「反響の腕輪」で考えるクイックハンドの消費MPが高い理由

盗品として一番人気があると思われるのが「反響の腕輪」です。
装飾品/盗品 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*
wikiに掲載されている性能だと「HP+70~+90 MP-90~-70」。
HPが大幅に増えることから、ボス戦にて重宝するアクセサリーになっています。

入手可能な固体が明示されていて「ヘビーバット スフィアバット グレートバット」
魔物種類別だと「ヘビーバット」系統に属するモンスターで、
「ヘビーバット スフィアバット ダークバット エルヴァバット
 ソルバット グレートバット アゲルバット ホワイトバット」から入手を見込むことができます。
魔物種族別 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*

悠久の塔25階(固定層)、または悠久の塔26~29階(ランダムダンジョン)にてコウモリが大量に出てきます。
ダンジョン/悠久の塔 – コンチェルトゲート フォルテ Wiki*
出現する種類は、

  • リンクスバット
  • ワイルドバット
  • スフィアバット


このうちスフィアバットが「反響の腕輪」を所持していることになります。
つまり、考えようによっては、稼ぎ場で「反響の腕輪」が狙える場所が存在するということです。

戦闘への貢献度への課題

しかし、稼ぎ場で盗品を狙うという行為になると、言ってしまえば直接的に戦闘に貢献できない行為にもなります。

火力が間に合っている場合ならば大丈夫という人や、
火力が間に合っていても「誠意を見せる」という意味でダメという人、
稼ぎ以外でも同行する人の場合だと、
ボス戦での戦力アップが期待できるため長期的に見れば戦闘への貢献が期待できたり、
そもそもLv上げ・スキル上げ・「反響の腕輪」の買取の兼用のために同行してもらっている、
というように、かなりの状況差が出てきます。
よくPTリーダーを担うことがある私の感覚だと、火力が間に合っていさえすれば、
合間合間で盗品を狙ってもらってもいいかなというような心持なのですが、
やはりこれは1つの考え方にしか過ぎず、盗品集めは一人でやるべきという考えは既にシーフ・ファントム自身で備えているのが大半のように思えます。

この中で一番モデルケースとして挙げられやすいのが、野良募集での盗みスキルでの扱いです。
元のスティールに関しては既に出来上がっていたものとして仕方がないとして、
横3のクイックハンドが使いやすい状態だと、稼ぎでずっとクイックハンドを使いっぱなしということになりかねません。
上記に挙げた例の場合でも

  • 火力が間に合っている場合ならば大丈夫
  • 火力が間に合っていても「誠意を見せる」という意味でダメ

の場合、後者の面でNGとなる行為です。
特に野良募集の場合、稼ぎごとにメンバーが異なる場合があるので、後者の要素が強くなってきます。

逆に(火力が整っていれば)盗み続けても一向に構わない場合でも、
「反響の腕輪」狙いの場合、1匹1匹盗み続けると時間がかかってしまい、
出来るだけ手早く済ませたいというような状態で、
少なくとも従来よりも戦闘中に盗みをしやすくする必要が出てきます。
(※クイックハンドの場合だと、最初の所持しているかどうかの判別に使われるのが主な利用先)

以上のことから、盗みスキルを使いやすくする反面、
野良募集では使いづらくするためのシステム的な規制も必要だったということにより、
スキルコストの増加と、Gr1時点での消費MPが30というように使いづらくされる処置も施されたということです。
使い続けるためには食料が必要なのですが、その辺のコスト増加に際しては盗品獲得による利益での穴埋めで補填されるといった図式になります。

稼ぎ中は(規範的に)盗みスキルを使うべきではないという場合も存在するので、
そちらの場合向けにパッシブ盗みスキルの「スティッキフィンガー」も用意されることになったのが1つの経緯のように思えます。
そういう意味では「クイックハンド」と「スティッキフィンガー」の実装は、前作からの盗賊の仕様を通した歴史的な経緯から構成されているのが伺えます。
(※スナッチはちょっと仕様が特殊なので、また別の記事で改めて紹介する予定)

一方で、ワイルドバットやリンクスバットの「ファーバット系」からも「共鳴の腕輪」という盗品が手に入る機会があります。
こちらは「HP-86~-70 MP+74~+89」というようにMPがかなり伸びるアイテムなので、MAG振り無しでのファントムにとって1つの支援となるようなアイテムになりそう。

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