前作の猫系について

前作の猫系について。
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CG Island モンスター 猫系

BP構成

  • ワータイガー V22 S26 T17 Q19 M16(Class100)
  • ケットシー V19 S24 T17 Q28 M17(Class105)
  • ラクシャーサ V24 S25 T14 Q22 M20(Class105)
  • ワーキャット V23 S27 T15 Q26 M14(Class105)
  • ネコマタ V21 S23 T12 Q27 M22(Class105)
  • レディーキュール V18 S30 T11 Q25 M26(Class110)
  • ユナ V15 S23 T33 Q16 M33(Class20)
  • キューティユナ V28 S28 T28 Q28 M28(Class140)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

猫モンスターのBP構成としては、平均的にステータスが伸び、
STRがちょっと高いくらいで、全体的な成長率も低めといったBP構成。
これにBeast種族ということで、Human種族のプレイヤーから見ると、
ほぼ「ヤラレ役」といったポジションとして配置されているとしか見えなくなります。

ユナとキューティユナはかなり特殊な使い魔なので、後で紹介するとして、
レディーキュールならば、厳しい面は残るもののまだ実用の範囲内として使えます。
STRクラスが30まであるので、そのままSTR振りで物理モンスとして、
VTLが低くMGCがそこそこ稼げるので、MGC振りで物魔型の魔ペットとして活躍が見込めました。

物理性能で評価すると、Class自体はゴブリンと良い勝負ではあります。
・ワーキャット V23 S27 T15 Q26 M14(Class105)
・ゴブリン V27 S27 T27 Q17 M7(Class105)
STRやVTLを比べるとそれほど差は出ないのですが、
ゴブリン系の方がMGCとQUIが絞られている分、ゴブリンの方使いやすいといった印象。
魔ペットとしてはそこそこVTLが伸びることが災いしてMNDが伸び悩むことになってしまい、
猫モンスターは、レディーキュールかユナ・Qユナ以外は実用に適しているとは言い難いステータスです。

やや人間味が強い猫

見た目で話すと
kettosyArakshasaAredyculeA
ケットシー、ラクシャーサ、レディーキュールが髪が立っているタイプで、
watigerAwacatAnekomataA
ワータイガー、ネコマタ、ワーキャットがFF7のクラウドさんのようなツンツン頭です。

クロスゲートの猫モンスターのアクションは結構癖のある内容で、
立ち姿だと、リアル猫の立ち姿や座り姿というよりは、
どちらかというと「招き猫」といった出で立ちの要素が強くなっていて、
確か魔法モーションだと、手でこちらを招くといったアクションをしていたと思います。

身体の構造としては「猫」そのものというよりは「人間」に近く、
ダメージアクションで「ル」の字をした脚姿が垣間見れるものの、
基本姿勢が「招き猫」スタイルなために、やや不自然なギャップを感じるところではありました。
倒れるアクションは、顔から前に突っ伏して、
ガードアクションは、頭を押えるといった内容なので、
その辺からしても、Beast種族のモンスターにしては人間味が強い要素として出ています。

攻撃アクションは2種類存在していて、
ユナ
このようにツッコミをいれるように攻撃をするタイプと、
両手を交互にガリガリと縦に引っかくタイプがあります。
ユニークなアクションではあったのですが、
実用の猫モンスとなるとレディーキュールかユナ・Qユナに絞られるため、
味方の使い魔となると、ツッコミを入れて攻撃をするタイプの方をよく目にしました。

ドロボウネコ

猫に関しては、ファンブルグの街中にいるので、
ある意味では、ゴブリンやピグミーバット以上に馴染みのある使い魔です。
名称としては「ドロボウネコ」で夜の時間帯のみ出現し、
ファンブルグ東の冒険者の店前でランダムに位置をかえて出てきました。

