黒龍城ルートを通っていると、子どもの頃のジェードが
>ジェード
> みどり先生!ぼく、なにも悪いことしてないよぅ…。
> 助けて!………
というように「みどり先生」に助けを求めるセリフが存在しました。
この「みどり先生」が何者かについて2つ仮説を立てることができます。
- 黒龍城側ルートで出てくる「翠先生」=「みどり先生」説
- 樹海で出てくる「人間?」が「みどり先生」説
「翠先生」=「みどり先生」説
白黒の記憶・意志・龍城クエストを進めていくと、
使い魔を操ることが出来たジェードの取り扱いについて、
秩序・法・静を尊ぶ「白龍」側は、命を奪わない代わりに、
ジェードを連れ去り管理下におくといった事態になりました。
前作の「記憶・意志・龍城」のクエストの流れ
このとき連れ去ることを止めようとしていたのが、保護者である翠先生で、
この「翠」については「スイ」とも読めるのですが「ミドリ」とも読むことができます。
そのため、翠先生がみどり先生なのか、翠先生の他に該当するみどり先生がいたのかのどちらかの話に。
「みどり先生」=樹海ボスの「人間?」説
まず「人間?」について説明するには「樹海」のクエストについて説明する必要があります。
クロスゲートで最難関として扱われたクエストにて、
「樹海(無印)」「逆襲の牛鬼(無印)」「一等(PUK1)」
「解き放つもの(PUK1)」「世界を護るもの(PUK3)」が存在するのですが、
その1つの「樹海」にて、ジェードが連れ去れる場面のその後が語られるシーンが存在しました。
樹海 – CGT付録
まず「樹海」のクエストに挑戦するためには、
「土の洞窟」「風の洞窟」「火の洞窟」「水の洞窟」の4つを巡り楽譜を全て手に入れる必要があります。
4つの楽譜を集め、土の洞窟のわき道にて門番となるノームに話しかけると、
- 「武器の持ち込み禁止」
- 「モンスターメールを送ると必ず迷子になる」(※空送信による武器の持ち込みが不可能)
という条件の下で、樹海の進行が可能になりました。
「武器の持ち込み禁止」という条件を見ると、当初挌闘士が有利になると思われたのですが、
入場時に「使っても消えない鍵(水の鍵、風の鍵、炎の鍵、土の鍵)」と
「使うと消える鍵(ボロボロの水の鍵、風の鍵、炎の鍵、次の鍵)」の
それぞれ1個ずつ渡されることになり、樹海内部で宝箱を開けると特殊な武器が手に入るので、
それを使って現地調達して進行することが出来ました。
狙いとしては「烈震の斧」か「地峰の槍」といったところで、
R1装備なので例えば剣士が「地峰の槍」を引き当てても、
スキルとしては遜色なく使えることから当たり武器となります。
- 烈震の斧 ATK+378 DEF-46 AGL-50 CRI+24 Dur41
- 地峰の槍 ATK+288 CTR+15 HIT+15 Dur43
ちなみにR10特殊剣のロードソードで「ATK+248」、
R10特殊槍のオウガパイクで「ATK+229」
R10特殊斧のエグゼキュージョナーズアクスで「ATK+320」だったので、
ログアウト消滅を差し引いてもかなり破格の性能だったことが分かります。
このあたりの事情については曲者靴屋のアーチェさんの記事を見るのが一番伝わります。
曲者靴屋 ◆靴屋冒険記◆ ●第15話:「樹海、そしてその後…」
曲者靴屋 ◆靴屋冒険記◆ ●第21話:「樹海武器、そして戦いの始まり」
曲者靴屋 ◆靴屋冒険記◆ ●第29話:「靴屋、樹海への挑戦」
たいていは樹海のこのポイントで良い武器が手に入るまで1粘るのですが、
良い武器が手に入るまで全員粘ろうとすると、箱開けに関しては15分間隔で再取得可能になり、
品目も多いことから樹海の良武器を獲得しようとするとひらすらに時間がかかってしまいます。
そのため、人によっては、武器職人が樹海内部に入って、
