前作のワイバーン系統について

前作のワイバーン系統について。

CG Island モンスター ワイバーン系
ワイバーン系統は、白龍側・黒龍側の使者として度々現れて、
「記憶→意志→龍城」に到達するためには、
フリアボロス・アッカスといった無印のメインクエストを攻略する必要があります。
つまりは、クロスゲート開放とは異なった「もう1つのメインクエスト」の存在が示されているということに。
ひとまずドラゴンクエストの関連性は脇において、ひとまず前作だとどのような扱いだったかついて。

BP構成

  • ワイバーン V28 S28 T32 Q20 M12(総クラス120)
  • ワイアーム V30 S30 T31 Q17 M12(総クラス120)
  • ピネイトドラゴン V33 S33 T25 Q16 M13(総クラス120)
  • ベインドラゴン V32 S30 T23 Q20 M15(総クラス120)
  • ウイングドラゴン V32 S30 T26 Q19 M18(総クラス125)
  • Rワイアーム V31 S31 T32 Q18 M13(総クラス125)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

ワイバーン系統はVSTが均等に伸びる代表的な使い魔で、
スキルスロット6なのは運用面として厳しいところがあるものの、
それに見合うだけの成長率の高さとBP配分の良さが売りとなっています。

最高クラスは120と成長率が高く、壁モンスにも物理ペットにも使える理想的なBP構成。
QUIに関しては、性能吟味をすれば中速タイプとして使えるため、
壁ペットとして使う場合ならばQUIが低めな個体を、
物理モンスとして使う場合ならばQUIが高めな個体の方が好まれることになりそう。
全体的にBPが低い場合でも、見た目の良さで看板ペットとして用いられるくらいなので、
強さと見た目の良さの両方を備えている使い魔として名を馳せることになりました。

壁ペットとしては最強のバジリスクがいるため、やや影が隠れる点もあるものの、
元のBPが優秀なので、特に最優秀のバジリスクと性能差を気にしないならば十分壁ペットとして通用する内容です。
・バジリスク V36 S38 T34 Q11 M6(総クラス125) スキルスロット7
・ワイバーン V28 S28 T32 Q20 M12(総クラス120) スキルスロット6
バジリスクはみんな使っているので自分はワイバーン(ワイアーム)を使おうという場合や、
バジリスクの見た目はワニなので見た目の良さの方を選択したいという場合のように、
バジリスクの代替の壁ペットとして用いられるといったケースもしばしばありました。

ワイバーンの見た目の良さの性質については、

Dragonとしての良さと金属的(Metal)な良さが実は似通っている部分があって、
この辺は他にもサソリ系統での金属的(Metal)としての良さと通じる面があります。

コンチェルトゲートだと後にガレナ系統として、Metal竜が登場。

あとコンチェルトゲートだと通常モンスターのような見た目や扱いになっていたので、

デコレーションされたアイゼフリーゲル系統として登場。
あくまで見た目で話すと、ガレナ系統の方がXGのワイバーンのフォルムを受け継いでるように見えます。

ワイバーンの鱗

戦闘系ランクアップ2(王宮クラス)のクエスト途中にて、
途中でワイバーンが出てきて、クエストの進行の為に「ワイバーンの鱗」が必要となります。

CG Island クエスト 戦闘ランクアップ2
通称としては「赤犬」と呼ばれるクエストで、
ボス戦のスレイプニル(見た目ヘルハウンド)の暴れっぷりからそちらの印象が強いものの、
赤犬のクエストに関しては、他にはないクエストの特徴を幾つか備えていて、

道中のベツレヘムの迷宮は、基本的に2人で進行しなければならなかったり、
ボムが出てきたりワイバーンが出てきたりと赤犬以外に印象的な要素が満載です。

「静謐の間」にて、進行の為にワイバーンの鱗が求めらることから、
静謐の間にたどり着く前にワイバーンの鱗が出なかった場合、
ワイバーンの鱗が出るまでベツレヘムの迷宮をうろうろすることになります。
ベツレヘムの迷宮はランダムダンジョンで1~12階あることから、
基本的にはベツレヘムの迷宮を上っているうちにワイバーンの鱗が自然に2人とも出てくるという流れになるものの、
たまに、とことんワイバーンの鱗が出てこないことがあり、
私が経験した中だと、1回のクリアに3度ほどこのクエストに通うハメになったといった経験が実際にありました。

この赤犬クエストは、クエストクリア目的だと「ワイバーンの鱗」獲得で終わるのですが、
他にも「ボムのプロフィールカード」の場合だとR7特殊靴の材料になったり、
特殊素材の「誓いの証」がドロップ品として手に入ったりすることがあることから、
ワイバーンの鱗を集めている間に、目的外のほかの材料が手に入ることがあり、
そこで1つの交易の機会が出来たり、クエストに訪れる機会を創出することにもなっています。

龍の使者

無印XGの本編のストーリーを進行していると
混沌・自由・動を尊ぶ「黒龍」側と、
秩序・法・静を尊ぶ「白龍」側のどちらに付くか迫られることになります。
前作の「記憶・意志・龍城」のクエストの流れ
その中で、それぞれの使者として

