クロスゲートの「勇者リーユン」について

クロスゲートの「勇者リーユン」について。
リーユン
コーラルの牢屋で、サザンカの亡霊と間違えられた
アルカディア帝国の臣民を名乗る「彷徨う亡霊」の説明がコチラ。
>2、勇者たちとは
「リヴェリウス神は、絶対唯一の神として世界に君臨するために、
他の神を滅ぼそうと決意なさったわ。そして神々の住む神域への扉を開き、
攻め込もうといた。それを阻止したのが、神剣ラグナロクを持つ勇者リーユン…。
仲間であるバルケス・サザンカ・アシャフとともに、リヴェリウス神を封じた。」

ちなみに神剣ラグナロクは、ガーズラウンドで過去に飛んだ時
お守りとして「ラグナロクの刃」を渡されるシーンがあるので、
リヴェリウスを倒すときに砕けたようです。

引き合いに出される勇者リーユン

リーユンの活躍はあちこちで引き合いに出されています。

1/フリアボロスの依代戦の場合だと「唯一尊ぶ人間」として名を挙げられています。
依代
「……愚かなり人間よ…………ここが聖域と知って争うというのか……
……偉大なる人間リーユンよ………そなたの理想は脆くも崩れ去った…
……静寂の歴史を打ち破り………再び狂気の戦乱を巻き起こそうとするは…
…やはり人間であった…
……我が唯一尊ぶ人間リーユンよ………そなたへの畏敬を示すべく、我も戦おう… 」
*ターン開始時どれか一体のLPが50%以下
「……そうか……お前は「開くもの」か……」
*全体魔使用時
「混沌は混沌へ還るがよい……そなたの存在は静まる善と悪を呼び起こす」
*物理攻撃時
「混沌をもたらす時の旅人よ……今度はこの世界を乱そうというのか……」
*撃破時
「…我が友リーユンよ…我もそこへ行こう…」

2/リヴェリウス戦にて、リーユンの名を挙げられることもありました。
リヴェリウス
*ドレイン時
「どうした…リーユンがいなければ所詮その程度か」

3/リヴェリウス撃破後、アステリア総大司教ブルメイルからもリーユンの名が挙げられています。
ブルメイル
「…勇者リーユンですらラグナロクを必要とした破壊神を打ち倒すとは…」

4/レムールの森にて、バルケスを倒すとリーユンの名を挙げます。
バルケス
「闇が…途方もない闇が…世界を喰らおうとしている……。
…リーユンよ…俺たちが友と呼んだ者は…真の裏切り者だった…。
闇の手先…いや、闇そのもの…。
俺たちは裏切られ利用され続けていたのだ…。
…聞こえるか、リーユンよ。…我等の友は………」

クルクス島でのコーラル

コーラルでアシャフを包囲した後、リーユンの行方についてはあまりよくわかっていません。
ヴェンジェンス教団の信者リーガルの話によると、このような話が出ています。

信者リーガル
「アルカディア帝国を滅ぼした勇者たちのその後は、
悲惨なものだったと聞いている。
皇女セクメトを助けたアシャフは仲間に処刑され、
サザンカはコーラルの牢に死ぬまで幽閉された。
バルケスはイムールの森で病にかかって死んだ。」
「ソルキアに新たな国を築いて王となったリーユンには好きな女がいたらしい。
だが、その女がアルカディア帝国の民であったため、王位を捨て、
自らの手で女を殺しに行ったとか。
今のファーレンの王家は親族の血を引いているというだけで、
リーユン本人は生涯独身を通したようだ。」

PUK1メインストーリーの「解き放つもの」までリーユンの存在については触れられておらず、
極論をいうと、サザンカと同じく4000年以上生き延びている可能性があります。