「ドロボウネコ」はクエストに関連するNPCのキャラクターです。
CG Island クエスト 魚泥棒
クエスト内容としては「大きな魚の鱗」というクエストアイテムが手に入り、
アリュートの謎の迷宮で用いられるくらいだったのですが、
後に、PUK3にてカプカプの花クラウン取りに必要なものとして扱われるようになります。
他にもR1未鑑定物の「魚?(鑑定するとスズキ)」が手に入り、
捨てると延々と獲得できることからR「スズキ」鑑定としても有名です。

この「ドロボウネコ」は、冒険者の店前の北側の木陰に入りこむことがあり、
グラフィック上だと木の上に表示されるため、
CG050904_000
あたかも「ドロボウネコ」が木の上に登っているように見えることがありました。
こちらのスクリーンショットは、ドロボウネコと一緒に木の上に登っている(ように見える)といった内容で、
1鯖の東通りに近かったので、露店巡りをしているときに似たような状況を目撃した人も多いはず。

猫の鈴

育成したLv20のワータイガーやケットシーをNPCに引き渡すことによって、
報酬が手に入るクエストが存在しています。
CG Island クエスト 猫の鈴
当時だと「謎の迷宮」で出てくる野生のワータイガーやケットシーを捕獲して、
Lv20まで上げるといったケルベロスLv1と同じような手法がとられたのですが、
他の高LvダンジョンでLv20以上の野生を捕まえてきても確か引き取ってくれなかったとの話は聞いています。

  • フニスキー

ケットシーLv20の場合だと「フニスキー」といったフニフニ系のHMG回復アイテムが手に入りました。
フニスキー(フニフニの実やら種)に関しては、仕組みやメリットが解明されているとはいえず、
通常戦闘している分にはHMGが落ちるといったことがないため、あまり重要視はされません。
キツいLv1捕獲をしていると使い魔が気絶するということも日常茶飯事となるのですが、
そもそもフニフニ系のHMG回復アイテムを手に入れようとするならば、
海賊島で手に入るR3「宝箱?」を鑑定して手に入れるのが最も楽なため、
わざわざ野生のケットシーを育成して「フニスキー」を手に入れようとする行為に関しては物好きな部類に。

  • ネコの鈴

ワータイガーLv20を渡すとアクセサリーの「ネコの鈴」が手に入り、
装備すると種族がBeast属性に変化することになりました。

デュエルで考えるとBeast属性で活躍するとは言いづらい種族です。
そのため、使われるとしたらクエスト面での使用で、
軽いUndead対策に使われるといったものくらいの話となります。
厳密にはBeastはUndeadに強いというわけもでないのですが、
Human状態だとUndeadに弱いので、仕方なくBeastで妥協するといった消極的なもの。

Undead対策で手に入りやすいものとなると「ランの指輪」(Fly変更)が3kくらいで手に入ったことから、
「ネコの鈴」が活躍する場所というのもあまり見当たらないものとなっていました。

  • クエストの性質

この「フニスキー」や「ネコの鈴」のクエストに関しては、
クエストアイテムを手に入れるといったものよりも、
あまり使い物になりづらい猫モンスターを引き取るといった要素の方が強いように感じられ、
それくらいにクロスゲートの猫モンスターは性能面で不遇な使い魔だったと評価することも出来ます。

真紅レディ

格闘就職クエストだと、4戦のボス戦をこなす必要があり、2戦目のボスがラクシャーサ姿の「真紅レディ」です。
真紅レディ
CG Island クエスト 挌闘士就職
挌闘士就職クエストの1戦目と2戦目はそれほど苦戦するというほどでもなく、
ラクシャーサの額にハチマキがついていて、
熱血系のキャラだということでラクシャーサ見た目のボスが配置されたといったことになりそう。
リセリア城図書室別館さんの「挌闘士就職」にある真紅レディ絡みの台詞がコチラ。

>闘士ゴルード
> ベローイエローを破ってきたか。第二の関門は技の房。
> ここのスパーリング相手は真紅レディだ。いろいろな攻め方をしてくるぞ。
> 読みきれるかな?うまく闘い方を組み立てれば、ときに己の持つ力以上の戦果が
> 得られることがある。『作戦勝ち』で多少の地力の差はどうとでもなるということだ。
> さぁ行け!戦法自在のデュエルを習得だ!

