前作のクロスげートには正統なお祭り騒ぎとなるイベントが存在していて、
その1つが「宝箱から、供給の止まった設計図が手に入る」というものでした。
今回はどのような内容だったのかの説明と、改造後のペットの性能解説について。
設計図の供給・停止・再開について
まずは順を追って出来事を話してみると、Syphony Blueさん基準では
「怪しい洞窟」「闇医者(ウィルノア)」「闇医者(キリ)」
「巫術師就職」「フォルケン」「禊」「ガーズラウンド」
それぞれのクエストをクリアすると、「キャンディの部屋」に入る看板が設置されていて、
その中に入ると未鑑定の設計図が手に入るというもの。
第1~4期設計図 – CGT付録
この設計図の入手については、第一期・第二期・第四期というように販売が施され、
第一期の場合だと、第二期の販売によって供給が停止される形になり、
第二期の場合だと、供給が停止することなく安定的に供給が続き、
第四期の場合だと、第二期と平行して販売されることになりました。
第三期については、「オリエンテーリング」と呼ばれた1度きりの期間限定クエストにより入手することが可能。
CG Island クエスト オリエンテーリング
後に期間限定で宝箱から入手できる措置が施され、ゲーム内はゴールドラッシュに沸き立つことになります。
有名なトレハンポイントでは、ほぼ常時人がいる(張り付いてる)ような具合で、
期間内で水の洞窟に進行すると、宝箱目当てのPTが(中層組・下層組を含めて)5PTほど並行して漁っていたというような時期もあります。
この辺はファンブルグ前にて「水の洞窟TH中」というような看板を置いて、
後続のPTがトレハンの空振りにならないように看板を置く風習があったのですが、
トレハン中だと、昼夜を問わずその置き看板が乱立するというようにトレハン競争が激化しているのを感じる一幕もありました。
設計図自体はR5なので「R5以上が出てくる宝箱から出てくるに違いない」という推測も流れたのですが、
「怪しい洞窟」内の宝箱からでも設計図が手に入ったので、事実上どの宝箱からも手に入ったようです。
この辺は当時だと情報戦のような状態にもなっていて、
どこで設計図が手に入りやすいという情報が流れづらかったというエピソードを裏付ける話の1つとなっています。
また、シェラウェッソの塔の「固定箱」からも設計図が手に入ることから、
固定箱の白鍵・黒鍵・記念鍵も利用しつつ、宝箱の復活時間を見計らってループするということもありました。
赤箱として分類している「ダゴン箱」からの場合だと片割れ卵が手に入りやすいことをこのとき知ることになり、
後に、片割れ卵から手に入る設計図が増えるようになったとき、
シュレディンガーを早く手に入れることができたのはこのダゴン箱からの片割れ卵入手の賜物だったりします。
賑やかしとしては十分以上の効果を得たものの、幾つか弊害も帯びることになりました。
有名な話だと「設計図のすり替え」、
前作の場合だと未鑑定品を相手に渡さないといけない仕様だったので、
スタンプを押していないと自分の所有物かどうか分からないというもの。
あとは箱漁りのトレハンばかりが加熱してしまい、露店の販売やLv上げの稼ぎの募集が乏しくなってしまうというものです。
MMOではゲームマネー稼ぎを積極的に行う人と行わない人で、資金量の差が大きくなるのは常なので、
今回の設計図祭りを1つの資金の再配分と評価することも出来るのですが、
設計図が手に入るかどうかについては1つの運(と要領)が絡んでくるため、
再配分として機能しているかというと、限定的・部分的に留まったと評価せざるを得ません。
第一期設計図
- Rノッカー
- Rフェイクラット
- Rハーピー
- Rワイアーム
- Rバンドレロ
- Rガジェット
(※以下、ぱんぱら-PANDA PARADISE-さんにあるリストのClassを元に記事を構成しています)
RノッカーとRフェイクラットは、第一期設計図登場時投売り状態になっていたそうで、
原因としては、設計図ABCというように3枚で済むので比較的に簡単に作れることと、
他の集めづらい設計図を手に入れるためにループしているとネズミの設計図が溜まっていき、
魔ペットであることやネズミなので弱そうということもあって、あまり重要視はされていなかったようです。
(※黒龍城稼ぎや白竜城稼ぎでは、Flyが出てくるので種族勝ちのBeastとして重用される場面もあったそうです)
通常のノッカーは、V6 S13 T20 Q26 M35 Class100。
通常のフェイクラットは、V7 S12 T15 Q34 M32 Class100。
後に使い魔に対する理解も深まるにつれ、RノッカーとRフェイクラットはクロスゲートで最強の魔ペットだと評価されるようになりました。
また、設計図祭りのときでは設計図が集めやすいペットということで、逆に価値が上昇したという価値観の転換が行われることにもなっています。
Rノッカーは、V11 S18 T25 Q31 M40 Class125。
