クロスゲートの盾モンスターについて。
CG Island モンスター 盾系統
BP構成
- ピーカブー V15 S15 T45 Q15 M30(総クラス120)
- スカルク V17 S12 T47 Q12 M32(総クラス120)
- ハイパスピスト V19 S13 T49 Q11 M28(総クラス120)
- アイギス V16 S9 T50 Q8 M37(総クラス120)
盾モンスターの最大の特徴としては、
クロスゲートの使い魔の中でもトップクラスにMNDが上昇することに尽きます。
Lv上昇によりダメージ上限となる「MND 102+Lv×20」に容易に届くことが出来、
特にアイギスの場合だと、いわゆる「杖職へのMND貫通」の域まで達することが現実的となる数値です。
クロスゲートの場合だと、MNDという数値は魔法攻撃力と魔法防御力の両方に機能していて、
MNDが杖職でもない限り魔法ダメージを抑えることができません。
(※代わりに、主に重装備にRSSという魔法防御力が付与されてる)
杖職の場合だと(主に稼ぎの場合)装備品込みで「102+Lv×20」のMNDを確保すればいいので、
VTLやQUIに振ったりすることも出来たことから、人によっては割りとぎりぎりのMNDを確保していて、
結果、MNDがアイギスと同等程度、もしくはMNDを抜かれかねない話となります。
魔術-XG資料館-PochiLong
表で言うならば
「0.98 ≦ “術者MND/対象MND” < 1.05 63%」
「1.05 ≦ “術者MND/対象MND” < 1.14 82%」
というようにダメージ増減が大きくなるMND比1.05以上のラインのことを指し示すことになりそう。
反面、盾モンスターは高い魔法性能を保有している反動として、
魔ペットとしては「鈍魔」の位置しており、魔法を使うと崩撃(GB)のように魔法を使うことになったり、
MND減少要因になるSTRも低めといった具合なので、近接ダメージは低くなったりせざるをえません。
(※剣モンスターだと、やや中途半端になるものの物理・魔法の両面の運用が可能)
魔法性能が微妙に上昇するTGHについてはPCだと毛嫌いされることが多く、
ルビのようなボスモンスター相手だと極端にMNDが高すぎて、
ボス戦向けのMND確保の意味合いが薄くもなっているといった事情も重なり、
スキルスロットも6までだったので、数として出回った割には冒険用としては扱いづらいとの評価を下されることも度々ありました。
装備品の盾売り
クロスゲートの職人の場合だと、
剣職人、槍職人、斧職人、弓職人、ナイフ職人、ブーメラン職人
帽子職人、兜職人、服職人、鎧職人、ローブ職人、靴職人、ブーツ職人、盾職人
というように、装備品ごとに職業が分かれていました。
その中での「盾」モンスターの登場としては、盾職人さんとしてはウケが良く、
看板として並べればペット込みで盾売りとして分かりやすいと評判になっていました。
通常の立ちモーションに関しては、
盾からちらちら相手を見るといった行動はコンチェルトゲートでも引き継がれていて、
歩きのモーションだと、盾を上に持ち上げててくてく歩くといったもので、
魔法モーションだと、盾を尻尾でくるくる回すといった曲芸的な内容。
盾を持つ小人に関しては、
クロスゲートの場合だと、小鬼ないし妖精を思わせる顔立ちや体つきをしていたのですが、
コンチェルトゲートの場合だと、少年風になっているのでその点でも印象として異なるイメージもありました。
戸部さんのイラストだと、前作の盾ペットと、今作の盾ペットのちょうど中間あたりのイメージがあります。
Metalへの天敵の少なさ
Metalペットの種族の優劣関係としては、
種族値1の場合だと「Undead > Metal > Human」
種族値2の場合だと「Amorphas >> Metal >> Dragon」
というような対応関係になっています。
盾系統の場合だと、VTLはやや低めなものの、
TGHとMGCが非常に高めであることから魔法性能・防御面が優秀となっていて、
かつHuman種族に関しては種族勝ちをしています。
これに加えて、Metalキラーとなりうる優秀なAmorphasの使い魔に関しては、
実は精霊くらいしか存在しないといった背景があります。
精霊に関しても希少なペットな上にバランス型のBP構成をしていることから、
実質Metalに対してダメージ源となる有効な使い魔が乏しくなっており、
Metalへの種族的な対抗策としてUndeadで間に合わせるのが実情でした。
(※この辺りはシェラウェッソの塔95階稼ぎにも関わってくる話で、私だと魔術師でR10Undead杖を使用)
そのため、将来的にアイギスの高DEFや高MNDに対抗できるような、
Metalキラーとしての強Amorphasの使い魔の登場を待ちわびることになりました。
出現場所
- ピーカブー
ピーカブーLv1に関しては、全クロスゲートの使い魔の中で最も最後に発見されることになりました。
