前作の蜘蛛モンスターについて。
CG Island モンスター クモ系
BP構成
- ファーンウィドー V26 S15 T18 Q23 M23(Class105)
- モノアイ V24 S16 T17 Q20 M28(Class105)
- アラクノイド V22 S22 T16 Q25 M20(Class105)
- タランチュラ V25 S28 T15 Q19 M18(Class105)
- Rモノアイ V28 S20 T21 Q24 M32(Class125)
- モノアイRR V32 S7 T7 Q29 M50(Class125)
平均的なBP構成をしていて、STRやTGHがあまり伸びないステータス構成。
VTLやMGCが伸びると考えると魔ペット向けなのかとも思わせるのですが、
この場合だと、戦闘向けのBP構成というよりは、
敵対時での「ヤラレ役」のBP構成となっていると判断するのが正しいように思えます。
もし使うとするならばSTR振りかMGC振りといったところなのですが、
MGC振りの場合だと思うようにMNDが伸びないので魔ペットとして芽が出づらく、
スキルスロットは豊富なので思い入れがあるならば、
多彩に活動させることによって平凡さをカバーするといった内容になります。
一番の問題は、見た目で蜘蛛が気に入るという人がどれだけいるのかという話に。
存在理由
クロスゲートは、敵対するモンスターを捕獲して使い魔として使用できるゲームです。
しかし、蜘蛛モンスターに関しては、世の中には蜘蛛好きな人もいるとは思うのですが、
一般受けするとは言い難く、大多数のプレイヤーが好き好んで使い魔にしたいと思うような存在ではありません。
- 「益虫と害虫」の概念
クロスゲートのInsect種族を列挙してみると、
サソリ系、蜂系、カマキリ系、蜘蛛系、クワガタ・カブトム系、ブーツ系が該当します。
このうち、蜂・蜘蛛に関しては実際の人間社会に害を及ぼすこともあるものの、
蜂・カマキリ・蜘蛛に関しては自然界の虫の大量発生を抑えてくれるという利益を果たしてくれます。
特に蜂に関しては健康食品として蜂蜜の恩恵を肖っているところからしても、
Insect種は人間社会に対して「益虫・害虫」の両側面を備えていて、
敵となり味方となる使い魔システムに沿っていると判断されたからのように思えます。
そのため敵モンスター(蜘蛛)と戦うことに比較的に違和感は感じないのですが、
とはいえ、プレイヤーに不快に思わせる存在はゲームとして好ましい状況とはいえず、
PUK2になるとかわいいヒヨコと戦うようになったり、
そもそもシェレジェンの理想とするヒンメルキントの世界だと、
Insectの新種が登場しなかったりしたので、プレイヤーの反応を見つつ方向性の修正が施されるようになった様子。
クモモンスターはRPGだとド定番の存在ではあるのですが、
元は味方の使い魔として作成されていなかったといった視点で踏まえると、
設立時期としては、ドラゴンクエストを意識する前の更にずっと前、
つまりは、バンドレロ系統と同じく使い魔システム構築前に出来上がっていた存在の可能性も。
審眼
「ホーンの大風穴」にてモノアイが登場し、モノアイを倒すと
「審眼」というクエストアイテムを落としました。
このクエストアイテムは、フォルケン(反射スキル取り)のクエストで必要になり、
石碑を読むために審眼を使うか、鑑定士に石碑を解読させるかといった話となります。
CG Island クエスト フォルケン
フォルケンのクエストは、高LvPTならば問題になりづらいものの、
基本的には反射スキルがほしいとなると低Lvのキャラで参加する機会も多いため、
生産職である鑑定士が同行するとなると、戦力的に厳しくなりかねないことから、
審眼を手に入れてクリアに訪れるというのが一般的な流れとなります。
滅びた村にて「審眼」の説明があり、
>大風穴に棲んでるモノアイの目玉は真実を見抜く力があるってゆわれてるんだ
>まあ昔からそう信じられてるだけだけどな
「真実を見抜く力がある」といった設定が施されていて、
混沌・自由・動を尊ぶ「黒龍」側、秩序・法・静を尊ぶ「白龍」側
このどちらかを選ぶかの基点となる重要なアイテムでもありました。
前作の「記憶・意志・龍城」のクエストの流れ
(※審眼の説明はリセリア城図書室別館さんのクロスゲートのシナリオ集「滅びた村」にて)
当時、深淵の底で「審眼」がキーアイテムになることはノーヒントで、
壁を調べるとメッセージが出るということで何が必要なのだろうと
XGBBS上で情報が寄せ集められ、プレイヤーが一緒になって総当り的な謎解きを行うことになりました。
また審眼はクエストアイテムであるものの、装備品の材料として用いられることあって、
Lvが低かったり戦闘向けのBP構成になっていなかったりしていると、
1人で審眼をとりにいけないといった悩みに陥ることもありました。
- R7特殊ナイフ「スクーニーダガー」 … ミスリル鋼10 アカマツ20 ホオノキ20 綿端10 審眼1
- R10特殊服「ソウルシャウト」 … 絹20 カシミア15 ベラドンナの血1 審眼1 魔族のクリスタル4
- R8特殊ローブ「ケイオスガード」 … ミスリル銀10 コットン5 絹5 ジェノーバスリード5 審眼1
- R10特殊ローブ「ダークシュライン」 … オリハルコン5 綿端10 アルパネッサ15 魔族のクリスタル5 審眼1
「スクーニーダガー」は、HITが+15も伸びるかわりにAVDが-15のペナルティがあるナイフ。
HIT+はプレイヤーに好まれる性能ではあったのですが、
R7水龍のナイフがHIT+25とCRI+3でデメリットがなかったのでやや影が薄くなり勝ちに。
「ソウルシャウト」は、気功弾の消費が1割低下する特殊効果があるので、
元は挌闘士向けの服なのですが、HIT+2の効果がつくことから挌闘士以外でも本気服として用いられることも。