コチラが「真紅レディ」の戦闘時の台詞。
CG031007_002
>戦闘開始時 多彩な攻撃で観客を沸かせるにゃん!
>撹乱攻撃時 この技みたことあるにゃん?
>撃破時 おみごとにゃん!この房は合格にゃ。

台詞から判断すると、挌闘士専門スキルの「撹乱攻撃」の紹介の場にもなっている様子。

出現場所

  • ワータイガー
  • ケットシー

ワータイガーケットシー
ワータイガーとケットシーは何かとセットとして扱われる使い魔で、
例えば、謎の洞窟で出てくる猫もワータイガーとケットシー。
Lv20以上の猫を引き取るNPCもワータイガーとケットシーで、
CG050809_011
6等クエストの動物実験場で出てくる敵モンスターもワータイガーとケットシーです。
Lv1に関しても6等クエストの動物実験場内でどちらも出てくるのですが、
Lv1を捕獲して売り込んでもなかなか引き取ってもらえないといった悩みも抱えています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ワータイガー
ワータイガーは風の洞窟に登場し、ケットシーは水の洞窟に登場するのですが、
ケットシーの方は、水の洞窟が稼ぎ場として有名だっただけにそれなりに馴染みもあって、
ワータイガーの方は、街中のドロボウネコの方で見慣れている感があります。

  • ラクシャーサ

ラクシャーサ
ラクシャーサは炎の洞窟で出てくるので、そちらで最初に見かけたという人も多そう。
Lv1はガーズラウンド11階~20階ということで、Lv1捕獲にはそこそこ骨が折れる面倒な場所です。
猫モンスターは観賞用として用いる分には良いのですが、
18階に見た目と強さが両立しているブランディッシュ(葱剣)Lv1が出てくるので、
ラクシャーサLv1を捕獲するならばブランディッシュLv1の方に流れ勝ちなのも痛いところ。

  • ワーキャット

ワーキャット
ワーキャットは、風の洞窟かセレーネ東洞窟で出てきます。
炎の洞窟や水の洞窟だと稼ぎ場として有名だったこともあり、
ラクシャーサやケットシーは馴染みのある使い魔だったのですが、
風の洞窟は稼ぎ場としてはそれほど用いられる機会もありません。
(※ブラキウム高地登場以前は、生産系のLv上げで用いられるケースもあり)
セレーネ東洞窟は、ほぼ氷の洞窟かフリアボロス攻略のための通り道に過ぎず、
猫モンスターの中だとワーキャットが一番影が薄い存在になりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ワーキャット その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ワーキャット その2
そのためワーキャットの見た目だと、ユナかキューティユナの方が馴染みがありました。
尚、見た目がワーキャットと同じということで見分け方について解説されるような場合もありました。
ソロモンの小箱・XG豆知識 ユナたちの見分け方

  • ネコマタ

ネコマタ
ネコマタは、見た目からして人間に近かったので、
ネコマタは欲しかったという人もちらほら見かけているのですが、
ネコマタLv1の出現場所がセレーネ西洞窟、通称「混乱洞窟」と呼ばれるところで、
スフィアバットの混乱が脅威となり、Lv1捕獲がままならないような場所でした。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ネコマタ

  • レディーキュール

レディーキュール
レディーキュールは、氷の洞窟で出現します。
アエローとレディキュールのセットで出てきて、
どちらも倒す分には楽に倒せることから稼ぎ場として用いられることがありました。
しかし、氷の洞窟は入場に「依代」を倒す必要があるので、アクセスとしては悪い部類に入り、
そのため、性質としては聖詔3稼ぎのように籠もって稼ぐのに使われました。
猫モンスターを使いたいと思うと、どうしても優秀なユナ・キューティユナが選ばれ勝ちですが、
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レディーキューブの場合だと「白猫」やパンキッシュな見た目で選ばれることもあって、
若干無理をしてでもレディーキュールを育成して使っていた人もしばしば出ています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 レディーキュール その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 レディーキュール その2

