前作のフローター系統について

前作のフローター系統について。

CG Island モンスター フローター系統

BP構成

  • ポルターガイスト V15 S15 T15 Q15 M40(総クラス100)
  • クリッター V14 S17 T11 Q16 M42(総クラス100)
  • ボム V12 S20 T14 Q14 M40(総クラス100)
  • フローター V16 S14 T14 Q17 M39(総クラス100)
  • ダンプリング V17 S17 T7 Q17 M47(総クラス105)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

BP構成としては、魔ペット以外使いようがないステータス構成をしています。
QUIのクラスもフローターやダンプリングで17程度なので鈍足~中速の部類に入り、
鈍足~中速にしては防御力が高くないため、育成しづらく感じられる魔ペットとなりました。

ダンプリングは、フェイクラットくじB賞の景品で、
他のキュー・パンダ・キューピッドがどれも実用としては優秀な部類だったことと比べると、
ダンプリングに関しては、ワイアームとRワイアームのように
通常のフローター系統とは大差がないと判断せざるを得ません。
そういう意味では、ダンプリングは実用というよりは「観賞用」の意味合いが強く、
フローター系統は敵モンスターとして出てくる分には倒しやすい相手なので、
ポジションとしては「やられ役」に位置していたということになりそう。

一方で、クリッターに関していうと、
火山稼ぎにおいては「時代の寵児」といって良いくらいで、
実用度においては最高クラスの魔ペットの扱いを受けることもありました。

謎存在

フローター系統は3つのボールを元に構成されていて、常に外側を向いています。
視野としては死角がないため、見た目としてはバックアタック(不意打ち)が通用しなさそうなのですが、
ゲームのシステム上の兼ね合いもあってか、フローター系統相手でも通常通り不意打ちが発生していました。

攻撃アクションで2つのボールが1つのボールを飛ばすといったアクションや
魔法アクションで3つのボールが1つの大きなボールに合体するといったアクションは
クロスゲート時のアクションをそのまま引き継いでいる上に、コンチェルトゲートの方が動きが滑らかです。
そのため、フローター系統に関してはコンチェルトゲートの方が優れていると素直に評価できる内容で、
ライドで乗って移動するとちょっと上下に揺れ過ぎる点は気になるものの、
色のバリエーションも増えて個人的な満足度としては非常に高いペットになっています。
逆に評価すると、前作のフローター系統はもっとゆったりとした動きをしていて、それはそれで味があったといった評価にも繋がります。

コンチェルトゲートプレイヤーさんで、フローター系統について聞くと、
「手をまじまじと見てみると、子どもの手のように見えて怖く感じられる」といった話を聞いたことがあって、
私の方でも実際確認してみると、手を意識して見ている限りだと、なんとなく手が長いように感じられました。
(※他に怖く感じられる系の話だと、ブーツかむり系が目が光って怖く感じるというのも聞いたことがあったり、
 有名な話だとローズクリープ系統のそれぞれのアクションが怖いといった評価を聞いたことがあります。)
前作のクロスゲートの画像を確認してみると意外と手は長めだったと感じているのですが、

戸部さんのイラストだと手は短めで、
印象の中で話すと手は短め(あるいはあまり印象がない飾り)といった話になるようです。
コンチェルトゲートのフローター系統のアクションだと、
後ろの2匹が1人を投げつけるといったアクションなので、
アクション面である程度手の長さを確保しなければならなかったといった事情があるようにも思えます。

あと戸部さんのイラストだと、3匹を繋ぐ伸縮性のある「謎の糸」が描かれていないのですが、
フローター系統は存在自体が謎そのものだということに起因しているように思えて、

「海峡を越えて」での「おしゃべりクリッター」にて、
3匹別々に話すといったシーンが初めて出てくることになりました。

「MGCに振り切れない」の解釈

フローター系統は高すぎるMGCによって、
ボーナスポイントがMGCに振り切れなくなるといった現象に陥りることがありました。
この解釈については2つの見方があって、
1つは、もしMGCに全部振れたならば、もっとフローター系統の価値が上がっただろうといった見方です。
基本的に魔ペットおいて、MNDが高ければ高いほど優秀な魔ペットであると判断でき、
種族特性上の話をすると、Metalの盾ペット対策に、
種族属性で最も有利であるAmorphasのフローター系統のMNDが更に伸びれば、
MND負けすることなく魔法能力としては立派な対抗手段として活躍していたといった主張となります。

一方で、もう1つの見方として、アイギスでも見られた現象なのですが、
必要以上にMNDが高くなっても活躍の場所がないといった見方です。
魔法ダメージに関しては一定以上のMNDを保有していれば最高ダメージを発揮できることがほとんどで、
例えMGCに振り切れなくなっても、フローター系統は高いMNDをキープすることができます。
そのため、BPが振り切れないならば振り切れないなりに、
TGHにふって防御能力を高めるか、QUIに振って中速くらいの速度を獲得するかした方が、
活躍の幅が広くなって冒険向けの魔ペットとして活躍しやすくなるという事実です。