Rフェイクラットは、V12 S17 T29 Q39 M37 Class125。
クラスとしては、各クラスに+5されているという大幅な強化が施されています。
どちらも魔ペット型ということもあって人気だったのですが、Rノッカーの方が人気が出ました。
ノッカーということで定番モンスターが強化されているという意味合いが強いのですが、
魔ペットの場合、FPドライブの影響で多少QUIが低くても速度順で速く動けることから、
ペットでのQUI魔はあまり評価されなかったというシステム上の仕様も影響しています。
ただし、どちらもMNDが確保されるので魔ペットの性能としては最高性能として遜色なく、
STR振りを施して物理・魔法両方に実用の範囲内で対応できる「殴りノッカー」の発祥元にもなったり、
QUI振りの場合だとRフェイクラットの方が使いやすいというように要は使い方にも因るという結論。
最強といわれる所以としては、成長率が高い(Class125)こと、魔ペットとして理想的なBP構成であること、スキルスロットが10個あることです。
この辺の最強具合に関しては、クロスゲートはノッカーが代表モンスターであるということもあってあまり問題視されていません。
またデュエル上ではBeastということでプレイヤー(Human)に種族負けしているということもあって、Beastでどんなに強くても問題になりづらかった構図が存在しています。
それでも元の性能が元の性能なので、デュエルで種族負けしているにも関わらず戦力としてRノッカー・Rフェイクラットが用いられていたので、強度としては伝説級の強さとして君臨することになりました。
Rハーピーは、鳥モンスター好きの人から好評を得たペットです。
通常のハーピーのクラスが、V17 S17 T17 Q37 M22 Class110
Rハーピーのクラスが、V20 S20 T20 Q40 M25 Class125
元の性能上昇も高いので、一見BP上では扱いやすいようにも見えるのですが、
種族がHumanということでプレイヤーの種族属性と一緒であることや、
Q魔のBP構成なので、冒険だとそこまでQUIは必要なかったため性能としてはそれほど人気は出ていません。
一方で、鳥好きのプレイヤーさんがいるので、鳥の改造モンスターとして持てはやされることもありました。
Rワイアームの場合だと、元のワイアームの性能が高いため変化が乏しくなっています。
ワイアームのクラスが、V30 S30 T31 Q17 M12 Class120
Rワイアームのクラスが、V31 S31 T32 Q18 M13 Class125
そのため、元のワイアームの性能が高い場合、
Rワイアームの性能判定には影響を及ぼさないことから、
むしろ改造によって総Classが落ちる場合も存在し、
当時は火属性で固められていた風穴稼ぎではワイアームの水10とRワイアームの水9火1では
水10のワイアームの方が使い勝手がいいというように評価されることもありました。
ワイアームの見た目からして人気のあるペットだったのですが、
ワイアームLv1が「6時間で1匹」というくらいに獲得が難しいペットなので、
Lv1獲得もシビアということで改造人気が出づらいペットにもなりました。
Rバンドレロは、改造方法からして特殊なペットとなります。
バンドレロは捕獲不可能なペットで、改造には設計図の他に、
「バンドレロ系のプロフィールカードを4種集める」という変わった仕様になっていました。
バンドレロ、バンディッド、パイレイト、クラッシャーのプロフィールカード集めが必要になるということなのですが、
当時は盗賊が存在しない時代だと思うので、地道に倒しての入手が求められることになったものだと思われます。
設計図も5枚必要で、バンドレロの設計図は手に入りづらかったということもあって、Rバンドレロは幻に近いレアペットになっていました。
Rバンドレロのクラスは「V25 S30 T23 Q33 M14 Class125」ということで、使いやすいBP構成ではあるものの、あまりパッとしない性能です。
そのため、2度開催されることになった設計図祭りでは、2度目の場合だと設計図で値崩れを起こすといった一面も備えています。
Rガジェットは、RノッカーやRフェイクラットと並び、最強の魔ペットとして分類されることになったペットです。
宝箱を開けると箱モンスターが登場することがあるのですが、
その中でごく稀に「ピュアミミック」という白いミミックが登場することがあります。
プロフィールカード取得からして難易度が高いモンスターなのですが、
このピュアミミックは状態異常を使ってくる上に、戦闘中逃げ出したりもするので
結果として最上級に近いほどに捕獲難易度が高いペットになります。
Rガジェットの作成の場合、ピュアミミックが素体として必要になり、
この場合のピュアミミックはLv1でなくても改造可能な処置が採られていました。
性能の比較としては次の通り。
ピュアミミックは、V9 W24 T29 Q11 M37 Class110
