前作のウーズ系統について。
CG Island モンスター スライム系統
BP構成
- スライム V46 S26 T11 Q6 M16(総クラス105)
- ウーズ V49 S24 T15 Q5 M12(総クラス105)
- ジェリー V45 S31 T6 Q10 M13(総クラス105)
- プディング V40 S25 T12 Q8 M20(総クラス105)
- Rスライム V27 S15 T17 Q50 M16(総クラス125)
ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト
VTLが突出して高く、STRが中~高程度に伸びるといった特徴。
QUIも鈍足タイプなので、BP構成としてはほぼ壁ペット向けといっていいステータスです。
STRが中程度に伸びるので、崩撃ダメージの底上げ用になるといった具合なのですが、
結構STRが高めに伸びるので、使い方によっては鈍足タイプ相手へのダメージ源へ繋げることも出来なくはありません。
スキルスロットが9個と豊富ではあるのですが、壁ペットで有効活用できる実用スキルは限られていて、
代表的には「護衛」「崩撃」「明鏡止水(吸血攻撃)」があれば、あとはスキルスロットが余ってしまいます。
正直ウーズ系統だとTGHが低すぎて、幾ら「LPオバケ」と言われることもあっても、
DEFが低すぎるとなってしまうと壁ペットの信頼性に関わる問題点となっていました。
そのため壁として性能面で評価すると、スキルスロットが豊富なことよりかは、
TGHが高かった方が使いやすくなったとも思えるのですが、
スキルスロットが多い点を前向きにとらえると、抵抗スキルをふんだんに盛り込むことが出来ると受け取ることが出来、
「呪術での無力化の影響を抑えることが出来た壁ペット」だったとも判断できます。
また、TGHが低い分物理ダメージが通りやすくなるデメリットについては、
反射ダメージを返すことを考えると、それはそれで使い道があると受け取ることもできました。
ウーズ系統のアクション
- 前作のウーズ
壁向けのステータスをしているものの、壁向けの定番といえば「バジリスク」となり、
THGが低めのウーズはあまり戦当面での評価は高くありません。
しかしウーズはその見た目とアクションによってプレイヤーに愛される存在になりました。
ウーズ系統の立ち姿といえば、流動的で「癒し系」を感じさせるような柔らかいイメージで、
移動アクションも、身体を波立たせて移動するといった流体仕様。
ウーズ系統の人気あるアクションとしては
「倒れるアクション」と「ガードアクション」の2つとなり、
「倒れるアクション」だと、その場で水溜りとなります。
プレイヤーとしてはこの水溜りで様々な水表現を施していて、
ScreenShotの画像の場合だと温泉やプール表現、
ジェリーだと、血のり表現でなんちゃって殺害シーンを演出することができました。
「ガードアクション」だと、文鎮化して100t表示されるといったもの。
ジェリーやスライムだと小型なので、ちょうどテーブルのようなサイズとなり、
テーブル感覚で置くとテーブル化したジェリーを囲って団欒したり、
ウーズやプディングだと人並みサイズの文鎮になるので、よく看板ペットとして用いられることがありました。
- 今作のウーズ
コンチェルトゲートのウーズだと、前作のような波立つようなエフェクト感が無い代わりに、
グミ状のぷよぷよ感(安定感?)が強くなり、立ち姿としては前作よりスッキリしたイメージがあります。
また、コンチェルトゲートだとジェリーとスライムだと目の部分が描かれてなくなっているのですが、
戸部さんのイラストのジェリーだと目の部分が描かれていました。
マイコンチェにあるペットのイラストだと、
全体的にクロスゲート時代の使い魔の描かれ方が目立つので、
ペットのイラストが描かれた時期としては、サービス開始前に描かれたものになるようです。
今作のガードアクションだと、びっくりしたように細く縦長に伸びるようになって、
それはそれで人気があるアクションではあるものの、
クロスゲートだと、PUK3に登場したクリープ系統に近いガードアクションになりました。
コンチェルトゲートだと、カッフェやカスタードといったペットが追加され、
いわばクリッター系統のダンプリングのような構成が意識されている様子。
カッフェやカスタードの追加によるプレイヤーからの反応は良く、
スイーツ系の頭飾りはカッフェやカスタードにつけるのが最も相応しいと言えます。
出現場所
- スライム
- ウーズ
スライムとウーズは、最初に出会うであろう出現場所としては「地下道の亀裂」です。
クエストとしては「武器・防具修理職人」就職クエストで、
