今回は前作のスケルトン系統の魅力について。
CG Island モンスター 骨系統
発見されたLv1ペットは「カワンチャ(赤骨)」「アームドボーン(緑骨)」「リジットフレーム(黒骨)」しかいません。
そのためスケルトン系統で吟味するとなると、この3種類が主となるのですが、
リジットフレームLv1に関してはかなり後発での出現にも関わらず、
「黒骨モンスター」という見た目と、プロフィールカードが特殊な入手方法ということで
Lv68~73の野生ペットをそのまま使っている人も見かけました。
BP性能
- スケルトン … V12 S27 T42 Q12 M17(総クラス110)
- カワンチャ … V13 S24 T41 Q10 M22(総クラス110)
- スパルトイ … V14 S30 T40 Q11 M15(総クラス110)
- アームドボーン … V9 S26 T47 Q8 M20(総クラス110)
- リジッドフレーム … V12 S29 T45 Q13 M16(総クラス115)
基本的にTGHが突出して伸び、STRとMGCがぼちぼち伸びるといったBP構成です。
そのためMGC振りにして物理と魔法の両面で活躍出来るようにした方が無難となります。
VSQに振って物理メインで戦わせることもできるものの、
物理型として使うにしてはやや必要なものが足りないといった印象で、
Undeadということもあって基本的な成長率が低めなのも気がかりなところ。
BP性能面に関してはややパッとせず、純粋に剣モンスターに劣っている印象があるのですが、
スケルトン系統の強みとしては「Undead」ということでPCに種族勝ちをしていることに尽きます。
Metalだと物理時15%ほど魔法時10%ほどダメージの増減が出るのに比べて、
Undeadだと物理時30%ほど魔法時20%ほどのダメージの増減が出るので、数値として大きな差として現れました。
物理-XG資料館-PochiLong
そのためスケルトン系統は主にデュエル用のペットとして扱われ、
スキルスロットも8と豊富なことから、魔法・崩撃・虚襲慄心・状態異常攻撃を盛り込むことができます。
VTLが低めなので結果的には脆く感じられるものの、
鈍足と「聖なる盾」の相性も良く、高Rならば陽炎での回避もある程度見込めることから、
使い手の力量次第で活躍の度合いが異なる典型的なペットでもあり、スケルトン系統の魅力の1つとなっていました。
(※緑ゴーストのリベナントも似たようなBP構成になっているのですが、詳細については将来扱う予定のゴーストの記事にて)
スケルトン系統人気の性質
スケルトン系統に魅力については、一言で語れない内容となっていて、
「スケルトン」「カワンチャ」「スパルトイ」の魅力と、
「アームドボーン」「リジットフレーム」の魅力では趣が異なります。
前者だと、見た目がスケルトンということでUndeadモンスターの代表格に当たるモンスターで、
例えばクロスゲートの説明書を見るとスケルトンモンスターが出てきます。
武器を引きずって歩き、武器を素早く振り下ろすといった動作もUndeadらしくて好評の一因になっていました。
後者だと、序盤においてUndeadモンスターはイベントモンスターとして扱われてきた歴史があります。
医者就職クエストや怪しい洞窟(アルバスに纏わるゾンビ)でもそうなのですが、
ホテル地下における「朽ち果てた騎士」(見た目アームドボーン)の存在も大きかったように思えます。
CG Island クエスト ホテル
「朽ち果てた騎士」は失魂の首飾りループでお世話になる他に、
なぜか「虚襲慄心」で怪我を負わせてくるといった特徴もあって印象に残ってる人も多いはず。
そういう意味では、軽いボスモンスターを扱っているような感覚もあったということです。
特に「リジットフレーム」に関しては、最初に登場した「イムールの森」ではプロフィールカードが出てきていません。
その替わり、強ボスの「バルケス戦」にて手に入ったといった特殊な経緯を帯びることになりました。
CG Island クエスト バルケス
(※扱いとしては兵士ドルクの亡霊、もしくは兵士ココベの亡霊からの入手といった予想)
これによってリジットフレームのカードはプレミア化することになり、
黒骨モンスターという見た目の良さも相まって、Lv1がいないにも関わらず流通することになっています。
後々になって振り返ると、通常モンスターでプロフィールカードが出ず、ボス戦で出てくるということは、
単純に設定があべこべになっているバグ(設定ミス)なのではないかと思うのですが、
この設定に関してはバルケスに挑む1つの動機付けになるということで、
コンチェルトゲートにおけるドラゴスカルLv1でのプロフィールカード取りのように仕様として受け入れられるようになりました。
出現場所
- スケルトン
スケルトンは出現場所に乏しく、ラウレンスの研究所(反射取り)か青竜の洞窟でしか出てきません。
ラウレンスの研究所はランダムダンジョン内なので、クロスゲートではLv1は出てこず、
出てくる候補としては青竜の洞窟くらいなのですが、青竜の洞窟といえばナイトメアが出て来る場所なので、
