前作の宝石によるカスタマイズについて

前作の1つの個性として、宝石による性能上昇が著しかった特徴がありました。
装備品を扱うときは、高Rankになると何か宝石が入っていることがほぼ前提の話となります。
宝石が入ってない装備品が欲しいという場合でも、それは購入側が何かしらの手持ちの宝石をいれたいからという理由がほとんど。
宝石の性能については次の通り。
まぐろぐーまろ。 宝石効果一覧 武器
まぐろぐーまろ。 宝石効果一覧 防具
基本的に宝石の評価の体系として、武器に入れるのと防具に入れるのとでは効果が異なる場合があります。
また、近接向けの装備品と、杖職向けの装備品でそもそも求められる効果が異なるという点も存在。

個性化という点では優れた機能を発揮するものの、反面、複雑になりすぎている面は否めません。
実際にあった例を挙げると、(宝石を除いた)原材料費を挙げてこの装備品は高すぎると感じるようで、
宝石の値段が上乗せされていても、どの程度の価値があるのか理解できないということもありました。
前作の宝石の仕様については、ライトユーザーには理解しがたい部分が色濃く出ているという弊害も混在することになります。

宝石の相場で見られる一般的な需要差

当時自作した宝石の相場表としては次の通り。

  • アメジスト(紫)
    R10:500k R9:70k~100k R8:23k~24k R7:12k~14k R6:5k~7k R5:3k R4:1k
  • ソグディナイト(紫)
    R10:200k R9:50k~60k R8:12k~14k R7:5k~7k R6:3k R5:1k
  • アクアマリン(青)
    R9:50k R8:2k~4k R7:1k
  • スターベリル(青):
    R8:2k~4k R7:1k
  • エメラルド(緑)
    R8:1k~3k R7:800~2k
  • ガーネット(赤):
    R8:800~2k
  • トパーズ(黄):
    R10:5k R9:5k R8:1k

宝石を武器に混ぜる場合の評価

まず武器向けの解説をすると近接武器としては「アクアマリン」「スターベリル」「エメラルド」が用いられていました。
ATK上昇という意味ではスターベリルが高いのですが、Durが低くなるということで敬遠され勝ちに。
武器にアクアマリンだとAVD減少効果があるものの、処置としては「武器そのものに付与されているAVD値を1割減少させる」といったもの。
武器にAVDが付与されている装備品は限られているためほとんどマイナス効果が出ず、AVDが付与されていたとしても1割しか減少しません。
そのため武器にアクアマリンを入れられるとプラス性能しか影響を及ぼさないことがほとんどということなり、武器にアクアマリンを混ぜることが基本となります。
エメラルドは武器にはCRI+CTR-という性能だったので、クリティカルを重視させたい場合や遠距離武器に用いられることもありました。
トパーズでもクリティカルを発生させやすくなるのですが、肝心のATKが下がってしまうためエメラルドに評価負けの状態。

魔職向けの武器の話をすると、魔法攻撃なので特にATKはいりません。
そのため軽装備で不足し勝ちなDEF補強のために「アメジスト」を杖に入れることが多くなりました。
(※防具が装備できない忍者もDEFを稼ぐために武器にアメジストを入れるケースもあり)
前作だとクリティカルのダメージの仕様が「DEF×攻撃側レベル/(防御側レベル×2」。
Lvを上げるとクリティカル分のダメージが上がるため、杖にエメラルドを入れて連携によるクリティカルダメージを狙う場合も有り。

宝石を防具に混ぜる場合の評価

防具の場合だと基本的に「アメジスト」と「ソグディナイト」に絞られることになります。
アメジストの場合だとATK上昇狙いで近接攻撃をする人に好まれました。
一方で、ソグディナイトの場合だとAVDで回避率が上昇します。
DEFが下がる仕様が存在するため、DEFが伸びづらい軽装備で用いるとデメリットが低くなるのですが
「回避 = 物理ダメージの無効化」という性質上、重装備でも回避性能が付与されている装備品なら効果が大きくなります。
少しでもDEFを上げたいためにアクアマリンやスターベリルを防具にいれるといったこともあったのですが、
クリティカルダメージの仕様により、過度のDEF上昇はクリティカルによる大ダメージを招くということから、
上昇幅が大きくなる重装備よりも、DEFの獲得幅が小さい軽装備向けの話となるようです。
トパーズを防具に混ぜる場合、カウンター能力が上昇します。
一般的な稼ぎだと被弾しないことを目指して稼ぎが行われていたので、被弾前提のカウンターの場合だと成り立ちづらくなります。。
そのため被弾する前に相手を倒す能力を伸ばすアメジストや、被弾を避けるためのソグディナイトが尊ばれるわけなのですが、
安価で取引されていた都合上、安価にカウンター装備を揃えやすかったといった事情も存在。
そのため手数を増やしやすい構造が整っていたものの、カウンター発生率上昇に関しては通好みされてしまうので市場価値としては評価されていません。