リセリア城図書室別館さんのクロスゲートのシナリオ集にある「武器・防具修理」の項目にて、
シンボルエンカウントのウーズと接触し戦闘になると「なめなめー」としゃべりだすことを確認できます。
そこで登場するウーズはLv1~2なので、ウーズとスライムのLv1は捕まえ放題となり、
ウーズ系統の見た目にほれ込んで、性能吟味のためにひたすらウーズやスライムを捕まえるといったことが度々ありました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 スライム
スライムもウーズも似たような性能なのですが、壁向きとなるとウーズの方がTGHが高く、
見た目だとウーズの方が爽やかな水色なので、人気としてはどうしてもウーズに偏り勝ちになりました。
Lv1が豊富に登場するということで、ウーズ・スライムともに販売会告知の看板として用いられたのですが、
小さい方が好みの場合はスライムが用いられ、大きい方が好まれる場合はウーズが用いられるといった使い分けが施されています。
- ジェリー
ジェリーは、ウーズ系統だと最もSTRとQUIが高く、
特にSTRのクラスが27~31というように物理型として扱えるような攻撃力の高さがあります。
しかし、いくらウーズ系統の中で最もQUIが高いとはいえ、
QUIクラス6~10までとなると、お世辞でも攻撃が当たりやすいとは言えず、
STRが高くてもそれを活かす手段が乏しくなっていました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ジェリー
そのため、ジェリーは戦闘向けのペットという扱いよりも、看板として用いられる方が一般的です。
Lv1だとどうしても高価になってしまうことから、
「血のり」用のペットとして軽い遊び感覚で「野生のジェリー」を抱えていたという人も多いはず。
ジェリーと遭遇する機会としてはジェノーバを行き来できる「セレーネ海底洞窟」が最も高くなり、
セレーネ海底洞窟で採掘しようとするとジェリーやモルボルの群れを切り抜けなければならず、
低Lvの生産系にとって脅威となることが度々ありました。
- プディング
プディングで有名なのは「なまず様体内」なのですが、
なまず様体内だと採取キャラが同行しなければならないため、
プディングと遭遇するといった機会がやや乏しくなっていたようです。
大きさはウーズと同程度なのですが、プディングだとつり目になっているといった対比構造。
あまりプディングの方は人気が出ることがなく、ウーズ関連で揃えられる1匹といったイメージがあります。
水色コーチ・フローズンウーズ・ソリッドウーズ・うーちゃん
ウーズはプレイヤーからも愛された使い魔ですが、
作中でボスモンスターの1匹として登場する機会が多く、
運営側にも愛されることになった使い魔だったといっても過言ではないと思います。
- 水色コーチ
格闘士就職クエストの場合だと、4匹のボスモンスターと相手しなければならないのですが、
その中でウーズの姿をした「水色コーチ」が存在します。
リセリア城図書室別館さんのクロスゲートのシナリオ集にある挌闘士就職クエストの項目にて、
>闘士バンバン
> ここまで来れたか。後少しでヘキサゴンだ。第三の関門は体の房。
> 我々格闘士は重い防具などつけない分、何よりもまず体が資本だよ。
> 「こんなに痛めつけているのにまだ倒れないのか?」くらい思わせないとダメだ。
> 底なし体力の持ち主、水色コーチにしっかり稽古をつけてもらってこい!
> 回復が入ったときの粘っこさ、しっかり見習えよ。
>水色コーチ
>*話し掛けると戦闘突入
>戦闘開始時
> ぼこぼこーっと好きなだけ殴ってきなサイ
>撃破時
> 体の房は合格ー。キミも打たれ強くなりなサイ
というように水色コーチは「底なし体力の持ち主」といった設定なのですが、
他にクリティカルやカウンター率が異常に高いといった存在で、
挌闘士就職のために低Lvで参加していると、
水色コーチのカウンターの餌食になって離陸したといったケースも実際に出てくることになりました。
- フローズンウーズ
フローズンウーズは、「セレーネ凍土帯」で出てくるエンカウントボスの、
アイスアウラウネと一緒に登場してくる強敵となりました。
CG Island クエスト 雪山
まず雪山について説明すると、古くから存在するクロスゲートの稼ぎ場の1つで、
道中に出現するラセドンやガルムを倒しながら進んでいくと、
途中で「セレーネ茸」といったアイテムが手に入りました。
この「セレーネ茸」を雪山の頂上である「セレーネ凍土帯」にある山小屋に持っていくと、
「宇治金時」もしくは、シナリオ中で度々高級料理として扱われる「白熊のステーキ」が手に入ることがあります。