赤いワイバーンの見た目ピネイトドラゴンが「黒龍」側の使者、

白いワイバーンの見た目ウイングドラゴンが「白龍」側の使者として登場。

基本的なストーリー構成としては白龍側の衰退の流れや、
移動手段として「黒の記憶」獲得で止めているケースが多く、
プレイヤー全体からすると黒龍側の方が馴染みがありました。

クトゥルフとアンジック

XGPUK2のストーリーを進行し、異界の神を倒すとピネイトドラゴンが景品として手に入りました。
赤龍クエ – CGT付録
PUK2のメインクエストーリーのクライマックスについて軽く説明すると、
「アルカディア→ルビ(PUK1)→アンジック(PUK2)→シェレジェン(PUK3)」の転生の流れうち、
転生を繰り返していくことによって、ルビ(アルカディア?)はいくつかの魂に別れていくことになります。
そのうちの1つの存在である、PUK2で登場したアンジックは
「この世界(※「未来の世界」)への恨み辛み、憎悪に因ってのみ存在」として構成されていて、
歯止めとなっていた「悲しみ」の部分をうち捨てて、世界の滅びを目論むことになりました。

その中で、うち捨てられた「悲しみ」の部分のアンジックは微かに残っており、
カクタシードルを使用して内面世界へ誘われ、純粋な「悲しみ」の部分の結晶(凍った悲鳴)を獲得。
憎悪のアンジックが張った結界を、悲しみのアンジック(の結晶)によって解除し、
召還させられることになった「異界の神」よる世界の滅亡を阻止するといったストーリーです。

この「異界の神」なのですが、クトゥルフ神話のクトゥルフ(旧支配者)のことで、
「ユルグのイコン = ユルグ神の砕けた身体」
「琥珀の卵 = ユルグ神の逃れたる心」
「覚醒の文言の写し = 魂を宿す術」
これらを用いて、クトゥルフをアンジックを苗床にして召還されることになりました。
XGの「神さま」について
このクトゥルフに勝利して「アンジックの逆さ十字」をナッサウに引き渡すと、ピネイトドラゴンのLv1を入手。

ナイアルラトホテップとシェレジェン

XGPUK3のストーリーを進行し、ナイアルラトホテップの3連戦を撃破すると、
「偏方多面体の卵」という報酬アイテムが手に入り、ランダムでウイングドラゴンが手に入ることがありました。

ヒンメルキントの林の中を「トルテュの記憶」を所持してうろついていると、
歌姫シェレジェン(の欠片)の元に移動することができ、ある依頼を受けることになります。
歌姫シェレジェンについて軽く説明すると
「アルカディア→ルビ(PUK1)→アンジック(PUK2)→シェレジェン(PUK3)」の転生の流れうち、
アルカディアの転生を繰り返すうちいくつかの魂が分かれることになって、
ある魂は「悲しみと憎悪」のアンジックになり、
ある魂は「優しさと慈悲を司る欠片」のシェレジェン(の欠片)となりました。

アンジック(PUK2メインストーリー)の事件が解決すると、アンジックはシェレジェン(の欠片)の元へ還元されることになり、
それによって巨大な力を得られることに勘付いた旧支配者側・旧神側の両陣営は、
他に散らばっているシェレジェン結晶体を集め、それをシェレジェン(の欠片)に還元することによって、
巨大な力を得ようとする画策の阻止を、シェレジェン(の欠片)から直々に頼まれることになります。
「シェレジェンの結晶体」を手に入れ、最初の依頼であるシェレジェンの結晶体を砕くといったことをせず、

本来のシェレジェンに戻して打ち倒すことによって、シェレジェンの力を消失させることに成功。

その後、「半神ユルグ」と「旧支配者」の対決により荒廃することになった世界の責任として、
「半神ユルグ」を送り出した旧神の撃退と、

「旧支配者」を送り出したナイアルラトホテップを撃退を済まし、
旧神・旧支配者のいない自由な世界(神のいない世界)を獲得することになります。
その報酬としてユルグとシェレジェンから「偏方多面体の卵」を入手することになり、
この「偏方多面体の卵」を使用すると、ロシュ・ウイングドラゴン・キリン・イーグロスのいずれかが手に入りました。
実はキリンやイーグロスも神の使いのような扱いではあるものの、それはまた別の話にて。

出現場所

  • ワイバーン


ワイバーンとの遭遇は、最初はベツレヘムの迷宮で、次にガーズラウンド内となります。
ワイバーンLv1の場合だとガーズラウンド1~10階のうち7階にて登場することから、
ガーズラウンド内で言うとボス戦の撃破が必要ないため、それほど難易度が高いというわけでもないのですが、
現地だとワイバーンが毒攻撃をしてきたり、ヘルハウンドが召還を使ってきたりと結構捕獲に厄介な場所にもなっていました。
ワイバーンとワイアームのうち、ワイバーン人気の方が上回っているので、
ワイバーンはワイアーム人気に隠れることになった使い魔ということになりそう。
一方で性能面では、ワイバーン系統だとQUIは高い方なので、実は物理性能だとRワイアームよりも使い勝手は良いように感じられます。