ナイトメアLv1が出てくるかもしれない場所(※実際は別の場所にて出現)としての方が有名になっていました。
- カワンチャ
カワンチャは一緒に捕獲に同行したこともあるのですが、
出現数は少ないので籠もることは容易なものの、Lv1出現率としては低めといった記憶が強く残っています。
CG Island マップ ティナの村(夜)
「赤骨」ということで見た目の人気があり、種族はプレイヤーキャラに強いUndead。
物魔の両方に対応できるということでデュエル向けの運用もしやすい上に、
Lv1も存在するということで、スケルトン系統の代表格となるのがカワンチャとなりました。
- スパルトイ
スパルトイは出現場所が限られている上に、砂塵の洞窟に来る機会(理由)がほとんどないので、
スパルトイに遭遇したことがないクロスゲートプレイヤーさんも多そう。
CG Island クエスト 砂塵
さらには兵士が必須な上に「あなごのにぎり」が必要だったので、来場条件も厳しめ。
BP上では一番物理向きなペットではあるのですが、
どちらにしろLv1が発見されなかったことからあまり見向きをされるペットとは言い難く、
後半になると他に優秀なUndeadペットも登場し始めたので、
スケルトンとともにLv1として出現する機会を逸してしまった感があります。
- アームドボーン
アームドボーンは最初は「朽ちた騎士」のボスモンスターとして登場。
次に「開くもの」のクエスト途中で出てきて、そちらでLv1が発見されることになりました。
CG Island クエスト 開くものへの道
私としては「朽ちた騎士」のボス戦から、ナンチャラ山でチューインボーンと共にぞろぞろ出てくることの目撃といった流れだったので、
ややアームドボーンのボス戦からイメージとしては拍子抜けの感があり、
「開くもの」での捕獲作業となると男性側ルートでフレイムブランチLv1も出てくることから、
アームドボーンへの存在感はやや薄いものになっているようです。
数値上だとカワンチャの方が若干MGCが伸びるものの、アームドボーンの場合Tが高くVが低めであることから、
CG Islandさんの推定MNDではアームドボーンの方が若干高めの数値になっていました。
ただし、さすがにV5~9クラスとなるとHPが低すぎるように感じられるので、
デュエル用という話になるとHP差でカワンチャの方が扱いやすいといった感想はあります。
アームドボーンをデュエル用に使っている人は見かけているので、要はペットへの愛情と運用次第という結論。
- リジットフレーム
リジットフレームの場合、「イムールの森」にて出現したものの、
通常戦闘ではプロフィールカードが出てこず、ボス戦で入手可能といった仕様でした。
総クラスを見てみると通常の骨モンスターが最高110なのに対して、
リジットフレームは数値上最高クラスが115なので特別な扱いではあるのですが、
Lv1はイムールの森で出てこなかったので、使おうと思っても仕方なく野生の高Lvリジットフレームを使う他ないといった状態でした。
PUK3のマップにて「ルドゥテ盆地」が追加され、そちらでリジットフレームのLv1が登場することになりました。
「ルドゥテ盆地」関連 – CGT付録
ルドゥテ盆地は常に雨が降っているエリアとしても有名なのですが、
期間限定クエストで「ドリーの雨傘」が手に入り、コンチェルトゲートでは後の「ヘッド傘」として再登場。
また特定のポイントだと連戦が発生し、連戦後に「リジットフレーム」「バステト」「ポイズンスカル」のLv1が登場しています。
こちらのリジットフレームの場合だと、倒したり盗んだりすることでプロフィールカードが手に入りました。
反面、バルケス戦でのリジットフレームのカード取りの意味合いは薄れてしまったということに。
リジットフレームの性能としては骨モンスターとしては強く、全体的に扱いやすくなっているのが特徴。
しかしこの時期だと、メイジゴースト系統が猛威を振るっていた時期と重なるため、
数としては出回ったものの、Undeadの評価としてはそちらの方に持っていかれた感はあります。
ボス前残し
クロスゲートで一般的に採用されていた戦術で「ボス前残し」といったものが存在します。
クロスゲートの隊列の仕様として、両陣地の前後にキャラクターがいる場合、
片方の陣地の後列にいるキャラクターは、もう片方の陣地の後列にいるキャラクターを近接攻撃できません。
そのため、ボスモンスターが後列にいる場合、ボス前にいる敵モンスターを残すことによって、
味方陣地の後列にいる対象に攻撃を及ぼさなくさせるという、主に杖職の保護を目的とした戦術が存在していました。
開くもののボス戦である「イスカリオテ戦」でも、ボス前にいるアームドボーンを残すのがセオリーだったのですが、
反射取りで通ることになる「フォルケン戦」でもボス前残しを行うことになっています。
フォルケン戦の場合だと、フォルケン前にいるボーンバレット(見た目スケルトン)を倒すと
ボーンバレットもしくはスケイルバレットを召還しだすので、
召還封じのためにフォルケン前にいるボーンバレットを倒さない戦術が採用されていました。