どちらが正しいかについては各々の判断となるのですが、
そもそもフローター系統は、実用向けというには防御性能が低くて使い物になりづらくなっていました。

かわいいペット症候群

クロスゲートの場合だと、見た目で壁ペット・物理ペット・魔ペット向きの傾向が顕著となります。
そのため「かわいいペット」を集めると、気が付いたら魔ペットのみが集まってしまい、
冒険に支障が出てしまうといったことが実際に発生することになりました。
この問題は特にライトプレイヤーさんに陥り勝ちな現象で、
人からペットを貰ったりしていると、処分できなくなってしまうといった事態にもなり勝ちです。

国内だと、魔ペットを使いづらくする処置が採られることになってしまい、
顕著な例としては魔ペットの魔法スキルが非常に高額になっていました。
国内の場合だと、
R1魔法が単体500、範囲が1000G、
R10魔法が単体50000G、範囲が100000Gで、
使い魔スキル一覧-スキル-XG資料館-PochiLong
海外の場合だと、
R1魔法が単体・範囲ともに100Gで5倍差10倍差があり、
R10魔法が単体・範囲ともに1000Gというように50倍100倍ほどの差がついています。
ソロモンの小箱・XG豆知識 スキル一覧
国内で使い魔の魔法スキルを買い揃えるとしたら、
魔ペットの活躍が見込めるようになるのはLv60以上からとなり、
導入段階で魔ペットで揃えてしまうと極端に活動しづらくなってしまい、初心者を苦しめることになりました。

この他にも、1系統のペットが気に入って同じ種族のみ扱おうとすると、
例えば蜂ペットのみ使おうとするならば物理ペットは豊富なものの、
ボス戦で戦術上必要となる壁ペットを確保することができないといった事態に陥りました。
(※例外に関してはバジリスク系統やRノッカー・Rフェイクラットの話にて)

この問題はコンチェルトゲートで幾つか克服されることになり、
例えばネズミ族の場合だと、
丸耳(ノッカー)族は魔ペットのようなBP構成で、
長耳(ナイトメア)族は壁に使えるようなBP構成になっているといった特徴がありました。
また、PUK2やPUK3の段階でもその対策処置が施されることになり、
同じ種族でも、物理型や魔ペット型で異なるといった処置が施されることになっています。

フローター系統もナイトメアと同じような処置が施され、
クロスゲートだとほぼ魔ペット向けのBP構成オンリーだったのですが、
コンチェルトゲートだと壁ペットや物理ペット向きのBP構成になっています。

RPG上での「ボム」のポジション

「ボムのプロフィールカード」はR8特殊靴の「シェイドヒール」の材料になっています。
>「ボムのカード(1) ミスリル鋼(10) ミスリル銀(10)」
>DEF+20~+26 AGL-60 FP+90
まぐろぐーまろ
本来はAGLが伸びるはずの靴装備が、
AGLが大幅に下がる代わりに、FP上昇が付与されるといった装備品。
他にプロフィールカードが材料になっているものといえば、
Rバンドレロ作成に必要になるくらいで、かなり珍しいケースとなります。

R8特殊靴作成のためにボムのプロフィールカードが必要だということで、
シェラウェッソの塔でボムが出てくる前は、
ベツレヘムの迷宮で出現するボムが倒されていたのですが、
ベツレヘムの迷宮だと、特殊素材の「誓いの証」が手に入ることがあり、
ボムのカード狙いで副収入が手に入るといったこともありました。

フローター系統でもボムは特殊な存在となっていて、
同系統内で唯一「自爆」をすることでも知られることになり、
好評だったPUK3のモンスターハンティングのクエストでも
「ヴォルケボム」といった火魔法に特化したボスモンスターが存在しています。
>9.ヴォルケボム
>火属性の魔術を極めたボムらしい。
モンスターハンティング大会-その2: のんびりたいくう

クロスゲートでボムといったらフローター系統のボムなのですが、
コンチェルトゲートの場合だと、トパーズ様に独自の人気が出た都合で、
ボムとしての役割をトパーズ様がこなすといった展開になっていました。
クエスト「秘めた力を求めて」(Lv65以上制限)に挑戦してみた
振り返ると「ボム」という名称特有の役割といったものが存在することが伺えるのですが、
「おもひでのはな」のユーハン(弟)ルートの場合で、
フローター系統のボムを撃破すると黒火薬が手に入るといったクエストが組まれたことを考えると、
トパーズ様とは異なった1つのボムの再考が施されることにもなっています。