勇者リーユンの登場

ノスフェラトスには、2つのアルカディア帝国の遺産があり、
1つが「空間と空間を繋ぐ魔方陣」、もう1つが「時を操る砂時計」です。

筋道を追って話をまとめてみると、
転生したアルカディアは、トルファジア国(元アルカディア帝国の民の国)を使って、
エルヴァニア国に戦争を仕掛けたものの決戦で敗退し、虐殺から逃れるため
「空間と空間を繋ぐ魔方陣」を使ってトルファジアの民を異世界へ逃そうとしました。
しかし、操作したアルカディアの魔力が足らず魔方陣が暴走し、
「裂けた空間」からすさまじいエネルギーが溢れ、世界を飲み込みそうになったので、
「時を操る砂時計」を用いて、魔方陣の周囲の時間を止め、
世界は延々と4000年周期にループを繰り返すことになりました。

ドゥヴァ
「そこで我ら三頭の竜は時間を操る砂時計を使い、
魔方陣の周囲の時間をとめた。砂が一粒落ちるたび、
時計は砂の記憶を再現する。そして時計は、
繰り返す時間に絶望した人々の魂を砂に帰す。
砂の記憶は、延々と繰り返される。
私たちは、世界を時の牢獄に閉じ込めてしまった…。
この世界には、過去はあっても未来はなくなってしまったのだ。」

そこで、特別な存在である主人公に「時を操る砂時計」の破壊と、
それによって再び動き出す「空間と空間を繋ぐ魔方陣」の制御を頼まれることになります。

  • 勇者リーユンの登場

各地に3つある「時を操る砂時計」を2つ破壊し、
今度はドゥヴァが護る砂時計を破壊しようとしたところで、異変が起こります。

歌姫セレン
「…あなたのいない間にドゥヴァの身に何かが起こったようです。
残念ながら今はドゥヴァのところへあなたを送り届けることができません。
急いでドゥヴァのところへ向かってください。」

黒の宮殿内を歩いて進み、2つの装置がある玉座の元へ向かうと、
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勇者リーユンが待ち受けていました。

勇者リーユン
「…私は神の代理人として来た。
人の身でありながら世界のことわりを変えようとする大罪を裁いて来るように、
アルゼ神より命ぜられたのだ。
まさか、かつて共に戦った君が大罪を犯そうとしているとは
思いもよらなかったが、今から神の裁定が覆ることはない。
君を倒して世界を守ること、それが勇者である私の使命なのだ。」

アルゼ神がアルカディア帝国の遺産を危険視していたので、
それを扱おうとする主人公に対して、アルゼ神が勇者リーユンを遣わして止めにきたとのこと。

この勇者リーユンはどこから来て、どのような存在なのかは不明です。
そのため色々と推測する事が出来て、
・4000年間ひっそり生きていて、アルゼ神の神託を受けて急遽ここまで来た
・リーユンは人間としては亡くなったものの、英霊としてアルゼ神の神託を受けて来た
・「空間と空間を繋ぐ魔方陣」の周囲は時間が止められていて、
近くにしたリーユンがその時間停止に巻き込まれることになり、
3つあるうち2つの砂時計が破壊されたことによって活動可能になった
というように、4000年前の存在の勇者リーユンが
何故ここにいるのか疑問に感じた人も少なくないと思います。

男性と女性で異なる対応

勇者リーユンは、主人公(プレイヤーキャラ)が男性か女性かでセリフが異なります。

  • 過去のコーラル

過去のコーラルだと、男性の場合では次の通り。

勇者リーユン
「来てくれたか(キャラクター名)。
すでにコーラルの封鎖は完了している。いくらアシャフと言えど、
皇女を連れて街から出ることは不可能なはずだ。
アルカディア帝国に味方するものは我等の敵だ、情をかけようとは思うな。
足元をすくわれる。気をつけていってくれ。」

過去のコーラルだと、女性の場合では次の通り。

勇者リーユン
「来てくれたか(キャラクター名)。
すでにコーラルの封鎖は完了している。いくらアシャフと言えど、
皇女を連れて街から出ることは不可能なはずだ。
アルカディア帝国に味方するものは我等の敵だ。
…(キャラクター名)とアシャフが親しかったことは知っていた。
彼女が裏切って一番辛い思いをしているのは、君だろう。
その君に、彼女を殺せと命ずる私を非情な人間だと思うだろうな。
許してくれ。
できれば君を危険な目にはあわせたくは…いや、聞き流してくれ。
ただの独り言だ。アシャフは強い。気をつけていってくれ。」