「ケイオスガード」は、「POI+4 SLP+4 STN+4 ITX+4 CNF+4 AMN+4」というように状態異常耐性がつくローブです。
そのためボス戦向けに購入していく人も多かったのですが、状態異常耐性がどの程度機能するかハッキリしません。
「ダークシュライン」は、ヒールの消費が25%低下する装備品で、
ヒーリス・ヒーリアを主力するクレリックだと恩恵は薄いものの、
非専門でヒールを使っている杖職への恩恵が強いといった品物でした。
出現場所
- ファーンウィドー
蜘蛛モンスターはそれほど印象があるというわけでもないのですが、
牛鬼の洞窟で出てくるので、そちらで馴染みがあるということになりそう。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ファーンウィドー
無効スキル取りのオカシラのクエストで、牢獄いれられるときに、
戦闘をして「重い足かせ」のDurを削っていくのですが、
通常だとLv5~10のファーンウイドーの攻撃をガードして削っていくといった展開になります。
しかしデュエルによって耐久度が削れていくので、たいていはデュエルで耐久度を減らしていって、
ファーンウィドーの攻撃を受け止めて耐久度を削るといった手法はあまり用いられていませんでした。
- モノアイ
モノアイは「ホーン大風穴」のみに登場。
Rモノアイの設計図が早い時期から手に入りやすかった都合から、
モノアイをそのまま使うという話を聞いたことがなく、
そのためモノアイの話については、審眼ネタか、Rモノアイ・モノアイRRに限られることになります。
審眼ネタについては色々とついてまわるものがあって、
お土産で販売されているようなリアルな目玉さながらということでキショイキショイといわれ、
審眼が必要ないのに手に入ると気持ち悪がってすぐに捨てたといった話も日常茶飯事です。
そういう意味では、蜘蛛モンスターはすっかり気持ち悪いポジションの担当になっていました。
- アラクノイド
アラクノイドは、就職クエストの「試練の洞窟」の4~5層で出てくるので
初見としてはそちらでお目見えになりそうなのですが、
オズナグが道を塞いでいるハーバル東洞窟で、スライムと団体で出てくることから、
どちらかというとそちらで遭遇する機会が多くなっているので、そちらの印象が強そう。
尚、緑クモのファーンウィドーとアラクノイドは「星降る丘」にも出現するのですが、
この処置に関しては、オバケ屋敷感覚で「きゃー、クモこわーい><」的な配置?
- タランチュラ
タランチュラは、あまり遭遇する機会が少なく、
初見で遭遇しそうなのが、見習い限定クエストの「ぴかぴかハート」のクエストとなります。
タランチュラは「迷いの穴」にて登場し、
「迷いの穴」についてはファンブルグタイムスでも実装が紹介された場所でした。
CG Island クエスト 迷いの穴
タランチュラはLv1が長らく存在しなかった使い魔としても有名で、
登場する箇所がランダムダンジョン内に限られていたことから、
ソロモンの小箱さんへの育成データもLv5野生からのものが提供されていました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 タランチュラ
ぱんぱら-PANDA PARADISE-さんのデータによると、PUK3のシェラウェッソの塔65階にてLv1が登場したとのこと。
RモノアイとモノアイRR
Rモノアイの設計図は第2期設計図として登場し、常時売り出されることになりました。
- Rモノアイ V28 S20 T21 Q24 M32(Class125) スキルスロット9
性能としては、平均的なBP構成をしていて、STRはやや低めでMGCが伸びます。
スキルスロットも9個あるということで、
STR振りをするならば、物理スキルをダメージ源として
MGC振りをするならば、魔法スキルをダメージ源として、
それぞれ補助的な攻撃スキルを盛り込んで多方面な立ち回りを演じることができます。
しかし、どちらもダメージ源としては中途半端になり勝ちで、
あまり改造モンスターを使っているという実感を得づらい使い魔になりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rモノアイ
倒れづらい魔ペットとして考えるとデュエル向きではあるのですが、
種族はInsectなのでHumanに弱いことから、種族的にしぶとさを実感しづらく、
攻撃力もHuman相手で更に低下してしまうことから、正直デュエル用ともいいづらい性能です。
対して、モノアイRR設計図は、第3期設計図で期間限定として登場。
- モノアイRR V32 S7 T7 Q29 M50(Class125) スキルスロット9
モノアイRRのBP構成は、プレイヤーが杖職で行われるBP構成と非常に似通っていて、
それ故に理想的な魔ペット(杖職)のBP構成をしていると評価することが出来できます。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 モノアイRR その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 モノアイRR その2
スキルスロットも9個もあり、風穴に有利な水属性も備えているということもあって、
「魔ペットとして最強候補に挙がる」といっても差し支えのない性能です。
しかし、幾ら強くても蜘蛛モンスター特有の見た目の問題があるので、
強いと分かっていても見た目で断念され勝ちな使い魔であることには変わりなく、
Insectという種族がHuman(プレイヤーキャラ)に弱いということもある上に、
モノアイRR設計図が期間限定で、5枚必要で配布期間中でも手に入りづらかったことから、
実際に見かけるということがどうしても少ない使い魔になりました。