国内のクロスゲートは2007年10月3日23時サービス終了。
最後まで露店を続けたのが、うさぎ紳士のローブ店!
さすがに終わり際は誰もローブを買い求めてはこず
最後に集まりたい場所の1つとして
1鯖東大通りに人が溢れてきたこともあって
サービス終了まで営業を続ける、
ということまではしなかったのですが
営業していることでみんなと挨拶できたのは
「本当に嬉しかった」の一言です。
さんきゅー!
というわけで、今夜はTwitterの投票機能を用いて
疑似的に販売会を開催してみることにしました!
投票機能だと4項目に絞られるようで、
4商品に絞って当時の売れ筋だった推しメニューをピックアップ。
R1オパール入りR3リングローブの解説
オパールはFPが直接的に伸びる宝石で
R1オパールはクエストの報酬として手に入り
当時は2k~3kで取引されていたものなります。
R3という低ランク帯で用いられたのは
ローブ職人以外の生産職が着用できるのが
R3ローブまでだったことから、
そちらをターゲットにして扱った装備品ということです。
後にランクアップが解放されて
R4ローブを装備できるようになったので
R3リングローブから、R4ルーニックローブの
R1オパール入りを取り扱うようにもなり
クロスゲートだと生産活動で装備品が削れることはなく
ローブは耐久度が高かったことから、
採取や作成のお供に需要が強かった装備品にもなりました。
・価格転嫁しづらい低R装備品取り扱いの悩み
低ランク装備を扱うと色々と苦労は絶えず、
第一に価格の転嫁が難しいことで悩む機会も出てきました。
1つはR1オパールの価格が2k~3kではあるものの
R3リングローブのコストが1k以下なので
オパールを投入することによりコストが
3~4倍以上になってしまうジレンマが出てくることになります。
また、1日1~2着性能限界を超えた良品を作成できる
ReBirth作成を利用しようとすると、
ReBirth作成を持ち込みで作ってもらおうとした場合
5kくらいの相場価格があったのですが、
これを低Rankの装備品で価格転嫁が成立しづらく
利益を求めるならば付加価値をつけやすい
高Rank装備に絞った方が良いという結果に。
つまりは、利益構造を考えると
初心者向けの装備品は扱わなくなるといった
市場原理として働いてしまう構造下にもありました。
そのため、当時私が採用した手段としては
・R3(R4)までのローブは、バースト時間がダダ余りの
採取職の方でReBirth作成で作り、価格の転化を諦める
(※というより、うさぎ紳士店はただの趣味のお店なので
ReBirth作成代金の転嫁は全Rankで諦めました)
・お求めやすいように、R1オパール入りと、
宝石無しのノーマルR3リングローブを扱う
というようなラインナップで販売していたのですが
全Rankのローブを取り扱う装備店の悩みとして
今度はアイテム欄を圧迫する問題が出てくることになり
そのために1点くらいしか扱えないRankの装備も出てくることになって
そちらは「装備品を選ぶ楽しみが乏しい」というクレームを頂くことも。
記念宝石入りR9ヴィクテムクロース
記念宝石は、周年記念に配布されることになった宝石で
基本的には全性能が伸びるOパーツやQパーツの低性能版なのですが
数少ないFPが伸びる手段だったので
特にローブでの恩恵が非常に大きくなりました。
またヴィクテムクロースはFPが最も伸びるローブであったものの
その犠牲に防御力がマイナス値という尖ったローブで、
ボス戦では守備力が頼りないローブにはなるのですが
通常稼ぎやスキル上げには重宝する特殊なローブで、
性能も固定なのでお求めやすいという、
ローブ店では稼ぎ頭になりやすかった人気のローブでした。
・原価ギリギリで販売することの良し悪し
記念宝石入りR9ヴィクテムクロースは
需要度が高い売れ筋装備品だったので、
他所のお店だと30kくらいで販売されていたのですが、
私だと原価に近い21kくらいで販売していました。
こればっかりは環境的に良し悪しの出てくる要素でして、
高性能のローブを安く購入できるという意味では
買い手には非常にありがたいお店ではあったものの、
他所のローブ店を駆逐してしまうという要素もあったので
売り手側という意味では歓迎できない存在です。
一方で、杖職は活動するだけでゴールドが余計にかかりやすい事情があって
私みたいなサービス店が存在するべきなのも事実でもあり、
ReBirth作成での供給量も限られるということ、
ローブの販売価格は直接聞くまでは表示しない段階で取引していたので
原価ギリギリ価格という事実が表面化しづらかったということもあって
いっぱいある露店の1つとして成り立つことができた、といった具合です。
記念宝石入りR10エルヴィンローブ
R10通常ローブは、Lv90以降の杖職キャラクターの
基本装備としての到達点ということで愛用されやすく、
FPも確保しつつ、安価に手に入りやすい記念宝石を投入して
普段の活動して利用しやすかったカジュアルな装備品が
「記念宝石入りR10エルヴィンローブ」となりました。
こちらも売れ筋商品の1つとなっていたのですが、
1つ困っていたのが、どうしても性能差が出てくることでして、
うさぎ紳士店だと原価に近い価格での販売を信条としていたことから
運悪くできてしまった性能が低いローブでも
運良くでき上がった性能が高いローブでも
一発で作成したということで同じ価格で販売しており、
本来は需要によって形成されるべき
性能が低い装備は安価に、
性能が高い装備は高価に、といった
本当に欲しい人ならば高額でも手に入れるという調整弁が
機能しないような販売手法を採用していたという事実が出てくることに。
基本的に、高性能品はこれといったアピールせずとも売れるのですが、
性能が低い商品はどうしても売れ残りやすく、
販売手法の1つとして、回転率をあげるために
低品質のものは原価割れでも安く売りつつ
その分高性能品に損失補填を転嫁することで利益率を担保する
といった手法もあったことから、私の売り方は
たとえ売り手が望む一番の方法で提供していたのだとしても
必ずしもそれに合致していたとは言い切れず、
販売形態の1つの手法に過ぎなかった、という自覚はありました。
利益を十分確保している売り手の場合、空気を読んで、
相手によって値引きし対応をしていたケースもあった一方で、
私の場合だと原価ギリギリで勝負していたことから
最初から値引きはしているというスタンスで、
これ以上の値引きは存続可能性に関わる
ということで値引き対応といったことはできず、
そういう交渉を楽しみにしていた人もいただけに
そちらの楽しみ方は提供できないお店にもなっていました。
R10ソグ入りR11シンパトーレ
基本的にローブはFPが伸びる装備品で
R10ローブまでそのスタンスは変わらなかったものの
新規に追加されたR11ローブは回避能力が付与されており
防具にいれると回避能力が伸びる
ソグディナイト入りのローブが売れ筋で
杖職が着る本気装備がコチラになっています。
1つの注意点としては、R1~10ローブは耐久力は高いものの
R11ローブはそちらのローブを比べると耐久度が低めで
これはR11装備というのが耐久度が同一に扱われていて
回避装備ということもあって、耐久度が減りづらく
買替があまり進まないための対策にもなっていたのですが、
従来のローブの耐久力のイメージがあると
ひょっとしたら不良品か何かではないのか?
といった不安がよぎって購入に至らなかったケースもありました。
R11装備が登場するまでは、
杖職が獲得回避能力は限定的になっており
壁モンスターの護衛で乗り切りたいところに
命令違反のイヤイヤが発生して
杖職に大ダメージが直撃して吹っ飛ばされて
クエスト失敗扱いという理不尽パターンもあったわけですが、
結局のところ回避装備も運次第なところもあるので
壁モンスターの命令違反も回避も運要素は絡んでいました。