総合的な評価

以上の事情から一般認識から宝石を判断すると、次のようになります。

  • アメジスト(武:DEF+ATK+ 防具:DEF+ATK+) → 武器にも防具にも入れてもデメリットのない良宝石。一番人気。
  • ソグディナイト(武:HIT+ATK- 防:AVD+DEF-) →防具にいれて回避率が上昇する宝石。二番人気で、アメジストと合わせて「紫色の宝石が手に入ると当たり」という感覚。
  • アクアマリン(武:ATK+AVD*0.9 防:DEF+HIT-) → (物理)武器によく混ぜられた宝石。
  • スターベリル(武:ATK+DUR- 防:DEF+DUR-) → アクアマリンより上昇するもののDurが下がる扱いづらい宝石。
  • エメラルド(武:CRI+CTR- 防:CTR+CRI-) → 武器に混ぜるとクリティカルが上がる宝石。
  • ガーネット(武:DUR+ 防:DUR+) → 耐久力が上がるものの、それなら他の宝石を入れたいところ。
  • ルビー(武:RCV+DUR- 防:RCV+DUR-) → (武器防具両方)回避を諦めた杖職向けの宝石。重点的に固めると意外と効果が大きくなるものの、耐久度が下がり具合に対する評価が人それぞれ。
  • トパーズ(武:CRI+ATK- 防:CTR+DEF-) → (防具向き)カウンターの発生率を上げる宝石。不人気であるため「黄色い宝石ハズレ」という感覚。後のモンスター化へ

他にも特殊な宝石が存在し、認識としては次の通り。

  • 記念宝石(500~2k) → 通常宝石では伸びないFPが10%上昇するためローブ向けの宝石。市場から少なくなると値上がりすることも。
  • 砂漠の赤星(1k~2k) → 当時唯一HIT±することができる宝石。R3~R4帽子に入れてHIT強化すると喜ばれる。
  • R1オパール(2k) → FPが上昇する宝石。基本的には生産活動に用いられ、スキル上げ目的で投入する人も。
  • Oパーツ(45k~60k) → 全能力が+20%、上昇Dur-30%。効果が中途半端なので用い方が難しいためローブ向け?
  • Qパーツ(1200k~1500k) → 全能力が+30%、上昇Dur-30%。R10スターベリルでもATK+28%なので、最強のATK増強宝石+付属効果も上昇。

宝石実験での新宝石の評価

PUK3にて、宝石実験が付与されることになります。
宝石実験 – CGT付録
新宝石として次の宝石が追加されることになりました。
サンストーン、ダンブライト、シトリン、ビリディン、ペリドット、サファイア、アイオライト、
クォーツ、パール、R1以外のオパール、テクタイト、ジェット、キャシテライト。

宝石の評価としては次の通り。

  • サンストーン(武:AGL+DUR- 防:AGL+DUR-) → AGLが上昇する宝石。冒険では敵モンスターより早く動けないBP構成向けの装備品。
  • ダンブライト(武:AVD+ATK- 防:AVD+HIT-) → 武器にAVDを付与できる宝石。防具につけるのはもったいないもののDEFを落とさない杖職向けの回避宝石としても。
  • シトリン(武:MND+AGL- 防:MND+AGL-) → MNDが上昇する宝石。MNDが高ければ高いほど威力が上昇するサイブラストや、BP構成上で落ちたMNDの補強向け。
  • ビリディン(武:CTR+ATK- 防:CRI+AGL-) → 防具に付与できるCRI+の宝石。AGL減少分は靴やR7ブーツで軽減可。
  • ペリドット(武:CTR+CRI- 防:CRI+HIT-) → こちらも防具にCRI+を付与できるもののHIT-も付与されるため敬遠され勝ち。高HIT装備に合わせてつけるのが吉。
  • サファイア(武:ATK+AGL- 防:DEF+AGL-) → アクアマリンと比べると効果が大きいものの、アクアマリンが実質マイナス性能無しになることが多いため好みが別れるところ。
  • アイオライト(武:AVD+HIT1 防:HIT+AVD-) → 武器にAVDを付与できる宝石。防具にいれるとHITが上昇する数少ない宝石なので、これによって砂漠の赤星以上の宝石が手に入るようになったと判断する人も。
  • クォーツ(武:CMH+ 防:CHM) → CHM+という効果から使い道を見出せず。
  • パール(武:LP+ 防:LP+) → LPが上昇する1つの最強宝石。しかしR1オパールからの宝石実験になるのでR10パール入手は非常に困難。
  • オパール(武:FP+ 防:FP+) → R1以上となると貴重品になるのでどうしても生産向け。武器に入れると効果が大きくなるので武器にいれるのをオススメ。
  • テクタイト(武:SLP+CNF- 防:POI+AMN-)、ジェット(武:CNF+STN- 防:AMN+INX-)、キャシテライト(武:STN+SLP- 防:ITX+POI-)
     → 武器装飾の場合ではそれぞれ睡眠・混乱・石化の耐性が伸びるものの、武器に入れるという前提の時点で杖職向きの話。状態異常耐性がどの程度効果があるのか実感できなかったため人気は出ず。

内容としては、杖職の戦い方のバリエーションが増加することが意識されているような構成になっているのがポイントになっています。

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前作の宝石によるカスタマイズについて への2件のフィードバック

  1. うさぎ紳士 のコメント:

    トパーズだと市場価値だと散々な形でしたが、カウンター性能にロマンを感じる人も多かったのも事実ですね。
    R8特殊ブーツのフレイムゲージの低DEF仕様も、DEFが下がる形式にとってはマイナスに作用しづらい点ですし、
    普段着仕様として高Rトパーズを軽装備に混ぜ込むと、軽装備特有の低DEFと低Rが合わさってコストも抑えられますし。
    R6~8というブランドからしてそれなりに価値観を演出も出来ることを踏まえると、商売上手な人程トパーズを利用できたと思います。
    問題は、装備品を置く場所が無かったのでどうしても装備品を取り置くスペースが無くなってしまう点ですね(==;

  2. おそら高級長靴店 のコメント:

    その人気の無さから、拾ったり貰ったりと非常に手に入れ易かったトパーズですが、遠慮なく使える高ランクの宝石なので、私は好んで使っていました。

    重装備ということもあってか、カウンターが付加されたそれは、それなりに売れていたような気がします。

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