R6斧スキル「グランドスラム」を利用した稼ぎについて。
まず「グランドスラム」の特徴なのですが、敵味方全てへの全体攻撃です。
そのためPT稼ぎの場合、そのまま使うと味方へのダメージが問題となることから、
「グランドスラム」を覚えていても、まともに使ったことがないバーサーカーの人も多いかと思われます。
そこで(やや無理がある面は否めないものの)実用化しようとしたらどのようになるのか検証してみることにしました。
グランドスラムのダメージ
グランドスラムは全体ダメージなのですが、ダメージとしては中クラス並みのダメージが出ます。
そのため、そのまま使って一撃で仕留められる場面もそこそこ存在する上に、
バーリアントの併用(もしくはグランドスラムを2度使用)で、
FLYが出てくる稼ぎ場以外はほぼ一掃できてしまうといった場面がぐっと増えてくることになります。
(※ダメージはバーリアント+グランドスラムとの併用なのですが、Gr10ではないとのこと)
FLYへのダメージ
「グランドスラム」の説明にて「飛行」にダメージ減少」といった説明が添えられています。
実際どの程度減少するのかというと、
FLYペットへの直撃の場合で「1142-914」で「228」のダメージとなり、ダメージを8割ほどカットすることができました。
これにガード可能という仕様も加えると、8割から更に1/4のダメージとなり、
実質5%ほどのダメージに抑えることができることになりました。
この5%へのダメージカットという効果はすさまじく、
例えブレイズとバーリアントの併用で10,000程のダメージを食らっても、
実質500程度のダメージへ抑えることができてしまうといった換算になります。
またグランドスラムは回避することも可能なので、アクロバットで回避しつつダメージを与えるといった芸当も可能になります。
もしグランドスラムの直撃を受けても、ちょっとしたHP消費ダメージへつながるくらいに収まるのもポイント。
スカイダイブの場合だと空中に逃れるため、グランドスラムのダメージを回避することはできるメリットがあるものの、
壁として用いる場合、スカイダイブで壁がいなくなるといった場面も出てくるのでその点注意が必要。
ソロでのグランドスラム狩りの条件
グランドスラム狩りのスタイルとしては幾つかあります。
1つは、基本ソロ稼ぎでグランドスラムを使い、亜人ペットを出しておいてガードでやり過ごしつつ回復するといった手法。
ガードで1/4にダメージを抑えられることから、グランドスラムをガードでやり過ごしつつ、合間を見て回復を設けるというもの。
割と成立可能な稼ぎ方なのですが、欠点として次のような特徴が挙げられます。
- 自分のペットへダメージが及ぶことによってFRDが下がってしまう
- ペットへの命令を頻繁に変えないといけなくなるため、操作の手間が増えてしまう
そのため、HP回復薬で回復しつつ稼ぎ続けるといった対策や、
途中途中でペットの出し入れをして、回復が必要そうなときだけ亜人ペットを出すといった対策もあるものの、
やはり手間として煩雑にならざるをえないデメリットは拭えません。
FLYペットと物理バリアを使用したPTでのグランドスラム狩り
PTによるグランドスラム稼ぎでもっとも実用となるのが、
FLYペットと物理バリアを併用した稼ぎです。
まず「ミラー」や「サークルミラー」を利用する上での条件を書き出すと、
物理反射効果が一度物理ダメージを食らうと消失してしまうという特徴から、次のようになります。
- 敵モンスターが、後列への物理ダメージの使用手段が存在しない
- 物理バリアを張れること(クレリック・ビショップ・セージ・ドクター)
- 「前列にFLYペット、後列にプレイヤーキャラ」で物理攻撃が届かない体制にする
- プレイヤーが物理攻撃を行う場合、敵からのカウンターを受けての物理バリア消失を避ける
- 壁となるFLYペットはスカイダイブを使わない
物理反射の場合、一度の反射だけなので不安に感じられることがあるものの、
バーリアントとグランドスラムとの併用で一撃で全員倒せるといったケースが多く、
