前作の雪だるま系統について。
尚、雪だるまの名称については、クロスゲートとコンチェルトゲートで異なる場合がありました。
- 緑帽子の赤マフラー (XG)カイーナ (CG)トロメーア
- 紫帽子の青マフラー (XG)トロメーア (CG)カイーナ
- 赤帽子の橙マフラー (XG)アンテノーラ (CG)アンテノーラ
- 青帽子の緑マフラー (XG)ジュデッカ (CG)ジュデッカ
調べてみると、カイーナとトロメーアの名称(見た目)が入れ替えになっている様子。
クロスゲート時の雪だるまの詳細な画像については、
ソロモンの小箱さんのAmorphasの項目にまとめられているのですが
国内だとスキルスロットは5個で、海外だとスキルスロットは6個になっているようです。
ソロモンの小箱・XG使い魔データ Amorphas
BP構成
- カイーナ V20 S13 T8 Q42 M47(Class130)
- アンテノーラ V8 S17 T22 Q38 M45(Class130)
- ジュデッカ V11 S12 T14 Q51 M42(Class130)
- トロメーア V8 S17 T8 Q46 M51(Class130)
BP性能だけでみると、QUIとMGCのクラスが非常に高く、MND上昇阻害要因となるVTLが低いため、
「高速に動けるアイギス」といった具合にMNDがメキメキと上昇していきます。
Classも130もあることからBP性能で見ると圧倒的に使いやすく、
全使い魔を含めた上でも最強の魔ペット候補となるような使い魔なのですが、
同時に「スキルスロットが5個しかない」といった大きな欠点も抱えることになりました。
- 魔ペットにおいてのスキルスロット5個制限の意味
魔ペットとしては、基本的には
地属性と火属性の、それぞれ単魔と範囲魔か、
水属性と風属性の、それぞれ単魔と範囲魔がほしくなってきます。
そのため、魔ペットを選ぶという意味合いだと自動的に4個埋まるのですが、
雪だるまだと5個しかないといった制限があるため、
通常備わっている攻撃と防御のスキルのどちらかを諦めるか、
何かしらの魔法スキルの搭載を諦めるかの究極の選択を強いられることになります。
これに明鏡止水のスキルをいれるかどうかという話を含めたり、
デュエル用に防御用のスキルをいれたいといった考えや、
おさんぽのスキルをいれたいと考えたりすると、本当に行動が限られてしまう使い魔です。
いっその事、自分属性にあった単魔と範囲魔の2つだけいたり、
稼ぎ場に合わせた単魔と範囲魔を2つだけいれたりといった、
場所にあわせてスキル構成そのものを入れ替えるといった選択肢も出てくるのですが、
使い魔スキルの購入が高かったり、特にR10スキルだと樹海の奥先で販売しているため、
ゲームマネーをかけてスキル構成を入れ替えるといったことがしづらくなっていました。
- 強Amorpahsペットの意義
クロスゲートにおいて、Metal種族は強い使い魔が豊富に存在していて、
入手しやすいところだと、剣モンスターや盾モンスター、
使い魔の改造も含めると、RガジェットといったMetalな影モンスターも存在しています。
その中で、まともに対抗できそうなAmorpahsの使い魔となると、
入手が難しかった精霊くらいしかいなかったということもあって、
デュエルだとMetalの使い魔全盛の時代が続くことになったのですが、
雪だるま系統の登場で、スキルスロットが5個しかないものの
Metalに種族勝ちしている、魔ペットとして最強に近い使い魔が登場したということで、
当時は新戦力の投入という形なった使い魔になりました。
アクション
雪だるまは存在自体がかわいいので、そのまま突っ立てているだけでもお目目パッチリで大満足な存在です。
そのため、スキルスロットが5個しかなくても無理やりおさんぽをいれつつ育成していた人も多くなっています。
画像を見るとコンチェルトゲートも、クロスゲート時代の雪だるまの再現度は高いのですが、
やはり前作の雪だるまとは違うという印象を受ける大きなポイントとしては、お目目のパッチリ度の差が大きいかなと。
攻撃アクションだと、相手に「のしかかる」といった攻撃方法、
歩くアクションでも、小さく跳ねながら進むといったモーションで、
コンチェルトゲートの方でも、この「のしかかり」や小さく跳ねる動きは健在です。