このとき「セレーネ凍土帯」を移動中に、アイスアウラネとフローズンウーズが出てくることがあり、
強度としては、メインクエストのフリアボロスやアッカス戦並の強度を誇るようなボスでした。
CG Island マップ 深雪の山道
基本的に雪山はLv30後半のプレイヤーが稼ぎで訪れるような稼ぎ場なので、
Lv60以上のプレイヤーが相手にするようなボスが不意に出てこられても対処のしようがありません。
稼ぎ場で雪山に来ている場合だと、アイスアウラウネが出たらそこで自然解散となり、
山小屋までの移動中にアイスアウラウネが出ないかどうかハラハラしながら横断することになりました。
フローズンウーズは「チャチャチャ」という自己を犠牲にして全体回復をさせるといったスキルを用います。
PUK1だと踊り子のメインスキルである「踊る」のR10スキルの成功がソレで、
要は、ドラクエでいうメガザルのようなもので、蘇生の部分がLP回復になっています。
踊る-スキル-XG資料館-PochiLong
見た目としては、キラキラ輝きながら離陸エフェクトで画面を跳ねながら吹っ飛んでいくのですが、
アイスアウラウネが1匹残ると自爆をしてきて、自爆はアイスアウラウネのLPダメージなことから、
この「チャチャチャ」で回復されてしまうと、かなり厄介な行動になっています。
- ソリッドウーズ
ソリッドウーズは、水の洞窟の最下層に登場するボスモンスターです。
CG Island クエスト 水の洞窟
クロスゲートだと稼ぎ場として「炎の洞窟」と「水の洞窟」稼ぎが有名だったのですが、
炎の洞窟稼ぎの場合だと、最後はボス戦に挑戦してR6~R8宝石を狙うのですが、
水の洞窟稼ぎの場合では、稼ぎのメンバーではボスモンスターが強く感じられるということで、
募集稼ぎだと、ボスに挑まないまま解散になるのが通例になるボス戦となります。
強度としてはフリアボロスやアッカス並の強さがあるため、挑戦するときはLP回復薬の所持は必須。
ウーズといえばLPが高い割りには、TGHが低くDEFが低くなっている柔らか仕様なのですが、
このソリッドウーズは非常に硬く、どの程度硬いのかというと
ソリッドウーズに攻撃するときはクリティカルを発生しやすくなる斧を持って攻撃するように指示されるくらいで、
通常の物理攻撃とクリティカル発生時のダメージ差が、10倍程出たような記憶が残っています。
そのような具合なので、私の場合だとメイン戦闘職が剣士なこともあって、
ソリッドウーズに対峙するときはR3R4斧を持って挑むといったことがしばしばありました。
- うーちゃん
うーちゃんは、ドラゴンセイバーやノースバウンドでの「ヴェンジェンス」の遣いの一団で、
魔術師ウリルの使い魔というような扱いで登場しています。
CG Island クエスト ドラゴンセイバー
CG Island クエスト ノースバウンド
このうーちゃんは、自己犠牲回復の「チャチャチャ」を使用してくるので、
そういう意味だとフローズンウーズの性質と似通った箇所がある使い魔として登場しています。
魔術師の前列にいるので壁ペットのような扱いとなっており、LPも他のペットより高め。
レア盗品
ウーズ系統だと、レア盗品が有名でゼリーを盗むことが出来ました。
- グリプル
- ブルプリン
- レップルルン
- プリン
詳細に関してはSeis-florさんの「Data」にある「amorphas」にて確認することが出来ます。
見た目は食べ物なのですが、扱いとしてはお守りの装備品で、
わざわざ説明文に「(食べられません)」と明記されています。
性能としては、軽い状態異常耐性が付与されている程度で、
状態異常耐性の数値差についてはゲーム中でよく分かっておらず、
その上、数値も低めだということもあって実用品としては程遠いアクセサリーです。
しかし、見た目としては人気のあるアクセサリーで、観賞用のアイテムとして持て囃されることになりました。
レア盗品ということもあって全て盗み出すのにかなりの時間を要する作業になっていたのですが、
PUK3の極秘練兵場にて全種のウーズ系統が出てきて、そこの場合だとレア盗品の入手率も高かったことから、
そちらの方でウーズ系統のレア盗品を集めたといった人もいたようです。
CG Island クエスト 傭兵部隊
今作のコンチェルトゲートでも、プリン系(食べられません)が踏襲されることになり、
R4MND帽子として登場することになっています。
評価としては、ネタ装備ということで「装備することがありえない」といった評価もあったのですが、
それらの評価とは逆に、好んで装備するプレイヤーも出てくることになり、
プディングキャップ(旧名カラメルハット)はコアな支持を集めることになりました。
