フォースカット戦術の解説

クロスゲートだと、強敵と戦うときに
採用された戦術・戦法が幾つか存在し
「W陣形」「ボス前残し」なんかが有名なのですが
前作の伝統陣「W陣」
前作の鎧モンスターについて
他に「フォースカット戦術」というものも存在しました。

ドラゴンクエストにおけるHPの役割がLP
MPの役割がFPになっていたのですが
クロスゲートだとFPにダメージを与える技が存在し
1つが酩酊効果を与える
インタキシ(単体)インタキシス(範囲)、インタキシア(全体)
ちなみにPochiLongさんの評によると
>インタキシは論外。
>インタキシスはやっぱり論外
>可哀想だけどインタキシはどうやっても使い物にならない。
という形で、プレイヤーが使う状態異常としての評価は散々で
敵モンスターが使ってくると長期戦で苦しくなりやすく
PUK3の後半で使ってくる敵が増えてきた記憶が残っています。

他に「攪乱攻撃」で酩酊の状態異常を与えられたものの
何といっても「虚襲慄心」のFPダメージ量が多く
プレイヤーだと「残りFPをLv×5%」という
残存FPに対する割合ダメージのスキルでした。

クロスゲートだとスキルスロットも限られている上に
『地獄のスキル上げ』という修行が必要だったのに対し
使い魔だと投入すればランク毎にそのまま反映されたため
5人PTで使い魔全員に「虚襲慄心」を使わせて
ボスのFPを減らし続けて行動不能状態にさせる
「フォースカット戦術」が存在し、一部のボスだと
弱らせると大暴れするようなタイプもいたので
安全に倒しきるために流通した戦術になっていました。

有効な相手としては、
フリアボロス・アッカス・バロス・リヴェリウス戦が有名で
使い魔の虚襲慄心Ⅲ~Ⅳを15回ほど当てると、
75%ほど何もしなくなるという状態へ。
CG Island ~氷雪の牢城~

一方で、フォースカットをしてしまうと
特別な行動をしてしまうボスも存在しており
フォースカット戦術向けのペナルティ行動として機能していました。
CG Island ~大樹~
クロスゲートの場合、プレイヤーのリジェ系やバリア系の魔法を使うと
特殊行動をとるボスが存在していて、FPカットでの特殊行動もその一環にもなっています。

ドラクエ10におけるMPカット戦術の代表例

時代とゲームは移り変わり、ドラゴンクエスト10にて
「凶禍のフラウソン」というボスが登場。

深淵の咎人たち 第三弾「凶禍のフラウソン」登場! (2023/7/12 更新)|目覚めし冒険者の広場

ドラゴンクエスト10だと、攻撃魔法はややダメージが低めで
モーションも大きくボーナスターンになるケースも多かったのですが、
「凶禍のフラウソン」だと攻撃呪文が大ダメージで
まともな魔法対策を施さないと、一撃で倒されてしまう状態なのですが、
ハンマー特技に「MPブレイク」という、
直接MPにダメージを与える特技が存在し、
そちらで十分MPを削りきると、厄介な攻撃呪文を使わなくなるため
攻撃魔法対策にリソースを割かなくて済むという戦法が存在しました。

このことから運営が想定していない仕様の穴をついた戦術だと
持て囃されることになったわけですが、
初期の頃のボスだと例えばバズズあたりに
MPブレイクをしてしまうと
ボーナスターン化した攻撃呪文を使わなくなり
他の行動のはやいブレスや攻撃特技を多用してしまう状態だったり
MPに依存しない行動をとるボスや
MPをめいそうで回復するようなボスもいて
これまであまり注目されることはなかったといった背景も。

また、クロスゲートにあった(MPブレイクによる)
ペナルティ行動という表現も目にはしていないため
フォースカット(ドラクエだとMPカット)戦術では
まだその段階には入ってないということになりそう。

ver6の方で、「退魔の鏡」という範囲リフレクト・リフレクス
(サークルミラー・サークルリフレクト)が登場していることから
ぼちぼちその手の話が出てくるのかなとも感じる段階です。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク