前作のハーピー系統について

前作のハーピー系統について。

CG Island モンスター ハーピー系

BP構成

  • ハーピー V17 S17 T17 Q37 M22(総クラス110)
  • セイレーン V15 S18 T20 Q38 M19(総クラス110)
  • ネヴァン V18 S19 T14 Q39 M20(総クラス110)
  • メガエラ V13 S20 T12 Q42 M23(総クラス110)
  • アエロー V19 S11 T11 Q43 M31(総クラス115)
  • Rハーピー V20 S20 T20 Q40 M25(総クラス125)

ぱんぱら-PANDA PARADISE- リスト

ハーピー系統は、アエロー以外だとどうしても運用方法に悩む使い魔です。
QUIが突出して上がるので、コレをどうにかして上手く活かす方法を模索するのですが、
STR振りだと元のSTRが低めということでATKが伸び悩み、
MGC振りだと元のMGCが低めということでMNDが伸び悩むことになり、
「ハーピー系統は使いやすいペットとは言い難い」といった印象が残ります。
高速ペットとして、蜂のケースだとQUIの他にSTRが伸びるため、
スキルに関しては通常攻撃に倍率をかける換算な仕様上、STRが高くないとダメージが伸びづらく、
MGCの場合ではM振りでLv20の時点でMND130以上いかないのはダメージ源として厳しいところ。

元の成長率がそれほど高くないことと、スキルスロットが8つあることを踏まえると、
STR振りにして少しでもダメージ源として使いやすくするか、
MGC振りにして魔ペット+状態異常攻撃を先制を狙うか、
QUI振りにして特殊な活動に使うペットとして割り切るかといった具合になります。
物理ペットとして用いる場合には、高R乾坤一擲と状態異常攻撃を使いわけ、
魔ペットとして用いる場合には、数が削れていない状態で範囲魔法を打てるといった強みで戦うといった、
使い魔としての位置づけは「使いやすいではなくて、使いこなす」といったポジションとなりました。

一方で、アエローだとMGCのクラスが高めな影響で優秀なQ魔として活躍が見込むことができたので、
鳥ペットにおいて改造種込みでもアエローだけは別格といった扱いになります。

鳥ペットへの愛情

ハーピー系統はHumanタイプにも関わらず「鳥」モンスターと呼ばれ、
見た目の優雅さによってハーピー系統を積極的に使おうとするファンを獲得することになりました。

攻撃アクションとしてはゲシゲシと足蹴にするモーションや、
両足を伸ばしてドリルキックをするモーションもあって個性的だったのですが、
魔法アクションはクルッと横に一回転したり、
立ちアクションは軽い立ち泳ぎをしているようだったので、
バレリーナやスイミングのような芸術性のあるアクションで構成されているように思えます。

今は無きクロスゲートBBSには鳥スレッドというものが存在し、
スレッドタイトルに「⌒ё⌒」という鳥の顔文字を用いられていたと話すと、
前作プレイヤーで微かに覚えているといった人も出てくるはず。
そこで鳥ペットについての魅力や戦闘での使い方についてレクチャーが行われることになったので、
XGBBSの鳥スレッドの存在も鳥ファンに大きな影響を与えることになりました。

鳥ペットの愛情も実ってか、コンチェルトゲートでは巨大化の処置が施されることになり、
成長率の高い金ペットとして登場することになって、当時魔ペット全盛の時代の一翼を担うことにもなりました。
中でも特殊合成で手に入るケライノーに関しては、冒険者ロビーで展示されると、
なぜかケライノーを拝み出すといった「神体化」現象も見られることになり、
鳥ペットは新旧それぞれで独特のカリスマ性を兼ね備えることにもなりました。

Rハーピー

Rハーピーの各最高クラスは次の通り。

  • Rハーピー V20 S20 T20 Q40 M25(総クラス125)

Rハーピーそのものの評価としては鳥系統では最高の成長率を誇り、
ハーピーだと総クラス110まで、アエローだと115までと比べると成長率はかなり高め。

Rハーピーに関しては2つの側面で話されるペットとなり、
1つはRハーピーに対する一般的な評価として、
幾ら高成長率でSS8所持しているとはいえ、BP配分が微妙過ぎる嫌いがあるという点です。
性能上昇部分も満遍なく伸びてしまうことから、魔ペットとして扱うのは依然として厳しく、
打撃性能もSTRのクラスが17から20へ伸びただけなので、性能上昇を実感することが出来ません。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 Rハーピー
そのため第1期の設計図がランダムダンジョン等の鍵付宝箱で手に入るといったお祭りイベント中でも、
Rハーピーの設計図の値段は回を重ねる毎に目減りしていくといった需要構造下にありました。