Rガジェットは、V12 S27 T32 Q14 M40 Class125
ピュアミミックも使い道としては、魔ペットとして優秀なBP構成をしているところを
能力としてはピュアミミックよりも強化されていて、スキルスロットが9個あるのが特徴。
種族属性が見た目がAmorphasに見えるものの、Metal属性で水入りということで非常に使い勝手が良く、
何よりもボスモンスターである影モンスター(トゥーンシェイド)の見た目ということで、
ボスモンスターを扱っている気分を味わえるということで羨望の的になるようなモンスターでした。
純粋な性能差で評価すると、スキルスロットが10個あるRノッカー・Rフェイクラットの方が上手なのですが、
Rガジェットの場合だとMetal属性でHumanの種族に勝っていることから、ネズミよりもデュエル向きになっています。
第二期設計図
- Rゾンビ
- Rモノアイ
- Rモルボル
- Rギミック
Rゾンビは、Humanに種族勝ちしているということで非常に価値を帯びてくるペットです。
元来Humanに種族勝ちしているということで、成長率が低めにとられているUndeadなのですが、
Rゾンビに関しては高い成長率や豊富なスキルスロットによって使いやすいペットとして数えられています。
ゾンビは、V37 S32 T12 Q12 M12 Class105
Rゾンビは、V41 W36 T16 Q16 M16 Class125
強いといえば強いのですが、VS型ということで扱い方に癖があるBP構成で、
ペットの運用方法に沿ってボーナスポイントを割り振るのが適切な使い方になります。
Vが高いので壁ペットとして扱い人もいたのですが、Tが低いのでバジリスクとしての信頼性はやや低くなるのが悩みの種。
デュエルだとプレイヤーがHumanなので、種族勝ちの影響でTが低くても壁として機能することは可能となるといった図式です。
Rモノアイは、バランス方のペットです。
モノアイは、V24 S16 T17 Q20 M28 Class105
Rモノアイは、V28 S20 T21 Q24 M32 Class125
Classは125あるのでバランス型として使いやすくはあるものの、
他に高性能なバランス型のペットも存在するので、Rモノアイとしては存在感が薄くなります。
基本的に蜘蛛モンスターということで、見た目で人気が出ず、
RRモノアイのための前提ペットという見方が強かったようです。
Rモルボルは、オチュー系が好みの人向けのペット。
モルボルは、V38 S23 T16 Q15 M23 Class115
Rモルボルは、V40 S25 T18 Q17 M25 Class125
全体的に性能が伸びているので、あまり違いを感じないものの、
元のモルボル総クラスとしては10違うので、総体の評価としては高くなります。
オチューとモルボル(踊り攻撃)がClass115、リーパーとカーボニア(キス攻撃)がClass120、
RモルボルがClss125という構成になっていて、オチュー使いとしては高性能モルボルが手に入って嬉しいといったところ。
VM型とはいえ、きのこモンスターとは違いVが伸びすぎているので魔ペットとしては不向きです。
そのためV振りで高R護衛を見込める壁ペットとして扱うか、S振りにして冒険として扱いやすくするかのどちらか。
Rギミックは、こちらも影モンスターとしての登場なのですが、
Rガジェットより性能が落ちているため、あまり人気はありません。
性質としては、常時手に入る機会を帯びた影モンスターといった扱いでしょうか。
ラピッドミミック(Lv不問)を改造すると手に入るのですが、
ラピッドミミック自体はピュアミミックより遭遇率が高く、
設計図が手に入りづらかったので、どうしてもラピッドミミックが供給過剰になっていました。
ラピッドミミックは、V9 S24 T23 Q16 M33 Class105
Rギミックは、V29 S25 T23 Q23 M25 Class125
ラピッドミミックが魔ペットっぽいBP構成をしているのに対し、
RギミックはバランスっぽいBP構成をしています。
またRギミックはAmophasでスキルスロットが6個なので、戦闘向けのモンスターとしてはあまりパッとしません。
そのため、大量のRガジェットを集めて看板モンスターとして扱っている人もいました。
第三期設計図
- Rスライム
- Rリザードマン
- Rピグミーバット
- RRモノアイ
Rスライムは、通常のスライムと比べBP構成が全くの別物になります。
スライムは、V46 S26 T11 Q6 M16 Class105
Rスライムは、V27 S15 T17 Q50 M16 Class125
スライムがV型のモンスターに大して、
Rスライムは屈指といっていいほどのスピード型になります。
前作だとQが伸びるペットはあまり重用されていなかったのですが、
開幕に状態異常を攻撃を繰り出して早々と無力化させるというのが主な使い方になります。
