傷心設定

前作の場合だと、ケガが(稀に)悪化するという意味で辻治療が問題になった場合もあったのですが、
今作の場合でも、あまり大した内容ではないものの、ケガの治療が嫌がられるケースがあります。
ケースとしては2通りに別れ、1つがスキル行使中(主に採取中)に治療(投薬)を受けると、採取側のSystemの操作設定にある対人設定のパーティ設定が「そのつど選択」になっていた場合、採取スキルが停止してしまうというもの。
この場合だとパーティ設定を「受ける」または「受けない」に設定していれば採取中のケガ治療による採取ストップを回避することができますが、あまり頻繁なケースではないためそれほど気にしていない人も多いことでしょう。

今回主軸に話題とするもう1つのケースが、スキル行使中でないにも関わらず治療を嫌がられるケースです。
「Lv1キャラやLv9キャラのクエスト攻略で取得経験値をわざと抑える」という意味合いでわざとケガしている場合もあるのですが、それとは別の話になります。
基本的にケガ状態は取得経験値が抑えられるバッドステータスなので、治療を嫌がられるという人はあまりいません。
冒険者ロビーではむしろ「治療歓迎」や「治療感謝」というペットを連れている人の方がを多く見かけられます。
その場合は、了解無しに治療を受けることでビックリするという意味合いで嫌がられるという面もあるのですが、

「フィールド上に出現するバッテンを、一種のアクセサリー代わりにしている」
というケースもたまにあるのです。
前作だと「Injury娘」さんというキャラ名の人がいたのですが、街中で見かける場合はたいていはケガをしている状態で見かけ、同時におさんぽさせていた「Injury鼠」というナイトメア(前作のナイトメアはVTLのクラスが0~4で貧弱な印象が強かった)もケガをしていたので、お揃いで怪我のアイコンがついていました。
いわば、傷心状態であるというロールプレイで、まさに傷心に浸っていた(傷心状態を楽しむ)というような具合です。
Injury娘さんのようにプレイヤー名からしてケガの状態のままでいることを徹底している場合なら分かりやすいものの、今作だとケガが見慣れているということもあってなかなかそのことに気づかれる機会がない様子。
基本的にバッドステータスのままでいるという状態はどうしても物好きな行為としか言い表しようがないのですが、例えば「のんべえキャラ」を演出するために「酩酊状態」のバッドステータスをフィールド中ずっとつける、といった潜在的なロールプレイ需要も見込まれます。

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