樹海内部で武器を作るといった荒業を行使するといったケースも実際に存在しました。
樹海の攻略に関しては、クエストのクリア目的のほかに
使い魔の物理Ⅴスキルや、魔法Ⅹスキルを購入するために、
樹海に入って進行することが求められました。
(※地図は、当時「きまぐれキャンバス」さんで公開されていたもの)
しかし、樹海に関しては非常に広大なマップで、入場に4つの楽譜が必要であり、それが入場毎に全部消費されます。
あとは道中で出てくる敵が非常に強い上に召還を使ってくるため、
全逃げでないと進行が不可能になるということから、樹海に入場しても進行に骨が折れるというようなところです。
そのため、まとまった攻略情報が出てきたのも半年が経過した後で、
当時のMMOのクエストでも屈指の難易度を誇ることになったといわれるような内容でした。
- 樹海ボス戦
樹海のボスに挑むためには、結界を解くために合言葉が必要です。
各地に点在している精霊に話しかけると部分的に合言葉を手に入れることができ、
その全ての合言葉を繋げると出てくる合言葉がコチラ。
「森羅万象四素から生まれ必ず崩れん…」
「地は地に水は水へ火も火に風も風へ還らん…」
魂魄のようなものがあふれ出る石碑を通りぬけ、長い直線を北に進むと、
「土の闘神」「風の闘神」「炎の闘神」「水の闘神」が
何かを囲んでいるポイントに到達し、話しかけると戦闘になります。
1戦目は4種の闘神と闘うことになり、勝利に骨が折れる作業となるのですが、
2戦目は「人間?」が登場します。
この「人間?」はLvが120あって、拡散する気孔弾1発で1000ダメージほど与えてくるような強敵です。
この強敵を倒すと、樹海の大木の前で回想シーンが流れます。
「人間?」が「うぅ…ジェード……」と呻きながら倒れていて、
同じく傷ついていた黒い龍が「人間?」と血の盟約を交わし、
新たな生命を得るといった展開になります。
その直後、人間?と黒い龍の姿が消え、4闘神の姿が表れるところで回想シーンが終わりました。
この状況の説明に、結界~4闘神に移動している間に「影?」が話すセリフに、
> あなたがこの先で出会う存在は、かつてひとつのものでした。
> 樹海を知るあなたならわかるでしょう。
> この世界で生きるものはやがて命尽き果て4つの要素に
> それぞれ還ってゆくのです。
> でもその存在は別の大きな存在の力を借りて人よりも
> 長い命を授かりました。ある哀しみと闘うために。
> けれど世界の理には逆らうことはできませんでした。そして…
といったセリフを話しているところから察するに、元のままの人間の姿ではいられず、
「森羅万象四素から生まれ必ず崩れん…」
「地は地に水は水へ火も火に風も風へ還らん…」
ということで4闘神の姿に身を代えることになったという顛末のようです。
- まとめ
ジェードを守ろうとした「みどり先生」が、白い龍の手にかかって瀕死の大怪我を負い、
「みどり先生」の考えに共感を覚えた黒い龍の血の盟約によって、
新たな生命を手に入れることになり、姿を4つの闘神に姿を変えることになったというもの。
更には、挌闘士就職クエストにてジャイアント姿の「緑先生」が存在することから、
ジャイアント姿の「緑先生」は、「人間?」の地の部分の「みどり先生」ではないかとの推測も成り立ち、
実は「土の闘神」と「緑先生」が同一人物だった可能性も。
(※セリフに関しては、リセリア城図書室別館さんのXGのシナリオ集にある「煌くもの」「樹海」で確認できます)
実をいうとコンチェルトゲートでも初期構想に「樹海」が用意されていた節があり、
この地図を見ると「バロス島」の位置に雲がかかっているほかに、
フレイア大陸中央部とフレイア大陸東部を隔てる川の上流の方にも雲がかかっていて
その地点は「土の洞窟」(樹海)の入り口があった場所付近が隠されていました。