使い道としては、主にデュエル向きとも言えるのですが、
フォースカット(相手のFPを0にさせる戦法)をさせる場合、
相手が回避をしやすい場合ではRスライムは使いやすくなっていました。
Rリザードマンは、改造モンスターとしては上位の人気を誇るペットです。
リザードマンは、V22 S32 T32 Q12 M12 Clss110
Rリザードマンは、V31 S31 T31 Q31 M6 Class130
バランス型のBP構成ではあるものの、Mが低い形での物理型のバランス型。
Classも改造ペットでは130でスキルスロットも8つあり、物理ペットでの万能モンスターという扱いになります。
V振りにするかS振りにするかで悩むところなのですが、
冒険ならS振りで、デュエルならばV振りが望ましくなるといったことになりそう。
非常に使い勝手がいいものの、あまりにも理想的すぎてMが低いことからMP不足で悩まされる場面もあったそうです。
Rピグミーバットは、強化蜂といった性能です。
ピグミーバットは、V11 S26 T20 Q27 M16 Class100
Rピグミーバットは、V14 S49 T4 Q49 M4 Class120
クロスゲートの場合、序盤だとSQ型が一番使いやすいように感じられ、
その中で、SとQが極端に伸びるのがRピグミーバットです。
Classは120ということで他の改造ペットでは物足りない部分もあるものの、
ここまで極端だと潔く感じられることからも人気となるペットで、
ファンブルグ周辺にいるお馴染みのペットの変換系という意味合いでも好評となるペットでした。
RRモノアイは、Insectタイプの極端にMが伸びる魔ペットです。
「V32 S7 T7 Q29 M50 Class125」というように、
HPが確保される形での魔ペット的なBP構成、
プレイヤーキャラクターがの杖職が採用するようなBP構成をしています。
HPが確保されているという意味ではデュエル向きなのかというと、
InsectがBeastほどではないもののHumanに種族負けしているので、やや難しいところがあります。
稼ぎでは、十分育つとほどほどに気絶しづらい魔ペットとして扱え、
水属性が含まれているので風穴での活躍が期待できるといった性能。
第四期設計図
- Rラングドック
- Rディグゴブリン
- Rミザリィバット
- Rトレント
Rラングドッグは、改造元とBP構成が変わるタイプの改造です。
ラングドッグは、V20 S30 T43 Q12 M10 Class115
Rラングドッグは、V20 S10 T43 Q12 M40 Class125
盾モンスターのアイギスのようなBP振りをしていて、
アイギスがClass120なのに対して、RラングドッグはClass125という形に。
性能差からしてRラングドッグの方が強いように思えるものの、
デュエル上だとInsectがHumanに種族負けしていて、アイギスだとMetalでHumanに種族勝ちをしています。
VとTがそこそこあるので、魔ペットでもそこそこ攻撃に耐えられる点も頼もしいところ。
Rディグゴブリンは、物理型のモンスターとして人気を誇ったペットです。
ディグゴブリンは、V30 S26 T24 Q23 M4 Class107
Rディグゴブリンは、V26 S49 T22 Q22 M8 Class127
内容としてはRリザードマンのSTR特化型といった内容。
Rリザードマンが物理型で平均的に伸びるのに対して、
RディグゴブリンはSTR特化を基調としてVTQがほどほどに伸びています。
ダメージを求められる物理モンスターとしては最強といってもいい内容なのですが、
Human属性なので、プレイヤーキャラと種族属性が被ることからリスクヘッジが出来ていないという悩みも抱えることになります。
Rミザリィバットは、攻撃型のペットとして面白い活躍をするペットです。
ミザリィバットは、V13 S28 T12 Q29 M18 Class100
Rミザリィバットは、V6 S44 T6 Q33 M36 Class125
S特化でQとMが結構伸びるといった内容。
魔法と物理に対応可能なのですが、VTが低すぎるので剣モンスターとは異なり、
デュエル向きにはならないといった構成です。
FPが大量にあるペットとしてガンガン物理スキルを使えるペットとして扱ってもいいし、
魔法も駆使しつつ多方面に働けるペットとしても使えるため応用幅は広め。
Rトレントは、改造ペットで最強に近い壁ペットになります。
トレントは、V32 S17 T32 Q12 M17 Class110
Rトレントは、V51 S24 T34 Q10 M6 Class125
VTが伸びるということで非常に頼りになる壁ペット。
しかし壁ペットとしては特化しすぎている感もあるようで、
バジリスクが「V36 S38 T34 Q11 M6 Class125」なのですが、
バジリスクの方がSが伸びるので、バジリスクの方が使い勝手がいい
というようにバジリスクの使いやすさが再認識されるケースもありました。