走るモーションだと、でんぐり返しに状に走っていくのですが、
「グルングルン」といった表現がピッタリなモーションで、頭を打ち付けないか心配になるくらいの早さでした。
魔法アクションだと、スケート選手さがらなにその場で高速スピンをします。
戸部さんの雪だるまのイラストでも、魔法の高速スピン時のイラストが描かれていました。
反転処置が施されているのですが、大きい画像がコチラ。
ガードアクションは、手となっているマフラーを顔に当てて暖をとっているかのようで、
雪だるまということで、雪や冬にまつわるモーションが採用されていた様子。
そのため、動きとしてはクロスゲートの雪だるまの方が機敏だった印象があります。
あとは、気絶モーションは頭が3枚に割れるので色々と心配になる壊れ方をしました。
国内での初の雪だるま
国内のクロスゲートにおいて、初めて雪だるまが登場したのが、
シェラウェッソの塔での「ヒヨコ帽」獲得のクエストの途中となります。
CG Island クエスト 大盗
ヒヨコ帽を手に入れるためには3つのクエストをこなさなければならず、
今回はその1つのクエストで、シェラウェッソの塔22階と23階に開かない宝箱があり、
22階にいるミストに「メシ」と話しかけると「誘いメシ」が手に入って、
開かない宝箱を調べれると、誘いメシを食べるために宝箱があいて襲い掛かってくるというもの。
そこで「トロメーア」が初めての出現となり、倒すとスノーパウンドが手に入ります。
スノーパウンドは餅の見た目そのもので、
雰囲気アイテムとして床置きすることが出来るタイプのクエストアイテムでした。
確率1/10の余波
雪だるま系の名称の元ネタはダンテの『神曲』がソースとなっています。
神曲 – Wikipedia
地獄の第9圏である裏切り者の地獄(コキュートス)にて、
裏切を行ったものが永遠に氷漬けになっている圏内で、4つの世界に分かれています。
- カイーナ … 近親者に対する裏切り
- アンテノーラ … 祖国に対する裏切り
- トロメーア … 客人に対する裏切り
- ジュデッカ … 主人に対する裏切り
あくまで氷繋がりの命名くらいで、内容については関係なさそうなのですが、
1キャラ1個獲得できる「くつした」から、雪だるまが出てくる確率は10分の1に過ぎず、
1アカウント2キャラまでのクロスゲートの場合だと、雪だるまが手に入らないことが多くなりました。
そのため、手に入れた人と手に入らない人での落差が大き過ぎるということで、
1つの地獄絵図が生まれていた側面があったのは確かではあります。
このことだけが主要な要因というわけでもないとは思うのですが、
「景品で良い使い魔が手に入る」ことに対しての問題意識が構築され、
これが「封印術士をないがしろにしている」といった批判の核にもなっているように感じます。
対して、コンチェルトゲートでも運は絡んでくるのですが、キャラクターは確保しやすいので、
クリスマスクエストでの雪だるま確保は努力で手に入れられる範囲にはなっていました。
出現場所
- カイーナ(純地)
- アンテノーラ(純火)
- ジュデッカ(純風)
- トロメーア(純水)
カイーナ、アンテノーラ、ジュデッカ、トロメーアの4匹は、
どれも期間限定アイテムのくつしたから手に入り、10%の確率で手に入れることが出来ました。
もしどれかが手に入り売りに出すと30万G以上は確定となるのですが、
雪だるまの中で、人気・不人気の使い魔が出てくることにもなっています。
一番人気は、水属性のトロメーアで、
水属性ということで風穴での活躍を見込むことができたり、
一番雪だるまっぽいカラーをしているということで見た目でも非常に人気がありました。
盾ペットのアイギスが火風属性なので、純水のトロメーアが種族・クリスタル属性ともに有利だということもありそう。
逆に一番不人気となったのがカイーナで、
VTLが高いということで、雪だるま系統の中では一番MNDが伸びづらかったり、
地属性ということで、属性で判断して有力な使い道が見当たらないといったことが響いていて、
地属性が嫌われるというのは、シリウスの方でも見られた現象です。(※Rノッカー除く)
しかし、雪だるまは雪だるまなので人気の使い魔であることには変わりなく、
MNDが伸びづらいとしても雪だるまの中での話なので、
そのままMGC振りにすれば高MNDの使い魔としての活躍を見込むことができました。