ニトロアタックの運用面での課題

「Metal」の種族において、スレッジハンマーとクリティカライザーが優秀な結果、
物理スキルに厚い種族といった評価が出来上がっているのですが、

今回は、あまり注目されることがない「ニトロアタック」の性能評価について。

HP減少率は30%~20%

ニトロアタックのHP減少割合を調べてみた結果、

  • Gr1ニトロアタックだと、HP875で262減少の約30%
  • Gr6ニトロアタックだと、HP885で212減少の約24%

との結果だったので、
「Gr1で30%減少、Gr10で20%減少」といった仕組みになっているようで、
HP減少率でいうとR6弓スキル「がむしゃら射ち」と同程度。

ダメージ

攻撃範囲は十字範囲となっていて、

Gr6のATK610で448~520くらいのダメージを与えます。
Gr6段階で520×4のダメージと考えるとダメージ量としては高い部類に入り、
Plantの炸裂種9マス範囲と比べると、十字範囲で範囲が狭くなっていますが、
発動としてはニトロアタックの方が早いため、
純粋に攻撃能力のみを評価すると使いやすいと感じられる性能にはなっています。

運用面での課題

自分の適当に使っていたLv68ファイアダンサーの場合だと、STR振りで「HP1711」存在します。
HP1711の30%で計算すると「513」のHP減少が、
20%で計算すると「342」のHP減少が発生することになります。

プレイヤーキャラに多いHP減少スキルなのですが、プレイヤーキャラの場合だとヒールペット(亜人ペット)のサポートによって回復・自立活動することが可能です。
一方で、Metalで活動しようとすると、自分(プレイヤーキャラ)で回復しようとするか、他人のヒールペットに頼らなければなりません。

トリートでサポートする場合だと、
今回つきっきりでサポートするつもりでいれば回復が間に合います。
問題となるのが、範囲回復でのサポートをする場合です。
サークルヒールの場合だと回復が間に合わず、
リングヒールやメルキセデクでも(被回復対象が前列の場合)若干足りない計算で、
サークルキュアの場合だとペットは回復できません。
更にはこれらの話はGr10での回復量を前提とした話なので、
回復手の回復スキルが育っていない場合で成り立たちづらくなっており、
ニトロアタックの常時の使用に関しては、単独での回復より複数での回復が前提となり勝ちです。

そのため発生する問題としては、
1戦闘中にプレイヤーキャラでHP減少スキルを使っていて、
同時にMetalペットでニトロアタックを併用して使っている場合です。
どちらもHPが減少しているところで、
オートで動かしているヒールペットの奪い合い状態になる上に、
特に開幕の場合だと一番HPが減少している対象のみにヒールが集中する弊害が出てきます。
この時点でトリートのみで運用可能とは言い難い状態になっていて、
手動で回復している人は、HPが2番目に減少している対象を意識的に回復するといった対処法で運用可能ではあるものの、攻撃が激しい場所の場合だと回復の手が回りきらない場面が出てきました。

中列での運用

Metalペットを中列で運用する人もいるのですが、
中列の場合だと、バトルラインシステムの影響で、前列よりも回復量が増えます。
その上に被弾のリスクも前列より減ってくるため、

このようなVITが低いペットでも運用可能になるといった理論を組むことができるようになります。
プレイヤーキャラでテンプルナイトを稼ぎ専用のキャラとして育てている人だと、
HPをあまり伸ばさないように対処している場合があるので、その例に倣った運用方法の話。
全てのペットにおいて、ひたすらHPが高い方がいいと定義されることがあるのですが、
今回のケースの場合だと、低HPの方がかえって1つのメリットが出てくるレアケースに当たる場面にもなります。

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