルの牢に死ぬまで幽閉された」といった話と矛盾します。
- 主人公たちが「冥府への道」へ到達した経緯
主人公達は、異界へ戻る方法を探していて、
ノスフェラトスに異界に渡る方法があるということで、
ノスフェラトスに到達する方法を模索することになります。
ノスフェラトスに到達するためには、盲目のアディーンの許可が必要で、
盲目のアディーンに会うためには、アディーンに危害を加えないことを予言する必要があるとして、
ヴェンジェンス教団から、3つの占いの触媒を集めてくるようにいわれることになります。
「戒めの石」「災禍の水」「真理の枝」を各洞窟の呪われし者を倒して入手し、
聖女マハに会うと、未来を見通せない存在だと恐れられて「冥府の道」へ落とされることになります。
- 「冥府のへの道」の性質
冥府の道という場所は「ヴェンジェンス」教団にとっての処刑場になっており、
主人公達は聖女にとって都合が悪いということで抹殺されそうになっているといった状況です。
高級信者アガタモ
「聖女は、あんたのように『ヴェンジェンス』にとって都合が
悪くなった人間を、冥府の道に落としている。
この冥府の道には亡者の王と『名なし』と呼ばれるものがいて、
死体を始末してくれるときいていたんだが…。」
冥府の道には、「Unknown」と呼ばれる、
姿が変わり果てたアルカディア帝国の子孫がいて共食いをしているとの話をしています。
高級信者ラリエル
「ここにいる『名なし』って、私たちと同じ帝国の子孫なのよ。
信じられる?
ここに捨てられた人たちが共食いをして生き残った姿なの。
何十年も生きている『名なし』もいるんだって。
…私も食べられちゃうのかしら。」
こちらが名称が「Unknown」になって冥府の道にて出てくる人物。
- 「ヴェンジェンス」教団設立以前からサザンカはいた話
盲目のアディーンがいる岬の神殿を管理している一行から、
次のような話を聞くことが出来ます。
狩人カイゼル
「冥府の道にいた亡者は、伝説の巫術師サザンカだ。
皇女セクメトを逃がした罰を受けようと、サザンカは自らアルゼ神の
審判を求め、生きながらにして永遠に浅域を彷徨う亡者になってしまったという。
『ヴェンジェンス』の神殿が建つよりもずっと前から冥府の道を
徘徊しているというのだから、あそこには何かがあるのかもしれないね。」
このことから、サザンカの本分としては、アルカディア帝国の子孫の抹殺ではなく、
アルカディア帝国の子孫をノスフェラトスへ通さないといった門番の要素の方が強い可能性も出ています。
アルゼ神は、アルカディア帝国の遺産について警戒していた話があるので、
サザンカの言うとおり、アルカディア帝国の子孫を全て殺すように命令されている線も否定できないのですが、
アルゼ神のお告げに関しては、サザンカとアルゼ神の間の出来事の話なので、
どの程度信憑性のある話なのか実感が乏しく感じられます。
癒し系死神
サザンカ戦としては、進行上だとクエスト「解き放つもの」では必須なのですが、
クエスト「ノースバウンド」(初めての冥府への道)でも、
ランダムエンカウントでサザンカと遭遇することもあります。
ボスモンスターなので、通常のエンカウントモンスターより強いのですが、
PUK1のボスとしてはそれほど強くは感じないので、戦うと中ボス感覚で挑むことになります。
サザンカは死神の姿なのですが、元は巫術師なのでリジェネアの回復魔法を使用します。
呪術や死の魔法については、周囲のシャーマンが使ってきて
魔術師・クレリック・巫術師・呪術師の杖職の関係において、
巫術師とは正反対の職が呪術師(シャーマン)といった構造下にあります。
(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「逆襲の牛鬼」「盲目の竜(ノースバウンド)」にて確認できます)