忍者屋敷の地下
クロスゲートだと「忍者」という職業が存在し、「忍者」就職のためのクエストが存在しています。
CG Island クエスト 忍者就職クエスト
やや難易度のある就職クエストということもあって苦い思いをした人もいるとは思うのですが、
クエストのストーリーの評価としては高いものとなっている代表的なクエストにもなっています。
忍者就職クエストは、チャットの機能を利用し、
NPCにチャットを打ち込むことによってクエストを進行させていくというもの。
例)「アルコル…」「アズミ…」「どく…」「ウクラム…」「にんじゃ…」
尚、語尾の「…」に関しては、正面か重なっている対象にしか届かないチャットの伝達方法。
ストーリーとしては、ファンブルグで毒殺事件が発生し、
毒殺されたカナイの孫娘のアズミを捜索することになります。
殺人現場にて毒について聞くと、図書室にて毒について調べている博士がおり、
セラルカの病院にいって毒の種類(ベラドンナの血)を特定し、
「ラン」という戦乱時代に活躍した暗殺集団が用いていたとの情報を得ます。
(※ランはPUK1だと国の名称で、PUK1の勲等クエストではエルヴァとランの国のストーリーを主軸に進行)
ウィルノアにいくと民家の階段前にて挙動不審な女性がいるので
「アズミ…」と話しかけると、傷だらけのアズミを匿っている地下室へ到着するものの、
これだけだとアズミから信用を得ることはできずに話は進みません。
一方で、アズミはイールのサンフランシスコにいる調理師アルコルのお手伝いをしていて、
アルコルから事情を聞き出し「アルコルのお菓子」を入手してアズミに渡すと、
アズミから今回の毒殺事件の全容についての説明が行われることになります、
ランから逃げていたカナイとアズミ達は、ランの暗殺集団に見つかり、
「人の殺し方を教える書物」を殺害することによって取り返したといった事情で、
アズミはその追っ手から命からがら逃げてきたとの話。
アズミの記憶によるとフレイアで一番高い山である「ウクラム山」にランの隠れ里があるはずだとのことで、
ウィルノアから北にいる開拓者アンメルに「ウクラム…」と話すと、ウクラム山に移動することができます。
そのときウクラムの村に到達途中に「忍者屋敷」を通る必要があり、
まさにカラクリ屋敷といった具合で、途中に落とし穴が張りめぐらされていたり、
不用意に扉を調べると、忍犬、忍鼠といった門番モンスターと戦うことになります。
その中の1つのルートとして、落とし穴に落ちると、
スライムとジェリーとエンカウントするエリアに到達し、
倒すと鍵が手に入ることによって、忍者屋敷内を進行するためのルートを進むことが出来るのですが、
調査が進むにつれ、安全に進むことが出来るルートが確立され、
スライムとジェリーを倒して鍵を手に入れたり、忍犬・忍鼠と戦って無理に進行する必要性がなくなることになりました。
Rスライムの評価
Rスライムは当時最速といっていいような高速タイプの使い魔で、
QUIの最高クラスが50まであり、成長率も高いといった特徴を備えていました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rスライム
- Rスライム V27 S15 T17 Q50 M16(総クラス125)
しかし、速度はズバ抜けて速いものの、ダメージ源となるSTRやMGCの伸びは決して良くはありません。
ハーピー系統の場合だと、アエロー以外はかなり無理をして魔ペット化することも出来たのですが、
Rスライムの場合では、MND成長阻害要因となるVTLの成長がハーピー系統より高いので、そちらの道も遠のいています。
そのため冒険用ではダメージ源になりづらく、扱いづらい使い魔としても有名になっていました。
一方で、デュエル向けの話をすると、
Rスライムは最速でVTLがそこそこある使い魔ということで活躍を見せ、
物理・魔法バリア剥がしに最速で行動したり、状態異常攻撃で無力化して戦局を有利に運ぶことが出来ます。
スキルスロットが9個もあるといった強みも重なり、
冒険用とデュエル用では全く評価が異なるといった一面も持っていました。
尚、Rスライムを所持しているということは、
見た目が全く同じな通常のVTL振りのスライムと併用して、
スライム・Rスライムの使い魔の活動を、
相手プレイヤーに読めさせないようにしようと考えることもあるのですが、
RスライムがそこそこVTLが伸びるということで、
それならばQUI(STR)振りのRスライムと、
VTL振りのRスライムを使い分けた方がいいといった話になってしまい、
あまり通常のスライムとRスライムの有効な使い分けに関しては成立しづらい状況になっていました。