クエスト「ドアを開けろ」は、「勇者への道-4thStep-」のキャンペーン対象になっていたので一時期ブームになりました。
謎解き要素があるクエストなのですが、元ネタが「Hit&Blow」。
そのことはwikiの情報にもでています。
クエスト/ドアを開けろ – コンチェルトゲート Wiki*
この「Hit&Blow」なのですが、実は専用の解答支援ソフトが存在します。
Vector:ちょーMM(Windows95/98/Me / ゲーム) – ソフトの詳細
しかし、解答支援ソフトは「ツール」に属するものであるため、使用するとコンチェルトゲートの規約にひっかかる可能性がありました。
コンチェルトゲートの規約
規約に抵触すると思われる箇所がコチラ。
>利用者は、本サービスにおいて次に該当する行為を行ってはならないものとします。
(中略)
>BOT・チートツール等、本サービスを不正に操作する外部ツールの利用・作成・頒布・販売等を行う行為。
『コンチェルトゲート』 利用規約
この「外部ツール」には属するものの「不正に操作する」という文言で、運営の判断に委ねられるわけです。
運営ポリシーによる「不正行為」の概念がコチラ。
>3.3不正行為について
>『コンチェルトゲート』において会社がお客様に対して公式に提供しているゲームクライアント以外の外部ツールの使用は、他の多くのお客様に迷惑をかけるだけでなく、ゲームバランスを崩すおそれがありますため、堅く禁止いたします。『コンチェルトゲート』は、このような外部ツールを使用しなくとも、お客様にお楽しみいただけるゲームとなっております。
>『コンチェルトゲート』では、以下のいずれかに該当するものと運営チームにより判断される行為を、不正行為として禁止いたします。これらの不正行為がなされていると判断された場合、運営チームは4.「違反行為に対する措置」に記載する措置をとることがあります。
>1. ゲームクライアントまたはゲームサーバで生じる不具合を利用する行為。
>2. ゲームクライアントを解析・改竄する行為。
>3. 外部ツールを使用するなどして、自己や他のお客様のゲームプレイを有利または不利に進めたり、ゲーム内キャラクターなどのゲームデータを改変したりする行為。
>4. 上記のいずれかの行為につながる外部ツールを作成・販売・推奨・勧誘・頒布する行為。
『コンチェルトゲート』 運営ポリシー
抵触するとしたら、2や3に属することになるでしょうか。
一応、文言としては4にも該当しなくはないのですが、コンチェルトゲートとは全く関係なく配布しているので意味を成しません。
運営側の解釈
実は、このことに関して運営に問い合わせた人がいます。
この際、ズルしちゃお | 演奏序曲 ~コンチェ日記~
詳しい内容は「演奏序曲 ~コンチェ日記~」さんの記事を読んでほしいのですが、
まとめると「運営からは、特に禁止するわけではないものの、ゲームを楽しむ上ではお控えいただきたい」ということです。
運営のポリシーの2については該当せず、3については触れられていません。
3については「健全なプレイヤー同士の情報交換(例:Windowsメッセンジャー等、全ての情報サイト)」についても当てはまってしまう広い規約で、触れないということは問題ないということになります。
運営側としては、「Hit&Blow」の問題を自力で解いてくれないと謎解きとして成り立たないので、「ゲームを楽しむ」ために自力でクリアしてほしいのが本音でしょう。
似たような話題で問題になったのが「『レイトン教授と不思議な町』のナゾ解答の掲載について」。
レイトン教授シリーズ ナゾ解答の掲載について
当初は「即刻削除をお願いいたします。」という文言になっていたのですが、批判から「ご遠慮願います。(直接的なナゾ解答の掲載でなければ問題ございません。)」の文言に修正されたようです。
外部ツールについて
今回「外部ツール」が問題になっているのですが、これに関する話題も色々とあります。
検索してみるとFF11での話題が多かったので、それらの話題いくつか挙げてみると、
まずは「外部ツールは全て規約違反」。
<JPonly? GMさんに色々聞いてみようのコーナー/追記 >
いかなるツールも悪用されると取り締まらないといけないので、幅広い適用(大部分をグレー化)するのが運営にとって都合がいいということ。
次に、「外部ツールという定義がはっきりわからない」。
<FF11ひゃっほい☆:GMポリシーと外部ツール>
「人に迷惑をかけなければツールを用いても大丈夫」というスタンスの人もいます。
動画キャプチャーは構造上、プレイに影響を及ぼす外部ツールに当らないという見解を出しているところもありました。
<FF11 動画キャプチャについて>(*pdf注意)
動画に関しては直接プレイに影響を及ぼしてないので、プレイヤー側としては認められる傾向があります。
コンチェルトゲートがニコニコ動画に宣伝を出していたこともあるので、こちらでもニコニコ動画のプレイ動画を紹介してもいいと判断しています。
最後に「規約違反をしていても、処罰するかどうかは管理側の判断」。
<Thief’s Memo 外部ツール使用の規約と本音。>
規約の文言だけで振り回されがちですが、結局は運営の判断と、プレイヤーの常識の範囲内で処理されます。