クロスゲートの蜂モンスターについて。
CG Island モンスター 蜂系
BP性能
- キラービー V12 S37 T12 Q37 M12(総クラス110)
- ベノムビー V14 S33 T11 Q35 M17(総クラス110)
- ワスプ V13 S40 T8 Q38 M11(総クラス110)
- ホーネット V10 S38 T13 Q43 M6(総クラス110)
- バザー V7 S39 T15 Q41 M8(総クラス110)
SQが伸びる物理ペットで、分かりやすいくらいにVTMが伸びません。
クロスゲートで安価で手に入り使いやすいペットを挙げると必ず出てくるペットとして、
「蜂・カマキリ・バジリスク」の3種が挙げられ、「蜂」はその一角を構成するペットとなります。
カマキリ系やバジリスクだと最高の総クラス120な一方で、
蜂に関しては最高の総クラスが110までしかありません。
それでも「戦力となる使い魔」の代表格として挙げられるにはそれなりの理由がありました。
代表格
- 火力が高く、外しづらい
クロスゲートだとAGLの上昇によって命中率が上昇します。
蜂の場合だと、AGLが伸びる上にATKが伸びるため、
「火力が高く、外しづらい」といった高い攻撃性能を保有することになりました。
また、スキルの乾坤一擲が命中率の低下とともにダメージ上昇するスキルで、
DEFが減少する諸刃よりダメージ上昇が高いことから、
高いAGLにより乾坤一擲の命中も安定するといった特徴から、
スキル上の観点からしても火力上昇が見込むことが出来ます。
- 欠点のカバー
欠点となる防御性能の低さについては、
基本的に1ターンで敵モンスターを撃破すること稼ぎでは目指されていた都合上、
理想状態を果たすと敵モンスターからの攻撃を受けなくなるため、
蜂モンスターの防御性能の低さについては問題になりづらくなってきます。
FPが低めである点については、行動順が早くなることにより行動の機会が増え、
他ペットよりもFPの消費量が早くなるので、どうしても枯渇しやすくなるものの、
この点はペットを複数持てるゲームなので、他のペットに入れ替えれば問題になりません。
つまり、序盤~中盤にかけての蜂ペットに関しては、
欠点を補うことができるのでメリットのみを享受できるといった環境下にありました。
- スキルスロット8
蜂モンスターの使いやすさを語る上で欠かせないのが、スキルスロットの豊富さです。
基本的にスキルスロット数に関しては
6個だと少なく感じられ、7個だと必要十分の量、
8個あると余裕が出てくるといった具合となり、
スキルスロットが8個存在する蜂モンスターは多彩に攻撃を繰り出すことができました。
ソロモンの小箱・XGスキル構成
吸血攻撃でもSTRの高さから十分LP回復を補充することができ、
QUIの高さから行動する機会が増える分、吸血攻撃を行使する機会も増えることになります。
状態異常攻撃でも元のATKの高さからダメージ源として攻撃も狙うことが出来、
命中率の高さから虚襲戦慄要員としてスキルに盛り込んでいる人もいて、
蜂モンスターをSTR振りではなく、デュエル用にQUI振りにして使っている人もいたくらいの話となります。
また、捕獲をしている人の場合だと、Lv1のLP削りとして蜂にR1範囲魔法をいれている人もいました。
蜂くらいQUIが高ければ封印術師より活動できる機会も多く、
MNDも低かったので余計なダメージが出づらい上に、
スキルスロットが豊富なため、魔法を入れても支障が出ないのがポイントとなったのですが、
魔法バリア対策として、まず低ダメージの蜂魔法でバリアを剥がして、
本丸のプレイヤーキャラの攻撃魔法を当てるといった使い方も現実的な使い方となります。
SQの時代から、VSQや魔ペットの時代へ
序盤~中盤にかけては非常に使い勝手の良かった蜂ペットなのですが、
後々に強ボスモンスターが出てくるようになり事情が変わってくることになりました。
強ボスモンスターの場合だと、物理攻撃も強力になってくるのですが、
回避不可能な魔法を連打する機会も増えてきて、
LPが低い蜂モンスターだと強ボスモンスター相手では生き残りづらくなります。
稼ぎ場も高Lvになってくると、魔ペットが活躍し始めることになり、
火力で比べると物理ペットより魔ペットの方がダメージを与えられるようになってきます。
更には、極秘実験場やシェラウェッソの塔95階稼ぎの話をすると、
範囲攻撃を重ねていると、聖なる盾を使っているモンスターが残り、
そこに崩撃を当てるとスムーズに倒せるようになってきたので、
稼ぎ場の戦力として鈍足(壁)モンスターのスポットも当たってくるようになったことから、
行動順が早い蜂モンスターの活躍場所が徐々に細くなっていくことになりました。
鈍足・中速・高速の定義
蜂モンスターは高速ペットに位置するQUIクラスを誇ります。