  • ワイアーム


大学の裏手にある青龍の洞窟にて出現し、そこでLv1が登場します。
PUK2の途中までは、ワイバーン系統のLv1はワイバーンとワイアームしかおらず、
ワイアームの方が色合いがいいということで、
ワイバーン系統だとしばらくはワイアーム人気で占められることになります。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ワイアーム その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ワイアーム その2
しかし、ワイアームlv1の場合だと人気があっても出現率が低く、
CG Islandさんの情報によると4~6時間に1匹という割合です。
そのため性能吟味という点では難しくなっているのですが、
元のBP構成が頼りがいがある内容で、見た目の良さに惚れ込んで気にせず使っていた人も多いようです。

  • ピネイトドラゴン

ピネイトドラゴンは、黒の記憶の受付NPCということもあって、
黒の記憶ワープを利用していた人にはある種おなじみのドラゴンとなります。

ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ピネイトドラゴン その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ピネイトドラゴン その2
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ピネイトドラゴン その3
見た目が赤いということもあって、ワイアームに見た目で劣ることがなく、
なおかつ、PUK2で所定の用件を満たしていると必ず手に入ることから、
それならば下手にワイアームLv1を狙うよりも、クエストを攻略してピネイトドラゴンLv1を狙ったほうがいい
というような話が実際に出てきたこともりありました。
ワイアームはワイアームで悪いペットではないので、手に入るなら欲しいという人も多く、
また、Rワイアームの存在もあったので、ワイアームLv1需要は途切れることはなかったのですが、
ワイアームLv1取りで苦労した封印術士さんも多かったといった背景にも結びついている様子。

  • ベインドラゴン

ベインドラゴンは遭遇する機会が乏しく、NPC相手でもあまりお目にかかる機会が少ないといった存在。
Lv1はPUK3の「星読みの宮殿」にて登場し、
男性ルートの青の証、女性ルートの赤の証を消費することで訪れることが出来るようになります。
星詠みクエ – CGT付録
「星詠みの宮殿」内だとベインドラゴンのほかに、ワスプ、アダマンタス、グレナディンのLv1が登場するものの、
入場に手間がかかることから、どうしても捕獲には人気の使い魔に絞る他無く、
この4匹の構成だと、一番人気としてはグレナディンLv1、次点でベインドラゴンLv1のような扱いになります。
ぱんぱら-PANDA PARADISE- 種別 飛龍系 星詠みの宮殿
基本的にはR8~R10宝石を手に入れるクエストだっただけに、
PTを募集して片手間にLv1を捕獲するといった状況になりづらいことも痛いところ。

  • ウイングドラゴン

ウイングドラゴンは、XGでも屈指の難易度を誇るクエストをクリアし、
「偏方多面体の卵」を使用することで、ランデムで手に入ることがありました。

Class性能としては最高125ということで他のワイバーン系統より優れているように見えるのですが、
主にMGCが伸びているということもあって、他のワイバーン系統より有利に働いているとは評価しづらくなっています。
白い龍ということもあって、PUK3の段階でも実用と見た目の人気を保つことができるような使い魔でした。

Rワイアームの評価

第一期の設計図にて、ワイアームLv1を改造することが出来ました。
通常のワイアームと比較すると次の通り。

  • ワイアーム V30 S30 T31 Q17 M12(総クラス120)
  • Rワイアーム V31 S31 T32 Q18 M13(総クラス125)

総Classとしては+5になっているものの、各クラスでみると+1くらいしにしかなっていません。
これは元のワイアームが優秀だったからということに大きく起因していて、
「未改造のワイアームLv1が低Dropだった場合は改造に出さない方がいい」と言われたり、
「Rワイアームで優秀になったと実感しづらい」といった評価に結びつくことになりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rワイアーム
他にも当時の稼ぎ場事情として、火属性の敵モンスターが出てくることから、
水10のワイアームと、水7火3のRワイアームだとワイアームの方が優れていると評価されることも。
そういう意味では、もともと使い魔の改造に関しては、
あまり強くない使い魔をクラス125化させる方針では好まれることということになりそうなのですが、
実をいうと、今回とは逆に「改造強化しすぎた使い魔」がある中で、
好まれる使い魔と好まれない使い魔が出てくることになりました。

Rワイアームの場合だと、改造して強い使い魔を得たいという場合にはなかなか適しづらいのですが、
ワイアームLv1の捕獲には骨が折れるということもあって、
あまり性能の良くない未改造のワイアームの再判定で改造するという意味合いでは好まれるものの、
第一期の設計図は期間限定での登場なので、そこまで手に入りやすい品物でもなかったのは厳しいところ。
Rワイアームの設計図に関してはそれほど高値で取引されなかったということからしても一般認識として表れることに。

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