  • 勇者リーユン撃破後

勇者リーユン撃破後だと、男性の場合では次の通り。

勇者リーユン
「(キャラクター名)、私はずっと君をさがしていた。
君がアルカディア帝国の人間で、セクメト皇女を逃がす手伝いをしたと
わかったのは、ずっと後のことだ。その裏切りで、多くの仲間を失ってしまった。
なぜ祖国を裏切ってまで私たちに協力していた?
そしてなぜ、我々を裏切ったんだ?
君を信じようとした…だが信じることができなかった。
だが私は、君を信じていてよかったのだな。
君が姿を消した理由も、今…わかった。
ようやく世界は時間を取り戻す、と言うことか。
行くがいい、君はまだ未来でやるべきことがある。」

勇者リーユン撃破後だと、女性の場合では上記のほかに追加のメッセージが加わります。

勇者リーユン
「最後に…もう一度だけ、名前を呼ばせてくれ。」
1、はい
「(キャラクター名)……もし、未来だけでなく……過去も変わるのならば……
もう一度………。」
2、いいえ
「…そうだな。私のことをずっと憎んでいてくれ。
私は君の敵だ。覚えていてくれ…永遠に…。」

勇者リーユンのセリフからして、主人公が女性の場合だと、
勇者リーユンが主人公に恋心を抱いていたことが分かります。

ヴェンジェンス教団の信者リーガルの話では次の話があります。
「ソルキアに新たな国を築いて王となったリーユンには好きな女がいたらしい。
だが、その女がアルカディア帝国の民であったため、王位を捨て、
自らの手で女を殺しに行ったとか。」
主人公が女性の場合は、王位を捨てて殺しにきた存在で、
主人公が男性の場合は、(私達にとっては)素性の分からない女性を殺しにいった
といった違いが出てきます。

クロスゲートだと女性キャラが選ばれることが多いゲームだったので、
今回の追加メッセージがあることを踏まえると、
女性キャラがデフォルトなのではないかと話されることもありました。

勇者リーユン戦

PUK1のクエストはPUK2PUK3が登場した後でも、
難易度が高いクエストとして見られていて、
1つの象徴して、離陸する人が多発することになったバルケス戦があるのですが、
同じく勇者リーユン戦でも離陸する人が出てくることになりました。
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乾坤一擲での高火力が脅威となるのですが、
もう1つ脅威となったのが「キリン牧場(リーユン牧場)」で、
リーユンがキリンを召還し、数が増えることによりキリンの攻撃の手数が増えることによって、
手がつけられなくなるといった事態に陥ることがしばしば起こりました。

また厄介なのがクエストのフラグ上の進行で、
PUK1のメインストーリーだと、クエストのリセットがクエストのクリア以外に手段がありません。
そのため、もし、離陸した人が出てきた段階で、残った人でリーユンを撃破してしまうと、
クエストの進行が異なってしまう上に、離陸した人はリセットできないので、
離陸して取り残された人はクエストの進行が著しく困難になってしまうといった問題も出ています。

  • ビーム

PUK1のメインストーリー上に出現した勇者達はそれぞれ突っ込みどころがあって、
魔術師アシャフだと鳥人間、
戦士バルケスだと斧使いなのに剣を使う、
巫術師サザンカは死神姿だけどリジュネアを使う、
というように、勇者リーユンも1つ突っ込みどころが存在していて、
ビーム
攻撃モーションがクチからビームを出して攻撃するといったもの。
勇者らしいといえば勇者らしい?

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「ガーズラウンド」「フリアボロス」「リヴェリウス」「光と闇と(ゴーストバスター)」「盲目の竜(ノースバウンド)」「時の開放(解き放つもの)」にて確認できます)

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