特に新章前の稼ぎ場では、まともに後列へ物理攻撃を与えてこないといった場所が多いため、
ペットを前列に置くと後列へ物理ダメージを与えてこない場所も多くなります。
また、物理反射の場合、Gr10で最短で30秒持続効果が存在するため、
比較的に長くバリア時間が保っていられるといったメリットもあります。
そのためバーリアント待ちでもバリアの消失時間については気にしなくていいという利点に働きます。
効果時間が長いというメリットは不意打ち時にも働き、
不意打ちを受けてもFLYペットを前に立たせてバリアを張ってしまえば、
そのままバーリアント+グランドスラムを繰り出せるという安定感もありました。
セージのサークルミラーを併用すると、複数分のミラーが出来ることから、
攻撃・補助・回復へ回るといったことが可能となるため、
補助や攻撃方法次第ではバーリアント分を削るといったこともできるようになるのもポイント。
もとよりグランドスラムの発動が遅いスキルということもあって、発動までの行動がだいたい間に合うため行動としては合わせやすいといった特徴もあります。
次に「コンバート」や「カタフラクト」を用いると、
FLYペットを壁ペットとして用いらなくても前列での活動が可能になる反面、
Gr10で14秒~16秒の消失時間と対峙しなければならないといった弊害も帯びることになります。
Gr10「カタフラクト」の場合だと、そのまま「カタフラクト」を張り続けることによってやり過ごすことも可能なのですが、
Gr10「コンバート」の場合では、特に使用後の赤バーが長いといった特徴があって、
「コンバート」と「コンバート」の合間にはバリアを張っていない空白期間ができる場合もありました。
対策としては、
- 最悪でもガードでやり過す
- コンバートの使用手をクイックで加速する
- ミラーやサークルミラーも被さるようにする
- バーリアントを省いて、開幕グランドスラム、開幕コンバートで合わせる
といった対策方法が挙げられて、FLYペットを壁とするミラーでやり過す方法より安定感が削れてくるといった印象。
コンバートとサークルミラーの場合、後発側の効果が重複されることにより、
バリア効果が消失するのではないかとのことで調べた結果、後発側の効果が現れることを確認し、
単純にコンバートの効果時間が短くて消失しただけだろうといった結論に収まることになりました。
あとはR3槍スキルの「ジャンプ」でやり過すといったことも試してみたものの、
ジャンプをする側でグランドスラムの発動にあわせて用いるといったことが意外と難しく、
どちらかのタイミングがズレることによって、グランドスラムが直撃してしまうという場面がそこそこありました。
グランドスラムを受けてもいいくらいに大量のHPを確保しつつ、回復手段が確保されていれば成立できなくはないものの、あまりオススメできるといった類の行動とは程遠くなってきます。
ペット無しでの物理バリアを利用した2人稼ぎ
物理バリアの使用手とバーサーカー2人での経験値稼ぎが可能です。
幾らか例を挙げると、互いにペットをしまった状態で、
・バーサーカー:「セージの前に移動 → バーリアント → グランドスラム」
・セージ:「自分にクイック → キュア → コンバート」
・バーサーカー:「バーリアント → グランドスラム」
・ビショップ:「バーサーカーの後ろへ移動 → 自分にミラー」
これだけでもグランドスラムのダメージをやり過しつつ、バーサーカーへの回復が可能となるため、
敵モンスターの攻撃が激しくない限りは、稼ぎとして成立する行動にもなります。
グランドスラム狩りのデメリット
稼ぎとしては効率の良い部類に組み入れられるのですが、
やはり危険を伴うということで、どうしても使い勝手が悪く感じられます。
- 通常の稼ぎよりも怪我を負うリスクが高くなる
- FLYペットを必ずしも所持しているとは限らない
- 神経を使う稼ぎなので、危険度の高い稼ぎ方だと長時間の稼ぎには不向き(せいぜい1時間)
- タイミングや行動が制限されるため、一時離席やタブの切り替えが困難な場合も