クラブムーンの「ユナ」と「キューティユナ」

クラブムーンの新人ホステスのユナが使い魔となって参戦。
見た目はワーキャット姿で、設定としては猫の着ぐるみを被っているという設定。
前作の「クラブムーン」について
着ぐるみ
要するにこういうことですね(‘-‘
猫モンスターだとBeast種族なのですが、
ユナやキューティユナだとHuman種族といった扱いです。

  • ユナ V15 S23 T33 Q16 M33(Class120) スキルスロット8

性能としては、VTLが低く、TGHとMGCが高いといった魔ペットの要件を満たしています。
MNDの成長に関しては順調に伸びていくので、魔法性能に関しては申し分はありません。
一方で、QUIとしては鈍足に位置するQUIクラスで、FPドライブで動かすことを考えると、
魔法性能が伸びるというよりは、QUIクラスが伸びる固体を選別した方が使いやすく感じられます。

ユナのBP上の性能の特徴としては、
「鈍足タイプで」「STRがそこそこ伸びる」といった魔ペットのジャンルです。
つまりは、高R崩撃での活躍が見込めるタイプで、魔法と崩撃を使い分けるといった戦い方が出来ます。
もし使い魔が命令違反で通常攻撃をしても申し訳程度にはダメージが出て、
後半の敵モンスターだと「聖なる盾」のスキルを使ってくるタイプも増えてくるので、
冒険用やデュエル上でも1つの確立されたBPのジャンルとして定着することになりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ユナ その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ユナ その2
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ユナ その3

その中で、ユナの立ち位置を構造的に説明すると、BP性能としては優秀で、
いわゆる「封印術士の活動を阻害する景品ペット」といった批判に抵触しかねない使い魔です。
クラブムーンでケン、セイコ、ユリ、鉄虎の4キャラ同時進行をしていると、
合計で4体(3体)のユナが手に入り、通例だと余った分は市場に放出されることになりました。

一応は、入手には100日必要なことと、種族がHumanタイプで使いづらさがあり、
「果ての風穴」では火属性のモンスターがばかりが出てきて、
地5風5属性のユナは相性が悪いということもあって、BPは優秀でも活躍が制限されていました。
何より、このタイプで最も優秀な使い魔として「Rガジェット」が君臨していたということもあります。

  • キューティユナ V28 S28 T28 Q28 M28(Class140) スキルスロット7

キューティユナはClass140というクロスゲート史上最大の成長率を誇る使い魔です。
VSTQM全てが均等に伸び、似たような構成の精霊よりも性能が高くなっています。
・サラマンダー V25 S25 T25 Q25 M25(Class125) スキルスロット9
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 キューティユナ その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 キューティユナ その2
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 キューティユナ その3
この史上最強の使い魔についての評価としては「微妙」といった判断でした。
強いことには強いのですが、「物理」「壁モンス」「魔ペット」に特化した使い魔と比べると
特化した使い魔の方が上回るため、キューティユナ1匹に全てを任せようとすると無理が出てきます。
また「万能」方面で評価しようとしても、Rリザードマンと比べると、
・Rリザードマン V31 S31 T31 Q31 M6(Cass130) スキルスロット8
こちらの方が物理方面に特化しているので、Rリザードマンの方が優秀に感じられ、
精霊は精霊でスキルスロットが9個もあるので、「万能」さでいうのならば精霊の方が向いていて、
これにユナでもマイナス評価だった地5風5属性やHuman属性という要素を含めると、
最高峰の成長率にも関わらず、結果的に「微妙」といった判断に落ち着きざるをえない状況になりました。

以上がキューティユナの表面上の評価で、実際にキューティユナを主力として使っていた身として話すと、
FPが豊富にあるので、テイマーでなくても高Rスキルをぶっぱなし続けられる非常に使いやすい使い魔でした。
さすがに最高Class140というのは伊達ではなく、Rリザードマンと比べても遜色ない性能です。
では、なぜ「微妙」と判断されることになったのかというと、
微妙ということにして波風が立たないようにしていたというのが実情だったように思えてなりません。

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