一方で、もう1つは鳥使いの評価として、改造ペットは特別な意味合いを帯びることになります。
元よりアエロー以外の鳥ペットはどうしても扱いづらいペットであることから、
鳥使いとしてはそのことを十分に受け入れて使用しており、
その中で、スター性を帯びる改造種が登場したということは、
鳥ペットとしての活躍の可能性を広げるものだといった観念がありました。

出現場所

  • ハーピー


ハーピーはアリュート周辺に登場する鳥ペットで、
クロスゲートにおいて最初に目にする機会が多くなる鳥ペットとなります。
捕獲難易度も「出まくります」とのことで

販売会の看板ペットに用いられることもしばしばある使い魔となりました。
QUIはあるので速度はあるものの、ダメージ源となるSTRやMGCが低いため、
どんなにLv1出現頻度が高くても戦闘面での需要が見出しづらいのが悩みの種。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ハーピー

  • セイレーン


出現場所は「ジェノーバ南西~ベツレヘムの迷宮周辺」で、
見た目の青々しさとともに寒い地域で出てくることになりました。
一見ハーピーと同じく物理ペットとしても魔ペットとしてもダメージ源としては薄く感じられます。
しかし火属性のみが出現する風穴内において、水属性のセイレーンは優位に立つことになり、
その上、一番LPが高くなるのは黒鋼で種族がBeastで、Humanタイプのセイレーンは大きな種族勝ちをすることになります。
そのため、風穴内においてセイレーンはクリスタル属性と種族勝ちをすることにより、
特にMNDが伸び悩む中でも、水魔法を使うことによってしっかりしたダメージ源として働くことになりました。

  • ネヴァン


ネヴァンは、ガルーナ周辺で出てくるものの、海側を歩かないとネヴァンに遭遇しづらく、
砂漠側を山沿いに歩いているとネヴァンに遭遇しないことから、結果的に最も印象が薄い鳥ペットとなりました。
捕獲難易度としては出現頻度は低めのようで、鳥ファンでないと使用する動機も薄くなり勝ちに。

  • メガエラ


メガエラは、スキル上げとして有名な「アルパネス~大学周辺」で出てくることから、
ある種基本となるハーピーより馴染みがある人も多く、
見た目が白く綺麗なことから多数のメガエラファンを獲得することになりました。
ただし、メガエラを実用化することは苦難の道となり、
防御面の評価としては、育っていないとすぐに気絶するといった具合になり、
風属性が災いして風穴内ではクリスタル属性での相性が悪いのも痛いところ。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 メガエラ その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 メガエラ その2
鳥系統ではSTRが最も高くMGCも比較的高めとなるので、使い方次第では攻撃面の活躍が見込めることになり、
この辺はメガエラにかける愛情によって成り立たせていた要素となります。

  • アエロー


アエローは、当時の稼ぎ場となった「氷の洞窟」稼ぎで出現する使い魔で、
同時に出現するレディーキュールとともに数が出てくる割にはあまり火力が高くありません。
速度は速いものの防御面が低いことから楽な稼ぎ場ではあったものの、
しかし「氷の洞窟」にたどり着くためには、「依代」という中ボスを倒す必要があり、
Lv50程度だと依代相手に怪我することもあったので、稼ぎ場が増えていくにつれ通う機会が少なくなりました。
アエローに関しては、総最高クラス110が基本なところを、アエローは115というように優遇措置がとられ、
鳥ペットとしてはMGCのクラスが突出して高くなることから、
MNDをある程度確保した上で、高速で活動できるといった使い勝手のいいBP構成になっています。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 アエロー
スキルスロットが8個あるため魔ペット+高速ペットとして活動しやすく、
見た目と実用の両面の需要に応えることができる良使い魔となりました。

NPCとしてのハーピー系統

戦闘系ランクアップⅡのクエスト(通称「赤犬」)の最後で、

オキシトールという名のNPCが存在します。
スレイプニルに封印されていたのですが、見た目がアエローだということを踏まえると、
当時の運営・開発側の処置としてはアエローは特別な存在として扱われていた様子。

また、海神クエストにて、海神に挑戦やレシピを獲得するためには勾玉を10個集める必要があり、

見た目がハーピーの「紙垂」を倒すと手に入ることがあり、妖鳥の神秘性といったイメージも所々確認できました。


コンチェルトゲートでも、埋もれた伝承では護り神として讃えられているといったエピソードも。

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