クロスゲートの「戦士バルケス」について

クロスゲートの戦士バスケスについて。
バルケス
バルケスとの戦いについては、複数回戦う機会があって、
PUK1メインストーリーの「ゴーストバスター」のクエストのボス戦と、
勲3等のエクストラボス戦でバルケスと戦うことがありました。

特に「ゴーストバスター」獲得については、
当時最先端の稼ぎ場だったヴェネツィアス火山稼ぎでの到達条件なので、
火山稼ぎが出来るということは、アシャフとバルケスを倒していることになります。

生きながら腐って死亡

コーラルからアルカディア帝国の皇女セクメトが脱出し、
戦士バルケス達がそれを追いかけることになるのですが、
このとき皇女セクメトが帝国の秘法である「天帝の証」を使用し、
戦士バルケス達は「生きながら腐って死ぬ」ことになりました。
CG Island クエスト バルケス

プレイヤー達が追体験する過去編のシーンだと、
アシャフ撃破後、皇女セクメトを追ってキャンプに移動することになり、
バルケス達がキャンプ内で「疫病」に臥せっているシーンに遭遇します。
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このキャンプで訪れたとき、バルケスは病で死ぬことを覚悟している段階で、
「皇女を必ず始末してくれ」
「アルカディアに連なる者を始末してくれ」
と頼まれることになります。

「おまえには嫌なことばかり頼むが、皇女を必ず始末してくれ。
皇女は帝国の秘法を持って逃げているんだ。
秘法の威力はおまえも見ただろう?
あんな危険なものを二度と使わせちゃならねえってのに、
なぜアシャフとサザンカは皇女を逃がすようなまねをしたんだ。
生かしておけば、必ず災いとなる…。必ず、必ずだ。
アルカディアに連なる者を始末してくれ。頼んだぞ…。」

この「生きながら腐って死なせる」天帝の証を使用したシーンがゲーム中に登場していて、
勲3等クエストにて、天帝の証を使用し後悔している皇女セクメトの姿があるのですが、
天帝の証が「何度もエルヴァニアの大軍からランを守ったそうよ」との証言があるので、
歴史上、バルケス達の他に生きながらに腐って死んだ人たちが存在していたことになります。

ルミナスの町での亡霊騒動(ゴーストバスター)

現代に戻り、ルミナスに向かうと亡霊騒ぎが勃発していて、
その亡霊が「アルカディア帝国の子孫を殺して差し出せ」と要求しているとのこと。

「ここいらの森では大昔、ファーレンからやってきた戦士たちがいたこと、
ワシの爺の爺の爺の爺の爺の爺の爺の爺の爺から伝わっております。
まさか本当のことだったとは…。
戦士の亡霊は村にやってきて、アルカディア帝国の子孫を殺して差し出せと言いました。
当たり前ですが誰一人名乗り出ません。自分がもうずっと昔に滅んだ
帝国の子孫かどうかなんて、わかるはずがないですわい。」

その問題の解決を頼まれることになり、イムールの森の奥に入ると、
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影モンスターとリジットフレーム2体が存在していて、
影モンスターは「バルケスの亡霊」、
リジットフレームは過去編にも登場していた「兵士ココベの亡霊」と「兵士ドルクの亡霊」です。

バルケスに話すと戦闘になるのですが、このとき、
「帝国の子孫は滅ぼさなければならぬ!
己の体に流れる血をうらむがいい!」
と、主人公に向けて「アルカディア帝国の子孫」だとの指摘していて、
バルケス撃破時には
「…リーユンよ…俺たちが友と呼んだ者は…真の裏切り者だった…。」
といった意味深な台詞を残すことになります。

バルケス戦

  • PUK1メインストーリーの「ゴーストバスター」でのバルケス戦

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バルケス戦は1戦目と2戦目の連戦構成。
1戦目はそれほど脅威ではないのですが、問題は2戦目で
当時大問題になるくらいの強度を誇るボスモンスターとなりました。

まず2戦目のバルケス戦の脅威について説明すると、
脅威となる行動が「アースクエイク」「召還」「乾坤一擲」です。
バルケスは「アースクエイク」を使ってくることがあり、
1撃で全体に350~400くらいのダメージを与えてきます。
しかしこのアースクエイクの場合だと、バルケス自体は2回行動で、
アースクエイクを連打してくるといったことが度々ありました。
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しかも1戦目で「魔法封印」を使っている場合だと、効果ターン内はヒーリアが効かず、
バルケスだけで1ターンにつき800ほどのダメージを与えてくる、といった展開に遭遇したことがあります。
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召還は、「レジスタンスの亡霊」が出てくるといったもので、
このレジスタンスの亡霊がデス(一撃死)を使用してくることから、
そのまま野放しするといったことは避けなければなりません。
しかし、バルケスの行動次第では猛攻状態になっていると回復一辺倒になり、
その間にレジスタンスの亡霊がデスを使ってくるといった展開もありえるので、
為す術なく防戦一方で敗退することになるといったこともありました。