なかなか「鈍足・中速・高速」の定義については明確にわけづらいところがあって、
定義の仕方としては2つ存在し、
1つは戦闘中の行動順序での目安として扱うといった相対評価と、
もう1つはQのクラス(プロフィールカードのQUIの星の数)で大まかに分ける絶対評価が存在します。
- 相対的な場合分け
相対的な場合分けに関して、一般的な感覚で説明すると、
まずプレイヤーキャラは、稼ぎ場の敵モンスターより早く動くことが前提となり、
その中でプレイヤーキャラ(戦闘中の全存在)より早く動くことを高速ペット、
中速ペットは、敵モンスターより早く動ける存在で、
鈍足ペットは、敵モンスターより遅く動く存在ということを指します。
もちろんQマックスのプレイヤーキャラやドライブ現象も存在するので、
相対的な場合分けに厳密な適用は無理があるのですが、
だいたいは行動順序で役割分けが異なることになるので、大雑把にこのような感覚で通ることになります。
- 絶対的な場合分け
絶対的な場合分けの冠しては、例示を挙げて話すと
蜂モンスターは「高速ペット」の分類が施され、
犬モンスターは「中速ペット」の分類が施され、
バジリスク系統は「鈍足ペット」の分類が施されることがあります。
蜂に関しては、最高クラスが35~43なので、
幅としては30~43の間のQUIクラスが高速と定義されるペットということになり、
犬に関しては、最高クラスが21~25なので、
幅としては16~25の間のQUIクラスが中速と定義されるペットということになり、
バジリスクに関しては、QUIクラスが11~15なので、
幅としては6~15の間のQUIクラスが鈍足と定義されるペットということになります。
これをプロフィールカードの☆に当てはめて話すと
CG Island モンスター クラス論
☆3以上(クラス28以上)から高速と呼ばれることになり、
☆2以上(クラス18以上)~☆2.5以下(クラス27以下)から中速と呼ばれることになり、
☆1.5以下(クラス17以下)から鈍足と呼ばれることになるといった理屈になります。
しかしクロスゲートにおいて過去に厳密な「鈍足・中速・高速」の場合分けが施された例は一度も見かけたことがなく、
あくまでも体感・感覚論に過ぎない話であることから、
特に鈍足~中速に分かれ目、中速~高速の分かれ目については厳密に定義することが難しく、
- ☆3.5以上(クラス33以上) … 高速
- ☆2以上(クラス18以上) ~ ☆3以下(クラス32以下) … 中速
- ☆1.5以下(クラス17以下) … 鈍足
という場合わけが個人的に妥当なラインではないかと思うのですが、
絶対的・相対的のそれぞれ両面で判断して、「鈍足・中速・高速」の定義分けが行われることになりました。
出現場所
- キラービー
キラービーは、ミネガル島中央に登場するということで、
アトジムの撃破先での登場となり、他の蜂より遭遇機会がぐっと低くなります。
蜂ペットの場合だと、クラス差はあれどどれも使い方としては一緒となるため、
能力でわざわざキラービーを選ぶという意味合いは薄くなるのですが、
ベノムビーと同じく羽が大きいということや、あまり見かけない蜂だということもあって、
「蜂のステータスは魅力的だけど、みんなホーネットを使っている」という場合で用いる分には、
ホーネットの代替蜂として物珍しさを獲得することができる使い魔にもなりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 キラービー
- ベノムビー
ベノムビーは、ウィルノア方面の出現で、出現頻度としては出やすく確保しやすい蜂となります。
ステータス上の話をすると、蜂の中ではSTRが最も低めで、その代わりMGCが伸びるといったタイプ。
クロスゲートの仕様上、予備ペットと切り替えてしまえばMP残存量は問題になりにくく、
蜂同士の比較上の話をするとベノムビーをオススメしづらくなっているのですが、
蜂は蜂なのでSTR振りで十二分にホーネットの代替ペットとして活躍してくれるはず。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ベノムビー
コチラは赤蜂ということもあって、見た目でベノムビーが選ばれることもありました。
- ワスプ
ワスプは、古くから忍者就職クエスト途中で登場し、
固定マップだったのでそこでLv1が登場するのではないかとLv1捜索が組まれることになったのですが、
その中でワスプLv1は発見できず、Lv14の野生ワスプが最低Lvのペットとして扱われることになりました。
クラス上、蜂の中で最もSTRが伸びるものの、Lv1が見つからなかったということで普及の面で難があり、
結局は捕獲のしやすさも重なって、蜂の中ではホーネット全盛の時代で占められることになりました。
