クロスゲートだとブーメラン・ナイフ専用のスキルが
長い間存在せず、ブーメランは途中追加になって
「因果応報」で激しく強化されることに。
対して、ナイフの方も首を長くして待っていると
コンチェルトゲートの発表が行われ
そのまま国内ではナイフ専用スキルが
追加されることはありませんでした。
クロスゲートのナイフとブーメランの実態
これについては、ブーメラン・ナイフの通常攻撃が
ナイフが縦一列、ブーメランが横一列攻撃ということで
ナチュラルに変則攻撃が行われていることに起因していそうなのですが
それぞれのダメージ算出式が、通常攻撃から
・ナイフ:通常攻撃から50、60、70、80%したものランダム決定
・ブーメラン:通常攻撃から10、20、30、40、50、60%にランダム決定
というように、ナイフに関しては比較的安定しているものの
ブーメランの場合5体相手ならば
そこそこの総ダメージを期待できそうなのですが
10%とか激しくダメージが落ちてしまうような状態なので
ダメージが安定しない使いづらい武器としても知られることになりました。
そのため、初心者さんと同行中に、弱めな相手と戦闘し、
ブーメランで通常攻撃をしていると
初心者さんからドラクエ5あたりをイメージして
ブーメラン攻撃を憧れてしまうといった
クロスゲートのブーメランの実態に
そぐわない憧れを抱かれてしまうケースもしばしば出てくることに。
一方のナイフだと長時間のこもり稼ぎで
FP消費なしで前後50~80%ダメージが出せるとなると
それはそれで有用になるケースもあって
調整の優先度としてはナイフよりもブーメランが必要、
ナイフもブーメランにしても、
結局ボス戦だとオノを装備して連携という流れなので
ナイフに関してはサブウェポン止まりだったという結論にもなっています。
一応は、遠距離攻撃全般として
「毒撃」「一撃必中」も追加されたものの
ブーメラン専用の「因果応報」ほど強力なものでもなく
ナイフを専門に扱う職業が使いづらいままサービス終了にも。
コンチェルトゲートでのナイフ特技
コンチェルトゲートだとナイフ特技が追加。
<ナイフ専用)
・ダブルエッジⅠ~Ⅱ
・速攻 塵、閃
<遠距離攻撃共通>
・一撃必中 初、錬
・毒撃 茸、蜂
・眠撃 茸、石撃 茸、酔撃 茸、混撃 茸、忘撃 茸、暗撃 茸
通常攻撃が遠距離単体攻撃
ダブルエッジで前後業が追加され、
クロスゲートでは通常攻撃が前後攻撃の特殊攻撃だったものが
コンチェルトゲートだとスキル攻撃化の処置が施されることになりました。
あとは「速攻」という、直接攻撃も追加され
遠距離攻撃だと、ActionDelay止まりのはずなのですが
「速攻」は近距離攻撃なので、ActionBreakが利用できるように。
フォルテの新章後は更にナイフ特技が増加。
R1ダブルエッジ 2体前後攻撃
R1ヴェノムエッジ 毒撃
R2ソニックファング 速攻
R2ミラージュスタイル 陽炎
R3トリプルエッジ 3体前後攻撃
R3プラントリッパー 植物特攻
R4ドルンクヴァール スロウ付与攻撃
R4ドラゴントゥース ドラゴン特攻
R5ブリッツメッサ― 遠距離の乾坤一擲
R6シャドウファング 対象の左右同時攻撃
R7マグナムエッジ 十字範囲
R8スパイラルメッサ― 大ダメージの3体前後攻撃
物理スキル – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*
クロスゲートの頃から使えた遠距離攻撃の効果を意識しつつ
前後に厚めのダメージを与えらえる構成へ。
部分的な特攻効果や状態異常の追加方針は
ドラゴンクエスト10の方へ受け継がれることになります。
ナイフの表現の危険性
リアルの創作活動においてナイフの描写は
神経質にならざるをえない事情があって
有名な事件としては、木村拓哉さん主演の「ギフト」で
バタフライナイフをあざやかに扱うシーンがあったものの
リアル社会で中学生によるバタフライナイフでの刺殺事件があり
「少年がドラマの影響で人を殺した」との報道で
「ギフト」の再放放送が禁止になる事態に陥りました。
ギフト (テレビドラマ) – Wikipedia
この「~~のせいで~~という事件が起きた」というのは
他にも、特定の毒物の扱いを詳細に引き合いに出して
「その作品を参考にした」という話になってしまうと
作品内容・作品そのものの変更を迫られることから
トリカブト・フグ毒といった有名どころをふんわり扱うか、
現実ではマネできないファンタジー性に富んだものを扱うか
といった現実に配慮した紹介をすることが求められています。
そのため「クロロホルムを布にしみこませ
そちらを嗅がせて一瞬で気絶させる」という展開を
現実には起こりえない古典的表現だ、というよりは、
実際には発生しえない表現で作品を守っていると側面もあるわけです。
そんなわけなので、ナイフ特技の「速攻」に関しては
スキル体系上どうしても必要だったとしても
実のところ、あまり良い表現とは言えないスキルでもあって
例えば、後のドラゴンクエスト10の短剣特技では
ヴァイパーファングという毒攻撃をした後
タナトスハントで攻撃するという動きをするのですが、
ヴァイパーファングがナイフを逆手にもって突き刺す
ややオーバーリアクションの行動で
タナトスハントが身体を回転させて斬りつけるといった
リアルでマネをするには芝居みがかかっている動きにもなっており
素直に「ナイフでスマートにカッコよく斬りつける」
というわけにはいかない事情があるというわけです。
他にファンタジーライフとかになると
料理的な手法でナイフ攻撃の表現を見かけたこともあって
ナイフ特技の表現にあたってはあの手この手と
頭を悩ませ続けられている問題でもあります。
- 十数年後
ver6.5後期で仲間モンスターが強化され、
聖王のナイフ(通常攻撃2回攻撃)で
ひたすら通常攻撃をしまくる
ニードルマン(ニードルうさこ)の図。
最新ではナイフは結局通常攻撃に戻ったという。