バルケス戦で最大の脅威が「乾坤一擲」です。
>特に乾坤一擲には警戒が必要です。
>普通で900前後、クリティカルまで入るとDEF200あっても1500近いダメージを受けることもあります。
>飛ぶ(離陸する)危険性もあるので、恐ろしいスキルです。
実際にバルケス戦で離陸するといったケースが相次ぐことになり、
対策としては、物理職業だと回避装備を着込むといった選択や
杖職の場合だと常時壁モンスターで護衛をかけるといった処置が必要になります。
しかし杖職の場合だと、壁モンスターが命令違反をするケースがあって、
その場合、乾坤一擲の対策を満足にとれないまま、
乾坤一擲が直撃して離陸してしまったというのが、一番多い離陸例となってしまいました。

杖職の場合だとBP構成の都合でLPを稼げなかったり、杖装備で防御力を稼げない点も重なり、
この点からしても杖職でのボス戦対策の難しさと、バジリスクが必須といわれた事情を伺うことができます。
また、離陸した上で、残ったPTが勝利してしまうと、
進行していた同士でクエストフラグが異なってしまうといった問題が出てきて、
クエストクリア以外はクエストのリセットが出来ず、足並みを揃えるのが厄介になるケースも出ていました。

勲3等のエクストラボス

エルヴァ・ランの勲3等は、「天帝の証」による疫病を治すストーリー。
「変な病気」にかかった患者が、レクタールのヴェンジェンスに運ばれることになり、
その特効薬作りのために「マイニーたちが育てていたマイマイ草」が必要で、
それを手に入れるように医者から頼まれることになります。

放浪好きゆえに放棄されたマイニー族の村にて、
「変なガス」が充満している洞窟の中で、そのマイマイ草が生えている話を聞き、
マイマイ草を手に入れ、「変な病気」を治す特効薬の作成に成功することになります。

この「変な病気」についてはストーリー中だと明確に語られていないのですが、
おそらくは「天帝の証」の効果による「生きながら腐って死ぬ」病によるもののようで、
その特効薬についてアルカディア帝国のラウレンスの著書に書かれていたようです。

医師セラヴィ
「…まさかこの病気を自分で診ることになろうとはな…。
あれは確か聖女様の蔵書…ラウレンス博士の著書といわれるものを
拝見した時だ…特効薬の作り方が書いてあった。」

また、PUK1のメインストーリー(解き放つもの)を最後までクリアしていると、
通常の3等ルートとは異なる追加の話をみることができ、
過去の話にて、皇女セクメトが初めて「天帝の証」を使って後悔しているシーンを見ることができます。

皇女セクメト
「………ひどい……こんな…こんなことになるなんて……」

名前のない少女
「くすくす……秘宝を使ったね。
どうだい、セクメト。人間がもがき苦しんでいる様子は!
これはあんたがやったことなんだよ!
その病にはどんな薬だって効きやしない。
生きながらにして体が腐って死んじゃうんだよ、あははははは。
あんたは知らないだろうけど、ラウレンスはちゃんと病を治す薬も作ってた。
でもあんたには薬のことは教えなくて正解だったね。
レジスタンスの苦しむ様子を見て後悔して泣いてるようじゃ、
病を治す薬を奴らに与えてやりかねない。
さあ、目をあけてよく見てあげなさいな!
面白いと思わない?
その秘宝があれば、国一つを滅ぼす事だって簡単なんだよ!」

ちなみに「名前のない少女」はルビのことで、
この後、勲3等のエクストラボスである3等バルケスの亡霊に挑戦することができました。
3等バルケスは、それほど強いといった存在でもなかったようです。

バルケスの斧

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バルケスのグラフィックとして、生前だと斧持ちだったのに対し、
亡霊になると剣を帯刀していることから、その点で突込みが入ることもありました。
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コチラがバルケスやリーユンタイプのグラフィックのラフ絵。

  • バルケスの斧

その問題の斧に関しては、バルケス戦や海神戦で稀に手に入ることがありました。
R8「バルケスの斧」の性能に関しては、当時の最強斧といえるような内容です。
当時最強の斧だといわれた所以について箇条書きしてみると、

・通常の斧だとAGLやDEFにマイナス性能が付与されるものの、
「ATK+250 CRI+18」といったマイナスの付かない基本性能
・R7~R10斧は全て両手斧なのに対し、R8バルケスの斧は片手斧で盾装備が可能
・特殊効果で乾坤一擲の消費FP量が0になるということで、乾坤一擲が使いたい放題

といった破格の性能なのですが、
バルケスそのものが強ボスだったということもあって、
バルケスの斧が強かったというのも納得の仕様になっていました。
後にReBirth作成も可能となり、数値としては他の斧の方が上回ることにはなるものの、
内容としては反則的な性能のままなので、R11斧が登場した後でも最強の斧として数えていた人も出ています。

(※セリフに関してはリセリア城図書室別館さんのXGシナリオ集「光と闇と(ゴーストバスター)」「三等」にて確認できます)

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