発見・公開された日付としては、クロスゲートのサービス提供日最終日の1日前で、2007年の10月2日。
無料開放中にぱんぱら-PANDA PARADISE-さんで公表といった流れで、当時のプレイヤーの意地を感じる一幕となりました。
アイギスとは異なりQUIがそこそこ高いので魔ペットとして使いやすくはなっているはずなのですが、
さすがに終了1日前に発見されたということもあって、普及としては望めずLv1からの評価は構成されていません。
基本的な野生の評価としては、初期BPが均一になりやすく、MGC振りの回数が少ないため、
魔法性能がどうしても伸び悩むといった場面に直面しやすいのですが、
盾ペットの場合だとMNDが非常に上がりやすいBP構成をしているので、
シェラウェッソの塔にて登場する野生の高Lvのピーカブーの場合、即戦力の魔ペットとして用いることも出来たようです。
- スカルク
スカルク自体はコーラル周辺で出てくる上に、それほどLvは高くはないのですが、
スカルクが一度に8匹まで出てくることがあって、コーラル周辺を仙人就職クエスト目的で低Lvでうろうろしていると、
スカルクもしくはヘルハウンドの群れに遭遇して気絶や怪我をしたといったことになりやすい相手な上に、
Lv1捕獲に関してもEscapeを試みるということで、ガードをしやすい点からしても捕獲が厄介な部類に入ります。
BP性能としては盾ペットとしては中間な構成なのですが、
やはり盾ペットということもあって、M振りをするとぐんぐんMNDが上昇していきます。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 スカルク その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 スカルク その2
軽くQUIにも振っておくだけでもだいぶ使いやすくなりそう。
- ハイパスピスト
ハイパスピストはルミナス方面で出現するので、スカルク同様にLv1へのアクセスは容易な部類。
出現頻度もスカルクより高いとのことで、こちらの方が高Lvなのですがコチラの方が捕まえやすいと評価できそう。
性能としては、盾ペットの中で最もVTLが伸び、MGCが少ないといった特徴。
「盾ペット」ということでVTL振りにして護衛役として使おうと思う人も実際に多かったようです。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 ハイパスピスト
護衛モンスターとしての評価としては結構難しい面があって、
護衛モンスターは他に決定版となるような使い魔が存在している上に、
ハイパスピストの場合だとVTLが中途半端に伸びるといった都合から、
VTL振りにしてしまうと中途半端な護衛モンスターにしかならないといった見方もあれば、
VTL・TGH・MGCがそれぞれ伸びる、FP切れを起こしづらいバランス型の護衛モンスターになるとも評価でき、
BP構成としてはTGHが最も伸び、見た目からしてもまさしく護衛向きのペットのように見えるといった考え方も出来ます。
この辺はハイパスピストへの愛情次第ということもあるものの、
個人的には、盾ペットの中では一番LPが伸びやすい魔ペットとして扱うのが正解のように思えるのですが、
盾ペットはどれも捕獲がしやすいということもあって、色んなBP振りを試しやすいのも1つの売りになっているとも言えそう。
- アイギス
当時最もMNDが伸びる魔ペットとして名を馳せることになったのがアイギスです。
Lv1はレクタール方面で出現するものの、ミノキア周辺にあたる場所なのでアクセスが良く、
コチラもLv1の出現率が高いので、数多く出回るペットとなりました。
やはり最もMNDが伸びる使い魔ということで、MGCへの極振りが一番のように思えるのですが、
結局は「102+Lv×20」の範囲内でMNDを確保してしまえばたいていは上限の魔法ダメージが出るので、
言ってしまうとアイギスでMGC極振りをする意味合いとしては、デュエル以外だとそれほど深い意味合いは出てきません。
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 アイギス その1
ソロモンの小箱・XG使い魔育成記録 アイギス その2
そのため、冒険だとある程度QUIに振って使いやすくするか、
本当に極端にMNDが伸びるので、多少VTLを伸ばして倒れづらくするといった処置も実現可能で、
変り種としてはSTRに振って剣モンスターっぽく運用することも可能となります。
極振りに拘って使いづらく感じるといった話はむしろ育成側の問題ではあるのですが、
クロスゲートとコンチェルトゲート両方共通した話題として、ペットの場合だと極振りの方がイメージが良いということもあり、
特に取引には出す予定はなく、使いづらいとは分かっていても、MGC以外には振れないといったジレンマに悩む人も出てくることになりました。