出現場所

  • ポルターガイスト


ポルターガイストは最初は土の洞窟で出てくるのですが、そちらだと捕獲不可能で、
PUK1の「ナンチャラ山 第1通路」で捕獲可能なポルターガイストが初めて出てくるといった形式に。

1度に出現する数も多く、攻撃魔法も使われるということで厄介な面もあるものの、
Lvとしては低めなので、高Lvの封印術士ならばLv1が出てくれば捕獲は可能といった具合になるようです。
出現時間としては「2.5~4時間程度」ということであまり遭遇率は高くなく、
元より観賞用の使い魔ということもあって供給が乏しいことから、売りに出されるときはどうしても高額に売りに出され勝ちに。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ポルターガイスト

  • クリッター


クリッターは、フローター系で最も戦力として評価されることになった使い魔です。
ポイントとしては「水属性」と「Amorphasの魔ペット」の2点。
PUK1の火山稼ぎの時代だと、俗に「弓格魔僧の時代」と評され、
範囲攻撃を出来る職業以外は火山稼ぎの募集に乗りづらかったのですが、
その対策としては他職は魔ペットを使って火力を補うことが出来、
Metal属性と火属性の相手が多かった火山においてクリッターが注目されることになりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 クリッター
PUK2以降で風穴の時代になってもクリッターは水属性なのでそのまま活躍が見込め、
結果的にクリッターが稼ぎ場のパートナーとして活躍する期間が長く採られることにもなっています。

  • フローター


フローターは、城の地下迷宮で出てくるため、
そちらの序盤稼ぎでゴーストとフローターを相手にしたという人も多そうなのですが、
フローターで有名なのは「闘技場の迷路」でのLv1フローターとなります。
最初はLv1の出現が記録されていて、
CG Islandさんの説明だと、Lv1ポイントや捕獲難易度の記載があり、
ソロモンの小箱さんにもLv1からの出現データが寄せられています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 フローター
PUK1の段階になると、なぜかLv1フローターが出現しなくなったようで、
ぱんぱらさんの説明だと「現在出現しない?」と記載されていました。
ぱんぱら-PANDA PARADISE- 種別 たこやき系

実は私だと「出現しなくなった」といわれた時期から、Lv1フローターを買い取ったことがあり、

この「買)R8ガネ1k」の看板に使っているフローターがLv1フローターでした。
買取時に、特に入手方法については聞かなかったのですが、
恐らく通常通りLv1が出現していた時期に捕獲されていたフローターが売出されたのではないかなと思っています。
買い取ったLv1フローターは後に、フローター系統を集めている人の手に渡ることになって、
供給がない使い魔だということでLv1フローターはかなりのプレミア化することにもなりました。

  • ボム


ボムはベツレヘムの迷宮(ランダムダンジョン)にて出現し、
PUK1ではミノキア方面やレクタール方面でのフィールドでも登場することになりました。
しかし、Lv1は見つからず、最低出現Lvが34まででR3テイムでHMG100が不可能な状態です。
テイム-スキル-XG資料館-PochiLong
そのため野生のボムの普及はかなりの難点があったのですが、
Lv1の出現はPUK3からの登場となり、シェラウェッソの塔39階にて出現。

Lv1ボムの出現によってフローター系統のLv1は全て登場したものの、
CG Islandさんによる現地でのボムの戦力評価だと
>やはり一番厄介なのはボム。
>魔法の威力が強く、少しでもダメージを与えると、高確率で自爆してくるようになります。
CG Island シェラウエッソの塔 31~40階
ぱんぱらさんによるLv1到達までの評価だと
>ボムが遠すぎて泣けます。最初に発見した人、神ですね。
ぱんぱら-PANDA PARADISE- シェラウエッソの塔 39階 ボム・グリット・トータスク・クランチャー
とのことで、フローター系統ではLv1ボム獲得が最も困難となり、ダンプリングよりも高額で取り扱われることもありました。

  • ダンプリング


ダンプリングはフェイクラットくじB賞の使い魔。
見た目が「たこ焼き」だということでかなりの人気を博することになり、
コンチェルトゲートでもダンプリングは語り草となって、早い段階で登場することを求められるペットとなりました。
戦力上だと、通常のフローター系統とほぼ同じで大差は出ません。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ダンプリング
一方で贈呈用としてはかなり効果的に活躍するペットとなります。
フェイクラットくじB賞はA賞と比べるとそこそこの入手率なので、
割と手ごろな値段で手に入り、軽い高級感を演出することが出来る使い魔となっていて、

グリーディングカードに「ずっと仲良し」と描かれたこともある存在です。
フローター系統は三位一体でそれ自体連帯感を感じさせるといったこともあるのですが、
プレゼント向けのペットとしてプレイヤーとプレイヤーの繋がりの架け橋にもなっていました。

カテゴリー: 前作のモンスター紹介 パーマリンク