XGのカマキリの記事がコチラ。

今回はカマキリの実像として
自宅の庭を縄張にしていた
カマキリの話をしてみようかと。
数年前に亡くした母の形見として「薔薇鉢」が幾つかあり
正直毎日の水やり自体は億劫なところはあって
処分をどうするか決めかねていたものの
生来の生真面目さから水やりは欠かさず与えていて
最近はようやく肥料をまいてちゃんと育ててみようか
という気になり、ホームセンターでバラ専用の肥料を購入。
正式に薔薇のお世話をしようとすると
「肥料食い」と言われるくらい肥料が必要な一方で、
肥料を与えすぎると浸透圧の関係で
一気に枯れてしまう性質も備えており、
薔薇のお世話は園芸初心者にとって
ハードルが高いところがあるものの
適切に育てるとキレイな花を咲かせてくれるので
そちらを楽しみにできれば
お世話のモチベが保てる存在でもあります。
ヨトウムシの被害
一方で、肥料を与えていても
育成の阻害は出てくるもので
イモムシの一種である
「ヨトウムシ」の被害が出てくることに。
薔薇の新芽が出てくると、
ものの見事にかじられていて
かじられたあたりを注意深く観察していると
枝にぴったり貼りついた
「ヨトウムシ」を見つけることもありました。
その場合はスコップに移してご退場していただくのですが
擬態が見事だと見つけられないことも多く
「夜盗虫」と言われるくらい
夜にモリモリ新芽を食べていて
気が付けば結構な被害が出てしまい、
ツボミがかじられ花が台無しにされるケースもしばしば。
カマキリの縄張り
そんなヨトウムシの被害続いていて
対策を考えあぐねていた矢先に、
いつもの水やりをかねて薔薇を観察していると
薔薇の枝の一部かのように
擬態しているカマキリを見かけることに。
パッと見だとカマキリだと気づかないレベルだったので
薔薇の状態をみるとために観察してると
枝だと思っていたのが大きいカマキリだと気が付いて
ギョっとすることもあったのですが、
そのカマキリは薔薇鉢を縄張りにすることにしたようで
それ以後、その薔薇鉢にはヨトウムシの
食害の被害が無くなることになりました。
カマキリは陽が暑い日中は
日陰に避難しているのを見かけ、
陽が落ちると薔薇鉢に戻って
再び枝に扮しているのを何度か見かけたものの、
3日間くらい雨が続いた日があって
それ以後は薔薇鉢に戻ってこず、
また別の場所を縄張にして移動することになったようなのですが
その間に薔薇の新芽がすくすくと育つことになり
ヨトウムシに負けないくらい立派に育つことにもなりました。
今思うと、薔薇の新芽を守ってくれた存在が
薔薇鉢を縄張りにしてくれたカマキリの存在だったわけで、
カマキリとしては気ままにあちこち縄張りにして動いており
最近では別個体だとは思うものの
日陰が強い北側の方に何匹か見かけることにもなっています。