尚、PUK3の時点でワスプLv1が発見されることになり、通称タワシ愛好会のクエスト途中で登場することになっています。
- ホーネット
クロスゲートにおいて「蜂といえばホーネット」といっていいくらいメジャーな扱いとなっていて、
イールへ向かうフィールド上にて、ホーネットとトレントが登場し、
ホーネットの元からのSTRの高さによる高ダメージや、毒の状態異常攻撃も使ってくるので、
初心者にとって、橋を渡るとぐっと難易度が上がることになりました。
Lv1出現場所もアクセスが非常に楽な部類で、出現頻度も高いことから、
初心者封印術師さんがまずホーネットを捕獲してみようと考えるような実用的な使い魔にもなっています。
イールへ向かっている途中にLv1ホーネットを捕獲している人を見かけるのも日常茶飯事で、
性能吟味を兼ねて捕獲し続けることによって安価に売り出されるといった流れで、ホーネットは幅広く普及することになりました。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ホーネット
STRの高さのほかに、元のQUIの高さも買われることになって、ダメージ源以外の多方面に扱われることになったのもポイント。
- バザー
ホーネット人気も重なり、水属性で風穴での活躍が期待できそうなバザーは広く普及しそうなイメージがあるのですが、
ジェノーバ周辺で出てくるバザーは非常に厄介な相手で、連激×1~4を使ってくることがあります。
もし4回攻撃が決まると、通常ダメージの2倍のダメージを誇ることになる上に、
数もそこそこ出てくるので、複数のバザー相手に不意打ちを喰らおうものならば気絶してもおかしくはありません。
Lv1の出現率も低いので、ジェノーバ周辺でアクセス自体は良いのにも関わらず、
捕獲での危険が長時間伴うということで、捕獲しにいくことが嫌がられる使い魔にもなっています。
バザー捕獲の上での話をすると、素直に性能吟味可能なホーネットを使った方がいいといった感覚で、
危険で長時間かかる捕獲作業に伴う手間を価格に転嫁しようにも、捕獲しやすいホーネットが存在するので頭打ちになってしまうのも痛いところ。
ホーネットの蜜・ロイヤルゼリー
蜂モンスターということで、戦闘からのドロップ品から蜂蜜が手に入ることがありました。
「ホーネットの蜜」は、風の洞窟の途中で手に入るクエストアイテムとなっていて、
関所要員の「月の輪熊」(見た目レッドアイ)に蜂蜜を渡して通してもらうといったもの。
CG Island クエスト 風の洞窟
風の洞窟は3つほど関所が存在し、
1つは、現地にて「ホーネットの蜜」を1人6個、5人PTだと30個手に入れないといけません。
こちらはトレード・床置き可能で、場合によってはあらかじめストックしておいて、
後に本隊に所定のホーネットの蜜を渡すといったことも実際に行われることになりました。
2つは、「ミモザの弦楽器」を作るため、現地で「クモの糸」を1PTのうち1人6個手に入れます。
こちらはトレード・床置きは不可能なので、意外と時間がかかることがあるのですが、
コチラも完成版の「ミモザの弦楽器」を所有したままにして何度も通えるような体制を構築していた人もいました。
3つは、特殊ローブの「ムササビマント」が1人1個必要になり、
レシピを獲得するためにはローブ職人で来る必要があり、
原材料となるムササビの皮も現地での採取が必要といった難関っぷりだったのですが、
コチラもムササビマントは貸し借り可能な上に、忍者だとムササビマント無しで通ることが出来たことから、
プレイヤー同士の自助努力でこれらの難関をクリアして進むことができることになりました。
後に「ホーン大風穴」という通り道が追加されることになり、砂漠のガルーナ方面の行き来が格段に楽になったのですが、
基本は通り道なのでガルーナ方面へ通りやすくする処置はどの道必要な更新だったように思えます。
CG Island マップ ホーン大風穴
一方で、風の洞窟自体は、風の純粋なクリスタルを福袋に引き換えるためにクリアが必要だったり、
樹海攻略のための楽譜集めにクリアする必要だったことから、ガルーナの関所越え以外にクリアの必要性が出てきました。
「ロイヤルゼリー」は、PUK2の地域の洞窟村から始まるクエストで、
確かフェイクラット姿のNPCから、所定の品物を持ってくるように頼まれるといった内容のうち、
その1つに「ロイヤルゼリー」が含まれることがあって、
ブレキウム高原の中段地域の北西側のダンジョンのワスプからドロップすることになりました。
このクエストは魔族のクリスタルも手に入ることがあるものの、
全体的にあまり良い物が手に入るクエストは評価されておらず、
クリアする人も少なくなっていて記憶にない人も多くなりそう。
当時はギルド「旅団」さんのサイトがPUK2クエストの攻略サイトとして活躍していたのですが、現在だと閉鎖されていて資料として乏しい状態。